oracle database 11g - hitachi solutionsoracle database...
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さまざまな顧客課題を解決する「Real Customer Release」
Oracle Database 11g
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-1
代理店名
TEL
URL
0120-155-096http://www.oracle.co.jp/contact/
お問い合わせ窓口
本カタログの情報は、2007年10月現在のものです。実際の製品とは内容が異なる場合があります。*Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebel、Flashback Query及びLogMiner、Oracle Application Express、Oracle Application Server、Oracle Audit Vault、Oracle Clusterware、Oracle Content Database、Oracle Content Database Suite、Oracle Data Guard、Oracle Data Mining、Oracle Data Provider for .NET、Oracle Data Pump、Oracle Database、Oracle Database 10g、Oracle Database Vault、Oracle Developer Tools for Visual Studio .NET、Oracle Enterprise Manager、Oracle Flashback Database、Oracle Flashback Table、Oracle Frashback、Oracle Messaging Gateway、Oracle Multimedia、Oracle Objects、Oracle Objects for OLE、Oracle Programmer、Oracle Real Application Clusters、Oracle Records Database、Oracle Scheduler、Oracle Secure Backup、Oracle Secure Backup Express、Oracle Spatial、Oracle SQL Developer、Oracle Streams、Oracle Text、Oracle Total Recall、Oracle Virtual Private Database、Oracle Warehouse Builder、Oracle XML Database、Oracle XML DB、Oracle7、Oracle8、Oracle8i、Oracle9i、Oracle9i Database、PL/SQLは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標又は商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標の可能性があります。 Copyright © 2007, Oracle. All rights reserved.
OSE00728-SS
オラクルは世界初の商用リレーショナル・データベースを開発した会社であり、それ以降30年にわたって、
世界中の政府機関および企業の情報管理の課題を解決してきました。
オラクルはデータベースにおけるリーダーとして常に最先端の技術をデータベースに搭載し、
それが業界の標準を形成してきました。多種のプラットフォームへの移植性、データの信頼性を保証する読取り一貫性、
制限のない完全な行レベル・ロック、スケールアウトと可用性を両立するクラスタである
Oracle Real Application Clusters、多様なデータ型、XMLサポートなどはその例で、
Oracle データベースの圧倒的な技術的優位性の源泉となっています。
Oracle Database 11gでは、技術をメインとしたこれまでの進化の方向性を転換し、
お客様の声を取り入れ、さまざまなIT課題を解決するための機能を提供しています。
これが「Real Customer Release ‒ お客様のバリューを第一に考えたリリース」であり、
400を超える新機能を搭載しました。
これにより、お客様のITコストの8割を占めるといわれる「運用管理・維持コストの削減」や
データの肥大化に対する「ストレージ・コストの削減」、
お客様のもつ「すべての情報の管理および活用」、
さらには「複数のアプリケーション環境下におけるパフォーマンスの向上」などを実現しています。
とくに「運用管理・維持コストの削減」の面では、システムの設計、構築、運用、
そしてシステム変更に至るシステムのライフサイクルにおいて自動化を推進しただけでなく、
システム変更時のテスト工数を大幅に削減し、
さらには精度の高いテストが実行可能なOracle Real Application Testingを実装しています。
このソリューションはコスト削減にとどまらず、
システム障害を極小化し、安定稼動というお客様のバリューにつながります。
また、高可用性が必須なシステムにおいて課題となっていた、
スタンバイ環境の有効活用を実現する
Oracle Active Data Guardも搭載しています。
さまざまな課題を解決するOracle Database 11gのメリットは、
