【東京ゼロエミ住宅】

工事完了検査 補足資料

技術統括部 省エネＧ

株式会社 東日本住宅評価センター

2020.02.14版2020.03.10版

１.東京ゼロエミ住宅の完了検査の準備

東京ゼロエミ住宅設計確認書等の交付を受けた住宅の工事を完了したときは、工事完了検査申請書に申請

住宅の施工状況について、工事施工者が下記の資料の準備を行い認証審査機関に提出し、設計確認書等に記

載された内容どおり工事が行われたか確認する検査を受けることになります（要項第16条）。

検査が円滑に行えますよう、予め書類等の準備をお願いします。

１）工事完了検査前の準備

① 完了検査申込時に「東京ゼロエミ住宅施工報告書」（添付資料１）をご提出いただきますので、検査

前にご確認ください。

② 認証事項が認証要件に適合していることを証する図書（設備機器の納入仕様書、施工記録書等)の

仕様、性能が確認できる書類を予め準備ください。

③ 確認審査申請（変更確認審査申請）からの変更の有無をご確認ください。変更がある場合は提出変更

図書も添えて工事完了検査申請し、下記 ２）のご対応をお願いいたします。

【適合する要件に係る軽微な変更（※１）の分類】

Ａ ：品番、仕様、機種、設置場所等の変更

Ｂ ：再計算によって基準適合が明らかな変更（性能規定の場合）

Ｃ ：記載事項等の変更

（※１） 軽微な変更（導入推進事業実施要項第13条の設計変更確認審査等に該当しない変更）

扱いについては、確認審査申請（確認審査申請）の図書からの変更になります。

④ 他制度（品確法の建設性能評価等）の検査と同時に検査を行う場合（※２）は、予め（東京ゼロエミ

住宅工事完了検査申請書／（第三面）／【11．備考】（添付資料２）欄に同時に検査する旨を記入して

ください。

（※２） 建設評価と同時に検査を行う場合は、「下地貼りの直前の工事の完了時」の検査報告書

（省令別記第十号様式）を添付してください。

２）省エネ基準に軽微な変更がある場合

① Ａに該当する変更

⇒「東京ゼロエミ住宅 変更説明書」（添付資料３）および変更に係る図面等（※３）を工事完了

検査申請書に添付し、ご提出ください。

（※３）変更箇所が分かるように、朱記、マーカー等により明示してください。

② Ｂに該当する変更

⇒ ①に加え、外皮計算書および一次エネルギー消費量計算結果を工事完了検査申請書に添付し、

ご提出してください。

＊資料は当社のＨＰに掲載していますので、ダウンロードし作成してください。

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２. 工事完了検査の手順 【東京都：東京ゼロエミ住宅の認証に関する要綱（抜粋）】

