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1．はじめに

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1．はじめに

本書では、『PCA DXシリーズ』を運用するための「セットアップの方法」や運用開始後の起動と終了

方法などについて説明しています。

※本書では、お客様がご利用ではない『PCA DXシリーズ』の画面で説明している部分がありますが、

他の『PCA DXシリーズ』でも同様にセットアップが可能です。 ※マイクロソフト社のサポート保証期間が終了しているOSについては正常に動作しない可能性があ

りますので、保証期間の終了していないOSでの運用をお勧めします。

ご使用のソフトによってセットアップ方法が異なります。・『PCA DXシリーズ』『じまんDXシリーズ』をセットアップする場合は、 -------------------------------------------------- P.9を・『PCA DXシリーズ for SQL』『PCA DXシリーズ with SQL』をセットアップする場合は、

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- P.21を・『PCA DXシリーズ EasyNetwork』をセットアップする場合は、 ----------------------------------------------------------------------- P.47を

それぞれご覧ください。

◆データベース（Microsoft SQL Server）について

『PCA DXシリーズ』は、データベースエンジンとして「Microsoft SQL Server」（以下「SQL Server」）

が必要です。『PCA DXシリーズ』が動作する「SQL Server」は、以下のバージョンとなります。最新の情報については、PCAホームページをご覧ください。 ※OSやサービスパック（SP）との組み合わせ等により、使用できないバージョンがあります。

・「SQL Server 2016」・「SQL Server 2014」SP1、SP2 ・「SQL Server 2012」SP2、SP3 ・「SQL Server 2008 R2」SP3 ・「SQL Server 2008」SP4

『PCA DXシリーズ』の製品に同梱されている「SQL Server 2014」のエディション、SPは下記のとお

りです。

『PCA DXシリーズ』エディション「SQL Server」エディション

『PCA DXシリーズ』『じまんDXシリーズ』 SQL Server 2014 SP2 Express

『PCA DXシリーズ EasyNetwork』

『PCA DXシリーズ with SQL』 SQL Server 2014 SP1 Standard 『PCA DXシリーズ with SQL（Fulluse）』 SQL Server 2014 SP1 Fulluse

※『PCA DXシリーズ for SQL』には「SQL Server」は同梱されません。お客様でご用意ください。 ※『PCA DXシリーズ』をバージョンアップされた場合や他の『PCAソフト』をすでにご利用の場合な

ど、セットアップ済みの「SQL Server」があり、バージョンを確認したい場合は、『PCA DXシリー

ズ』のプログラムディスクの「Tools」フォルダの“PCA119.exe”を起動して確認してください。

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・『PCA DXシリーズ』（スタンドアロン）、『じまんDXシリーズ』、『PCA DXシリーズ EasyNetwork』

の場合

・『PCA DXシリーズ with SQL』の場合

「SQL Server」は、『PCA DXシリーズ』プログラムとは別のDVD-ROMで提供しています。データベースをセットアップする場合は、『PCAデータベースセットアップDVD』からセットアッ

プしてください。

●『PCA DXシリーズ』をバージョンアップ購入していただいたお客様へ

「SQL Server 7.0」同梱製品でご利用いただいた“同時使用ユーザー数”モードは、『PCA DXシリー

ズ』が動作する「SQL Server」では廃止されています。『PCA DXシリーズ』をセットアップできるクライアント台数は、「SQL Server」のcal（クライアン

トアクセスライセンス）数と同一になります。「SQL Server 7.0」において、“同時使用ユーザー数”モードでご利用いただいていたお客様は、

『PCA DXシリーズ』のセットアップ台数と「SQL Server」同梱製品の同一のcal数で運用いただく必

要があります。旧『PCAソフト』で同梱している「SQL Server」では、『PCA DXシリーズ』が動作しない場合があ

ります。P.1の対応バージョンをご覧になり、対応していない「SQL Server」の場合は、『PCA DXシ

リーズ』で同梱しているものに切り替えてください。 ※切り替える際に、旧『PCAソフト』でインスタンス名“PCADB”を使用している場合、同じパソ

コンで同じ名称は使用できませんので、ご注意ください。「SQL Server」のセットアップ時に他の

インスタンス名を指定してください。

セットアップ時にデータベースのセッ

トアップを行うかどうかを指定できま

す。チェックを付けると、「SQL Server」をセットアップします。チェックを付けないと、「SQL Server」をセットアップしません。

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◆インスタンスについて

「SQL Server」では、「インスタンス」といって1台のサーバー、パソコンに複数のデータベースを、

名称を付けてインストールすることができます。使用するインスタンス名称を『PCA DXシリーズ』のシステム領域の作成時に指示できますので、他ソ

フトとは別のインスタンスで動作させることが可能です。 ≪インスタンスを分けて複数のデータベースを利用するメリット≫

・競合の回避：他社製ソフトウェアと『PCA DXシリーズ』で、使用している「SQL Server」の形式が異なる場

合でも、インスタンスを別にすれば、一方の形式にもう一方を合わせることなく、同一のサーバー、

パソコンで同居することができます。・データ管理が容易：

何らかの必要があり「SQL Server」を削除する場合、削除はインスタンスごとに行いますので、

特定の「SQL Server」のみを削除することが可能です。インスタンスを設定しない場合は、「SQL Server」を削除すると、使用しているすべてのソフトのデータに影響を与えます。場合によって

はデータをバックアップしたり、復元したりする処理が必要になることもあります。・インスタンスごとのユーザー管理が可能：

インスタンスごとにユーザーを登録したり、権限を設定したりすることができます。 ≪インスタンスを分けて複数のデータベースを利用するデメリット≫

・負荷増大：インスタンスごとにプログラムが実行されますので、インスタンスの数だけメモリ等が占有され、

パソコンへの負荷が増大することになります。

【『PCA DXシリーズ』を運用するインスタンス名は…？】他社製ソフトウェアで使用している可能性の低い“PCADB”で運用することをお勧めします。 ※旧『PCAソフト』や他の『PCAソフト』でインスタンス名“PCADB”を使用済みで、『PCA DXシ

リーズ』で使用する「SQL Server」を切り替える場合、同じ名称は使用できませんので、他の名称

を使用してください（同一サーバー、パソコンの場合）。なお、本書では、“PCADB”のインスタンス名を使用する前提で説明しております。

※インスタンス名には全角文字を使用しないでください。

「SQL Server」のセットアップ時に任意の

インスタンス名を指定できます。『PCA DXシリーズ』のセットアップ時に

は、“PCADB”のままにして実行することを

お勧めします。インスタンス名を変更したい

場合、既定のインスタンス（名称なし）で実

行したい場合は、［変更］ボタンをクリック

します。

1．はじめに

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≪『PCAソフト』を1台のサーバー、パソコンで複数製品運用したい場合は？≫ “PCADB”で特に問題なく運用することができます。この場合、「SQL Server」は、1製品目の『PCAソフト』の導入の際のみセットアップすればよく、2製品目以降の『PCAソフト』の導入の際は、別