あらゆる規模のシステムで享受できます。
中小規模のシステムでは、高いパフォーマンス、障害対応、豊富な開発環境、
そして自動管理データベースなどがシステム基盤強化に大きく寄与します。
また、大規模システムにおいては、運用管理、可用性、情報管理、
データウェアハウスなどが大幅に強化されており、
グリッド・コンピューティングによる
IT基盤を提供することで顧客の競争力強化に大きく貢献します。
1
Orac l eデータベース
30年の革新
2
お客様のさまざまな課題に対応する
「Rea l C u s t ome r R e l e a s e」
Oracle Database 10g
Oracle Database 9i
Oracle Database 8i
Oracle Database 8
Oracle Database 7
Oracle Database 6
Oracle Database 5
Oracle Database 2
1977
200720072007
Platform Portability
Commercial SQL Implementation
Multi-version Read Consistency
Client/Server Support
Distributed SQL & Transaction Support
Cluster and MPP Support
Virtual Private Database
Built in Java VM
Real Application Clusters
Oracle Data Guard
XML Database
Flashback Query
Automatic Storage Management
Grid Computing
Database Vault
Audit Vault
Self Managing Database
Data Warehousing Optimizations
Multimedia Support
Parallel Operations
Built in Messaging
Partitioning Support
Object Relational Support
ApplicationServer Grid
Database Grid
StorageGrid
Oracle Real Application Clustersによるワークロード管理
■ Oracle Grid 次世代インフラへの潮流
■ ランタイム・コネクション・ロードバランシング
Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)は、10年以上の経験と実績を誇るオラクルの高可用な共有ディスク・クラスタ技術をベースとして、各ノード(サーバー)間を高速に同期させるCache Fusion技術を実装しました。他社製データベースが実装している非共有ディスク・クラスタ技術と異なり、アプリケーションを変更することなくクラスタのノード追加がおこなえるほか、1つのノードに障害が発生しても処理が停止することはありません。さらに、共有ディスク・クラスタ技術の弱点とされてきたスケールアウトによる高いスケーラビリティを実現しており、高可用性とパフォーマンスを両立した、まさに至高のクラスタ技術です。Oracle Database 11gでは新しいロック技術の搭載により、データウェアハウスでの性能を大
企業内のITインフラストラクチャはアプリケーションごとに分散され、管理されています。インフラを分散すると管理が複雑になり、ITリソースの効率的な活用が難しいため、企業の課題である高いITの運用管理・維持コストの根本原因となっています。グリッド・コンピューティングでは、分散した複数のコンピュータを巨大な1台の仮想コンピュータとして利用することができます。グリッド・コンピューティングにより、効率的なリソースの分配と高い信頼性が実現され、企業内のインフラの統合・共有化が可能になります。また、Oracle Database 11gの高い基本性能で共有インフラを構築することにより、大幅なコスト削減が実現します。
幅に向上させています。Oracle RACには、グリッド・コンピューティングを実現するためのワークロード管理機能が実装されています。アプリケーションをサービスとして定義し、処理リソースを必要に応じて動的にサービスに割り当てることが可能です。サービスに対してルールを定義することで、細かなビジネスニーズに応じた処理リソースの配置を実現します。また、ワークロード管理にはサーバーの適切な負荷分散や迅速なイベント通知の機能が欠かせません。Fa s t A p p l i c a t i o n Notificationでは、データベースとアプリケーションを統合させて、アプリケーションに構成情報やイベントなどを通知することができます。
Oracle RACのためのクラスタウェアとしてOracle Clusterwareを標準で搭載し、管理を統合化しました。クラスタの管理・接続、メッセージ交換とロック、サービス提供フレームワークなどがすべてのプラットフォームで一貫しておこなえるため、管理が容易になります。Oracle ClusterwareはClusterware APIにより、Oracle RAC
以外のアプリケーションに関しても高可用性を提供します。また、クローニングによるOracle RACのノード追加をサポートし、サーバーを容易かつ迅速にOracle RACに追加して処理能力を拡張することができます。
クラスタウェアの標準搭載と管理の統合
