耳石を用いた日向灘産マダイの年齢査定耳石を用いた日向灘産マダイの年齢査定...
TRANSCRIPT
耳石を用いた日向灘産マダイの年齢査定
誌名誌名 宮崎県水産試験場研究報告
ISSNISSN 13445863
巻/号巻/号 15
掲載ページ掲載ページ p. 1-8
発行年月発行年月 2014年10月
農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センターTsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research CouncilSecretariat
"&~ll<~liJf'f!X. ~m~. 1-s. '.¥Jilt26~ Bull. Miyazaki Pref Fish. Res. lnst.., }fal5, 1-8, 2014
Age determination of red sea bream
Otolith reading method in age determination of red sea bream.
Pagrus major from. Hyuga-nada
MASAKO NAGANO, SATOSHI KATAYAMA, ATSUSHI NAKAMURA
SHIMON KAI and TOMONORI SAITO
20121¥7'.P G20141¥ ~ -c't;: '§ilffitjjf-;i7'Ji;~r!tht;:7](fJ\jff ~ ;h,k s [P]jft~"? ~· -{ 342~[;: "'.) v \''"(' ll=:n-tll!lf~}l ~ m v \ '{' 1'p!Hf;~lt7E Lko ll=:n-t;: J:: 01¥1Hf;lt7E'.-c't'i, ffe.Jl~tU:'.'O) J:: 5 f.J>tJIJ~~1¥1Hf;%W c T 0 7'.P, .:C-0>lJ!.~£~7'.J>~ ~
n0 £,~7'.J' ~ 0 7'.l''. "? !f-1' t;: "'.) v \--c t'i*tc~ ~ n --Cv \t,t.tP0 tc.:. c iJ' G, ~1'&0> J:: ~ :ffl'!t0>1Wiv \1¥1Hf;lt7EfF~t;:
~T0k~, SrP1fi~?Y-1'0>ll=:n-~}10>M~$~~m~L, 1¥•M~0>M~£~~~Lko
"? ~---{ Pagrus major t'i, ti< iJ> G*1tJ;.g:~,~O)
~•m&cL--c&M~•ffi~~n--c~~. E'ilffitJJf<-c' t 19701¥1-1\:iJ' G ffl.:(:Et;: v \ tc. 0 ~ -c', *3¥:-i:!tif.ct;: :btc. 0--C&M~ifiE7'.J>if:b;h,--Cv\0o *Mt'i, 7£~~. 1j'
~~~~. ~~. ~~~~<O)~~-~-c'~~~;h,
0~, ~~~00~~<. ~Mt~•ITTIWi~~tc~,
*Jlf<*~~t;:~i, \--cm;~t,t.m&O>-"J'°C'~ 0o
flM~ifiE0>5<:;iJ*~:Ji7ET 0 t;: ~ tc. ~, ~~~0>1¥ !Hf;MJJX:~MW-t0:.c~~~~~~-c'~0o SrP18 ~"?~---1'0>1¥1Hf;lt7Et'i, :.n~-c', 19871'Ft;:~,~~
O>~::Z-.IHJl.PX:iJ' G:Jt7E L.kJJX:jjt;1:\;tl ~ J:: lJ Agelength key~fflv\--C, 1'~*0)~JZ,jjt7J>G1¥1Hf;~:Jt7E
l,. --C '2: ko Z)
-~, ?Y-1-c'~, 7J<mKJ::~JJX:-!lt~ltffi*MT
0 :. c iJLHHr.li ~ ;h, --C v \ 0 o 3l :ilI1¥, S rP18 t'i ;Wi 71<
rliil.f~rPJ-c'~ ~, 19871¥~ai'f0>JJX:-!lt:ctc t'i~11::: L.--Cv\