のインスタンスを指定して「SQL Server」をセットアップする必要はありません。

≪『PCAソフト』間の連携機能を利用したい場合は？≫ 事前設定を行っていれば、直接連携が可能です。連携を行う『PCAソフト』を同一のデータベース（SQL Server）、同一のインスタンス（PCADB等）

で使用していて、別のパソコンで運用しているような場合は、本書の「参考資料」－「連携プログ

ラムについて」P.115をご覧になり、操作を実行していただく必要があります。また、セットアップ

後、連携に必要な設定を行う必要があります。設定方法については、各『PCA DXシリーズ』のマ

ニュアルをご覧ください。

◆「製造番号」について

『PCAソフト』には個別の「製造番号」があり、製造番号は、・新規購入：PCAソフトウェア使用許諾契約書・バージョンアップ購入：プログラムディスクケース内のシールに記載しております。番号の同じシールを3枚用意しておりますので、当製品のプログラムディスク

ケースやマニュアルに貼るなどして、紛失しないようお願いいたします。「製造番号」は、以下の場合に必要です。 ≪一度（起動・初回設定時など）のみ「製造番号」の登録等が必要な内容≫

・『PCAソフト』のユーザー登録をする・『PCAソフト』の「PCA認証コード」を取得する・「PCA自動アップデート」を利用する・「製品サービスライセンス」を登録する

≪都度、「製造番号」の入力等が必要な内容≫ ・『PCAソフト』をセットアップする・『PCAソフト』についてサポートセンターに問い合わせをする・PCAホームページで各種手続等をする・PCAホームページのダウンロードサービスを利用する

※製品をバージョンアップ購入いただいた場合、製造番号はバージョンアップ前のソフトと同一番号

です。 ※『PCA自動バックアップ』『マイナンバー管理ツール』（以降『各種サービス』と表記）等のサービ

スをご利用になるには、保守契約加入情報（製品サービスライセンス）の登録が必要です。

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◆ユーザー登録のお願い（「PCA認証コード」について）

『PCAソフト』の起動時に表示される以下の「ユーザー登録のお願い」画面に入力が必要な「PCA認証コード」につきましては、以下の手順で取得・入力してくださいますようお願い申しあげます。セッ

トアップ後31日以内に「PCA認証コード」の入力がされない場合、『PCAソフト』を起動することがで

きなくなりますので、必ず本書の「参考資料」－「「PCA認証コード」の入力方法」P.139の手順を実

行してください。 ※「ユーザー登録のお願い」画面には、期限までの日数が表示されます。ご登録は、翌営業日となります。

「PCA認証コード」の入力には、ユーザー登録が必要となります。ユーザー登録は、『PCAソフト』をご利用いただくために必要かつ重要な情報や、新製品に関する情

報をご提供させていただくために必要です。安心して『PCAソフト』をご利用いただくために、ご

協力をお願い申しあげます。 ◆ご提供させていただく情報◆

・法令改正等の情報に関するご案内・製品の交換に関するご案内・新製品情報のご案内・各種キャンペーンのご案内・サポート終了やメンテナンス終了に関するご案内

≪緊急時の「臨時起動コード」について≫

「PCA認証コード」を入力せずに『PCAソフト』が起動できなくなった場合は、「ユーザー登録の

お願い」画面に「臨時起動コード」が表示されます。緊急で起動する必要がある場合は、「臨時起

動コード」を「PCA認証コード」欄に入力してください。 ※「臨時起動コード」は40桁のコードを手入力する必要があります（コピー＆貼り付けはできませ

ん）ので、「PCA認証コード」の入力をしていただきますようお願い申しあげます。

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◆「製品サービスライセンス」について

『PCA自動バックアップ』『マイナンバー管理ツール』『リマインダー』（以降『各種サービス』と表記）

をご利用になるには、保守契約加入情報（製品サービスライセンス）の登録が必要です。登録方法に

ついては、『PCA DXシリーズ』のマニュアルの「システムツール」の「製品サービスライセンスの管

理」をご覧ください。なお、登録はオンライン認証で行います。オンライン認証ができない場合は、

弊社までご連絡ください。「製品サービスライセンスキー」発行申請書をFAXにてお送りします。なお、登録の際は、以下の点にご注意ください。

◆「オンライン認証」におけるご注意

・“製品エディションの変更（「スタンドアロン版」から「ネットワーク版」など）”をされた場合、

弊社の「お客様情報の登録システム」の情報が反映されるタイミング（「お客様が実際にご利用の

製品」と「弊社のシステム上のご利用の製品」の不一致が起こる場合）により、一時的に『各種

サービス』がご利用になれない場合があります。ご利用になれない場合は、お手数ではございま

すが、弊社までご連絡くださいますようお願い申しあげます。・弊社にご連絡いただいている「電話番号」の変更を依頼された場合、弊社の「お客様情報の登録

システム」に反映後、下記の「ライセンスの削除方法」で無効状態の製品サービスライセンスを

一旦削除して、「以前と同じ製造番号」と「新しい電話番号」で、「ライセンスの追加」をしてい

ただく必要があります。

【ライセンスの削除方法】削除したいライセンスを選択し、右クリックで表示されるポップアップメニューの「削除」を

選択します。

◆『PCA eDOCX』について

『PCAソフト』に付属されている『PCA eDOCX』は、Webブラウザ上で動作する文書管理ソフトで

す。身の回りの様々な書類をデータ文書化して一括管理でき、さらに『PCAソフト』の各伝票やマス

ターデータと連動させることもできます。同梱の『PCA eDOCX』プログラムディスクからセットアップできますので、ぜひご利用ください。製品の概要、動作環境、操作方法を説明したマニュアルもプログラムディスクにPDFファイルで提供

しています。 ※『PCA eDOCX』のセットアップは必須ではありません。

2．セットアップ前の確認

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2．セットアップ前の確認

概要

セットアップを実行する前に、パソコンが以下の環境であることを確認してください。以下の環境でない場合、セットアップや『PCA DXシリーズ』の運用ができない場合があります。

