JICAの大エジプト博物館 に対する支援

JICA中東・欧州部

中東第一課 課長補佐 大野 憲太

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対エジプト支援の重要性

●日本とエジプトの伝統的な友好関係。

●アジア・アフリカ・欧州の接点という地政学的な要衝に位置する人口約9,000万人の大国。

●中東・アフリカ地域の平和と安定にとってエジプトの積極的な関与が不可欠。2011年の政変後エジプト経済が

停滞する中、エジプトが安定勢力であり続けるための自助努力を支援していくことが重要。 ●有望な市場（平均年齢24歳）としての潜在性を有しており、日本企業のビジネスチャンスが見込まれる。

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JICAの対エジプト支援

運輸交通 電力

民間セクター開発

観光開発

I.包摂的・持続的な成長の実現

II.貧困削減・生活水準の向上

灌漑・農村開発 保健医療 社会保障

III.人的資源の育成・公的セクターの改善

教育・人材育成 ガバナンス 南南協力

●以下3つの柱で支援を展開。

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エジプトにおける観光開発の重要性

●観光業は、エジプトのGDP・雇用の約11％を担う重要産業（日本はGDPの8%、雇用の約7%）。 ●2011年の政変前に1,400万人であった観光客は、政変後900万人に減少し、エジプト経済に大きな打撃。

●エジプト政府は観光産業の回復を目指し国家的な取組みを推進。中でも、人類の遺産であるエジプトの文化財を展示する世界最大級の博物館（=大エジプト博物館）の建設は、国家的な最優先プロジェクト。

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JICAによる大エジプト博物館関連事業

2017年末頃部分開館予定

円借款による建設資金の一部支援

技術協力による

①保存修復能力の向上

②博物館運営・展示能力の向上

博物館本体

能力強化

・人材育成

第二の太陽の船の発掘・修復支援

＜現存する（第一の）太陽の船＞

展示物の

発掘・修復

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東京国立博物館の経験の活用

大エジプト博物館建設状況

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完成予想図（外観）

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完成予想図（内観）

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修復研修

パピルスの修復に和紙が補強材として使われるなど、日本の技術が活かされている。

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第二の太陽の船：部材取上げ現場

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カイロ地下鉄路線図

カイロ国際空港

ギザピラミッド

大エジプト博物館

1号線

3号線

4号線（第一期）

4号線（第二期）

大カイロ都市圏

イスラム地区（世界遺産）

New Cairo

（新市街地）

6 of October

（新市街地）

ピラミッド付近の駅（完成予想図）

大エジプト博物館（完成予想図）

円借款で支援中。

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号

線

大エジプト博物館

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