個人向けアンケート調査結果(速報)20代以下 300 (150:150) 30代 300 (150:150)...

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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 資料3 個人向けアンケート調査結果(速報)

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  • Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

    資料3

    個人向けアンケート調査結果(速報)

  • ①建設産業の役割の認識、建設産業をめぐる課題についての興味・関心

    ・建設産業が担う役割として重要と思うもの、建設産業をめぐる課題として興味・関心があるもの

    ②建設工事現場における災害の実態、安全衛生対策のための費用の認識

    ・建設工事現場での災害の実態、安全衛生対策のための費用の認識

    ③「安全衛生対策のための費用」に関するキーワードの認識

    ・建設職人基本法、建設職人基本法に基づく基本計画、都道府県計画、労働安全衛生法、墜落制止用器具、一人親方等

    ④住宅取得(新築、建て替え、リフォーム)の有無

    ⑤安全衛生対策のための費用の支払い

    ⑥安全衛生対策のための費用に関して、日頃感じていること

    1 , 5 0 0

    ( 男 : 女 )

    20代以下 300 (150:150)

    30代 300 (150:150)

    40代 300 (150:150)

    50代 300 (150:150)

    60代以上 300 (150:150)

    建設工事における安全衛生対策や安全衛生経費等に関する国民の意

    識を把握することを目的として、アンケート調査を実施。

    Web調査会社の全国のモニター会員を対象に、年代別にWeb調査を実施。

    実施時期:令和元年 9月12日 ~ 9月17日

    年 代:20代以下、30代、40代、50代、60代以上

    サンプル数:1,500

    アンケートの実施方法等 調査内容(主なもの)

    目 的

    個人向けアンケート調査 実施概要

    回 答 数

    1※1:速報値のため今後数値が変わる可能性があります。

  • 2

    建設産業の役割の認識、建設産業をめぐる課題への関心○建設産業が担う役割としては、「国民の安全・安心

    の確保」、「国民生活の向上」を挙げる回答が多い。どの世代においてもほぼ同じ傾向。

    【Q1】建設産業は、例えば、インフラや住宅、オフィスビル等

    の建築物の整備を通じて国民生活の向上や経済の持続的な成長を支えていくという役割を担っています。あなたは、建設産業が担う役割として挙げられる以下の

    項目の中で重要と思うものはありますか。少しでも重要と思うものについて、あてはまるものすべ

    てお知らせください。(複数選択可)

    N=1,500 N=1,500

    【Q2】建設産業をめぐる課題のうち、あなたが興味・関心が

    あるものはありますか。少しでも関心があるものについて、あてはまるものす

    べてお知らせください。(複数選択可)

    ○建設産業をめぐる課題として興味・関心があることについては、「地域建設業の持続性の確保」、「担い手不足」、「働き方改革」を挙げる回答が多い。中高年の世代ほど、「地域建設業の持続性の確保」を挙げる回答が多い。一方、若い世代ほど、「働き方改革」を挙げる回答が多い。

  • 3

    建設工事現場における災害の実態、安全衛生経費の認識○建設業において、年間約400人もの方が亡くなっている実態について、「聞いたことはあるが、よく知らない」、「知らない」と回答した割合は約9割。どの世代においても同じ傾向。

    N=1,500 N=1,500

    【Q3】建設業においては、いわゆる一人親方や自営業主・家

    族従事者を含めた建設工事従事者全体で、墜落災害をはじめとする建設工事の現場での災害により、年間約400 人もの尊い命が亡くなっています。(建設業の労働災害による死亡者数は全産業の約3分の1を占めています。また、労働者1,000人あたり1年間に発生する死傷者数(年千人率)は、全産業の約2倍です)。あなたは、建設業において、年間約400人もの方が亡く

    なっている実態を知っていますか。

    ○建設工事を実施する際の安全や衛生を確保するための費用(「安全衛生対策」のための費用)について、「聞いたことはあるが、よく知らない」、「知らない」と回答した割合は約9割。どの世代においても同じ傾向。「住宅を取得したことがある」と回答した者の方が、「住宅を取得したことない」と回答した者よりも「知っている」と回答した割合が多い。

    【Q4】建設工事現場で働く方の労働災害防止に向けて、工事

    を実施する際の安全や衛生を確保するための費用※を、工事の発注者から工事を施工する会社(受注者)へ確実に渡るようにすることが求められています。あなたは、その費用について知っていますか?