Oracle Database 11gは、世界中のさまざまな地域、言語、タイムゾーンをサポートしており、世界中のユーザーが1つのデータベースを使用できるように設計されています。Oracle Database 11g
はUnicode 5.0をサポートし、Microsoft Windows Vistaでも採用されている新しい日本語文字コードであるJIS X 0213:2004も完全にサポートしています。
先進的なグローバリゼーション・サポート
Oracle Database 11g はさまざまな開発環境で使用できるよう最適化され、JDBC、ODBC、OLEDB、.NET、PHPに対応したミドルウェアを提供しています。また、C/C++、COBOL、Javaといったさまざまな開発言語をサポートする埋込み型SQL開発環境を提供します。
GUIの開発環境としては、Webベースのリッチ・アプリケーション開発環境であるOracle Application ExpressやSQLのコーディング、PL/SQLのデバッグ、さらには他社データベースからの移行をサポートするOracle SQL Developerを標準で提供しています。
強力なアプリケーション開発環境
Automatic Storage Management(ASM)は、Oracleデータベース専用に開発されたストレージ管理ソフトウェアで、複数のデータベースを管理できます。ディスク領域の管理やファイルの管理を自動化することができるので、管理者の負担が大幅に減少します。ASMはデータベースが使用するディスク領域の最適配置を自動的におこない、データの冗長化による信頼性の向上とストライピングによる高いパフォーマンスを動的に実現します。ディスクを追加/削除するとディスク内のデータの再配置を自動的に実行するため、常に最適なパフォーマンスと耐障害性を提供します。同時に、ディスクの特定箇所にアクセスが集中しない配置といった、I/Oチューニングがおこなわれます。ASM上のデータの管理には、OSコマンドと同等のコマンドライン・ツールが添付されるほか、仮想フォルダをサポートしており、HTTPやFTP、WebDAVといったプロトコルでアクセスすることができます。
ストレージ管理の仮想化を実現するAutomatic Storage Management
Oracle Database 11gは、行レベルのロッキングを採用しています。対象の行だけがロックされる行レベル・ロックでは、ほかの多くのデータベースが採用しているページ・レベルでのロッキングに比べて、アクセスの競合による待ち時間を大幅に削減できます。また、ほかのデータベースでみられるように、制限以上の行をロックするとページ単位、さらにはテーブル単位でのロックへとエスカレーションされることがないため、ボトルネックは発生しません。もう1つの重要な基本機能として読取り一貫性があります。読取り一貫性の機能をもたないデータベースでは、データの読取り中に変更が発生した場合、問い合わせ結果の不整合が発生する場合があります。これは、ダーティ・リードと呼ばれ、会計システムなどの業務処理ではこのようなデータベースは使用できません。Oracle Database 11gでは、読取り一貫性の機能によりOLTPと非定型的な検索処理が同時に実行されるようなアプリケーションにおいても、性能を低下させることなく高いスループットを実現できます。Oracle Database 11gは、データに関する統計情報をもとにアクセス・パス(検索経路)の最適化をおこないます。Oracle Database 11gのコストベースのオプティマイザは、問い合わせごとに各表の大きさや問い合わせ条件の選択状況の統計を考慮しながら、もっとも効率的なアクセス・パスと結合メソッドを動的に判断します。
実績に裏打ちされた高い基本性能
■ 読取り一貫性によるデータの保護
■ Automatic Storage Management
■ ロック・エスカレーションが発生しない行レベル・ロックOracleデータベース問い合わせは読取りをロックしません
スナップショット
アクセスの競合が生じない問い合わせにより、
ユーザーは待たされることがありません
RAC:Oracle Real Application ClustersEM:Oracle Enterprise ManagerAS:Oracle Application Server
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC RAC
AS
AS
AS
AS
AS
AS AS
EM
Next GRID
フューチャーデザイン●データベースとアプリケーションの 自由なリソース配分●運用自動化の強化
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC RAC
AS
AS
AS
AS
AS
AS AS
GRID
共通インフラ基盤●データベースとアプリケーション・ サーバの統合●プラットフォーム運用自動化 (Oracle Enterprise Manager)
EM
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC
RAC RAC
GRID
共通データベース基盤●複数データベース仮想化による リソース効率●データベース運用自動化 (Oracle Enterprise Manager)
EM
RAC RAC RAC RAC
RAC
スケールアウト●3ノード以上●拡張性
RAC RAC
RAC
HA●2ノード(ホットスタンバイ)●可用性
単体アプリケーション基盤構築
