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26
2019年度起業と起業意識に関する調査」 アンケート結果の概要

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Ⅰ 調査目的と実施要領

Ⅱ 調査結果(詳細調査)

1 起業家・パートタイム起業家・起業関心層・起業無関心層の違い

2 起業家の実態

3 起業関心層の実態

4 起業家・パートタイム起業家・起業関心層・起業無関心層の満足度

Ⅲ まとめ

<お問い合わせ先>

日本政策金融公庫 総合研究所

小企業研究第一グループ

℡ 03-3270-1687

担当 青山、桑本

23

24

2019 年 12 月 23 日

日本政策金融公庫

総 合 研 究 所

「2019年度起業と起業意識に関する調査」

~アンケート結果の概要~

1

4

7

18

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Ⅰ 調査目的と実施要領

1 調査目的

2 実施要領

(1)調査時点 2019年9月

(2)調査対象 全国の18歳から69歳までの男女

(3)調査方法 インターネットによるアンケート(事前調査と詳細調査の2段階)

インターネット調査会社から登録モニターに電子メールで依頼し、ウェブサイト上の調査画面に回答者自身が回答を入力。

(4)回収数 ① 事前調査 5万9,596人(A群2万4,827人、B群3万4,769人) ② 詳細調査   3,570人(A群1,789人、B群1,781人)

① 事前調査 … 本調査の調査対象に該当するかどうか等を判別するための簡易なアンケート

② 詳細調査 … 調査対象の該当者(「起業家」「パートタイム起業家」「起業関心層」「起業無関心層」)に対して行

        う詳細なアンケート

(注)1 事前調査(A群)の調査対象は、性別、年齢階層(10歳きざみ)、居住する地域(47都道府県)の割合がわが国の人口構成(2019年時点)に準拠するよう

に、回収数を設定した。

2 事前調査(B群)は、「起業家」「パートタイム起業家」のサンプルサイズを確保するために、その出現率が高いと思われる属性をもつ人に対して行ったものである。

(注)1 2019年度調査では、起業年を「2014~2019年」「2013年以前」に区分し、このうち「2014~2019年」を「起業家」「パートタイム起業家」としている。なお、

「起業家」は現在経営している事業に充てている時間が1週間当たり35時間以上である人、「パートタイム起業家」は同35時間未満である人と定義している。

2 2019年度調査では、現在の職業を「事業経営者」と回答した人に加えて、「事業経営者以外」と回答した人のうち、勤務収入や事業収入以外に、過去1年以

内に年間20万円以上の収入があると回答した人を事業経営者とし、そのなかからも「起業家」と「パートタイム起業家」を抽出した。

日本政策金融公庫総合研究所では、新規開業の実態を把握するために、1991年から毎年「新規開業実態調査」を実施している。しかし、同

調査の調査対象は、開業前後に日本政策金融公庫から融資を受けた企業に限られるという制約がある。そこで、同調査を補完し、「起業前後

に融資を受けなかった人」や「まだ起業していない人」などにも焦点を当てるため、インターネットを用いたアンケート調査(「起業と起業

意識に関する調査」)を2013年度から実施している。

さらに、7回目に当たる今回からは、「起業家」の一部を取り出し、新たに「パートタイム起業家」という類型を設けることにした。副業

起業やフリーランスの増加などにみられるように、起業家の働き方は多様化しており、事業者か勤務者かという二者択一の議論では対応でき

なくなりつつある。勤務や家事のすき間時間にインターネットなどを通じて小規模に商売をする人も多い。現在の職業を「事業経営者」と回

答していない人のなかには、勤務収入以外の収入があり、実態は自ら事業を始め、経営しているにもかかわらず、事業経営者であるとの認識

をもたない「意識せざる起業家」も少なからずいるようである。このように多層化する起業家の姿は、働き方に応じて分類したうえで分析し

たほうが実態を理解しやすいと考えたためだ。

分類に当たっては、1週間当たりの事業に充てる時間を基準にした。厚生労働省「労働力調査」における短時間勤務の基準を参考にし、35

時間以上を「起業家」、35時間未満を「パートタイム起業家」とした。「意識せざる起業家」も起業家に含めている。

1

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(5)調査対象の選別方法

事前調査(A群)による類型化

<参 考> 事前調査(A群)による「起業家」「パートタイム起業家」の分布

構成比

(%)

回収数

(件)

収収

入入

のの

有有

無無

勤勤

務務

収収

入入

以以

外外

のの

3,672

36

現現

在在

のの

職職

業業

100.0

起業無関心層 13,943

自分が起業

した事業で

ある

201

164

994

598

起起

業業

年年

2013年以前

起業に関心あり

以前も今も起業に関心なし 56.2

14.8

35時間未満/週

事業に充て

事業に充て事業に充て

事業に充て

る時間

る時間る時間

る時間

35時間以上/週

35時間未満/週

  2013年以前

起起

業業

年年

関関

心心

のの

有有

無無

起起

業業

へへ

のの

以前は起業に関心があった

683

856

3,680

合 計

しし

たた

事事

業業

かか

自自

分分

がが

起起

業業

自分が起業した事業ではない

なし

事業に充て

事業に充て事業に充て

事業に充て

る時間

る時間る時間

る時間

35時間以上/週

0.8

0.7

4.0

2.4

0.1

構成比

(%)

1.3

4.5

19.7

74.5

100.0合 計

100.0

56.2

その他(調査対象外)

あり

事業経営者

13,943

24,827

2014~2019年

2014~2019年

2.8

3.4

14.8

回収数

(件)

構成比

(%)

起業家 237 1.0

パートタイム起業家 847 3.4

起業関心層 3,680 14.8

6,120 24.7

24,827

63.0 15.1

3.3

18.5(n=1,084)

意識せざる起業家

それ以外それ以外

(19.4)

(80.6)

(84.8)

(15.2)

