「日本人の国民性第13次全国調査」の結果のポイント平成26年10月30日...
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平成 26年 10月 30日
「日本人の国民性 第13次全国調査」の結果のポイント
1 日本人の長所として「礼儀正しい」「親切」が過去最高日本人の長所として挙げられるものを具体的な 10個の性質の中からいくつでも選んでもらった
ところ,“勤勉”,“礼儀正しい”,“親切”を挙げる人が 7割を超えた (#9.1)。特に,“礼儀正しい”
はこれまで 5割前後だったが今回 2013年は 77%にまで上昇し,“親切”は 3割から 5割の間だったが 71%に高まるなど,いずれも 20ポイント近く増加して過去最高となった。なお “勤勉”は,これまでの 7割前後から今回は 77%に増えて,これも過去最高である。また日本の「心の豊かさ」に対する 4段階の評価結果では,“非常によい”あるいは “ややよい”
とする人の割合は,1993年から 1998年にかけて 41%から 26%へと落ち込み,そのまま 30%を割り込んで低迷していた (#9.12e)。しかし 2013年の今回は 47%にまで急速に回復し,1973年の当該項目の調査開始以降では最も高い割合となった。
50
4245
31
4238
4241
52
71
4743
47
37
4750 50
48
60
77
55
6061
6669
72 7166 67
77
39 45 39 41
26 2428
47日本の「心の豊かさ」(非常によい + ややよい)
親切礼儀正しい勤勉
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
1958 1963 1968 1973 1978 1983 1988 1993 1998 2003 2008 2013
図 1: 日本人の性格 (長所) と日本の「心の豊かさ」に対する評価
これらに関連した項目として,たいていの人は “他人の役に立とうとしているか”あるいは “自分のことだけに気をくばっているか”を尋ねたところ,“他人の役に”という人は 1978年は 19%に過ぎなかったが,その割合は毎回少しずつ増加し,今回 2013年は前回 2008年の 36%から 10ポイント近く伸びた 45%となって,はじめて “自分のことだけ”の割合 (42%) を上回った (#2.12)。
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29 30
3436
45
74
6258
60
51
51
42
他人の役にたとう としている
自分のことだけに 気をくばっている
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
1978 1983 1988 1993 1998 2003 2008 2013
図 2: たいていの人は,他人の役にたとうとしていると思いますか,それとも,自分のことだけに気をくばっていると思いますか?
1
2 もう一度生まれかわるとしたら「日本」にもう一度生まれかわるとしたら “日本に生まれてきたい”か,それとも “よその国に生まれてき
たい”かを選んでもらったところ,“日本に”を選ぶ人は,全体では前回 2008年の 77%から今回2013年は 83%へと上昇した (#9.22c)。性・年齢層別に見ると,高齢層は 2008年においても 8割を超えていたが,2013年は若年層を含む全ての年齢層で 7割を超えた。
54
72 7180 83
93
75 74
8681
88 86
64 68 6776
8694
7277 77
8589
94
8377
2008年 2013年
全体 男性 女性
20%
40%
60%
80%
100%
2008年2013年
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上 20歳
代30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上
図 3: もう一度生まれかわるとしたら「日本」に生まれてきたい
“日本”人気の要因の一つには,前項で紹介した日本人自身に対する評価の高まりがあると考えられる。実際,日本の「心の豊かさ」をよいと考えている人ほど,もう一度生まれかわるとしたら “日本に生まれてきたい”としている。この傾向は,詳細なグラフ等は割愛するが,どの性・年齢層でも同様に認められる。
90
89
79
70
8
9
16
25
日本に よその国に
(2013年の結果による)
日本の「心の豊かさ」に対する評価
非常によい
ややよい
ややわるい
非常にわるい
0% 20% 40% 60% 80% 100%
図 4: 日本の「心の豊かさ」に対する評価 × 生まれかわりたい国
2
3 生活水準 ~ 日本を再評価も,自身は「変らない」が最多心の面に関する評価の高まりと歩調を合わせるように,日本の経済面についての評価も上向く
動きがみられる。日本の「生活水準」や「経済力」を 4段階で尋ねたところ,“ややよい”とする人の割合は,「生活水準」に関しては前回 2008年の 44%から今回 2013年は 54%へ,「経済力」については 2008年の 32%から 44%へと,いずれも 10ポイント程度増加した (#9.12c, #9.12d)。ただし,“非常によい”とする人の割合は 1993年から 1998年にかけ急落して以来,今回も 5%程度で推移している。
4243
40
46
28 2932
44
2523
42
33
4 3
55
9 11
17 16
5 55
7
42
52 56
58
4845 44
54
日本の「経済力」:非常によい
日本の「生活水準」:非常によい
日本の「経済力」:ややよい
日本の「生活水準」:ややよい
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
1973 1978 1983 1988 1993 1998 2003 2008 2013
図 5: 日本の「生活水準」と「経済力」に対する評価
日本の経済面が再評価されつつある一方で,実際に自分自身の生活水準がこの 10年間で “よくなった”あるいは “ややよくなった”という人は,1993年の 41%から 2003年に 20%へと下落し,今回も 20%にとどまったままである (#7.30a)。他方,“わるくなった”あるいは “ややわるくなった”という人の割合は,1993年の 13%から 2003年には 39%まで上昇した。その後,生活水準が悪化したという人の割合は減り続けているものの,10年間 “変らない”という人は増え,今回 2013
年は 53%に達した。
49(17)
41(10)
41(9)
28(4)
20(4)
21(4)
20(4)15
(4) 14(4) 13
(3)
29(7)
39(11) 35
(10) 26(6)
35
4346
42 4044
53
よくなった + ややよくなった
わるくなった + ややわるくなった
変らない
カッコ内の数値は、 よくなったあるいは わるくなった
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
1983 1988 1993 1998 2003 2008 2013
図 6: あなたの生活水準は,この 10年間でどう変りましたか?