・セットアップを実行するユーザーに「Administrators」権限が必要です。

さらに、セットアップ先のフォルダ（初期設定の場合は“PCAOFC”フォルダ）にアクセス権があ

ることが必要です。 ※ユーザー権限については、「ユーザーアカウント」で設定します。

【ご参考】

セットアップ時に「Administrators」権限が必要なのは、プログラムのセットアップや実行に必要な

レジストリ環境の構築、COM登録を行うためです。

・「Windows Server」上で『PCA DXシリーズ with SQL』を運用する場合、「.NET Framework 3.5 SP1の機能」を追加しておくことが必要です。操作については、「参考資料」－“「Windows Server」で

の「.NET Framework 3.5 SP1」の役割と機能の追加”P.104をご覧ください。

・『PCA商魂DX』と『PCA商管DX』、または『売上じまんDX』と『仕入じまんDX』の両方をご利用い

ただく場合、プログラムのバージョン、リビジョンは合わせていただく必要があります。バージョン、リビジョンが合っていないままご利用になると、プログラムが正常に動作しない場合

があります。両方をご利用いただく場合は、セットアップ前に、同じバージョン、リビジョンのプログラムが手

元にあることを確認し、セットアップも必ず両方を実行してください。なお、プログラムのバージョン、リビジョンを合わせてご利用いただくために、セットアップ実行

時に確認画面が表示されます。例）

プログラムの組み合わせ例運用可否

『PCA商魂DX』（プログラムバージョン1.0、リビジョン1.00）と『PCA商管DX』（プログラムバージョン1.0、リビジョン1.00）との組み合わせ

➔ 運用可

『PCA商魂DX』（プログラムバージョン1.0、リビジョン1.00）と『PCA商管DX』（プログラムバージョン1.0、リビジョン1.10）との組み合わせ

➔ 運用不可

3．『PCA DXシリーズ』『じまんDXシリーズ』のセットアップ

『PCA DXシリーズ』使用環境............................................................................................. 10 『PCA DXシリーズ』セットアップ ............................................................................. 11

『PCA DXシリーズ』『じまんDXシリーズ』使用環境

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『PCADXシリーズ』『じまんDXシリーズ』使用環境

当システムを動作させるために必要となるハードウェア、及びソフトウェアの構成は、以下のとおりです。最新の情報については、PCAホームページをご覧ください。

OS Windows 10 Windows 8.1 Windows 7 SP1 ※マイクロソフト社のサポート保証期間が終了しているOSについては正常

に動作しない可能性がありますので、保証期間の終了していないOSでの運

用をお勧めします。 ※データベースソフトとOSの組み合わせ（サービスパック（SP）を含む）

については、マイクロソフト社のサポート範囲を前提としております。 ※「.NET Framework 4.6」が必要です。存在しない場合、『PCAソフト』の

セットアップ時に自動でインストールされます。 ※バックアップデータ、汎用データ等は、以下の場所には作成しないでくだ

さい。ファイルを参照することができません。・“Program Files”フォルダ・“Windows”フォルダ・“ProgramData”フォルダ・Cドライブなど各ドライブの直下

CPU Pentium4以上必要 Core2DUO以上を推奨。

メモリ 1GB以上必要、2GB以上を推奨。

ディスクドライブ HDドライブ、DVD-ROMドライブがそれぞれ1台以上必要。データのバックアップ用に大容量リムーバブルディスクドライブの接続を

推奨。

HD容量プログラムセットアップ時に300MB以上。システムドライブ（OSがインストールされているドライブ）に300MB以上の

空き容量が必要です。「SQL Server 2014 Express」をセットアップする場合、

他に約6GB必要です。

モニタ 1024×768～1920×1080ドット、ハイカラー以上を推奨（表示サイズ 100％）

プリンタ使用するOSに対応したプリンタ（単票紙はA4以上、連続紙は15インチ印刷

可能なプリンタ）

データベース対応データベースについては、「データベース（Microsoft SQL Server）につ

いて」P.1をご覧ください。

『PCA DXシリーズ』『じまんDXシリーズ』セットアップ

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概要

『PCA DXシリーズ』をご利用になるには、まずお使いのパソコンで『PCA DXシリーズ』を使用でき

るように設定する必要があります。その作業をセットアップ（インストール）といいます。ここでは『PCA DXシリーズ』のセットアップの操作方法について説明します。

注意事項

1. お手元に『PCA DXシリーズ』のプログラムディスクと、『PCA DXシリーズ』の製造番号シール

をご用意ください。製造番号は「ソフトウェア使用許諾契約書」の裏面に記載されています。大

切に保管してください。旧『PCAソフト』からバージョンアップしていただいた場合は、旧『PCAソフト』の製造番号を

そのままご利用ください。旧『PCAソフト』の製造番号を記載したシールが『PCA DXシリーズ』

に同梱されています。

2. セットアップ実行の際は、誤動作防止のため、起動している他のソフトは事前にすべて終了させ

ておいてください。

3. セットアップは、該当コンピュータの管理者権限（Administrators）を持つユーザーでログオン

して実行してください。

4. セットアップ中にパソコンの再起動が必要になる場合があります。通常は、再起動後セットアッ

ププログラムが自動で継続されますが、継続されない場合は、セットアッププログラムの

「setup.exe」を手動で起動してください。「スタートアッププログラムの一部がWindowsでブロックされています。」のようなポップアッ

プメニューが表示された場合は、ブロックされたプログラム（『PCA DXシリーズ』セットアッ

プ）を表示し、実行してください。

操作手順

①パソコンの電源を入れ、Windowsを起動します。

②『PCA DXシリーズ』のプログラムディスクをドライブに挿入します。オートラン機能でセットアッププログラムが自動的に起動します。起動しない場合は、ドライブの「setup.exe」を起動してください。


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③「ユーザーアカウント制御」画面が表示される場合があります。セットアップを続行する場合は、［はい］ボタンをクリックしてください。

④以下の画面が表示されますので、「SQL Server 2014 Expressをインストールする」にチェックマー

クを付けて、［実行］ボタンをクリックします。 ※「SQL Server」は『PCA DXシリーズ』を運用するのに必要なデータベースです。『PCAソフ

ト』を複数運用する場合、再セットアップの場合など「SQL Server」がすでにセットアップさ

れていて、『PCA DXシリーズ』のセットアップのみを行う場合、「SQL Server 2014 Expressを

インストールする」のチェックマークを付けない状態で、操作⑨へお進みください。P.1の

「データベースについて」の説明もご覧ください。旧『PCAソフト』や他の『PCAソフト』で同梱している「SQL Server」では、『PCA DXシ

リーズ』が動作しない場合があります。P.1の対応バージョンをご覧になり、対応していない

「SQL Server」がセットアップ済みの場合は、チェックマークを付けて、「SQL Server 2014 Express」をセットアップしてください。

⑤「Windows Installer 4.5」「.NET Framework 4.6」がセットアップされていないパソコンの場合、

「Windows Installer 4.5」「.NET Framework 4.6」のセットアップが自動で行われます。セットアップ完了後、再起動を確認する画面が表示されますので、すぐに再起動して「SQL Server」のセットアップを実行する場合は、［はい］ボタンをクリックします。後で再起動してセットアップ