18

69

起業家

パートタイム起業家

起業家

パートタイム起業家

起業関心層

起業無関心層

調査対象外

調査対象外

調査対象外

調査対象外

<詳細調査の対象>

<類型別の構成比>

(注)1 「勤務収入以外の収入がある」とは、過去1年間に年間20万円以上の収入(年金や仕送りからの収入、不動産賃貸による収入、太陽光発電による収入、金融や不動産などの投資収入、

自身が使用していた既製品の販売による収入は除く)があり、今後も継続してその収入を得ていく場合のことをいう。

2 以下では「勤務収入以外の収入がある」と回答した人を「事業経営者」として、「勤務収入以外の収入」は「事業収入」として集計する。

3 構成比は四捨五入して表示していることから、合計しても100%にならない場合がある(以下同じ)。

資料:日本政策金融公庫総合研究所「2019年度起業と起業意識に関する調査」(以下同じ)

59.7 12.1 6.4 9.6 4.4 3.1 4.7 (n=1,084)

25~35時間未満

15時間未満15~25時間未満

35~45時間未満

55~65時間未満

45~55時間未満

65時間

以上

(単位:%)

パートタイム起業家 :78.1%

起業家 :21.9%

((

注注

))

① 1週間当たりの

事業に充てる時間

(注)②の棒グラフにおける( )内の数値は、パートタイム起業家、起業家それぞれを100%とした場合の内訳。

② 意識せざる起業家の分布

意識せざる起業家

2

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3 回答者の概要

(1)性 別 (2)調査時点の年齢

①起業家 ①起業家

②パートタイム起業家 ②パートタイム起業家

③起業関心層 ③起業関心層

④起業無関心層 ④起業無関心層

4 ウエートの設定(詳細調査のサンプル)

 詳細調査における起業家、パートタイム起業家、起業関心層、起業無関心層の性別・年齢別構成比は、実際の人口構成を反映している事前調査(A群)と比べて偏りが生じている。そこで、詳細調査の集計に当たっては、事前調査(A群)の性別・年齢別構成比に近似させるために、25ページに記載のとおりウ

エート値を設定した。以下では、ウエート値による重みづけを行った集計を示している。ただし、図表中のn値(回答数)は原数値を示した。

(注)[再掲]事前調査(A群)の調査対象は、性別、年齢階層(10歳きざみ)、居住する地域(47都道府県)の割合が人口構成に準拠するように、回収数を設定した。

76.8

81.7

23.2

18.3

事前調査(A群)

(n=237)

詳細調査

(n=567)

女性

男性

57.9

63.3

42.1

36.7

事前調査(A群)

(n=847)

詳細調査

(n=1,034)

女性

男性

59.8

71.3

40.2

28.7

事前調査(A群)

(n=3,680)

詳細調査

(n=874)

女性

男性

(単位:%)

41.0

52.5

59.0

47.5

事前調査(A群)

(n=13,943)

詳細調査

(n=1,095)

女性

男性

22.8

8.1

26.2

20.3

27.4

35.8

14.3

25.6

9.3

10.2

事前調査(A群)

(n=237)

詳細調査

(n=567)

29歳以下

40歳代

50歳代

60歳代

30歳代

(単位:%)

37.3

14.6

22.0

24.9

17.6

25.4

11.5

19.7

11.7

15.4

事前調査(A群)

(n=847)

詳細調査

(n=1,034)

29歳以下 40歳代50歳代

60歳代

30歳代

(単位:%)

28.3

12.5

25.5

23.6

24.0

29.3

15.2

25.9

6.9

8.8

事前調査(A群)

(n=3,680)

詳細調査

(n=874)

29歳以下40歳代

50歳代

60歳代30歳代

(単位:%)

16.5

6.5

16.7

15.3

22.9

29.1

20.2

27.5

23.6

21.6

事前調査(A群)

(n=13,943)

詳細調査

(n=1,095)

29歳以下40歳代

50歳代60歳代30歳代

(単位:%)

(単位:%)

(単位:%)

(単位:%)

3

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Ⅱ 調査結果(詳細調査)

1 起業家・パートタイム起業家・起業関心層・起業無関心層の違い

(1)属 性

~パートタイム起業家は「29歳以下」が多い~

○ 性別をみると、起業家では男性の割合が特に高い(図-2)。起業無関心層では、女性の割合が男性を上回る。

図-1 年 齢 図-3 現在の職業(複数回答)

図-2 性 別 図-4 主たる家計維持者であるか

 現在の職業をみると、「勤務者(正社員)」の割合は起業家が4.4%と、パートタイム起業家(43.8%)、起業関心層(59.9%)、起業無

関心層(47.2%)に比べてかなり低い(図-3)。

 類型別に年齢(起業家、パートタイム起業家は起業時の年齢)を比較すると、「29歳以下」の割合はパートタイム起業家が40.6%と、起業

家(27.8%)、起業関心層(28.3%)、起業無関心層(16.5%)に比べてかなり高い(図-1)。

 主たる家計維持者である割合は、起業家が74.3%とパートタイム起業家(61.0%)、起業関心層(63.3%)、起業無関心層(46.4%)に比

べて高い(図-4)。

100.0

0.3

4.4

1.7

0.4

0.9

0.3

0.0

100.0

1.3

43.8

15.7

4.1

4.2

1.0

0.0

0.0

4.1

59.9

19.2

4.0

8.5

1.8

3.5

0.0

2.0

47.2

26.3

1.1

14.5

4.2

5.2

0

20

40

60

80

100

(%)

パートタイム起業家(n=1,034)

起業家(n=567)

起業関心層(n=874)

起業無関心層(n=1,095)

退

27.8

40.6

28.3

16.5

26.6

22.3

25.5

16.7

26.6

16.9

24.0

22.9

13.5

12.0

15.2

20.2

5.5

8.1

6.9

23.6

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

29歳以下

(単位:%)

30歳代 40歳代50歳代

60歳代

76.8

57.9

59.8

41.0

23.2

42.1

40.2

59.0

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

(単位:%)

男 性女 性

74.3

61.0

63.3

46.4

25.7

39.0

36.7

53.6

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

(単位:%)