0~~ttffi~0tc~, ~~--C?Y-1'0>1¥!Hf;JJX:-!ltM~
~1it~"90£,~7'.J>~0o
1¥1Hf;%W~ fflv\fc_"?~----r {lj!jjf*0>1¥1Hf;lt7E~i'.tc L
--ct'i, 1.lt*M7'.J>fflv\ Gn--cv\tc7'.J'. 1Wi!Hf;m0>M-c't'i
1¥•0>~~ffi~M-c'~0tc~. :ilI1¥-c'~~•m-c't
1¥•M~7J>J;t•ITTM~ L.Jbv\ll=:n-~fli'.t7'.J>~ < fflv\
G ;h, 0 J:: 5 tU,t. 0 --C v \ 0 0 4l L. iJ> L., ll=:n- t;: ~rt
01¥•*~•~t;:M-t 0*U531J£~t;: "Jv \--c t'i*tc7E
~ ~n--c~ Gf, •~*'frk 0>£~-c'lt7E~n--cv\
00>ffiffl,~-c'~0o ~-K, l1=:n-0>~~~*0>M~
~%JJX:ai'fWJt;:"Jv\--c, -1' ':/ft v-1' ~f9H;: IJJX:-!lt0>~
v \~'f mt;:~~~*7'.J'%JJX: ~ n, JJX:-!lt1-*?1WWJ O)~mr;: ~~f*7'.J>%JJX:~n0o if.j!j,I~1'¥ITTt;:f'J:, PX:-!ltO>~v\~
14r-c't'i!J,~O)if.j!jii7'.l'~~%JJX: ~ n, Mr~M0>t1J ~t1Wi<~0o :.nK~L.--CPX:-!lt0>a~~~K~,
if.j!jii~*~KPX:-!ltL., Mr~Mt~~<~G~ffi-c'
OO~ntc.if.j!jiit;:JJX:-!ltT0oJ c v\ 5 t!!lll:ITTf,t.IDt.~7'.J' ~ 0a 5l L.iJ> L., .:CO> J:: 5 f,t. § :bti'!lll:~s"Jf,t.~~
*l: E'ilffitJJf<ll<~~~m 1"889-2162 '8ilffitJJf<'8ilffitrnw~6-16-3
Miyazaki Prefecture Fisheries Research Institute. 16-3 Aoshima 6-chome Miyazaki City 889-2162 Japan
*2 : ~~t*'¥*-¥~JG M:-¥.JiJf5Ef-+ =r 981-8555 '8:9i!GJJf<1wil'rnw~IR~imffi'81HT1-1
Graduate School of Agricultural Science, Tohoku University. 1-1 Amamiya-machi, Tsutsumidori, Aoba-ku, Sendai
City 981-8555 Japan
*3: E'ilffitJJf<i~rn~:EPJ•*~Jll.fi'O =r8s1-0031 E'ilffitJJf< s i¥irn;=i1Wi1-12-1 Miyazaki Prefecture Minaminaka Agricultural Community Development Bureau. 1-12-1 Todaka Nichinan City
887-0031 Japan
-1-
長野昌子，片山知史，中村充志，甲斐史文，驚藤友則
明帯とは異なり，多くの魚種で主に高齢時に形成さ
れる「成長の停滞期や産卵期を中心に形成される敏
状の構造」が不透明帯として観察され，年齢表示構
造として年齢査定が行われている。 6-15)
このように，構造的にも，生活史における形成時
期も異なる耳石構造が同じ不透明帯として呼ばれて
いる状況において，魚種毎にどのような構造を年齢
形質とするか，その観察基準が示される必要がある。
耳石観察マニュアノレとしては， ヒラメ 16)について
示されているが，マダイについてはまだ無い。そこ
で，今後のマダイのより精度の高い年齢査定作業に
資するため， 日向灘産マダイの耳石薄片の観察事例
を掲載し，年輪構造の観察基準を示すことを目的と
する。
材料及び方法
材料
2012年10月から2014年3月にかけて，庵川|漁協，