を実行する場合は、［いいえ］ボタンをクリックします。 ※複数回の再起動が必要になる場合があります。


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⑥以下の画面が表示されますので、「セットアップ先フォルダ（インスタンスフォルダ、データフォル

ダ）」「インスタンス名」「saの設定（パスワードの入力、パスワードの確認入力）」を入力し、［次へ］

ボタンをクリックします。

・セットアップ先フォルダ：

インスタンスフォルダ、データフォルダ共に初期表示は、C:¥Program Files¥Microsoft SQL Serverです。変更することも可能です。［参照］ボタンをクリックすると、フォルダを参照して指定することができます。存在しないフォルダを指定した場合は、自動でフォルダを作成します。

・インスタンス名：インスタンス名を指定して、「SQL Server」をセットアップすることができます。 “PCADB”以外のインスタンス名を指定したい場合は、［変更］ボタンをクリックしてくださ

い。 ※他の『PCAソフト』と「SQL Server」がセットアップ済みで、インスタンス名が“PCADB”

の場合、同一のインスタンスを使用するため「SQL Server」をセットアップする必要はあり

ません。データベースセットアップを中止し、手順④で、「SQL Server 2014 Expressをイン

ストールする」のチェックマークを付けない状態でセットアップを再実行してください。ただし、『PCA DXシリーズ』で対応していない「SQL Server」がセットアップ済みの場合

は、インスタンス名を“PCADB”から変更して「SQL Server」をセットアップしてくださ

い。

［変更］ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

8文字以上の大文字アル

ファベット、小文字アル

ファベット、数字、記号の

最低3つの組み合わせ例）Pca00001 など


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◇“PCADB”以外のインスタンス名を指定したい場合は、名称を入力します。 ※インスタンス名には全角文字を使用しないでください。

◇既定のインスタンスで「SQL Server」をセットアップする場合は、「既定のインスタンス

を使用する」にチェックを付けます。 P.3の「インスタンスについて」の説明もご覧ください。

・saの設定：「SQL Server」システム管理者のログオンアカウントである“sa”のパスワードを設定しま

す。入力するパスワードは、セキュリティ強化のため、マイクロソフト社が提示する“強力なパス

ワード要件”を満たす必要があります。強力なパスワード要件：8文字以上の大文字アルファベット、小文字アルファベット、数字、

記号の最低3つの組み合わせ例）Pca00001 など

※セットアップ作業を進めた場合に以下の画面が表示されることがあります。この場合は、すで

に同一のインスタンス名を使用して「SQL Server」がセットアップされていますので、再度

「SQL Server」をセットアップする必要はありません。一旦セットアップを中止して、再度

セットアップを実行してください。その際、「SQL Server 2014 Expressをインストールする」

のチェックマークを付けない状態でセットアップを実行してください。

⑦「SQL Server」のセットアップが開始されます。「SQL Server」のセットアップが完了すると、引き続き『PCA DXシリーズ』のセットアップを

実行するか確認する画面が表示されます。実行する場合は、［はい］ボタンを、後でセットアップ

を実行する場合は、［いいえ］ボタンをクリックします。

⑧「SQL Server」のセットアップ終了後、Windowsの再起動を確認する画面が表示される場合があり

ます。すぐに再起動して『PCA DXシリーズ』のセットアップを実行する場合は、［はい］ボタンを、

後で再起動する場合は、［いいえ］ボタンをクリックします。


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⑨「自動アップデート機能」のセットアップを確認する画面が表示されますので、実行する場合は、

［はい］ボタンをクリックします。「自動アップデート機能」を利用すると、更新プログラムの有無を自動で確認し、存在する場合は、

ダウンロードとセットアップを実行することができます。利用する上での事前設定方法、個別のセッ

トアップ方法については、本書の「参考資料」－「『PCA自動アップデート機能』について」をご覧

ください。 ※「自動アップデート機能」がセットアップ済みの場合は、以下の画面は表示されません。

※インターネット接続ができないサーバー、パソコンで「自動アップデート機能」をセットアップ

しようとすると、以下の画面が表示されます。セットアップを実行する場合は、［はい］ボタンを

クリックします。インターネット接続ができない場合は、自動アップデート機能を使用すること

ができませんので、ご注意ください。


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⑩操作⑧で［はい］ボタンをクリックして再起動すると、以下の画面が表示されますので、［次へ］ボ

タンをクリックします。操作⑧で［いいえ］ボタンをクリックした場合は、再起動してから『PCA DXシリーズ』のプログラ

ムディスクドライブの「setup.exe」をダブルクリックしてください。操作④の画面が表示されます

ので、そのまま［次へ］ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

⑪以下の画面が表示されますので、「ユーザー名」「会社名」「製造番号」を入力し、［次へ］ボタンを

クリックします。「製造番号」欄には、『PCA DXシリーズ』に同梱されている製造番号を入力してく

ださい。［Tab］キーで項目の移動ができます。すべての項目を必ず入力してください。「デスクトップにショートカットを作成する」にチェックマークを付けると、デスクトップ上に

『PCA DXシリーズ』のショートカットが作成されます。アイコンをダブルクリックすることで

『PCA DXシリーズ』を起動できるようになります。

※バージョンアップをされた場合は、旧『PCAソフト』の製造番号をそのまま入力してくださ

い。旧『PCAソフト』の製造番号を記載したシールが『PCA DXシリーズ』に同梱されていま

す。


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⑫以下の画面が表示されますので、セットアップ先を確認して、［次へ］ボタンをクリックします。・［参照］ボタン：「インストール先フォルダーの変更」画面が表示され、セットアップ先を変更す

ることができます。初期設定は、「C:¥Program Files¥PCAOFC¥」です。・［リセット］ボタン：設定変更した内容を初期設定に戻します。・［ディスク使用量］ボタン：「必要なディスク領域」画面が表示され、セットアップに必要なディ

スク容量と空き容量を確認することができます。

【「インストール先フォルダーの変更」画面】

インストール先フォルダーを、名称を直接入力するか、場所欄に表示されているフォルダーから

選択して、［OK］ボタンをクリックします。「1つ上のフォルダーへ移動」「新しいフォルダーの作成」アイコンを使用することができます。 ※フォルダー名には、以下の半角文字を使用することはできません。