主たる家計維持者 主たる家計維持者ではない

(注)1 詳細調査による集計データにウエートをかけているため、3ページの結果と異なる。

2 起業家、パートタイム起業家は起業時の年齢である。

(注)分類上、事業経営者の割合は、起業家およびパートタイム起業家では100%、起業関心層

および起業無関心層では0%となる。

(注)図-1(注)1に同じ。

4

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~起業家は世帯収入の種類について「配偶者の収入」を選択する割合が低い~

図-5 世帯収入の種類(複数回答) 図-6 育児に携わっている時間

図-7 介護に携わっている時間

 育児に携わっている人の割合は、起業関心層(36.3%)と、パートタイム起業家(28.1%)で相対的に高い(図-6)。

 介護に携わっている人の割合は、パートタイム起業家(12.8%)と、起業関心層(10.6%)で相対的に高い(図-7)。

 世帯にどんな種類の収入があるかをみると、「配偶者の収入」は起業家が26.1%と、パートタイム起業家(31.1%)、起業関心層

(39.9%)、起業無関心層(44.0%)に比べてかなり低い(図-5)。

100.0

6.4

26.1

19.7

8.3

2.7

9.4

100.0

60.2

31.1

19.5

13.9

6.7

18.1

0.0

82.6

39.9

18.8

13.1

11.3

32.2

0.0

75.5

44.0

17.6

19.1

3.7

13.5

0

20

40

60

80

100

(%)

パートタイム起業家(n=1,032)

起業家(n=565)

起業関心層(n=871)

起業無関心層(n=1,093)

(注)1 「その他の収入」には、「太陽光発電による収入」「金融や不動産などの投資収入」

「勤務収入や事業収入以外の年間20万円未満の収入」が含まれる。

2 分類上、「自分の事業による収入」は起業家およびパートタイム起業家では100%、

起業関心層および起業無関心層では0%となる。

78.5

71.9

63.7

78.1

15.2

17.7

24.5

12.0

2.5

4.7

3.2

4.0

3.8

5.7

8.6

5.9

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

携わっていない

(単位:%)

4時間未満

4~8時間未満

8時間以上

93.2

87.2

89.4

94.0

6.4

10.7

8.8

5.0

1.1

0.6

0.5

0.4

0.9

1.2

0.5

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

携わっていない

(単位:%)

4時間未満

4~8時間未満

8時間以上

(注)起業家における「4~8時間未満」の割合は0.0%であった。

5

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(2)働き方

~起業無関心層は「私生活との両立」を重視する割合が高い~

○ 

○ 

図-8 勤務者(役員、正社員、非正社員)としての就業時間

図-9 仕事の場所と通勤時間 図-10 仕事をするうえで最も重視すること

 勤務者(役員、正社員、非正社員)としての就業時間をみると、「35時間以上」の割合は起業関心層(58.6%)、起業無関心層(51.1%)

で半数を超え、パートタイム起業家では40.6%、起業家では5.1%となっている(図-8)。

 通勤時間が「1時間以上」である割合は、起業無関心層(16.7%)と起業関心層(12.5%)では1割を超えている(図-9)。一方、「自宅

の一室」は起業家(50.6%)、パートタイム起業家(55.9%)で高い。

 仕事をするうえで最も重視することをみると、「収入」の割合は起業関心層(37.8%)で、「仕事のやりがい」は起業家(36.7%)で、

「私生活との両立」は起業無関心層(50.8%)で最も多い(図-10)。

93.7

39.8

17.4

24.6

7.6

8.3

9.7

6.0

7.9

8.9

6.0

7.8

5.6

3.8

26.2

34.6

37.5

10.5

14.6

9.0

1.7

5.6

2.6

2.2

3.7

2.0

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

(単位:%)

65時間

以上

25~35時間未満

15時間未満15~25時間未満

35~45時間未満

55~65時間未満

45~55時間未満

勤務していない

勤務していない

(注)1 起業家、パートタイム起業家については、事業に充てる時間は含まない。

2 起業家について、値の記載を一部省略した。省略した数値は次のとおり。「15時間未満」0.8%、「15~25時間未満」0.4%、「25~35時間未満」0.0%、「45~55時間未満」0.8%、

「55~65時間未満」0.4%、「65時間以上」0.0%。

50.6

55.9

8.7

4.2

7.6

7.0

6.3

1.5

18.1

13.1

15.4

22.4

11.4

9.7

30.1

24.5

9.7

9.0

27.0

30.8

2.5

5.3

12.5

16.7

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=749)

起業無関心層

(n=871)

(単位:%)

15分未満

1時間

以上

15~30分

未満

30分~1時間未満

自宅の一室

自宅に併設

(注)1 起業家、パートタイム起業家は事業を行っている場所までの通勤時間を尋ねた。

2 起業関心層、起業無関心層は、現在の職業が勤務者である人にのみ、勤務先ま

での通勤時間を尋ねた。

32.1

32.5

37.8

33.1

36.7

30.5

29.0

16.0

31.2

37.0

33.2

50.8

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

収入

私生活との両立仕事のやりがい

(単位:%)

<35時間以上>

5.1

40.6

58.6

51.1

6

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2 起業家の実態

(1)主な属性

~サービス業で起業する割合が高い~

○ 組織形態は、「個人企業」の割合が起業家(86.5%)、パートタイム起業家(97.0%)ともに大半を占める(図-11)。

○ 現在の従業者数をみると、「1人(本人のみ)」が起業家、パートタイム起業家ともに最も多く、約7割を占める(図-12)。

表 業種構成 図-11 組織形態

建設業

製造業

情報通信業

運輸業

卸売業

小売業

飲食店・宿泊業

医療・福祉

教育・学習支援業

図-12 現在の従業者数

個人向けサービス業

事業所向けサービス業

不動産業、物品賃貸業

その他

合 計

2.5

11.4

21.6

起業家

(n=564)

パートタイム

起業家

(n=1,027)

