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株式会社 オンチップ・バイオテクノロジーズ 東京都小金井市中町 農工大・多摩小金井ベンチャーポート 7(/ 85/ KWWSZZZRQFKLSFRMS (PDLO LQIR#RQFKLSFRMS On-chip SPiS Single Particle isolation System サンプルチューブか 個の細胞とな る液量を吸引 CCDカメラで吸引液中の細 胞数を検出 ・1個の場合、④の分注へ ・0個又は2個以上の場合、 吸引液を戻し、②へ 検出された細胞が個の場合ウェル に分注 ② 吸引 ③ 細胞数確認 ④ ウェルに分注 =確実に一個ずつ分注 ① 自動限界希釈 分注液量に1細胞 となるように自動で 限界希釈 製品名 2QFKLS 63L6(オンチップ スパイス) 製品番号 希望小売価格 円(消費税抜き) 装置構成 本体 制御3&:LQGRZV 本体サイズ [ [ : [ ' [ + PP 分注方式 使い捨てピペットチップ 認識方法 &&'カメラによる画像認識 チップ内液量 μL サンプル 細胞 細胞塊 粒子ビーズなど 認識サイズ μm 培養細胞株で確認) (ビーズ等の粒子は3μm程度も認識可能) 分注精度 以上 (サンプル状態による) バイオセーフティ 安全キャビネット内に設置可能 ダメージ 細胞ダメージ低 撹拌 使い捨てピペットチップによる自動撹拌 溶液 培養液 海水など 処理速度 PLQZHOO 参考時間:設定条件とサンプル状態による) 対応プレート ウェル プレート、ウェル プレート 細胞・粒子の濃度が自動希釈され、 分注ピペットの細胞数を画像認識で確認した後に分注 限界希釈法+画像認識で1ウェルに1細胞を分注! シングルセル解析のための1細胞分注機 シングルセル解析は1細胞レベルでゲノム配列の決定や RNA発現解析を行い、従来の細胞集団の平均的解析 に比べ細胞個々の解析を可能とする。シングルセル解析で は1細胞ずつを所定のアッセイ系に供する要求から、確度 の高い細胞の分注システムが必要となる。 On-chip SPiSはサンプル溶液中の細胞や粒子数を画像 で確認し、1個/wellとか複数個/wellになるよう分注す る装置である。 分注方法は、希望する数の細胞や粒子が0.3μlに存在す るようサンプルが自動で希釈(限界希釈)され、その後、 ピペットが吸い上げた0.3μl中に設定した粒子数の存在を CCDカメラで確認(画像認識)して分注する。

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Page 1: On-chip SPiSPC9細胞株を用いた分注実験(7回実施の平均) 1細胞分注の精度:平均92%(88%f95%) 96ウェル分注に要した時間:134分(109f177分)

株式会社 オンチップ・バイオテクノロジーズ東京都小金井市中町 農工大・多摩小金井ベンチャーポート

On-chip SPiSSingle Particle isolation System

サンプルチューブから 個の細胞となる液量を吸引

CCDカメラで吸引液中の細胞数を検出・1個の場合、④の分注へ・0個又は2個以上の場合、吸引液を戻し、②へ

検出された細胞が 個の場合ウェルに分注

② 吸引 ③ 細胞数確認 ④ ウェルに分注

=確実に一個ずつ分注

① 自動限界希釈

分注液量に1細胞となるように自動で限界希釈

製品名 (オンチップ スパイス)

製品番号

希望小売価格 円(消費税抜き)

装置構成 本体 制御

本体サイズ

分注方式 使い捨てピペットチップ

認識方法 カメラによる画像認識

チップ内液量 μL

サンプル 細胞 細胞塊 粒子 ビーズ など

認識サイズ ~ μm 培養細胞株で確認)(ビーズ等の粒子は3μm程度も認識可能)

分注精度 以上 (サンプル状態による)

バイオセーフティ 安全キャビネット内に設置可能

ダメージ 細胞ダメージ低

撹拌 使い捨てピペットチップによる自動撹拌

溶液 水 培養液 海水など

処理速度 参考時間:設定条件とサンプル状態による)対応プレート ウェル プレート、 ウェル プレート

細胞・粒子の濃度が自動希釈され、分注ピペットの細胞数を画像認識で確認した後に分注

限界希釈法+画像認識で1ウェルに1細胞を分注!