コロン（:）、セミコロン（;）、ピリオド（.）、カンマ（,）、スラッシュ（/）、アスタリスク（*）、

クエスチョン（?）、小なり（<）、大なり（>）、パイプライン（|）、ダブルクォーテーション（”）


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【「必要なディスク領域」画面】セットアップに必要なディスク容量と空き容量を確認することができます。十分な空き容量がな

いと、セットアップや『PCA DXシリーズ』の運用に支障が出ることがありますので、ご注意くだ

さい。確認後、［OK］ボタンをクリックします。

⑬以下の画面が表示されますので、セットアップを実行する場合は、［インストール］ボタンをクリッ

クします。


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⑭以下の画面が表示されますので、ユーザー登録の方法を選択し、［次へ］ボタンをクリックします。

「弊社ホームページ上で登録」を選択した場合は、［次へ］ボタンをクリックすると、自動的に弊

社ホームページの「ユーザー登録」ページが表示されます（インターネットに接続できる場合）。ユーザー登録を行っていただかないと、「PCA認証コード」が発行されません。PCA認証コードが

ないと、『PCA DXシリーズ』の起動時に表示される「ユーザー登録のお願い」画面に入力が行え

ず、入力を行わないと、セットアップして31日経過後は、『PCA DXシリーズ』を起動することが

できなくなります。ユーザー登録後の「PCA認証コード」の入力方法については、本書の「セットアップ後の作業」

－「『PCA DXシリーズ』を起動する（1回目）」、及び「参考資料」－「「PCA認証コード」の入力

方法」をご覧ください。

⑮以下の画面が表示されると、セットアップは終了です。［完了］ボタンをクリックしてください。


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※セットアップ後、コンピュータの再起動が必要と表示される場合があります。再起動を実行する場合は、［完了］ボタンをクリックします。「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択した場合は、『PCA DXシリーズ』を起動

する前に必ず再起動を実行してください。

引き続き、システム領域の作成が実行されます。「システム領域の作成・更新」P.80をご覧になり、

作成を必ず行ってください。

6．システム領域の作成・更新

システム領域の作成・更新 .......................................................................................................... 80

システム領域の作成・更新

80


概要

システム領域は、『PCA DXシリーズ』の業務データを格納するデータ領域を管理するために必要な領

域になります。『PCA DXシリーズ』のセットアップに引き続いて、システム領域を作成してください。

操作手順

①セットアップに引き続き、「システム領域の作成・更新」画面が表示されます。 Windowsメニューの［すべてのプログラム］－［PCA DXシリーズ］－［システム領域の作成・更新］

を選択しても同様に「システム領域の作成・更新」画面が表示されます。 ※メニューの名称はご利用の製品により異なります。

例）『PCA会計DX システムB』をご利用の場合、［PCA会計DX システムB］－［システム領域の作

成・更新システムB］がメニューに表示されます。

②以下の項目を設定して、［次へ］ボタンをクリックします。・サーバー名：ネットワーク版をご利用になる場合に、サーバー名を指定します。・インスタンス名：インスタンス名を変更する場合、既定のインスタンスを使用する場合は、［イン

スタンス名の変更］ボタンをクリックして、インスタンスを指定します。 ※変更は、既存のインスタンスにのみ行うことができます。インスタンスは「SQL Server」のセッ

トアップ時に作成することができます。旧『PCAソフト』や他の『PCAソフト』で同梱している“『PCA DXシリーズ』非対応「SQL Server」”

で“PCADB”を使用していて、「SQL Server」を違うインスタンス名でセットアップした場合

などは、入力する名称にご注意ください（“PCADB”ではなく変更後のインスタンス名を入力

してください。）。


81

③「システム領域情報表示」画面が表示され、「データベースフォルダ」欄に、データベースを作成す

るフォルダが初期表示されます。（例 C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL12.PCADB¥MSSQL¥DATA¥）下線部分は、データベースセットアップ時、または、手順②で指定したインスタンス名になります。特に必要がなければ、そのまま、［次へ］ボタンをクリックしてください。お客様任意のフォルダを入力することも可能ですが、その際は事前にデータ用のフォルダを作成し

ておいてください。存在しないフォルダを入力すると、以降の操作において、システム領域の作成

ができません。

システム領域が作成済みの場合は、システム管理者のユーザーIDとパスワードを入力する必要があ

ります。


82

④「ライセンスキーの入力」画面が表示されますので、ライセンスキーを入力し、［次へ］ボタンをク

リックします。「ライセンスキー」欄には、製品に同梱されているライセンスキーカードに記載され

ている番号を入力してください。 ※『PCA DXシリーズ』のSQL版をご利用の場合のみこの画面は表示されます。

⑤「認証方法の選択」画面が表示されますので、アプリケーションの認証方法を以下から選択して、

［次へ］ボタンをクリックします。・独自認証：『PCA DXシリーズ』の起動ごとに、ログオンするユーザーの情報を入力します。・OS認証：パソコンにログオンしたユーザーで『PCA DXシリーズ』にもログオンします。 ※スタンドアロン版、『PCAクラウド』の場合は、「独自認証」のみ選択することができます。 ※バージョンアップされたお客様へ

『PCA DXシリーズ』では初期値が“独自認証”になっています。必要に応じて“OS認証”に

変更してください。


83

⑥手順⑤で「独自認証」を選択した場合、「システム管理者の作成」画面が表示されますので、システ

ム管理者となるユーザーの情報を入力して、［次へ］ボタンをクリックします。「OS認証」を選択した場合は、手順⑦にお進みください。・ユーザーID：全角45（半角90）文字以内で入力します。入力した内容は、「システムユー

ザー」のユーザーIDとして登録されます。・パスワード、パスワードの入力確認：半角16文字以内で入力します。 ※指定したユーザーIDが他の『PCAソフト』で登録済みの場合など、パスワードが一致していな

いと、次の作業に進むことはできません。 ≪システム管理者とは…≫ 『PCA DXシリーズ』の全データ領域ですべての処理を実行することができるユーザーです。

⑦「システム管理者の作成」画面が表示されますので、システム管理者の名称と略称を入力して、［次

へ］ボタンをクリックします。・管理者名：全角25（半角50）文字以内で入力します。入力した内容は、「システムユーザー」

のユーザー名として登録されます。ユーザー名は各データの入力担当者の名称として主に使用

します。・略称：全角3（半角6）文字以内で入力します。入力した内容は、「システムユーザー」の略称

として登録されます。略称は『PCA会計』『PCA給与』の承認印欄の名称として使用します。 ※指定した管理者が他の『PCAソフト』で登録済みの場合は、そのユーザーに対してシステム管