  • 4

    建設工事現場における「安全衛生対策のための費用」に関するキーワードの認識

    ○建設工事現場における『「安全衛生対策」のための費用』に関するキーワードについて、「①建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律」、「②建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する基本的な計画」などの認知度は、いずれも低い状況。「④労働安全衛生法」、「⑤墜落制止用器具」、「⑥一人親方」、「⑦建設工事における元請・下請関係」については、中高年の世代ほど、若い世代に比べて「知っている」、「聞いたことはあるが、よく知らない」と回答した割合が多い傾向にある

    【Q5】建設工事現場における『「安全衛生対策」のための費用』に関する以下のキーワードについて、どの程度ご存じですか。

    N=1,500

    N=1,500

    N=1,500

    N=1,500

    ①建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律(平成28年法律第111号)

    ②建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する基本的な計画(平成29年6月閣議決定)

    ③建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する都道府県計画 ④労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)

  • 5

    建設工事現場における「安全衛生対策のための費用」に関するキーワードの認識

    N=1,500

    N=1,500

    N=1,500

    ⑤墜落制止用器具

    ○建設工事現場における『「安全衛生対策」のための費用』に関するキーワードについて、「①建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律」、「②建設工事従事者の安全及び健康の確保に関する基本的な計画」などの認知度は、いずれも低い状況。「④労働安全衛生法」、「⑤墜落制止用器具」、「⑥一人親方」、「⑦建設工事における元請・下請関係」については、中高年の世代ほど、若い世代に比べて「知っている」、「聞いたことはあるが、よく知らない」と回答した割合が多い傾向にある

    【Q5】建設工事現場における『「安全衛生対策」のための費用』に関する以下のキーワードについて、どの程度ご存じですか。(続き)

    ⑥一人親方

    ⑦建設工事における元請・下請関係

  • 6

    住宅取得の有無と安全衛生対策のための費用の支払い

    N=1,500 N=613

    【Q6】あなたは、これまでに一戸建てやマンションなどの住宅

    を取得(新築、建て替え・リフォーム)したことがありますか。

    【Q7】Q6.で「1.住宅を取得(新築や建て替え・リフォー

    ム)したことがある」とご回答いただいた方にうかがいます。あなたは、住宅を取得(新築や建て替え・リフォーム)

    した際、工事会社に対し、工事現場で働く方の『「安全衛生対策」のための費用』を支払いましたか。

    ○「これまでに一戸建てやマンションなどの住宅を取得(新築、建て替え・リフォーム)したことがある」、と回答した割合が約4割。「住宅を取得したことがある」との回答は、50代では約5割、60代以上では約8割。

    ○「住宅を取得したことがある」、と回答した者のうち、住宅を取得した際、工事会社に対し、工事現場で働く方の安全衛生対策のための費用を、「支払っていない」、「(支払ったかどうか)わからない」と回答した割合が約9割。若い世代ほど、中高年の世代に比べ、「支払った」と回答した割合が多い傾向にある。

  • 7

    今後、住宅を取得する際の安全衛生対策のための費用の支払い、有効施策

    ○今後、自身が発注者の立場となり、一戸建てやマンションなどの住宅を取得する際、工事会社から工事現場で働く方の安全衛生対策のための費用の支払いを求められた場合、その費用を、「内容を確認して支払う」、「内容を確認せず支払う」と回答した割合が全体で約7割、中高年ほど高い傾向。「住宅を取得したことがある」、と回答した者の方が、「住宅を取得したことない」と回答した者よりも「支払う」と回答した割合が多い。

    N=1,500 N=1,500

    【Q8】今後、あなた自身が発注者の立場となり、一戸建てやマ

    ンションなどの住宅を取得(新築や建て替え・リフォーム)する際、工事会社から工事現場で働く方の『「安全衛生対策」のための費用』の支払いを求められた場合、その費用を支払いますか。

    【Q9】建設工事現場における『「安全衛生対策」のための費用』

    の重要性を国民の皆様へ理解していただくには、どのような取組が有効と思いますか。

    有効と思うものについて、あてはまるものすべてお知らせください。(複数選択可)

    ○建設工事現場における安全衛生対策のための費用の重要性を国民に理解してもらうため、有効と考えられる取組については、「テレビやラジオでの広報」、「インターネットやソーシャルメディアでの広報」を挙げる回答が多い。60代以上では、他の世代に比べ、「新聞での広報」を挙げる回答者の割合が多い。

  • ・見積に素人でもわかりやすく書いてくれれば正当に請求されているのかわかる。・ある意味で「国民に明確に知らされていない」内容ではないか。自宅新築の際に工事請負業者から「説明」を受けたことは一度

    も無い。つまり、法律はあっても業者は真摯に実行していないのが現実。法律違反を罰する規定を明確にすべきである。・建設工事現場は危険度が高く相変わらず事故による労災も多いのは知っている。現場作業に携わる人の安全衛生の意識も大切だ

    が、企業への行政指導やチェックも怠ってはいけないと思う。・安全衛生対策のための費用は、リフォーム側が負担するのではなく、国や自治体が補助金を出して運営するべきだと感じる。・建設会社の元請けには内部留保している資金が有ると思う。下請けは厳しいかもしれないが、本来ならば安全対策の費用は通常

    の工賃に含まれているはずで、更に費用を別途請求するのは筋違い。安全対策すら脅かされているとすれば、そもそもの工賃設定が不当な価格競争等で安すぎるという事でしょう。安全対策の重要性を周知させる事も大事だとは思うが、CM等で多額のお金を使う前に考えるべき事があるのでは?