１）工事完了検査の申請（要項第１６条）

① 建築主が、設計確認書等の交付を受けた住宅の工事を完了したときは、工事完了検査申請書に当該

住宅の施工状況について工事施工者が作成する施工状況報告書を添えて当機関に提出し、設計確認書

等に記載された内容どおり工事が行われたか確認する検査を申請する。

② 当該住宅が新築等計画から変更して工事を完了したときは、提出変更図書も添えて申請する。

③ 工事完了検査申請書を他機関で当該住宅の設計確認審査（設計変更確認審査）を行った場合は、提出

図書（提出変更図書）及び設計確認書（設計変更確認書）若しくはその写しも添えて提出する。

④ 工事完了検査の申請に当たっては、当該住宅の建設工事における認証事項が認証要件に適合している

ことを証する図書を当該工事現場に備え付けておくものとする。

２）工事完了検査の実施（要項第１７条）

① 認証審査機関は、工事完了検査申請書の提出を受けた後、工事完了申請に係る住宅が設計確認書等

に記載された内容どおり工事が行われたことを、当該工事現場を目視し、又は計測し、工事完了検査

申請書、施工状況報告書及び工事記録書により検査を行う。

② 目視又は計測が困難なときは、当該工事に係る施工関連の図書の審査をもって、これに代えること

ができる。

３）東京ゼロエミ住宅認証書の交付等（要項第１８条）

① 認証審査機関は、工事完了検査の結果、工事完了申請に係る住宅が設計確認書等に記載された内容

どおり工事が行われたことを認めるときは、東京ゼロエミ住宅認証書に工事完了検査申請書の写し

及び施工状況報告書の副本を１部添えて当該建築主に交付することにより、東京ゼロエミ住宅である

旨を認証する。

② 認証審査機関は、工事完了審査の結果、次の各号のいずれかに該当する場合に東京ゼロエミ住宅認証

不適合通知書を当該建築主に交付する。

・ 設計確認書等に記載された内容どおりに工事が行われていないとき。

・ 建築主から提出された工事完了検査申請書、施工状況報告書又は工事記録書に不備があり、又は

必要事項の記載が不十分であることが明らかとなり、設計確認書等に記載された内容どおりに

工事が行われているかどうか判断できないとき。

・ 建築主から提出された書類等に記載された内容が明らかに虚偽であると認められるとき。

③ 認証不適合通知書の交付の際、当該建築主に対し既に交付されていた設計確認書等は、当該認証

不適合通知書の交付によりその効力を失う。

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３. 工事完了検査の注意事項【東京都：東京ゼロエミ住宅 認証制度に関するＱ＆Ａ（抜粋）】

B-b-9 【工事完了検査】（2019.10.04）

工事完了検査は認証審査機関による現地検査です。なお、完了検査申請時に、当該住宅の施工状況について

工事施工者が作成する施工状況報告書を添えて認証審査機関に提出してください。

B-b-10【工事完了検査の方法】（2019.10.04）

要綱第17条第2項に、図書の審査による工事完了検査の規定がありますが、本規定は現地検査を行う上で

支障となる島しょ部などを想定しており、それ以外は原則認めていません。

B-b-12【工事完了検査の方法】（2019.10.18）

要綱第17条に基づく工事完了検査は、原則、現地にて、目視と計測により実施します。

施工状況の自己検査をしたうえで作成した施工状況報告書を完了検査申請時に提出してください。現地

検査できない認証項目は、施工状況報告書や工事記録書（納品書や写真）で確認します。

B-b-10【工事完了検査の時期】（2019.10.04）

完了検査時に照明器具は必ず設置してください。引掛シーリングのみは不可です。

B-b-17【工事完了検査の時期】（2019.10.18）

工事完了検査時に必要な設備（例：主たる居室のルームエアコンディショナー、LED照明）が設置されて

いなかった場合、認証できません。必ず設置した上で工事完了検査を申請、受検してください。

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B-a-20【竣工時に隠ぺいされる部分】（2019.10.18）

① 完了検査で現場写真を提示するうえで、撮影が必要な部位は、竣工時に隠ぺいされる部分で認証事項・

認証要件になっているもの（壁、屋根又は天井等の断熱材、配管方式等）については、全ての種類

（一つの種類で複数の仕様がある場合は各々の部分）を撮影しておいてください。

② 認証審査機関と任意（要綱規定外）の中間検査について取り交わしを行い、認証審査機関による中間

検査（現地検査）を受けた場合、認証審査機関から施工状況の確認を受けた部分に限り、認証審査機関

発行の中間検査実施の証明書（※４）をもって工事完了検査の一部に代えることができます。

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４．認証審査機関発行の中間検査実施の証明書（※４）について