8.1 4.6

4.4

9.5

3.3

4.2

2.5

8.9

5.9

6.4

5.1

2.1

18.2

100.0

3.4

 起業した業種をみると、「個人向けサービス業」の割合が起業家(21.6%)、パートタイム起業家(23.3%)ともに最も高く、次いで「事

業所向けサービス業」(起業家:18.2%、パートタイム起業家:17.6%)の順となっている(表)。起業家、パートタイム起業家ともに、サービス

業で起業する割合が高い。

6.6

10.1

23.3

17.6

1.5

2.3

100.0

4.0

2.1

10.3

(注)1 起業家、パートタイム起業家に尋ねたもの(以下図-38まで

同じ)。

2 複数の事業を経営している場合は、最も売上高が大きいもの

について尋ねた(以下同じ)。

3 「持ち帰り・配達飲食サービス業」は「小売業」に含む。

(単位:%)

69.3

71.3

18.5

15.0

5.9

3.2

6.3

10.5

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

2~4人1人(本人のみ)

5~9人

10人以上

86.5

97.0

13.5

3.0

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

法人企業個人企業

(注)現在の職業を「事業経営者」と回答しなかった起業家、パートタイム起業家は「個人

企業」とみなして集計した。

7

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~パートタイム起業家の約6割が勤務しながら起業している~

○ 主な販売先・顧客が「一般消費者」である割合は、パートタイム起業家が63.0%と起業家(58.2%)に比べて高い(図-13)。

図-13 主な販売先・顧客 図-15 開業時の勤務状況

図-14 商品・サービスの新規性 図-16 勤務先からの離職理由

 勤務を辞めてから事業を始めた人について離職理由をみると、「自らの意思による退職」は起業家が87.7%と、パートタイム起業家

(78.5%)に比べて多い(図-16)。一方、「定年退職」の割合は、パートタイム起業家が10.1%と起業家(2.5%)を上回る。

 開業時の勤務状況をみると、起業家は「勤務を辞めてから事業を始めた」割合が66.4%と最も高い(図-15)。一方、パートタイム起業家

は「現在も勤務しながら事業を行っている」割合が52.7%と最も高く、勤務しながら起業した割合は59.5%となっている。

 商品・サービスの新規性が「ある」とする割合は、起業家が54.0%とパートタイム起業家(42.8%)に比べて高い(図-14)。

41.8

37.0

58.2

63.0

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

一般消費者事業所

54.0

42.8

46.0

57.2

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

ある ない

(注)「大いにある」「ある程度ある」を合算して「ある」、「まったくない」「あまりない」

を合算して「ない」とした。

4.2

52.7

15.5

6.8

66.4

25.4

2.5

7.4

11.3

7.7

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

事業を始めたときは勤務して

いなかったが、現在は勤務もしている

勤務を辞めてから事業を始めた

一度も勤務

したことはない

現在も勤務しながら事業を行っている

勤務しながら事業を始めたが、

現在は勤務を辞め、事業だけを行っている

19.7

(単位:%)

(単位:%)

勤務しながら起業した:59.5

87.7

78.5

2.5

10.1

9.0

10.7

0.8

0.7

起業家

(n=321)

パートタイム起業家

(n=233)

自らの意思による退職

その他

定年退職

勤務先都合による退職

(注)1 図-15において「勤務を辞めてから事業を始めた」と回答した人を集計した。

2 「勤務先都合による退職」は、「事業部門の縮小・撤退に伴う離職」「勤務先の

廃業による離職」「勤務先の倒産による離職」「解雇」の合計。

8

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~起業家の約6割が事業以外からも定期的な収入を得ており、パートタイム起業家では9割近くに上る~

図-17 事業からの収入が経営者本人の定期的な収入に占める割合

図-18 事業からの収入が世帯収入に占める割合

 事業からの収入が世帯収入に占める割合は、起業家では「100%(ほかの収入はない)」が30.8%と、パートタイム起業家(7.6%)と比べ

てかなり高い(図-18)。

 事業からの収入が経営者本人の定期的な収入に占める割合は、起業家では「100%(ほかの収入はない)」が40.1%と最も多く、次いで

「75~100%未満」が20.7%を占める(図-17)。一方で、パートタイム起業家は「5~25%未満」が31.2%と最も多く、次いで「5%未満」

が29.6%を占める。

5.1

29.6

12.7

31.2

11.8

12.9

9.7

5.1

20.7

8.5

40.1

12.8

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,033)

25~50%未満5%未満 5~25%未満50~75%未満

100%(ほかの収入はない)75~100%未満

(単位:%)

8.4

40.5

16.0

31.6

15.6

12.1

11.8

4.0

17.3

4.3

30.8

7.6

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,033)

25~50%未満5%未満

5~25%未満 50~75%未満 100%(ほかの収入はない)75~100%未満

(単位:%)

9

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(2)起業動機と事業の進め方

~起業家は「自由に仕事がしたかった」、パートタイム起業家は「収入を増やしたかった」から起業した人が多い~

図-19 起業動機(三つまでの複数回答)

 起業動機は、起業家では「自由に仕事がしたかった」が59.1%と最も多く、「収入を増やしたかった」(39.0%)がそれに続く

(図-19)。一方、パートタイム起業家は「収入を増やしたかった」が58.9%と最も多い。ほかに「自分が自由に使える収入が欲しかった」

(30.1%)や「空いている時間を活用したかった」(10.3%)、「趣味や特技を生かしたかった」(14.1%)などの割合が、起業家に比べて

高くなっている。

59.1

39.0

19.0

15.8

15.3

14.2

13.7

11.1

9.7

7.3

6.4

5.4

4.3

3.2

2.8

2.2

0.9

0.7

1.5

4.8

35.1

58.9

18.2

15.3

30.1

9.8

8.6

14.1

7.0

5.5

3.8

2.4

3.4

4.1

6.3

2.4

0.9

10.3

2.4

3.9

0

10

20

30

40

50

60

70

使

(%)

パートタイム起業家 (n=1,034)

起業家 (n=567)