理者権限を与えます。


84

⑧設定した内容が表示されますので、内容を確認します。システム領域を作成する場合は、［次へ］ボ

タンをクリックします。


85

⑨「システム領域の作成・更新の完了」画面が表示されると、システム領域の作成は終了です。［完了］ボタンをクリックしてください。

7．セットアップ後の作業

『PCA DXシリーズ』を起動する（1回目） .............................................. 88 『PCA DXシリーズ』を終了する .................................................................................... 92 『PCA DXシリーズ』を起動する（2回目以降）.............................. 94 『PCA DXシリーズ』のアップデート.................................................................... 95 『PCA DXシリーズ』のアンインストール ................................................... 97

『PCA DXシリーズ』を起動する（1回目）

88


概要

『PCA DXシリーズ』を初めて起動する場合の操作方法を説明しています。初回の起動時には、データ領域の作成が実行されます。「Windows Server」上で、『PCA DXシリーズ』ネットワーク版をご利用になるには、一部設定の変更

などの準備作業が必要となります。「参考資料」－“「Windows Server」での「.NET Framework 3.5 SP1」の役割と機能の追加”をご覧になり、操作を実行してください。

注意事項

1．起動は、“標準ユーザー（Users）”権限を持つユーザーで可能です。

2．起動時に「Windowsセキュリティの重要な警告」画面が表示される場合があります。『PCA DXシ

リーズ』の正常動作を可能にするには、［ブロックを解除する］ボタンをクリックしてください。

操作手順

1.「データ領域」を作成するには

①［スタート］［すべてのプログラム］［PCA DXシリーズ］［PCA DXシリーズ］（ご利用の

ソフトにより異なります）を選択します。例）『PCA会計DXシステムB』をご利用の場合、［PCA会計DX システムB］－［PCA会計DX システ

ムB］

デスクトップに作成した『PCA DXシリーズ』のショートカットをダブルクリックしても起動でき

ます。


89

②ネットワーク版のクライアントの場合、以下の画面が表示されますので、サーバー名、インスタン

ス名を指定して、［設定］ボタンをクリックします。ログオン欄の「認証方法」、「ログオン名」、「パ

スワード」については、通常は変更する必要はありません。 ※旧『PCAソフト』や他の『PCAソフト』をすでにご利用で、インスタンス名“PCADB”を使用

しており、今回セットアップする『PCA DXシリーズ』で別のインスタンス名を指定して「SQL Server」をセットアップし直した場合、新たにセットアップしたインスタンス名を入力してく

ださい。

③「ユーザー登録のお願い」画面が表示されます。「PCA認証コード」の入力方法は、本書の「参考

資料」－「「PCA認証コード」の入力方法」をご覧ください。 ※「PCA認証コード」の入力には、ユーザー登録が必要です。 ※ユーザー登録を行っていただかないと、「PCA認証コード」が発行されません。PCA認証コードが

ないと、『PCA DXシリーズ』の起動時に表示される「ユーザー登録のお願い」画面に入力が行え

ず、入力を行わないと、セットアップして31日経過後は、『PCA DXシリーズ』を起動することが

できなくなります。

≪緊急時の「臨時起動コード」について≫ 「PCA 認証コード」を入力せずに『PCA DX シリーズ』を起動できなくなった場合は、「ユーザー

登録のお願い」画面に「臨時起動コード」が表示されます。緊急で起動する必要がある場合は、「臨時起動コード」を「PCA 認証コード」欄に入力してくださ

い。


90

④ログオン画面が表示されますので、「システム管理者」として登録したユーザーIDとパスワードを

入力して、［OK］ボタンをクリックします。入力したパスワードは「＊」で表示されます。（認証方式を“OS認証”に設定している場合にはこの画面は表示されません）

※「システムツール」－「ログオン形式の変更」でユーザーIDの入力形式を「選択形式」「直接入力

形式」「混合（直接入力または選択）形式」から選択することができます。操作方法は、各『PCA DXシリーズ』マニュアルをご覧ください。

⑤「データ領域の作成」画面が表示されますので、各項目を入力して［実行］ボタンをクリックしま

す。入力する項目はご利用の製品により異なりますので、『PCA DXシリーズ』マニュアルの操作

説明をご覧ください。

例）『PCA会計DX』の「データ領域の作成」画面

⑥以下の画面が表示されますので、データ領域を作成する場合は、［はい］ボタンをクリックします。


91

⑦「作成完了」の画面が表示されます。［OK］ボタンをクリックすると、『PCA DXシリーズ』メニューが表示されます。

2.「ユーザー」を登録するには

“システム管理者”は、他のユーザーが『PCA DXシリーズ』を使用できるようにするために、「ユー

ザー」を登録しなければなりません。

『PCA DXシリーズ』には「システムユーザーの登録」「領域ユーザーの登録」の2つの処理が用意され

ています。・システムユーザー：『PCA DXシリーズ』を使用するためのユーザーです。・領域ユーザー：『PCA DXシリーズ』の「システムユーザー」のうち、各データ領域を使用するた

め割り振られたユーザーです。

上記の2処理は、『PCA DXシリーズ』メニューの「セキュリティ」処理にあります。登録方法の詳細については、各『PCA DXシリーズ』マニュアルをご覧ください。

※登録後も他のユーザーが『PCA DXシリーズ』を起動できない場合、または起動が遅い場合は、本書

の「参考資料」－「『PCA DXシリーズ』を起動できない、起動が遅い場合の対処方法」P.127をご覧

ください。

『PCA DXシリーズ』を終了する

92


概要

『PCA DXシリーズ』での作業が終わりましたら、『PCA DXシリーズ』を終了させます。

終了方法

①以下のいずれかの方法で終了させることができます。・右上のをクリックする

・ツールバーの［終了］ボタンをクリックする・左上のをクリックして、「閉じる」を選択する・メニューの「ファイル」－「終了」を選択する・キーボードで［Alt］キーを押しながら［F4］キーを押す


93

②以下の画面が表示されますので、［はい］ボタン、または［いいえ］ボタンをクリックしてください。

・［はい］ボタン：「データ領域のバックアップ」が起動します。操作方法は、各『PCA DXシリーズ』

マニュアルをご覧のうえ、データのバックアップを実行してください。・［いいえ］ボタン：『PCA DXシリーズ』を終了します。 ※メニューの「設定」－「メニュープロパティ」の「終了時にバックアップメッセージを表示する」

の設定でこの画面の表示・非表示を切り替えることができます。

『PCA DXシリーズ』を起動する（2回目以降）

94

『PCA DXシリーズ』を起動する（2回目以降）

概要

2回目以降の起動については、以下の手順に沿って作業をお進めください。すでに会社領域がある状態での起動になります。

注意事項

1．起動は、“標準ユーザー（Users）”権限を持つユーザーで可能です。

2．『PCA DXシリーズ』ネットワーク版のクライアントで、「SQL Server」に接続できずに『PCA DXシリーズ』を起動できないことがあります。また、起動が遅い場合があります。「参考資料」