複数アプリケーション基盤共通化
Oracle GRIDOracle Database 10g~
将来
Oracle RACOracle9i
Automatic Storage Management
ファイル1
ファイル2
ファイル3
ディスクの動的追加
データの動的再配分
Grid ComputingITインフラストラクチャの共有化によるコスト削減
43
データベース負荷
Instance 1小
データベース負荷
Instance 2大
データベース負荷
Instance 3中
60% 10% 30%
データベースの負荷情報はアプリケーション・サーバーに伝達され均等に負荷がかかるように全体最適化をするので、少ないリソースを最大限に利用することが可能
●ストライピングによるホットスポット解消●データの冗長配置によるデータ保護●HTTP/FTP/WebDAVによるアクセス
他のRDBMS問い合わせはページ・レベルのロックを行います
ページロック
ページロック
ページロックを使用する更新
問い合わせは待ちを生じます
アクセスの競合が生じる問い合わせにより、
ユーザーは待たされます
COL1 COL210 10020 20030 10010 20020 10060 20070 15080 20090 150100 200
Aが読み込んだデータ
データに一貫性がない(ダーティ・リード)
時間の経過
別のユーザーによるデータの更新UPDATE SET COL2=150WHERE COL2<200
読込みが完了しているので古いデータを取得
読込む前なので別のユーザーのデータ更新が反映されてしまう
他のデータベース(読取り一貫性なし)
COL1 COL210 10020 20030 10010 20020 10060 20070 15080 20090 150100 200
Aが読み込んだデータ
一貫性が保証される
時間の経過
別のユーザーによるデータの更新UPDATE SET COL2=150WHERE COL2<200
更新後のデータでなくスナップショットのデータを読み込む
オラクルのデータベース(読取り一貫性あり)
スタンバイ・データベースの有効な活用
■ Oracle MAAの構成
■ スタンバイ・データベースの活用例
Oracleデータベースに実装されているOracle Data Guardは、本番データベースのスタンバイ・コピーを作成、保持し、Oracleデータベースの障害時にリカバリ計画の基盤となる機能です。REDOログを転送・適用して、物理的に本番データベースと同一にするフィジカル・スタンバイは、障害やデータ・エラーからの保護機能として有効です。REDOログからSQLトランザクションに変換し、それをスタンバイ・データベースに適用するロジカル・スタンバイの機能は、システムを停止させることなくアップグレードをおこなうローリング・アップグレードのために使用できます。Oracle Data Guardの最大保護モードでは、スタンバイ・サイトへのログ転送サービスにより、災害発生時にプライマリ・データベースでコミットされたデータの損失を防ぐことが可能です。
Oracleデータベースには高可用性を実現する多くの機能が実装されています。しかしながら、高可用性を実現するには、使用する技術やアーキテクチャだけではなく、構築手法や運用管理も必要不可欠な要素です。また、システム全体を見てサービスレベルを維持するための設計をおこなわないと、十分な可用性を得ることはできません。オラクルではこのような背景から、高可用性技術を組み合わせた検証を実施し、検証結果をもとに最適な設計と構成を提示したベストプラクティスであるOracle Maximum Availability Architecture(Oracle MAA)を提供しています。Oracle MAAはOracleデータベースの高可用性技術を連携させ、求められる可用性に応じた構成を低コストで素早く構築するための指針となります。Oracle Database 11gに搭載されている技術を活用すれば、従来以上に低コストで高可用性構成を構築することが可能となります。
また、プライマリおよびスタンバイ・データベース間で役割を交互に切り替える機能(スイッチオーバー、スイッチバック)により、ストレージ障害やメンテナンス作業でのダウンタイムを最小化します。サイト障害に対応するための自動フェイルオーバーの構成も可能です。Oracle Database 11gではOracle Active Data Guardが搭載され、フィジカル・スタンバイ構成のデータベースを読取り専用として使用でき、バックアップも可能となりました。Oracle Active Data Guardを用いれば、従来、平常時は待機させておくしかなかったフィジカル・スタンバイによる災害対策用サイトを、本番環境に負荷をかけることなく、レポーティングやほかのアプリケーションからの参照といった用途に使用できます。また、バックアップについては、本番環境に負荷をかけずに増分バックアップを高速に実行可能です。
Recovery Manager(RMAN)では、データベースのバックアップおよびリカバリを自動管理できます。ブロック・メディア・リカバリ機能が破損ブロックだけを回復して、高速かつ正確にデータベースをリカバリします。また、ブロック変更トラッキングの実装により、高速な増分バックアップを可能にします。Oracle Secure Backupは統合バックアップ・ユーティリティで、
RMANと連携してテープ・デバイスへのバックアップ・リカバリをおこないます。テープ・デバイスの自動管理のほか、異機種間環境でのバックアップの集中化が可能です。RMAN、Oracle Secure Backupともにバックアップデータの暗号化を実現し、セキュリティに対するニーズに応えます。