10

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~少額で起業する割合が高く、借入をする人は少ない~

○ 起業時における金融機関からの借入の有無をみると、「借入なし」の割合は起業家、パートタイム起業家ともに9割に近い(図-22)。

図-20 起業費用 図-22 起業時の金融機関借入の有無

図-21 起業費用に占める自己資金割合 図-23 起業費用の調達額に対する満足度

 起業費用の調達額に対する満足度について、「希望どおり調達できた」とする割合が起業家(75.7%)、パートタイム起業家(77.5%)と

もに最も高い(図-23)。「かなり不足した」とする割合は、起業家(7.1%)がパートタイム起業家(3.7%)を上回っている。

 起業費用に占める自己資金の割合が「100%(自己資金だけで起業)」である割合は、起業家、パートタイム起業家ともに7割を超える

(図-21)。

 起業費用をみると、起業家では「50万円未満」とする割合が30.0%と最も高く、「費用はかからなかった」(28.3%)がそれに続く

(図-20)。パートタイム起業家では「費用はかからなかった」が45.4%を占め、「50万円未満」とする割合も36.8%に上る。少額の資金で

起業する割合が高い。

75.7

77.5

17.2

18.8

7.1

3.7

起業家

(n=431)

パートタイム起業家

(n=573)

希望どおり調達できた

少し不足した

かなり不足した

(注)図-21(注)に同じ。(注)費用がかかったと回答した人を集計した。

(注)1 金融機関借入とは、民間金融機関(地方自治体の制度融資を含む)および

日本政策金融公庫・沖縄振興開発金融公庫からの借入である。

2 図-21(注)に同じ。

28.3

45.4

30.0

36.8

8.0

4.2

22.8

9.6

5.5

2.7

5.5

1.3

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

50万円未満

100万~

500万円未満

500万~1,000万円未満

1,000万円

以上

費用はかからなかった

50万~100万円未満

8.2

11.3

12.4

8.3

7.6

5.2

71.8

75.2

起業家

(n=431)

パートタイム起業家

(n=570)

0%

0%超

50%未満

50~100%未満

100%(自己資金だけで起業)

(単位:%)

12.4

10.2

87.6

89.8

起業家

(n=431)

パートタイム起業家

(n=570)

(単位:%)

借入あり

借入なし

(単位:%)

11

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~受注経路で最も多いのは、起業家では「取引先の紹介」、パートタイム起業家では「友人・知人の紹介」~

図-24 受注経路(複数回答)

 仕事の受注経路は、起業家では「取引先の紹介」が29.4%と最も多く、次いで「友人・知人の紹介」(29.2%)、「ホームページの作成や

チラシ等の配布などの、宣伝広告活動」(25.6%)の順となっている(図-24)。一方、パートタイム起業家では「友人・知人の紹介」が

28.0%と最も多く、次いで「特にない」(22.9%)、「自身のSNSやブログを通じて」(20.6%)の順となっている。「クラウドソーシング

業者を通じて」「公開されている求人誌等の募集広告に応募して」は、パートタイム起業家が起業家を上回っている。

29.4

29.2

25.6

25.4

20.7

17.0

10.2

10.1

5.3

2.8

2.5

1.6

23.9

19.1

28.0

19.9

20.6

17.1

15.2

9.2

7.8 7.8

2.0

4.9

1.0

22.9

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

S

N

S

(%)

パートタイム起業家 (n=1,034)

起業家 (n=567)

12

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~仕事をするうえでの裁量は、パートタイム起業家に比べて起業家のほうが大きい~

○ 

図-25 仕事や作業を行う場所の裁量 図-27 仕事や作業を行う報酬を決めるうえでの裁量

図-26 仕事や作業を行う時間帯の裁量 図-28 仕事や作業を断ることができるか

 仕事や作業を行う場所を「通常は自分の意向で決められる」とする割合は、起業家(73.0%)がパートタイム起業家(65.5%)を上回って

いる(図-25)。

 仕事や作業を行う時間帯を「通常は自分の意向で決められる」とする割合は、起業家(68.1%)がパートタイム起業家(62.6%)を上回っ

ている(図-26)。

 仕事や作業を行う報酬は、起業家では「発注者と自分が相談しながら決定する」人が39.7%と最も多く、「主に自分が決定する」

(35.9%)がそれに続く(図-27)。一方で、パートタイム起業家は「主に発注者が決定する」が37.2%と最も多い。

 仕事や作業について「断れる」とする割合は、起業家が43.5%とパートタイム起業家(47.8%)をやや下回っている(図-28)。一方で、

「断れない」とする割合も、起業家(6.8%)がパートタイム起業家(8.0%)より低い。

73.0

65.5

13.5

15.0

13.5

19.5

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

通常は自分の意向で決められる

通常は発注者の意向に従う

発注者や仕事の内容

によって異なる

68.1

62.6

18.1

17.5

13.9

20.0

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

通常は自分の意向で決められる

通常は発注者の意向に従う

発注者や仕事の内容

によって異なる

35.9

26.2

39.7

36.6

24.5

37.2

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

主に自分が決定する

主に発注者が

決定する

発注者と自分が

相談しながら決定する

43.5

47.8

49.8

44.2

6.8

8.0

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

断れる

発注者や受注条件

によって断れる

断れない

13

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(3)業 績

~パートタイム起業家のほうが「黒字基調」の割合が高い~

○ 現在の月商をみると、パートタイム起業家では「50万円未満」が89.7%と大半を占め、起業家(54.1%)に比べてかなり多い(図-29)。

○ 

○ 

図-29 現在の月商 図-31 現在の採算状況

図-30 売上状況 図-32 現在の業況

 現在の業況は、起業家、パートタイム起業家ともに「良い」が「悪い」を大きく上回っており、パートタイム起業家で相対的に高い

(図-32)。

 現在の売上状況は、「横ばい」が起業家(52.3%)、パートタイム起業家(60.8%)ともに最も多い(図-30)。「増加傾向」の割合は、

起業家(34.6%)がパートタイム起業家(21.4%)に比べて高い。

 現在の採算状況が「黒字基調」の割合は、起業家(72.2%)、パートタイム起業家(77.9%)ともに「赤字基調」の割合を大きく上回り、

パートタイム起業家でより高い(図-31)。

(注)「わからない」「答えたくない」と回答した人を除いて集計した。

54.1

89.7

19.4

3.1

17.3

5.2

3.6

1.1

5.6

0.9

起業家

(n=470)