門川漁協， 日向市漁協，川南町漁協及び南郷漁協に
水揚げされたマダイ 342尾を標本として用いた。
魚体測定
標本は氷蔵または冷凍して試験場に持ち帰り，冷
凍のものは海水で、流水解凍した後，尾叉長他体サイ
ズを測定し，雌雄の判別，耳石(扇平石)の摘出を
行った。
耳石の処理と年齢査定
耳石(扇平石)の輪紋の観察は，片山16)に従い横
断薄片法によって行った。耳石横断薄片は，乾燥さ
せた耳石をポリエステル樹脂(丸本ストルアス社製)
に包埋した後，硬組織切断機(ゼーゲミクロトーム，
Leica SP1600 ;ライカ社製)を用いて，耳石中心部
を通るよう短軸方向に厚さ約500μmfこ切断し，その
薄片をステッキワックス(マルト一社製)でスライ
ドグラスに貼り付けて作成した。その後， O.lNの塩
酸に1分間浸潰してエッチング処理を施し，仕上げ
に透明マニキュア液を塗布することで，研磨処理を
施さなくても明瞭な耳石輪紋が容易に観察できるよ
う加工した。耳石の観察は実体顕微鏡 (M205CD;ラ
イカ社製)により明視野透過光下で、行った。
年輪構造については，輪紋(不透明帯)を溝(体
軸側)と腹側もしくは背側に観察される同一輪紋上
の不透明帯も合わせて観察した.なお，魚類耳石の
外部構造および鱗紋は，異体類とナマズ類の一部を
除けば左右相同であるため， 17) 左右の耳石は区別
-2-
せず扱った。
結果及び考察
事例 1 (図1)
標本は2013年11月に南郷漁協で水揚げされた雄
で，尾叉長が456mmであった。耳石核付近に，上述
の典型的(古典的)な濃い不透明部 (A) が観察さ
れ，透明帯 (B) が取り囲んでいる。その透明帯の
周囲には，耳石結晶が不連続となり溝の束が観察さ
れ不透明帯 (C)として認識できる。これは上述の，
産卵期を中心に形成される簸状構造である。その鍛
状の不透明帯の聞には，成長の良い時期に形成され
ると推測される透明帯 (D) が見られる。その透明
帯には墨彩状の帯が観察され，これも不透明帯とも
言えるが透明帯に形成される構造上の特性として扱
うことにする。産卵期を中心に形成されると思われ
る不透明帯は4本あり， 4本目の外側には透明帯が見
られたことから， 4歳以上5歳未満(以下， f4+歳」
と表現する。)と査定された。
事例 2 (図2)
標本は， 2013年9月に門川t漁漁静魚、協で
で，尾叉長は330mmであった。この耳石は，一本自
の透明帯が細くて見難いが，耳石成長方向の変化が
判別基準として利用でき， 2+歳と査定された。
薄片法において不透明帯は，高齢時よりも若齢時
の方が識別が困難であり，偽輪がたびたび観察され
るとされる。 18) その判別方法として，耳石の成長
方向の変化が有用であることが様々な魚種で報告さ
れている。 18) これは，簸状構造の付近では，それ
まで伸長方向に成長していた耳石が肥厚方向に曲が
って，再び伸長側に再び変化するというものである。
産卵期(産卵をするしないに関わらず)に生じる生
活年周期に対応した構造的な特徴であり，一つの観
察基準となる。
事例3 (図3)
標本は， 2014年2月に日向市漁協で水揚げされた
雌で，尾叉長は306mmで、あった。この耳石では明瞭
な輪紋が観察された。年齢は2+歳と査定された。
事例4 (図的
標本は， 2013年10月に川南町漁協で水揚げされた
雄で，尾叉長は302mmで、あった。この耳石でも輪紋
は明瞭で、あり，不透明帯が耳石裂溝付近から途切れ
ることなく延長している様子が観察された。年齢は
3+歳と査定された。
宮崎水試研報，第15号，ト8，平成26年
B叫L加勾ll2llkiPref.Fish.ll!田Inst..，N.15， 1-8，2014
Age determination of red sea bream
事例 5 (図5)
標本は， 2013年11月に南郷漁協で水揚げされた雄
で，尾叉長は422mmで、あった。事例 1と同様，透明
帯には，墨彩状の帯が観察される。この耳石は1輪
目と2輪自の聞に偽輸が見られるが，同じ耳石の異
なる部位で確認することで，それが偽輪であること
が判別された。年齢は4+歳と査定された。
事例 6 (図6)