    8

    安全衛生対策あるいは安全衛生対策のための費用に関して、日頃感じていること①

    【Q10】建設工事現場における「安全衛生対策」あるいは『「安全衛生対策」のための費用』に関して、日頃感じていることがあれば

    教えてください(自由回答)。

    ○自由回答では、「安全衛生対策のための費用の必要性・重要性」、「仕組み・法律・制度・費用負担のあり方」、「国民の理解・国民への広報の重要性」に関する意見が多かった。

    ①安全衛生対策のための費用の必要性・重要性

    ・この建設業界に限ったことでないが、サービスを適切に運営するための費用はサービスを使う側が払うのが筋だと思う。安全衛生対策のための費用に関しても、工事をしてもらう側が払うのが当然なように感じる。

    ・作業員の命を守る為には、防止費用が必然なのも仕方ないかと思う。・正当な金額を請求してほしい。・普段意識した事はありませんが、働く人達が安心して現場で働けるように対策にお金をかけるべきです。そうすることで後継者

    が確保できると思います。・作業員が安全に作業を行うための費用なら多少工事金額が上がってもしょうがないと思う。・自分が家を建てるとして、職人さんが自分の家の建設中にケガをされたら、あとあと心に残ってしまうので、安全に工事をして

    くれるためなら払ってもいいと思う。以前の台風21号での屋根の被害で、屋根職人が死亡してることが多いのをよく聞きました。

    ・ニュースで工事現場の事故をよく耳にするが、年間400人もの方が亡くなっているとは知らなかった。対策費用を工事に関係する消費者も負担すべきだと思った。

    ②仕組み・法律・制度・負担のあり方

    ※意見については主なものを記載

  • 9

    安全衛生対策あるいは安全衛生対策のための費用に関して、日頃感じていること②

    ③国民の理解・国民への広報

    ・安全対策に具体的にどのくらいの費用が掛かっているのか全く想像できないので、周知が必要。・私達が家庭でマスクや軍手、薬等を家計から買う事と同じに当たると思う。工事現場のお仕事は危険を伴う大変で大切なお仕事

    である為、完璧な環境で働いて頂く為にも『安全衛生対策』の為の費用の理解が一般人にも届く様に発信すべきだと思う。・安全対策はとても重要だと思いますし、そういった意識も認知されてきた部分もあると思います。でもそれはまだ限定的で、公

    共事業などに携わるものや、大手の仕事以外ではなかなか進まないのではないかと考えてしまいます。

    ④きちんと安全衛生経費が支払われているのか不明(中抜き等)

    ・不透明なので、ハッキリと項目と金額を示してほしい 。・元請けのピンはねが多く、末端の作業者の手当が少ないため、実作業者が安全対策にかける費用を捻出する事ができない。ま

    た、工期遅れのしわ寄せがすべて末端の実作業者に来るので、安全確保をする時間が削られる。

    ・全国的に職人不足であることは周知の事実であり、高賃金案件による地方から都市部への労働力集中によるバランスの均衡も偏っている。こういった背景からより職人一人当たりの生産性が求められる時代でもあるため、ビルダーは省施工建材を積極的に使用し、現場労働者の負担や労災リスクの軽減に努めるべきだと考える。

    ⑥現場の安全衛生対策・管理に対する意識

    ・過当競争で、安全対策が軽んじられていないか、と思う。・零細だと対策できているとは思えない。・現場監督の意識。

    ⑦安全性と作業効率のバランス(労務費が上がる等)

    ・安全性を高めると作業効率が下がって労務費がかさんでしまうので何とも言えないもどかしさがある。・安全衛生対策は判るが、それを100%守ると、仕事が出来ない時がある。そのような時に困るときがある。

    ⑧その他

    ・安全が第一だが、これからは、外国人労働者に頼る時代になる、その時、日本語の安全基準をどう浸透させるか、課題になる。ハードだけでなくソフト面も課題になる。

    ⑤安全のための新技術・新工法等の活用

    ※意見については主なものを記載(続き)