3
4 「努力しても報われない」が増加自分の目標に向かって努力することについて “まじめに努力していれば,いつかは必ず報われる
と思う”か,それとも “いくら努力しても,全く報われないことが多いと思う”かを尋ねたところ,“努力しても報われない”という人は,全体では 1988年の 17%から 2013年には 26%へと 10ポイント近く増加している (#7.38)。増加はどの性・年齢層でも見られ,特に 20歳代・30歳代の男性では,1988年には 4人に 1人だった割合が,2013年になると 3人に 1人を超えている。
26 24 24
13
20 17
37 37
31
26 2523
18
1114 14 16
9
22
2523 24
19
2526
17
1988年 2013年
全体 男性 女性
0%
10%
20%
30%
40%
1988年2013年
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上 20歳
代30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上
図 7: いくら努力しても,全く報われないことが多いと思う
努力が報われないという回答が増加した背景には様々な要因が考えられ,経済的な面もその一つである。「生活水準 10年の変化」と「努力すれば報われるか」とのクロス集計を見ると,生活水準が 10年間でわるくなったとする人ほど,“努力しても報われない”と回答する割合が高い。この傾向は,どの性・年齢層でも同様に認められる。
8579
76
66
43
1420
22
32
54
まじめに努力していれば、いつかは必ず報われると思う
いくら努力しても、全く報われないことが多いと思う
(2013年の結果による)
生活水準10年の変化
よくなったややよくなった
変らない
ややわるくなった
わるくなった
0% 20% 40% 60% 80% 100%
図 8: 生活水準 10年の変化 × 努力は報われるか
4
5 蔓延する「いらいら」この1ヶ月間に「いらいら」したことが “ある”という人の割合は調査を経るごとに徐々に増え
ており,2013年には,1993年の調査開始以来はじめて “ない”人の割合 (49%) を超えて 50%となった (#2.80c)。“ある”という人の増加は 60歳以上を除くどの性・年齢層でも見られるが,特に若年層の女性で著しく,今回 2013年は 4人に 3人の 20歳代・30歳代女性が1ヶ月の間に「いらいら」したことが “ある”としている。
38
46
45
4850
44
51 5156 5549
61 62
69
77
41
50 51 52
57
49
62
59
70
76
4547
41
59
54
45
5854
56
69
28
4339 41
48
35
4447
44
53
26
3431 30
3027
3841 42
40
12
2731 32 2829
34
42 4039
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
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'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
全体 男性 女性
図 9: この1ヶ月間に「いらいら」したことがある
また,この1ヶ月のうちに「頭痛・偏頭痛」に悩んだことがあるという人も,1993年の 25%から 2013年の 32%へと少しずつ増えており,特に 20歳代・30歳代の女性では 2013年には半数を超えている (#2.80a)。
25
28 2829
32
20
15
33
2927
41
33
47
58
22
28
25
33
27
32
4141
46
57
20
22
19
2729
35 37
43
43
48
1415
21
1917
29
28
32
31
40
14
17 16
13 14
26
39
31
26
27 26
17
18
14 14
35
27
30
25
29
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
'93
'98
'03
'08
'13
34
全体 男性 女性
図 10: この1ヶ月間に「頭痛・偏頭痛」に悩んだことがある
5
6 若年層で「わずらわしさを避けて,平穏無事に」が拡大“自分の可能性をためすために,できるだけ多くの経験をしたい”か,あるいは “わずらわしいこ
とはなるべく避けて,平穏無事に暮らしたい”か,自分の気持ちに近い方を選んでもらったところ,30年前の 1983年には 20歳代の 80%は “多くの経験をしたい”と考える一方で,70歳以上の 58
%は “平穏無事に暮らしたい”を選んでおり,世代間で考え方に大きな違いが見られた (#2.11b)。しかし今回 2013年には,“平穏無事”を望む 20歳代は 19%から 31%へ,30歳代は 25%から 35
%へといずれも 10ポイント以上増えており,前項までに示してきたような報われなさやストレスを抱えた若年層では,多様な経験よりも安定した暮らしを願う様子がうかがえる。その一方で “多くの経験”を求める高齢層の割合は増加しており,世代間の差は 30年前と比べ縮小している。
8072 68
5242 37
68
63 62
6358
51
1983年 2013年
仕事や遊びなどで自分の可能性をためすために、できるだけ多くの経験をしたい
0%
20%
40%
60%
80%
100%
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上
19 25 3146
56 5831
35 38
3640
46
1983年 2013年
わずらわしいことはなるべく避けて、平穏無事に暮らしたい
0%
20%
40%
60%
80%
100%
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上
図 11: 可能性をためすか