パートタイム起業家

(n=900)

(単位:%)

50万~

100万円未満

1,000万円以上

50万円未満

100万~

500万円未満

500万~1,000万円未満

34.6

21.4

52.3

60.8

13.1

17.8

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

増加傾向横ばい 減少傾向

72.2

77.9

27.8

22.1

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

黒字基調 赤字基調

12.2

13.7

51.5

55.1

27.0

23.0

9.3

8.2

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

やや良い

悪い良い

やや悪い

(単位:%)

良い:68.8

63.7

36.3

悪い:31.2

14

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(4)評価と課題

~事業を始めてよかったことは「自由に仕事ができた」が最多~

図-33 事業を始めてよかったこと(複数回答)

 事業を始めてよかったこととしては、「自由に仕事ができた」が起業家(54.1%)、パートタイム起業家(40.5%)ともに最も多い

(図-33)。2番目に多いのは、起業家では「仕事の経験・知識や資格を生かせた」(31.3%)、パートタイム起業家では「自分が自由に使

える収入を得られた」(32.7%)となっている。

54.1

31.3

30.4

25.5

25.3

23.7

23.4

22.1

21.1

20.5

18.7

16.7

14.9

12.2

9.5 9.5

9.3

8.1

0.4

12.6

40.5

27.1

22.8

15.5

5.5

16.1

32.7

30.8

13.2

22.1

15.4

20.8

12.7

5.6

9.3

7.8

6.6

11.7

0.5

10.5

0

10

20

30

40

50

60

使

(%)

パートタイム起業家 (n=1,034)

起業家 (n=567)

15

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~売り上げの安定的な確保が課題~

図-34 事業を行ううえで問題だと感じていること(複数回答)

 事業を行ううえで問題だと感じていることは、「売り上げを安定的に確保しづらい」が起業家(44.1%)、パートタイム起業家(34.5%)

ともに最も多く、「業務に対する対価(代金や報酬)が低い」(起業家:35.0%、パートタイム起業家:29.8%)がそれに次ぐ(図-34)。

「特にない」とする割合も、起業家、パートタイム起業家ともに約2割に上る。

44.1

35.0

31.5

21.0

16.5

15.6

14.5

13.2

12.2

10.9

10.5

9.4

9.0

7.5

5.8

0.7

18.3

34.5

29.8

15.9

10.1

9.3

13.1

6.3

12.7

8.4

6.1

13.1

9.9

10.2

5.7

7.4

0.5

21.0

0

10

20

30

40

50

60

調

(%)

パートタイム起業家 (n=1,034)

起業家 (n=567)

16

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(5)今後の方針

~今後売上高は「増やす」が事業に充てる時間は「変えるつもりはない」~

○ 今後売上高を「増やす」方針である割合は、起業家では66.7%とパートタイム起業家(50.0%)に比べて高い(図-35)。

○  従業員数に関する今後の方針は、「どちらでも構わない」とする割合が起業家、パートタイム起業家ともに7割を超えている(図-36)。

○ 

○ 事業の継続について「承継したい」とする割合は、起業家、パートタイム起業家ともに約1割と少なく、大きな差はない(図-38)。

図-35 今後の方針(売上高) 図-37 今後の方針(事業に充てる時間)

図-36 今後の方針(従業員数) 図-38 事業の継続

 今後事業に充てる時間は、「変えるつもりはない」とする割合が起業家(58.6%)、パートタイム起業家(54.8%)ともに最も多い

(図-37)。パートタイム起業家は「増やす」とする割合も約3割を占める。

66.7

50.0

29.1

43.9

4.2

6.1

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

どちらでも構わない

増やす

減らす

21.2

15.1

72.5

75.7

6.4

9.2

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

どちらでも構わない増やす 減らす

24.9

29.9

58.6

54.8

16.5

15.3

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

(単位:%)

変えるつもりはない

増やす

減らす

6.8

7.4

7.6

6.3

53.0

53.4

32.6

32.9

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

家業として承継していきたい

家族以外に承継を希望する人がいれば、いずれ引き継ぎたい

自分で続けられる間は続けたい継続にはこだわらない

14.4

(単位:%)

(単位:%)

承継したい:13.7

17

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3 起業関心層の実態

~起業関心層の6割以上が起業したいと考えている~

○ 年齢別にみると、「起業したい」と考えている割合は29歳以下が最も高い(同(3))。

図-39 起業予定の有無

(1)起業関心層全体 (2)性 別

(3)年齢別

 性別にみると、「10年以内に起業する」「いずれは起業したいが、時期は未定」とした割合は、どちらも男性が女性よりも高い

(同(2))。「起業するかどうかはまだわからない」「起業するつもりはない」とする割合は、女性が男性よりも高い。

 起業関心層に起業予定の有無を尋ねたところ、「いずれは起業したいが、時期は未定」とする割合が39.6%と最も高い(図-39(1))。

10年以内に起業する予定の人は24.7%おり、起業関心層の6割以上が「起業したい」と考えている。

30.4

16.2

40.0

38.9

26.5

37.2

3.0

7.8

男 性

(n=623)

女 性

(n=251)

10年以内に

起業する

いずれは起業したいが、

時期は未定

起業するかどうかは

まだわからない

起業するつもりはない

70.5

起業したい:55.1

5.8

9.9

6.0

3.0

39.6

30.8

4.9

(n=874)

1~3年以内に起業する

いずれは起業したいが、

時期は未定

起業するかどうかは

まだわからない

起業するつもりはない

起業したい

64.3

1年以内に起業する

3~5年以内に起業する

5~10年以内に起業する

31.3

25.7

18.7

22.1

20.8

37.8

35.6

46.7

41.3

32.9

24.6

33.4

29.4

34.3

43.5

6.3

5.3

5.2

2.3

2.7

29歳以下

(n=109)

30歳代

(n=206)

40歳代

(n=256)

50歳代

(n=226)