高速かつ正確なバックアップ・リカバリ ― Recovery Manager、Oracle Secure Backup
フラッシュバック機能では、人為的なミスが発生した際に、その直前の時点まで戻ることでエラーの修正ができます。フラッシュバック・データベースは、時間指定することで容易にPoint-in-timeリカバリができるほか、フラッシュバック・ドロップでは誤って削除してしまった表も容
易に復元することが可能です。Oracle Database 11gはフラッシュバック機能を大幅に強化したOracle Total Recallを提供し、データの変更履歴をデータベース内にアーカイブして、特定のある時点のデータの検索を可能としています。
人的ミスへの対応 ― Oracle Total Recall
データ・リカバリ・アドバイザはOracle Database 11gの新機能で、障害内容の診断、障害の影響分析、管理者へのリカバリに関するアドバイスなどを提供することで、迅速な障害の診断およびリカバリシナリオの作成が可能です。また、Oracle Database 11gでは、データ障害を未然に防止するためにUltra Safeモードが搭載されています。Ultra Safeモードで動作させると、自動的にデータベースのブロック・チェック・レベルを向上させ、データ破損からデータベースを保護します。
データ障害への迅速な対応 ― データ・リカバリ・アドバイザ
■ ローリング・アップグレード
計画停止の大きな目的の1つにパッチ適用やアップグレードがあります。Oracle Database 11gでは対応した個別パッチに関しては、オンラインでの適用が可能です。また、バージョンアップについては、Oracle Data Guardのロジカル・スタンバイを使用したアップグレード作業もローリング方式でおこなえ、計画停止時間を最短に抑えることによって、
ビジネスへの影響を最小化します。Oracle Database 11gでは一時的にロジカル・スタンバイを構築したり、フィジカル・スタンバイをロジカル・スタンバイに変換して使用することができるので、より柔軟な構成が可能となりました。
計画停止の最小化 ― オンライン・パッチ適用とローリング・アップグレード
■ データ・リカバリ・アドバイザ
■ スナップショット・スタンバイとOracle Real Application Testingスナップショット・スタンバイは、スタンバイ・データベースをテスト目的で使用するための機能です。スタンバイ・データベースを一時的にオープンし、書込み可能な状態にすることで、さまざまなテスト用途に活用できます。テストを実施している際も、スタンバイ・データベースとして機能し、本番データベースからデータの同期をおこなっているため、万が一テスト中に本番データベースに障害が発生した場合にも対応することが可能です。Orac le Rea l App l i ca t i on Testingと組み合わせて使用すると、テスト環境が容易に構築でき、本番データベースの負荷をそのままスタンバイ・データベースでテストすることが可能です。
ルーター
ロードバランサー
Webサーバー アプリケーションサーバー Oracle InternetDirect
ロードバランサー
ルーター
ファイヤーウォール
ファイヤーウォール
プライマリ・サイト
通常業務でのスタンバイ利用例
プライマリ
WAN TrafficManager
ルーター
ロードバランサー
Webサーバー アプリケーションサーバー
ロードバランサー
ルーター
ファイヤーウォール
ファイヤーウォール
スタンバイ・サイト
スタンバイ
WAN TrafficManager
Oracle Application Server Guard
Oracle Data Guard
プライマリ・サイト
クライアント クライアント
スタンバイ・サイト
Oracle Database 11g Oracle Database 11g
・帳票ツール・データ検索、分析
●スタンバイ側を参照用途として利用可能なため、 帳票ツールやデータ検索などをスタンバイ側でおこなうことが可能
管理・開発・検証でのスタンバイ利用例
プライマリ・サイト
クライアント 管理者
スタンバイ・サイト
Oracle Database 11g Oracle Database 11g
・バックアップ取得・開発・テストサイト
●スタンバイ側をバックアップ用途として利用可能なため、 バックアップ負荷をスタンバイ側に集約●一時的に更新可能にすることにより、 本番データを用いた開発・テスト環境として利用可能
本番データベース
スナップショットスタンバイ
REDOログ
疑似クライアントワークロード履歴
ワークロードの実行
データベースへの更新の同期
キャプチャ Replay
Oracle Data Guard
データ障害発生
障害内容診断
障害の影響分析
リカバリプランの提案
プランの選択
フィジビリティチェック修復の実行データの整合性、
一貫性をチェック
A
1
B A
2
BSQL Applyを停止ノードBをアップグレード
A
3
BSQL Applyを再開スイッチオーバー
A
4
BSQL Applyを停止ノードAをアップグレード
A
5
B
SQL Applyを再開
アップグレード
アップグレード
アップグレード済
アップグレード済
アップグレード済
アップグレード済
プライマリ・サイト スタンバイ・サイト