これらに関連した項目として,“いくらお金があっても,仕事がなければ,人生はつまらない”
と,“お金があれば,仕事がなくても,人生がつまらないとは思わない”のどちらが自分の気持ちに近いか尋ねたところ,“お金があれば仕事がなくてもよい”という回答は全体では 3割に満たないものの,その割合は 1983年から増える傾向にある (#7.25)。特に若年層での増加が際立ち,20
歳代では 1983年の 19%から倍増して 2013年には 40%に達している。
14
1922
21
26
22
26
19
31
2927
30
33
40
12
16
24
33
36
26
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10
16
20
16
3028
26
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17
21
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18
24
1717 17
2120
20
20 21
18 17
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20
11
21
全体 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
0%
10%
20%
30%
40%
5%
15%
25%
35%
'83 '93 '03 '13 '83 '93 '03 '13 '83 '93 '03 '13 '83 '93 '03 '13 '83 '93 '03 '13 '83 '93 '03 '13 '83 '93 '03 '13
図 12: お金があれば,仕事がなくても,人生がつまらないとは思わない
6
7 再び楽観に転じ始めた将来の見通し将来の見通しについては,悲観的な見方よりも楽観的な見方が再び増えているようである。こ
れから先 “ひとびとは幸福になると思う”,“心のやすらかさはますと思う”,“人間の健康の面はよくなると思う”という人の割合は,いずれも 1978年に最も高く 2000年前後に最も低かったが,近年は再び上昇傾向にある (#7.18e, #7.18b, #7.18)。特に 20歳代に限ると,楽観的見通しの割合は 1978年よりも 2013年の方が高く,例えば “ひとびとは幸福になると思う”という 20歳代は2013年には 42%にものぼる。
27
37
19 1721
27
42
ひとびとは「幸福」になる
13
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9 814
22
「心のやすらかさ」はます
25
49
16 1924
39
59
人間の「健康」の面はよくなる
全体 全体 全体20歳代30歳代40歳代
20歳代30歳代40歳代
20歳代30歳代40歳代
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
'73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13 '73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13 '73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13
10
図 13: 将来の見通し
さらに将来に限らず,既に多数の人が自分は幸福だと考えているようである。ひとくちでいえば自分が “幸福 (まあまあ,ふつうをふくむ)”か “不幸”かを選んでもらったところ,“幸福”という人は,高度経済成長期を迎えた 1958年には 81%であったが,55年後の今回 2013年には 94%へと増え,どの性・年齢層でもほぼ 9割を超えている (#2.3)。
81 79 80 78 7886 84 79
88 8374
83
89 89 8994 93 92 93 96 97 97 96 9694
81
1958年 2013年
全体 男性 女性
20%
40%
60%
80%
100%
1958年2013年
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上 20歳
代30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上
図 14: ひとくちでいうと,「幸福」だ
7
また,幸福度に −5点 (とても不幸せ) から 5点 (とても幸せ) まで 11段階で点数をつけてもらうと,マイナスの点数をつける人は,20歳代男性を除くとどの性・年齢層でも 1割に満たない(#2.3∗)。逆に 1点以上の点数をつける人は,いずれの性・年齢層であっても半数を超え,若年層ほど多くなる傾向にある。
158 9 7 3 7 4 4 6 8 7 6
10 7 10 6 6 11
8 11 10 13 9
14
37
2329
24 2717
16
2015
17 1810
3
710
9 5
5
11 15 11 11 12 11
17
2522 18 16
10
38
30
2728
18
19
17 10
13 15
13
7
76
3 6
6
7
ー5~ー1点 1点2点3点4点5点
男性 女性
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上 20歳
代30歳代
40歳代
50歳代
60歳代70歳以上
図 15: 現在,あなた自身はどの程度幸せですか。「とても幸せ」を5点,「とても不幸」を-5点,「ふつう」を0点とすると,何点くらいになると思いますか。
8
8 その他の特徴的な結果8.1 3人に 2人が原子力施設の事故に対して不安感
原子力施設の事故に対する不安感を 4段階で尋ねたところ,不安を “非常に感じる”または “かなり感じる”という人の割合は,2008年までは 4割から 5割程度であったが,2011年の東日本大震災後の今回 2013年は 3人に 2人に増加している (#2.30g)。