60歳代

(n=77)

10年以内に

起業する

いずれは起業したいが、

時期は未定

起業するかどうかは

まだわからない

起業するつもりはない

69.1

61.3

65.4

63.4

起業したい:53.7

(単位:%)

(注)起業関心層に尋ねたもの(以下図-43まで同じ)。

(単位:%)

(単位:%)

18

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~起業に関心をもった大きな理由は「収入を増やしたい」「自由に仕事がしたい」~

図-40 起業に関心をもった理由(三つまでの複数回答)

 起業関心層が起業に関心をもった理由をみると、「収入を増やしたい」が62.3%と最も多く、「自由に仕事がしたい」(48.2%)、「自分

が自由に使える収入が欲しい」(22.9%)と続く(図-40)。

62.3

48.2

22.9

15.8

15.515.5

13.4

11.0

10.7

7.9

7.3

6.9

5.7

4.7

3.6

3.4

1.7

1.1

1.5

2.0

0

10

20

30

40

50

60

70

使

(%)

(n=612)

19

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~まだ起業していない大きな理由は「自己資金が不足している」「失敗したときのリスクが大きい」~

図-41 まだ起業していない理由(複数回答)

 起業関心層がまだ起業していない理由をみると、「自己資金が不足している」をあげる割合が50.8%と最も高く、「失敗したときのリスク

が大きい」(41.1%)、「ビジネスのアイデアが思いつかない」(37.0%)と続く(図-41)。

50.8

19.5

12.8

11.6

10.1

6.5

37.0

22.5

18.2

17.6

12.2

17.0

8.4

5.1

41.1

23.8

7.8

7.4

0.7

1.2

7.9

0

10

20

30

40

50

60

70

調

調

(n=612)

経営資源

取引先・立地

アイデア・知識・資格

周囲との関係

その他の不安

(%)

20

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~資金面の問題をリスクとして認識~

図-42 失敗したときのリスク(複数回答)

 起業に失敗したときのリスクの内容をみると、「事業に投下した資金を失うこと」をあげる割合が82.5%と最も高く、「借金や個人保証を

抱えること」(76.8%)、「安定した収入を失うこと」(69.1%)と続く(図-42)。起業費用や借入、収入など資金面の問題を失敗したと

きのリスクとして認識している割合が相対的に高いといえる。

(注)まだ起業していない理由として、「失敗したときのリスクが大きい」と回答した人に尋ねた設問である。

82.5

76.8

69.1

54.9

31.5

23.6

23.3

21.3

15.1

13.6

0.0

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

(n=252)

(%)

21

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~「税務・法律関連の相談制度の充実」を特に求める~

図-43 起業する際にあったらよいと思う支援策(複数回答)

 起業する際にあったらよいと思う支援策は、「税務・法律関連の相談制度の充実」をあげる割合が、54.3%と最も高い(図-43)。次い

で、「技術やスキルなどを向上させる機会の充実」が34.3%を占める。「事業資金の融資制度の充実」(32.1%)、「事業資金の調達に対す

る支援」(29.7%)をあげる割合は3番目、6番目の水準となっており、資金面よりも経営スキルの面での支援がより求められている。

54.3

34.3

31.7

16.5

16.0

32.1

29.7

31.0

19.3

23.7

21.7

0.2

13.7

0

10

20

30

40

50

60

70

調

使

(n=786)

(%)

資金経営情報・スキル

補償

私生活

22

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4 起業家・パートタイム起業家・起業関心層・起業無関心層の満足度

~起業家の満足度は相対的に高く、起業関心層の満足度は相対的に低い~

○ 

図-44 収入に関する満足度 図-46 ワークライフバランス(仕事と生活の調和)に関する満足度

図-45 仕事のやりがいに関する満足度 図-47 総合的な満足度

 四つの類型について収入に関する満足度をみると、「かなり満足」の割合は起業家が8.0%とパートタイム起業家(7.4%)、起業関心層

(5.1%)、起業無関心層(3.9%)より高い(図-44)。

 仕事のやりがいについてみると、起業家の22.5%が「かなり満足」しており、その他の類型に比べてかなり多い(図-45)。パートタイム

起業家も「かなり満足」の割合が14.4%と、起業関心層(9.2%)、起業無関心層(4.8%)と比べて高い。

 ワークライフバランス(仕事と生活の調和)に「かなり満足」している割合は、起業家が16.9%とパートタイム起業家(12.9%)、起業関

心層(9.6%)、起業無関心層(8.8%)に比べて高い(図-46)。一方、「かなり不満」とする割合は、起業関心層が8.8%と最も高くなっ

ている。

 総合的な満足度をみると、「かなり満足」の割合は起業家が13.1%とパートタイム起業家(7.9%)、起業関心層(4.5%)、起業無関心層

(5.2%)よりも高い(図-47)。一方、「かなり不満」とする割合は、起業関心層が10.1%と最も高い。起業家は、相対的に満足度が高

く、起業関心層は低いといえる。

22.5

14.4

9.2

4.8

41.5

35.7

29.7

27.5

29.7

35.9

33.0

46.0

3.0

9.3

16.7

12.6

3.4

4.7

11.4

9.1

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=749)

起業無関心層

(n=871)

(単位:%)

やや不満

やや満足 どちらともいえないかなり満足

かなり不満

(注)起業関心層、起業無関心層については、現在の職業が勤務者である人を集計した。

8.0

7.4

5.1

3.9

22.4

24.9

23.3

20.9

30.0

33.3

32.6

37.9

21.1

18.7

20.5

22.1

18.6

15.6

18.5

15.2

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

(単位:%)

やや不満やや満足どちらともいえない

かなり満足

かなり不満

16.9

12.9

9.6

8.8

28.7

30.3

27.7

29.2

41.4

40.1

40.1

45.4

8.9

12.8

13.8

11.8

4.2

4.0

8.8

4.9

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

(単位:%)

やや不満

やや満足 どちらともいえない

かなり不満

かなり満足

13.1

7.9

4.5

5.2

38.8

37.1

30.7

30.0

33.3

39.5

37.1

45.9

10.5

11.6

17.6

12.1

4.2

3.9

10.1

6.9

起業家

(n=567)