標本は， 2014年3月に川南町漁協で水揚げされた
雌で，尾叉長は432mmで、あった。この耳石は， 1輪目
と2輪自の間， 2輪目と3輪目の聞に偽輸が見られる
が，事例5と同様に同じ耳石の異なる部位で確認す
ることで，それが偽輪であることが判別された。年
齢は4十歳と査定された。
事例 7 (図7)
標本は， 2014年1月に日向市漁協で、水揚げされた
雌で，尾叉長は485mmで、あった。この耳石は，外縁
部に不透明帯が重なっており判別しづらいが，拡大
することで判別が可能となり， 7+歳と査定された。
事例8 (図8)
標本は， 2014年2月に川南町漁協で、水揚げされた
雌で，尾叉長は569mmであった。この耳石も事例7と
同様に外縁部の不透明帯が重なっていて判別しづら
い。特に8輸目以降の不透明帯は連続しているよう
にも見える。しかし，これを拡大して観察すると，
鍛状構造の不透明帯が明瞭に観察され判別できた。
年齢は12十歳と査定された。
事例9 (図9)
標本は， 2014年2月に川南町漁協で水揚げされた
雌で，尾叉長は845mmで、あった。この耳石も事例7，
8と同様に外縁部，特に7輪目以降の不透明帯が重な
っていて判別しづらい。このような場合は，部分的
に大きく拡大して観察することで年輪が判別でき
た。年齢は25十歳と査定された。
考察
日向灘に生息するマダイの耳石薄片には，耳石
核付近に濃い不透明部が形成されるが，その外側に
は，簸状構造として観察される不透明帯があり，そ
れを一本目の不透明帯として年齢を査定することが
可能である。その不透明帯は，産卵期を中心に形成
される構造であり，また高齢時に至っても比較的明
瞭に観察され，その数nを年齢 (n+歳)として扱え
ることがわかった。比較的判別が難しい若齢時の不
透明帯には，耳石成長方向の変化を伴う場合が多く，
判別基準のーっとして有用である。
-3-
透明帯には，その帯の中に，墨彩状の黒い不透
明に見える構造が観察された。これは成長の良い時
期に観察される構造であり，アカアマダイやマアジ
等の一部の魚種でその存在が報告されている19) (山
田ら未発表)0 Katayama and Gleada1l20)は，耳
石不透明帯には4つのタイプがあることを示唆して
いる。これら各々の耳石輪紋構造について，構造的
な特徴，生活史における形成時期の把握が必要であ
る。またそれらを識別する染色法等の開発が求めら
れる。
なお，本報告において示された観察基準を基に，
筆者らは日向灘から採集された約340個体の年齢査
定を行い，成長解析と生活史特性を記載した(長野，
片山 未発表)ので参照されたい。
謝辞
本研究を進めるに当たり，標本の提供等にご協力
くださった，各沿岸漁業協同組合の皆様に深く感謝
いたします。
引用文献
1) 昭和62年度回遊性魚類共同放流実験調査事業報
告書.宮崎県水産試験場，宮崎県栽培漁業セン
ター，宮崎. 1988; 36-37.
2) 平成25年度沿岸資源育成強化事業(マダイ).
宮崎県水産試験場，宮崎. 2014.
3) 島本信夫.マダイの生物学 (9)成長と成熟.
海洋と生物 2004; 26: 557-568.
4) 横川浩治.播磨灘南部海域産マダイの耳石によ
る年齢と成長の推定.水産増殖 1992 ; 40・15
23.
5) 麦谷泰雄.魚類年齢形質の形成と輪紋性状
「水産動物の成長解析J(赤嶺達郎・麦谷泰雄
編)恒星社厚生閣，東京. 1997; 9-16.
6) 片山知史，栗田豊，米田道夫.ヒラメ耳石の年
輪再考.東北底魚研究 2006; 26 : 7-11.
7) 片山知史，五利江重昭.メイタガレイの年齢と
成長.東北底魚研究 2007; 27 : 99-100.
8) 田中種雄，片山知史，目黒清美，加藤正人.耳
石横断薄片法を用いた千葉県銚子・九十九里海
域におけるヒラメの年齢と成長.千葉県水産総
合研究センター研究報告 2008;3 : 1-5.
9) 山本昌幸，片山知史，牧野弘靖，竹森弘征.瀬
長野昌子，片山知史，中村充志，甲斐史文，斎藤友則
戸内海中央部におけるコウライアカシタビラメ
の年齢，成長および漁獲年齢組成.水産海洋研
究 2008; 72 : 174-181.