－「『PCA DXシリーズ』を起動できない場合、起動が遅い場合の対処方法」をご覧になり、操作

を実行してください。

操作手順

①［スタート］［すべてのプログラム］［PCA DXシリーズ］［PCA DXシリーズ］（ご利用の

ソフトにより異なります）を選択します。例）『PCA会計DX システムB』をご利用の場合、［PCA会計DX システムB］－［PCA会計DX シス

テムB］

デスクトップに作成した『PCA DXシリーズ』のショートカットをダブルクリックしても起動でき

ます。

②ログオン画面が表示されますので、ユーザーIDとパスワードを入力して、［OK］ボタンをクリック

します。入力したパスワードは「＊」で表示されます。（認証方式を“OS認証”に設定している場合にはこの画面は表示されません）

※「システムツール」－「ログオン形式の変更」でユーザーIDの入力形式を「選択形式」「直接入力

形式」「混合（直接入力または選択）形式」から選択することができます。操作方法は、各『PCA DXシリーズ』マニュアルをご覧ください。

③『PCA DXシリーズ』メニューが表示されます。各『PCA DXシリーズ』マニュアルを参照してご

利用ください。

『PCA DXシリーズ』のアンインストール

97

『PCA DXシリーズ』のアンインストール

概要

ここでは、『PCA DXシリーズ』を削除するためのアンインストール方法について説明しています。

注意事項

1. 『PCA DXシリーズ』をアンインストールしても一部の設定用フォルダは削除されません。

2. 「SQL Server」は削除しないでください。他のソフトで「SQL Server」を使用している場合に

起動できなくなります。

操作手順

操作手順は、ご利用のOS等により若干異なります。

①パソコンの電源を入れ、Windowsを起動します。

②［スタート］－［コントロールパネル］－［プログラムのアンインストール］を選択します。

③『PCA DXシリーズ』を選択して、［アンインストール］ボタンをクリックします。

8．参考資料

『PCA DXシリーズ』のセットアップで作成されるフォルダ ................................................................................................................................................................ 100

運用に必要な準備作業について（『PCA DXシリーズ』ネットワーク版） .............................................................................................................................. 103

「Windows Server」での「.NET Framework 3.5 SP1」の役割と機能の追加（『PCA DXシリーズ for SQL /with SQL』） ................................................................................................................................................................................................. 104

『PCA連携プログラム』について ............................................................................. 115 『PCA自動アップデート機能』について ................................................... 120 『PCA DXシリーズ』を起動できない、起動が遅い場合の

対処方法 ................................................................................................................................................................ 127 「SQL Server」をすでにお持ちのお客様へ.......................................... 131 運用開始後のサーバー、パソコンの入れ替えについて

................................................................................................................................................................................................. 136

『PCA DXシリーズ』のセットアップで作成されるフォルダ

100


概要

『PCA DXシリーズ』をセットアップすると、新しいフォルダが作成され、ファイルがコピーされま

す。これらのフォルダ、ファイルについては、エクスプローラ等で変更・移動しないでください。『PCA DXシリーズ』が正常に動作しなくなります。

『PCA会計DX』『経理じまんDX』で作成されるフォルダ

※下線部分は、セットアップ時に変更できます。 ※波線部分は、ソフトによって異なります。

・『PCA会計DX システムA』『PCA会計DX システムB』：StandAlone ・『経理じまんDX』：Jiman ・『PCA会計DX EasyNetwork』：EasyNetwork ・『PCA会計DX for SQL/with SQL』：SQL

¥Program Files¥PCAOFC¥ACC20StandAlone¥Bin ------------------------------------- プログラム用フォルダ

¥OutputDesign -------- 出力デザイン用フォルダ ¥Script -------------------------------- スクリプト用フォルダ

¥ProgramData¥PCA¥ACC20 --------------------------- PCA会計固有設定用フォルダ ¥Shared ----------------------------- PCAソフト共通設定用フォルダ

『PCA商魂/商管DX』『売上/仕入じまんDX』で作成されるフォルダ


・『PCA商魂DX システムA』『PCA商魂DX システムB』『PCA商管DX』：StandAlone ・『売上じまんDX』『仕入じまんDX』：Jiman ・『PCA商魂DX EasyNetwork』『PCA商管DX EasyNetwork』：EasyNetwork ・『PCA商魂DX for SQL/with SQL』『PCA商管DX for SQL/with SQL』：SQL

¥Program Files¥PCAOFC¥KON20StandAlone¥Bin ------------------------------------- プログラム用フォルダ

¥OutputDesign -------- 出力デザイン用フォルダ ¥Script -------------------------------- スクリプト用フォルダ

¥ProgramData¥PCA¥KON20 -------------------------- PCA商魂/商管固有設定用フォルダ ¥Shared ----------------------------- PCAソフト共通設定用フォルダ


101

『PCA給与DX』『給与じまんDX』で作成されるフォルダ


・『PCA給与DX システムA』『PCA給与DX システムB』：StandAlone ・『給与じまんDX』：Jiman ・『PCA給与DX EasyNetwork』：EasyNetwork ・『PCA給与DX for SQL/with SQL』：SQL

¥Program Files¥PCAOFC¥Pay20StandAlone¥Bin ---------------------------------------- プログラム用フォルダ

¥OutputDesign ----------- 出力デザイン用フォルダ ¥Script ----------------------------------- スクリプト用フォルダ

¥ProgramData¥PCA¥Pay20 ----------------------------- PCA給与固有設定用フォルダ ¥ProgramData¥PCA¥Shared --------------------------- PCAソフト共通設定用フォルダ

『PCA人事管理DX』『人事じまんDX』で作成されるフォルダ


・『PCA人事管理DX システムA』『PCA人事管理DX システムB』：StandAlone ・『人事じまんDX』：Jiman ・『PCA人事管理DX EasyNetwork』：EasyNetwork ・『PCA人事管理DX for SQL/with SQL』：SQL

¥Program Files¥PCAOFC¥Jk20StandAlone¥Bin --------------------------------------------- プログラム用フォルダ

¥OutputDesign ----------------- 出力デザイン用フォルダ ¥Script ----------------------------------------- スクリプト用フォルダ

¥ProgramData¥PCA¥Jk20 ---------------------------------- PCA人事管理固有設定用フォルダ ¥ProgramData¥PCA¥Shared --------------------------- PCAソフト共通設定用フォルダ

『PCA固定資産DX』で作成されるフォルダ


・『PCA固定資産DX』：StandAlone ・『PCA固定資産DX EasyNetwork』：EasyNetwork ・『PCA固定資産DX for SQL/with SQL』：SQL