Oracle Real Application Clusters Oracle Real Application Clusters
Oracle InternetDirectory
Oracle InternetDirectory
Oracle Maximum Availability Architecture低コストでより高い可用性を実現
65
本番環境 テスト環境
クライアント
Middle Tier
Storage Storage
Oracleデータベース
SQL Tuning Set SQLの再実行
再チューニングのためにSQLチューニング・アドバイザを実行
本番環境 テスト環境
疑似クライアント
ワークロード履歴
キャプチャ Replay
本番環境で発生したワークロードをすべてキャプチャし、テスト環境で再現可能
● Incidents● Traces、Dumps● Alert Log● HM Checker Reports
より少ない工数でより正確なテストを実現するOracle Real Application Testing
Orac le Database 11gで新たに導入されたOracle Real Application Testingでは、少ない工数・期間でより精度の高い事前検証をおこなえるので、情報システム部門(とくにシステム管理者)は、最小のリスクで迅速なシステム変更が可能になります。Oracle Real Application Testingは、Database ReplayとSQL Pe r f o rm a n c e A n a l y z e rから構成されています。Database Replayでは、大量のユーザーがアクセスした状態の本番環境のワークロードを、検証用のデータベース上で、擬似的ではなく完全に再現することができます。アプリケーションの同時実行性、依存性、タイミングなどを含め、本番システムからデータベース全体
システム障害は、ハードウェア構成やOSの設定などの変更時に多く発生します。それらを防ぐためには事前検証テストの徹底が必要ですが、多くの企業では工数、コストとのトレードオフにより、システム変更時の検証が十分に実施できていないのが実情です。Oracle Database 11gでは、システム管理を自動化し、システム変更におけるリスクを最小化するための画期的なテスト機能が提供されています。このテスト機能「Oracle Real Application Testing」では、運用管理コストを大幅に削減しながらシステム障害を極小化し、コスト効率の高い迅速なシステム管理を支援します。
のワークロードを取得するので、システム管理者は検証環境にてデータベースが稼動する環境の構成変更をおこない、本番環境で取得したワークロードを再実行することができます。SQL Performance Analyzerは、本番環境で実行されるSQLおよび統計情報などを取得し、検証環境でデータベースのスキーマ定義などをおこなって、変更前後でのパフォーマンスを比較評価します。SQL Performance AnalyzerはSQL Tuning Setや、SQLチューニング・アドバイザ、そしてSQL Plan Managementと連携して動作し、システム変更時に最適なチューニングの実施を支援します。
ベースの負荷が高く接続が難しいような環境でも正確な情報を取得することが可能です。また、ターゲットの停止やしきい値を超えたパフォーマンス測定値、エラーなどのシステムの異常は、アラート機能によりただちに管理者に通知されます。スケジューラ機能を使用すると、特定の時間にジョブを実行し、管理作業を自動化することができます。複数のジョブを連鎖させ、条件によって分岐させるといった高度なジョブ設定も可能です。さらに、サポート・ワークベンチが提供され、データベース障害時のエラーの調査、レポートなど、システム管理者が障害に対応する際に必要な一連の作業をサポートします。重大なエラーが発生した場合には、サポート・ワークベンチを通じてシステム管理者にエラーが通知され、Automatic Diagnostic Repositoryに出力されたログ、トレース情報の調査をおこなうことができ、各種ツールを呼び出すことも可能です。
Oracle Enterprise Managerは、GUIベースのデータベース管理ツールです。システム全体の稼動状況やパフォーマンス・ステータスが一目でわかる統合的なビューを提供します。システム管理者は、管理コンソールからシステムの稼動状況、パフォーマンス、アラート、セキュリティやポリシー違反、ジョブの状態など、管理すべき多くの情報を一目
で把握することが可能です。サーバーのCPU、メモリ、ディスクI/Oの使用状況、セッションやトランザクションの状況などがわかりやすいグラフで目視確認できるので、可用性とパフォーマンスの監視が容易におこなえます。SGA(System Global Area)から直接情報を入手できるため、データ
Oracle Enterprise Managerによるシステム全体の統合管理
Oracle Database 11gの障害診断インフラストラクチャは、データベースに障害が発生した場合の一連の確認手順を自動化し、正確かつ短時間での解決に導きます。障害発生時のアラートやログはAutomatic Diagnostic Repositoryに集中管理され、インシデント番号で管理されます。エラーの種類に従い、自動的に適切なヘルスチェックがおこなわれると、システム管理者はSQLテスト・ケース・ビルダーにより障害再現ケースを作成し、必要な診断情報をパッケージ化できます。このパッケージ化した情報をサポートセンターに送付することによって、迅速な診断が実現します。また、データ障害に対応するデータ・リカバリ・アドバイザ、SQL障害に対応するSQLリカバリ・アドバイザにより、従来は診断が困難であった障害に関しても迅速な復旧が可能になるので、復元に伴うダウンタイムを大きく削減できます。