10) Katayama S， Yamamoto M， Gori巴 S. Age comp
ositions of flat fish stocks as determined
by a new otolithometric method， its appli
cation in th巴 estimationof growth， spawn-
ing potential and fisheries management.
Journal of Sea Research 2010; 64:451-456
11)大西健美，片山知史.耳石横断薄片法を用いた
新潟県沿岸域におけるヤナギムシガレイの年齢
と成長.新潟県水産水産海洋研究所研究報告
2010 ; 3 : 3一7.
12)吉田雅範，片山知史，野目恭成，藤井徹生.青
森県西北海域におけるヒラメの年齢と成長.青
森県水産試験場研究報告 2011; 7 : 1-8.
13) 山田英俊，片山知史，高田淳史，安楽康宏，真
田康広.豊後水道西部海域におけるイサキの年
齢と成長および漁獲物の年齢組成.水産海洋研
究 2011; 75 : 161-169.
14) Katayama S， Yamamoto M. Age， Growth and
Stock Status of Robust Tongue Sole Cynogl
ossus robustus Gunther， 1873 in Japan Det-
ermined by a New Otolith Observation Tech-
nique. Asian Fisheries Science 2012; 25:
206-217.
-4-
15) Yamamoto M， Katayama S. Age， Growth and
Spawning Period of Bamboo Sole Heteromyct
eris japonica in th巴 SetoInland Sea， Jap-
an. Suisanzoshoku 2013; 61: 359-365.
16)片山知史.ヒラメ年齢査定マニュアノレ.我が国
周辺水域資源調査推進委託事業・日本海北区広
域連携ヒラメ調査報告書(平成18-20年度)，水
産総合研究センタ一日本海区水産研究所 2009
; 1-27.
17) Wright P. J.， Panfili J.， Morales-Nin B.，
Geffen A. J. Types of calcifi巴dstructur-
e. In: Panfili J.， Pontual H.， Troadec H.，
Wright P. J. (eds. )胎nualof Fish Scleroc-
hronolog~ Ifremer-IRD coedition， Brest，
France， 2002; 31-90.
18)片山知史.ヒラメ耳石の横断切片における年輪
判読方法.我が国周辺水域資源調査推進委託事
業・日本海北区広域連携ヒラメ調査報告書(平
成21年度)，水産総合研究センタ一日本海水産
研究所 2010;1-17.
19) 山下秀幸，酒井猛，片山知史，東海正.東
シナ海産アカアマダイの成長と成熟の再検討.
日本水産学会誌 2011 ; 77 : 188-198.
20) Katayama S， Gleadall IG. Four types of
otolith opaque zone: Abstract of 5th Inte-
rnational Otolith Symposium 2014.
宮崎水試研報，第15号.1-8.平成26年
B叫I.Mi戸2llkiPref. Fish. ~田 h証 ， N.15， 1-8， 2014
Age determination of red sea bream
図 1 事例 1漁獲月
尾叉長
年齢
11月
456mm 4+歳
dF
一本目の透明帯が細くて見難いが、耳石成長方向の変化が判別基準として利用できる
. ，
図2事例 2漁獲月尾叉長年齢
9月
330mm 2+歳
-5-
長野昌子，片山知史，中村充志，甲斐史文，斎藤友則
. ー- ) • a・
.・.-;- . '.
図3事例 3 漁獲月
尾叉長
年齢
2月
306mm
h歳
図4 事例 4 漁獲月
尾叉長
年齢
10月302mm
b歳
図 5 事例 5
m
月加歳
4i「
L+
句ム
A品寸
nt『
月長齢
獲叉
漁
尾
年
-6-
宮崎水試研報，第15号， 1-8，平成26年
B叫I.Mi戸2llkiPref. Fish. RJ由。m，正，N.15，1-8，2014
ー'
ー，
.
•
Age determination of red sea bream
図 6 事例 6
図7 事例 7
7
漁獲月
尾叉長
年齢
漁獲月
尾文長
年 齢
3月432mm
4+歳
1月
485mm
7+歳
、I，
長野昌子，片山知史，中村充志，甲斐史文，驚藤友則
図8 事例 8
図 9 事例 9
-8-
漁獲月 2月
尾文長 569mm
年齢 12+歳
漁獲月 2月
尾文長 845mm
年齢 25+歳