26
26
26
23
37
20
26
23
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13
14
15
15
9
36
32
33
38
25
非常に感じる かなり感じる 少しは感じるまったく感じない
1983
1988
1993
1998
2003
2008
2013
0% 20% 40% 60% 80% 100%
図 16: 「原子力施設の事故」についての不安
また,今回 2013年に初めて地震や津波などの自然災害に対する不安感を尋ねたところ,“非常に感じる”あるいは “かなり感じる”という人は合わせて 64%にのぼった (#2.30i)。特に女性はどの年齢層でも 3人に 2人が不安を “非常に感じる”あるいは “かなり感じる”としている。
31 33 432
25192224
2733
2530
3035
3728
7
6
7
10
4
2
44
45
41
31
31
36
3931
40333435
3235
30383534
1
5
2
1
6
3
28
28
27
27
26
28
非常に感じる かなり感じる 少しは感じるまったく感じない
女性 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
男性 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
2013年 全体
0% 20% 40% 60% 80% 100%
図 17: 「地震や津波などの自然災害」についての不安
9
8.2 一番大切なものは「家族」
一番大切なものを自由回答で一つ答えてもらった結果,過去数回の調査と同様に “家族”を挙げる人が最も多く,44%となった (#2.7)。次いで多いのは “愛情・精神”と “生命・健康・自分”で,いずれも 18%であった。これら三つで全体の 8割を占める。
15
11
99 9
68
64 3
53
4
16
1922 22
27
19 1816 17
13
17
1822
2829
21
23 22 22
17
2221
1918
1110
87
910 10
97 6 7
1213
13
18
23
3133
4240
4546
44
生命・健康・自分
子供
家族
金・財産
愛情・精神
0%
10%
20%
30%
40%
50%
1958 1963 1968 1973 1978 1983 1988 1993 1998 2003 2008 2013
図 18: 一番大切なもの
8.3 職場の人間関係観は伝統回帰へ
上役と仕事以外のつき合いが “なくてもよい”か “あった方がよい”かを尋ねたところ,“あった方がよい”という割合は 2000年前後から増加傾向にある (#5.6∗)。特に 20歳代や 30歳代では,2013年には 1973年と同じ 7割前後にまで戻している。また “給料は多いが,レクリエーションのための運動会や旅行などはしない会社”と “給料はい
くらか少ないが,運動会や旅行などをして,家族的な雰囲気のある会社”のどちらにつとめたいか選んでもらったところ,“家族的な雰囲気の会社”は 1978年から 2003年にかけて減少していたが,近年は再び上昇に転じ始めているようである (#5.6b)。
72
55 55 5865
上役と仕事以外のつき合いはあった方がよい
74 7865 62
53 53 57
給料はいくらか少ないが、運動会や旅行などをして、家族的な雰囲気のある会社につとめたい
全体 全体20歳代30歳代40歳代
20歳代30歳代40歳代
0%
20%
40%
60%
80%
100%
'73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13 '73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13
図 19: 職場の人間関係観
10
8.4 女性の「楽しみは女が多い」が増加
男女の生まれ変わりに関する質問では,今回もこれまでと同様に,男性は 9割近くが “男に”生まれ変わりたいと答え,女性は 7割が “女に”生まれ変わりたいと答えている (#6.2)。
5 7 5 5 4 5 4 3 5 5 6 6
90 88 89 89 90 90 90 88 88 87 87 87
2736
48 51 52 56 59 65 67 69 71 71
6455
43 42 41 39 34 29 28 25 23 23
男に
男に
女に
女に
0%
20%
40%
60%
80%
100%
男性'58 '63 '68 '73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13
女性'58 '63 '68 '73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13
図 20: もういちど生まれかわるとしたら,あなたは男と女の,どちらに,生れてきたいと思いますか?
また,「楽しみ」が多いのは男女どちらか尋ねたところ,1970年代までは男女ともに “男が多い”
という回答が 6割から 7割を占めていたが,近年は特に女性で “女が多い”という回答が増加している (#6.2d)。
10 10 11 820 25 22 27
71 66 71 7154 50 50 47
13 16 16 19
4656 56 62
67 60 63 62
34 28 23 22
男が多い
男が多い
女が多い
女が多い
0%
20%
40%
60%
80%
100%
男性'63 '68 '73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13
女性'63 '68 '73 '78 '83 '88 '93 '98 '03 '08 '13
図 21: あなたは男と女の,どちらの方が楽しみが多いと思いますか?
以上
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