シングルセル解析のための1細胞分注機シングルセル解析は1細胞レベルでゲノム配列の決定やRNA発現解析を行い、従来の細胞集団の平均的解析に比べ細胞個々の解析を可能とする。シングルセル解析では1細胞ずつを所定のアッセイ系に供する要求から、確度の高い細胞の分注システムが必要となる。On-chip SPiSはサンプル溶液中の細胞や粒子数を画像で確認し、1個/wellとか複数個/wellになるよう分注する装置である。分注方法は、希望する数の細胞や粒子が0.3μlに存在するようサンプルが自動で希釈(限界希釈)され、その後、ピペットが吸い上げた0.3μl中に設定した粒子数の存在をCCDカメラで確認(画像認識)して分注する。

Page 2: On-chip SPiSPC9細胞株を用いた分注実験(7回実施の平均) 1細胞分注の精度:平均92%(88%f95%) 96ウェル分注に要した時間:134分(109f177分)

PC9細胞株を用いた分注実験(7回実施の平均)1細胞分注の精度:平均92%(88% 95%)96ウェル分注に要した時間:134分(109 177分)

約10μm)

SPiSカメラ撮影像

実験:細胞を使いた の分注精度の確認細胞: (顕微鏡確認のため 染色)溶液:Tバッファー条件:細胞1個ずつを プレートのうち ウェルに分注

拡大写真

ピペットチップに0.3μL吸い上げCCDカメラで確認後、チップ内にPC9が1個認識された場合はウェルに分注、0個、2個以上の場合は自動でリトライ。

0.3μL吸引

0個:4%(3~5/96 well) 1個:92%(84~91/96 well )2個:4%(1~6/96 well) 3個:0% ( 0~1/96 well)(#) 分注操作の設定条件で細胞サイズを14~40umと設定。複数の細胞が分注される原因は、指定サイズ以下の細胞が個数にカウントされずに分注された可能性が考察される。

4%

92%

4% 0%0%

20%

40%

60%

80%

100%

0個 1個 2個 3個

割合

ウェル内の細胞数(分注後に目視確認)

On-chip SPiS PC-9平均分注精度(n = 7)

細胞の認識サイズを と設定し、限界希釈で に調整されたサンプル液を1細胞 になるよう 分注した。この実施例では1細胞確認のリトライ数は平均 回 下図 、

へ1細胞ずつ分注することに要した時間は2時間5分であった。 細胞分注の精度は 。

日時 #細胞溶液攪拌頻度 回のサンプル吸引につき 回チップ交換 回サンプル吸引につき 回平均トライ回数 (分注時間 分分注指定サイズ 14~40um

平均細胞数指定サイズ以下率指定サイズ以上率

製品カタログ、デモのご希望、アプリケーション等の資料請求等、下記までお問い合わせください。[email protected]

【取扱店】

1) の1細胞分注の精度( )

細胞:PC9分注精度89.5%(1個:86well/96well 2個:10well/96well )

3)-2 SPiSによるシングルセル分注の確認(ATPアッセイ)

3)-1 SPiSによる個数指定分注の確認(ATPアッセイ)

SPiSでPC9細胞を1個,2個,3個,5個/wellで各ウェルに分注して、ATP量を測定すると綺麗な検量線が引ける。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 平均

6285 6759 6344 6859 6500 6213 5640 7976 5526 6136 7049 6207 6458

3977 3900 4078 5360 3633 3845 5229 4067 3658 4417 4200 3999 4197

3550 2586 2479 2463 2417 2596 2984 2624 3131 2641 3551 3279 2858

1337 2987 1487 1204 1248 2194 1288 1446 1281 1729 1329 1292 1569

200 163 126 193 160 156 146 176 183 146 130 190 164

2個分注

1個分注

PBS(0細胞)

5個分注

3個分注

細胞:PC9 SPiSで1ウェルに1個、2個、3個、5個の分注を指定

ATP値

SPiS分注指定個数0

2000

4000

6000

8000

0 1 2 3 5

2) の1細胞分注の具体例

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

A 1560 1833 2893 710 1580 2213 986 893 860 2086 1020 726

B 886 840 793 1790 1276 1933 1796 766 1283 883 1970 810

C 1790 2703 3163 1676 2893 1840 1840 1640 2446 2720 2076 1670

D 2363 2173 1896 1713 2113 1706 3430 1583 2543 1400 2763 1783

E 1873 2223 2153 1710 1710 2693 1783 2030 1990 2163 3130 2753

F 2036 4021 2416 1186 1040 1110 1003 1233 1123 1243 2946 1846

G 950 1243 1756 2713 3303 2403 2150 1796 1666 2050 2483 2120

H 2356 3443 1700 2256 2076 4497 2756 2006 1950 2580 2483 2796

0

2

4

6

8

10

12 トライ数

分注精度数 数個個個個

分注後の細胞数の確認は目視確認と アッセイによって行った。

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