完了検査で竣工時に隠ぺいされる部分（壁、屋根又は天井等の断熱材、配管方式等）の検査において、

認証審査機関から施工状況の確認を受けた部分で、工事完了検査の一部に代えることができる場合の扱い

は、下記の通りとします。

■ 外皮平均熱貫流率（ＵＡ値）の記載がある建設住宅性能評価（写し）

※ 外皮熱貫流率が０.７Ｗ／（㎡・Ｋ）以下であること

１）一戸建て住宅の場合

① 完了検査申請書に「下地貼りの直前の工事の完了時」の適合の検査報告書（省令別記第十号様式）

を申請書に添付してください。

② 完了検査後に、建設住宅性能評価を速やかに交付するようご対応ください。当機関で建設評価を

行っている場合は、当機関で認定書を添付します。

２）共同住宅の場合（全住戸の建設評価を行っている場合に限る）

① 完了検査申請書に「下地貼りの直前の工事の完了時」の適合の検査報告書（省令別記第十号様式）

を申請書に添付してください。

② 完了検査後に、建設住宅性能評価を速やかに交付するようご対応ください。当機関で建設評価を

行っている場合は、当機関で認定書を添付します。

ご注意）東京ゼロエミ住宅は共同住宅の場合、全住戸が対象になります。

工事の過進捗、未進捗等により断熱材の検査ができない部位・住戸がある場合は、

予め施工状況が確認できるよう施工関連図書（施工写真、納入伝票）等を準備し、

検査が行えるようにしてください。

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要項第９条第２項

（設計確認審査の申請）

第９条 東京ゼロエミ住宅の新築を行おうとする建築主は、その新築等計画の認証事項の認証要件の適合状況に係る審査（以下「設計確認審査」という。）を受けようとする場合は、認証事項に係る工事に着手する前に東京ゼロエミ住宅設計確認審査申請書（別記第１号様式。以下「設計確認審査申請書」という。）に、別表第１に定める東京ゼロエミ住宅の設計確認審査に必要な図書（以下「提出図書」という。）を添えて、認証審査機関に提出し、設計確認審査を申請するものとする。

２ 次の各号のいずれかに該当するものは、前項の設計確認審査の申請（以下「設計確認申請」という。）を行うことができない。

一 暴力団（東京都暴力団排除条例（平成23年東京都条例第54号。以下「暴排条例」という。）第２条第２号に規定する暴力団をいう。）

二 暴力団員等（暴排条例第２条第３号に規定する暴力団員及び同条第４号に規定する暴力団関係者をいう。以下同じ。）

三 法人その他の団体の代表者、役員又は使用人その他の従業者若しくは構成員に暴力団員等に該当する者があるもの

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■ （記載例）品確法の建設性能評価（竣工時検査）と同時に検査を行う

（注意）他制度（品確法の建設性能評価、フラット３５の省エネ（一次エネルギー））の検査と同時に検査

を行う場合は予め、同時に検査する旨をご記入してください。

資料２

※ 設設計審査から記載内容に変更がある場合は、備考欄に変更した内容を記載ください

※ 外皮（断熱材）、設備に変更がある場合、変更ありにチェックを入れてください

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※ 住居表示が定まっている場合は記載してください

設計審査の内容を転記してください。

階ごとに記入 または住戸数の多い場合は一覧表を作成し、記載いただいてもかまいません。

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単位住戸ごとに通し番号を付し、その番号を記入してください。

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　※ 他の検査提出書類についても準用します

資料１

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記載例

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株式会社東日本住宅評価センター

住宅　太郎

２　　　　　２　　　　　２２

東京　一郎　様

東京　一郎　様邸新築工事

東京都新宿区西新宿●－●－●

※ 施工者、建築主、住宅の名称、住宅の所在地は工事完了検査申請書と合わせて記載ください

建設性能評価書

施工写真

納入伝票

・納入仕様書

・取扱い説明書

原則、目視検査となりますが、吹抜け等で目視検査が困難な場合は、　・納入仕様書、　・取扱い説明書

等を準備ください

該当する設備にチェック

※ 自署の場合は、押印を省略することができます

住宅

ご注意：共同住宅の場合は住戸ごとに作成してください。

資料３

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※ 軽微な変更がある場合に提出し てくださ い

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