¥Program Files¥PCAOFC¥Dep20StandAlone¥Bin --------------------------------------- プログラム用フォルダ


¥ProgramData¥PCA¥Dep20 ----------------------------- PCA固定資産固有設定用フォルダ ¥ProgramData¥PCA¥Shared --------------------------- PCAソフト共通設定用フォルダ


102

『PCA公益法人会計DX』で作成されるフォルダ


・『PCA公益法人会計DX』：StandAlone ・『PCA公益法人会計DX EasyNetwork』：EasyNetwork ・『PCA公益法人会計DX for SQL/with SQL』：SQL

¥Program Files¥PCAOFC¥Psc20StandAlone¥Bin----------------------------------------- プログラム用フォルダ


¥ProgramData¥PCA¥Psc20 ------------------------------ PCA公益法人会計固有設定用フォルダ ¥ProgramData¥PCA¥Shared --------------------------- PCAソフト共通設定用フォルダ

『PCA社会福祉法人会計DX』で作成されるフォルダ


・『PCA社会福祉法人会計DX システムA』『PCA社会福祉法人会計DX システムB』：StandAlone ・『PCA社会福祉法人会計DX EasyNetwork』：EasyNetwork ・『PCA社会福祉法人会計DX for SQL/with SQL』：SQL

¥Program Files¥PCAOFC¥Ssc20StandAlone¥Bin----------------------------------------- プログラム用フォルダ


¥ProgramData¥PCA¥Ssc20 ------------------------------ PCA社会福祉法人会計固有設定用フォルダ ¥ProgramData¥PCA¥Shared --------------------------- PCAソフト共通設定用フォルダ

『PCA医療法人会計DX』で作成されるフォルダ


・『PCA医療法人会計DX』：StandAlone ・『PCA医療法人会計DX EasyNetwork』：EasyNetwork ・『PCA医療法人会計DX for SQL/with SQL』：SQL

¥Program Files¥PCAOFC¥Mca20StandAlone¥Bin --------------------------------------- プログラム用フォルダ


¥ProgramData¥PCA¥Mca20 ---------------------------- PCA医療法人会計固有設定用フォルダ ¥ProgramData¥PCA¥Shared --------------------------- PCAソフト共通設定用フォルダ

運用に必要な準備作業について

103

運用に必要な準備作業について（『PCA DXシリーズ』ネットワーク版）

概要

『PCA DXシリーズ』ネットワーク版をご利用になるには、一部設定の変更などの準備作業が必要とな

ります。

1．Windows更新プログラムの確認

サーバーコンピュータ、全クライアントパソコンにて、Windowsの最新の更新プログラムが適用され

ているかご確認ください。

≪確認方法≫ “Windows Update”機能等を使用して、マイクロソフト社のホームページ内の“Microsoft Update”

ページにアクセスしてください。最新の更新プログラムが適用されているかどうかを確認することができます。

2．データベースサーバーでの準備作業

『PCA DXシリーズ』をご利用になるパソコンから「SQL Server」にアクセスするために、以下の準備

作業が必要になります。 ※スタンドアロン製品は、以下の操作は不要となります。 ※ファイアウォールを有効にしている場合に操作が必要です。

・「SQL Server」をファイアウォールの例外に追加する。・「SQL Server Browser」をファイアウォールの例外に追加する。

ファイアウォールの例外への追加方法については、P.128をご覧ください。

『PCA DXシリーズ』を起動できない、起動が遅い場合の対処方法

127

『PCADXシリーズ』を起動できない、起動が遅い場合の対処方法

概要

『PCA DXシリーズ』ネットワーク版のクライアントで、『PCA DXシリーズ』を起動できない場合や

起動が遅い場合、以下のような原因が考えられます。それぞれの対処方法をご覧になり、操作を実行

してください。 ≪初回の起動ができない場合≫

・初回起動時の「データベースへの接続」画面で正しい情報を入力していないサーバー名とサーバーセットアップ時に指定した内容を確認してください。その後、Windows

メニューの［すべてのプログラム］－［PCA DXシリーズ］－「サポートユーティリティ」－

「データベースサーバー接続設定」を起動し、正しい情報を入力してください。 ※メニューの名称はご利用の製品により異なります。

・Windowsのファイアウォール機能により、接続が拒否されている次ページの「ファイアウォールへの例外プログラムの追加方法」の操作を実行してください。

・データベースユーザーとして登録されていない該当のユーザーがWindowsのローカルユーザーで、「アプリケーション認証方法」が「OS認証」

の場合にサーバーに接続できない場合があります。Windowsメニューの［すべてのプログラム］

－［PCA DXシリーズ］－「サポートユーティリティ」－「データベースユーザーの登録」を起

動し、該当のユーザーをデータベースユーザーとして登録してください。

≪今まで正常に運用していたのに突然起動できなくなった場合≫ ・サーバー（ホスト）が停止しているサーバー（ホスト）が正常に動作しているかご確認ください。共有フォルダなどがクライアン

ト側から参照できていれば、停止していることはありません。・サーバー（ホスト）で「SQL Server」が停止している「SQL Server」が動作しているかを確認してください。［スタート］－［すべてのプログラム］

－［Microsoft SQL Server］－［構成ツール］－［SQL Server構成マネージャー］等で『PCA DXシリーズ』が使用している「SQL Server」のインスタンスが動作しているか確認することがで

きます。停止している場合は、サービスを開始してください。・ネットワークが正常に機能していないネットワークが正常に機能しているかご確認ください。インターネットや他のパソコンに接続

できていれば、ネットワークに問題が発生している可能性は低くなります。

≪起動が遅い場合≫ LANケーブルを接続していて、インターネットに接続できない環境の場合、「インターネットオプ

ション」の設定を変更することで、改善される場合があります。 P.130の「インターネットオプション設定の変更」の操作を実行してください。

『PCA DXシリーズ』を起動できない、起動が遅い場合の対処方法

130

インターネットオプション設定の変更

※設定の変更により、他のアプリケーションに影響が出る場合がありますので、ご注意ください。

①「スタート」－「コントロールパネル」を選択して、コントロールパネルを起動します。 ※「Internet Explorer」を起動して、「ツール」－「インターネットオプション」を選択しても、設定

を行うことができます。手順③にお進みください。

②「ネットワークとインターネット」－「インターネットオプション」を選択します。

③「詳細設定」タブの「セキュリティ」－「発行元証明書の取り消しを確認する」のチェックマーク

を外します。

④［OK］ボタンをクリックします。

．はじめに - kec-sp.com‘£pca公益法人会計dx... · 1．はじめに 3 ....

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