障害診断インフラストラクチャ
自己管理型データベース
■ 自動SQLチューニング・アドバイザOracle Database 11gのSQLチューニング機能は、システム管理者を悩ませるチューニングの工数を大幅に削減します。SQLチューニング・アドバイザではSQL文を総合的に診断し、チューニングの推奨を提示するほか、SQLアクセス・アドバイザでSQLのパフォーマンス向上に最適な索引やパーティション方法を提示します。加えて、SQLを完全に自動的にチューニングする機能が提供されています。データベースが負荷の高いSQLを検出して推奨プランを自動検証し、3倍以上のパフォーマンスが得られる場合には、システム管理者の手を介することなく自動的にチューニングを実装します。
自動SQLチューニング
■ サポート・ワークベンチ
■ 障害診断インフラストラクチャ
Oracle Database 11gはグリッド・コンピューティングを実現するための洗練された自動管理機能を備え、システムの効率的な管理を可能にします。Automatic Database Diagnostic Monitorは、データベース・カーネル内に搭載された自己診断エンジンです。データベースの状態を一定間隔で自動的に監視し、稼動中のデータベースのパフォーマンスを随時診断します。問題が見つかった場合には、診断結果をもとに自動的に解決するか、管理者へリコメンデーションをおこないます。Oracle Enterprise Managerを使用すると動作状況がグラフィカルに表示されるので、状況が一目でわかります。
Automatic Workload Repositoryは、Oracle Database 11gの自己管理データベースの根幹となる機能です。過去の負荷やパフォーマンス統計を自動的に収集して、データベース内に履歴として保持し自動的にレポートを作成します。過去の情報からしきい値を設定して、自動でアラートを上げることもできます。さらにOracle Database 11gではデータベースで使用されるすべてのメモリを自動的に最適化するため、オンライン・トランザクション処理やバッチ処理といった異なるメモリ設定を要求される処理も、それぞれ高いパフォーマンスを維持できます。
■ SQL Performance Analyzer
■ Oracle Real Application Testingによるテスト期間の短縮
「問題の詳細」画面へ
パッケージング
障害(インシデント)情報
解析/診断 → 修正方法、回避策の推奨
SQLリカバリ・アドバイザ
データ・リカバリ・アドバイザ
障害情報のパッケージング
自動起動
チェック結果登録 情報取得 参照
(障害解決の作業画面)
GUIで操作
診断データを出力 (メモリのダンプ情報など)
ファイルIPS
SQL テスト・ケース・ビルダー
ヘルス・チェック Automatic Diagnostic Repository
自動診断データ 取得データ障害発生
Oracle Enterprise Manager - サポート・ワークベンチ
Manageability & Change Assurance運用管理コストを削減しながらシステム障害を極小化
87
① アプリケーションがSQLを実行
データベース管理者必要に応じてチューニング結果レポートを参照
② 自動タスクがSQLアドバイザを定期起動
自動タスク
高負荷SQL SQLプロファイル
③ 高負荷のSQLをチューニングし、 SQLプロファイルを自動作成
④ SQLプロファイルにより 新しい実行計画で実行 → パフォーマンスが向上
SQLチューニング・アドバイザ
3倍のパフォーマンス向上が確認されたSQLについては全自動チューニングを実現
情報ライフサイクル管理とは、データのアクセス頻度や用途などに応じて、データを配置するストレージを変更し、ストレージ関連コストを最適化する手法です。たとえば、時系列のデータがあった場合に、最新でアクセス頻度の高い情報はハイエンドのストレージに、時間
がたちアクセス頻度が少なくなった情報は低コストのストレージに配置します。従来の情報ライフサイクル管理はファイル・データのみのものでしたが、オラクルはパーティショニング技術などを用いることで、データベースの情報ライフサイクル管理を実現します。
多くの企業では、データ量の増大とそれに伴うストレージ容量の増大、ひいてはストレージ・コストの増加という課題を抱えています。一般的に企業内のデータ量は、2年間で3倍のペースで増え続けているといわれますが、とくにSOX法などの法的な規制に伴うデータ保持期間の長期化や幅広い観点での分析ニーズ増加がデータ量の増大に拍車をかけています。Oracle Database 11gでは、パーティショニング、データ圧縮、データウェアハウス技術により大量のデータを低コストで管理することができます。
パーティショニング
パーティショニングは、大規模データの管理/検索のパフォーマンス向上に不可欠な機能です。パーティショニングは大容量のデータを複数に分割して管理しますが、論理的には1つの表であるため、SQLを変更しなくてもパフォーマンスを向上させることが可能です。それぞれのパーティションはオンラインでメンテナンスできるので、データ特性の変化に応じたストレージに再配置することが可能になります。