パートタイム起業家

(n=1,034)

起業関心層

(n=874)

起業無関心層

(n=1,095)

(単位:%)

やや不満やや満足

どちらともいえない

かなり不満

かなり満足

23

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Ⅲ まとめ

1 パートタイム起業家は29歳以下や女性の割合が高い(p.4)

 

2 パートタイム起業家の約半数が現在も勤務しながら事業を行っている(p.8)

 

3 少額で開業する割合が高く、借入する人は少ない(p.11)

 

4 自己資金不足と失敗時のリスクの大きさが起業に踏み切れない大きな理由(pp.20-21)

5 求める支援策は「税務・法律関連の相談制度の充実」(p.22)

 

開業時の勤務状況をみると、パートタイム起業家は「現在も勤務しながら事業を行っている」割合が52.7%と最も高い(図-15)。一

方、起業家は「勤務を辞めてから事業を始めた」割合が66.4%と最も高いが、勤務しながら起業した割合も19.7%を占める。

起業費用をみると、起業家では「50万円未満」とする割合が30.0%と最も高く、「費用はかからなかった」(28.3%)がそれに続く

(図-20)。パートタイム起業家では「費用はかからなかった」が45.4%を占め、「50万円未満」とする割合も36.8%に上る。少額の資金で

起業する割合が高く、特にパートタイム起業家でその傾向が顕著である。また、起業時の金融機関からの借入の有無をみると、「借入な

し」の割合は、起業家、パートタイム起業家ともに9割に近い(図-22)。

起業関心層がまだ起業していない理由としては、「自己資金が不足している」(50.8%)や「失敗したときのリスクが大きい」

(41.1%)、「ビジネスのアイデアが思いつかない」(37.0%)が多い(図-41)。また、失敗したときのリスクには、「事業に投下した資

金を失うこと」(82.5%)や「借金や個人保証を抱えること」(76.8%)、「安定した収入を失うこと」(69.1%)をあげる人が多い

(図-42)。起業費用や借入、収入など資金面の問題を失敗したときのリスクとして認識している割合が相対的に高いといえる。

事業に充てる時間が1週間当たり35時間未満のパートタイム起業家は、起業時の年齢が「29歳以下」の割合が40.6%と、同35時間以上の

起業家(27.8%)に比べてかなり高い(図-1)。性別にみると、女性の割合はパートタイム起業家が42.1%と、起業家(23.2%)に比べ

てかなり高い(図-2)。一方、主たる家計維持者である割合は、パートタイム起業家が61.0%と起業家(74.3%)を下回る(図-4)。

起業する際にあったらよいと思う支援策は、「税務・法律関連の相談制度の充実」が54.3%と最も多い(図-43)。次いで、「技術や

スキルなどを向上させる機会の充実」が34.3%占める。一方で、「事業資金の融資制度の充実」(32.1%)、「事業資金の調達に対する支

援」(29.7%)をあげる割合は3番目、6番目の水準となっており、資金面よりも経営スキルの面での支援がより求められている。

今回は、起業した人を就労時間の長短で分類し、実態を調査した。事業に充てる時間が1週間当たり35時間未満のパートタイム起業家は、

35時間以上の起業家に比べて月商が低いなど、全体的に小規模であった。一方、起業家は、複数の仕事をかけもちしている人は少なく、今

後の事業規模拡大にも前向きな人が多いなど、それぞれの実態には差があることがわかった。

また、起業関心層の多くは、自己資金の不足や資金的な損失リスクを理由に起業に踏み切れずにいる。一方で、起業家の実態をみると、

少額で起業する割合が高く、売上規模は小さいが、約7割が黒字基調にある。勤務しながら起業するなど、リスクを抑えながら起業する人も

少なくない。起業関心層を起業家として顕在化させるためには、資金面のリスクや起業家の実態について正確な情報を提供し、起業関心層

の不安を解消していくことが重要である。

24

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   <参 考> ウエート値の設定について

①事前調査(A群)の回収数

②詳細調査の回収数

③ウエート(①÷②)

30歳代 83 32 80 72119 138 126

60歳代

50歳代 1,122

パートタイム起業家起業家 起業無関心層

男性 女性 女性 男性

109

60歳代 57 25

15

男性

154 50 179

女性

起業関心層

男性

52

171

121

50歳代 131 47 192

136 23

190172 9140歳代 166 37 66

4.875 13.611

18~29歳 1.269 1.050 12.152 52.0002.392 1.805

0.840 0.62330歳代 0.590 0.406

8.408

4.365

60歳代 0.351 4.240 10.818

50歳代 0.198 4.851 5.844

40歳代 0.325 0.297 5.379 7.737

0.667

2.784

1.860

2.865

0.494 0.703

0.390 0.740

0.500 1.348 17.217

15.587

12.662

14.115

25.250

女性

1,355

1,313

115

148

(単位:人)

起業家

33 21

30歳代 49 13

177

女性 男性 女性

パートタイム起業家

男性 女性

起業関心層

男性

96

女性

33 19 52

1,980

起業無関心層

女性 男性

106 1,309

(単位:人)

1,874

228

起業関心層

男性

401 988

390

18~29歳

1,699

男性

76

31

パートタイム起業家

149

26

女性

60 37

10

333

20 68

74 7726 20

起業家

男性 女性

980

64 529

18~29歳

起業無関心層

男性 女性

139

100 86

40歳代 355 1,323

639

550

54 11 85

(注)起業家のうち60歳代の女性は、詳細調査において1人しか回答を得られなかったため、起業家50歳代女性と合算して

ウエート値を計算した。

詳細調査における起業家、パートタイム起業家、起業関心層、起業無関心層の性別・年齢別構成比は、実際の人口構成を反映している

事前調査(A群)と比べて偏りが生じている。そこで、詳細調査の集計に当たっては、事前調査(A群)の性別・年齢別構成比に近似させ

るために、ウエート値を設定した。その算出方法は次のとおりである。

25