月別データなど範囲を指定して使用するレンジ・パーティション、部門別など値リストを指定して使用するリスト・パーティション、ハッシュ関数を使用してデータを分散させ検索・結合効率を向上させるハッシュ・パーティション、そしてこれらを組み合わせたコンポジット・パーティションが使用可能です。Oracle Database 11gでは、パーティション・アドバイザなどの自動パーティション機能を搭載し、管理性を向上させています。
Oracle Advanced Compressionはデータベースに格納されたあらゆるデータを圧縮し、パフォーマンスを向上させる画期的な機能です。データ圧縮は平均2~3倍の圧縮率を実現し、ストレージ容量とコストの削減に寄与します。また、データ圧縮はブロック単位でお
こなわれ、圧縮されたデータはOLTP、データウェアハウスを問わず使用可能です。データ圧縮をおこなうとデータ・ブロックへのI/Oが減少し、さらにメモリ上にも圧縮された状態でキャッシュされるため、大幅なパフォーマンス向上が見込めます。
Oracle Advanced Compression
ビットマップ・スター結合によるスター・スキーマの高速検索
■ キューブ・マテリアライズド・ビュー
■ データベースによる情報ライフサイクル管理 マテリアライズド・ビュー
■ Oracle Warehouse Builder
マテリアライズド・ビューは巨大データのサマリーを管理して検索を高速化する機能です。マテリアライズド・ビューでは、結合処理や集計処理などの負荷が大きい操作を実行前に計算し、格納しておくことができます。ユーザーはオプティマイザの判断で自動的にリライトされたサマリーにアクセスできるため、アプリケーションの変更なく劇的な検索速度の向上が実現します。さらに、Oracle Database 11gではサマリー表だけではなく、Oracle OLAPの多次元データベースへのリライトが可能なキューブ・マテリアライズド・ビューをサポートしているので、従来のマテリアライズド・ビューと同じようにアプリケーションの変更なく、検索速度のさらなる向上が見込めます。
データウェアハウスを最大限に活かす豊富なETL機能
データベースと融合したOLAP
データ・マイニングは、蓄積された膨大なデータの山からビジネスに有効な情報を取り出す技術です。Oracle Data Miningは、Oracleデータベースに統合されたマイニング・エンジンで、データベースに蓄積された大量のデータを使用してモデルを構築し、法則を発見します。新たに
発生したデータをこのモデルに対して適用していくことで、個々のふるまいの予測、母集団の分類、または母集団の中の関連性の測定といったことが可能になります。
データ・マイニング
Oracle Database 11gにはさまざまなデータ抽出、転送、変換機能が提供されており、専用のETLサーバーを必要としません。まず、Oracle Warehouse Builderはデータウェアハウスの設計・構築を実現するGUIツールであり、データベースのパフォーマンスを最大限に活用したETL処理を設計できます。データウェアハウスに対する影響・系統分析やデータ・プロファイリングといった高度なETL機能をサポートしています。また、チェンジ・データ・キャプチャは、ソースとなるデータベースからデータを抽出する際に、対象となる更新された差分データだけを抽出する機能です。非同期抽出も可能で、より効率的なデータの転送を実現します。データ転送を効率化するトランスポータブル表領域は、表領域単位でデータベース間を移動することで、高速にデータ転送をおこないます。運用中の表領域やデータベース間のプラットフォームが異なるケースもサポートしているため、使用する環境を選びません。さらにOracle Streamsは、REDOログを解析してデータベース内のデータやメッセージをキャッチし通知します。これにより、複数のデータベース環境において、互いの情報を共有するためのオープンなアーキテクチャを提供します。
そのほかMERGE機能をサポートし、1つのSQLコマンドで条件指定による行(行セット)の更新、もしくは挿入の指定が可能です。また、マルチテーブル・インサートにより、1回のDML文で複数表を対象にしたINSERTが可能になります。いずれも一括した処理によりETLパフォーマンスを向上させます。
Oracle OLAPはOracleデータベースに完全に統合された多次元データベース・エンジンです。リレーショナル・データベースのオープンなアクセスや柔軟性、多次元データベースの分析力、パフォーマンスを併せ持つことによって、従来は両立し得なかった特長を併せ持つことが可能となりました。Oracle OLAPは、集計、アロケーション、財務関数、統計関数、時系列分析、予測などの高度な分析を実現します。管理面では、GUI
の管理ツールであるAnalytic Workspace Managerを提供するほか、キューブの更新や集計のパラレル処理を実現し、キューブのメンテナンス時間を大幅に短縮しています。また、開発面ではマテリアライズド・ビューのクエリー・リライトの機能と組み合わせて使用することができ、分析アプリケーションからはOLAPキューブを意識せずに、高いパフォーマンスを享受することが可能となっています。
データウェアハウス環境において一般的なスター・スキーマの問い合わせは、ビットマップ・スター結合により高速化できます。この問い合わせ方法は、スター・スキーマ検索に最適化されており、ビットマップ索引を使用して条件をマージします。ビットマップ索引はコンパク
トで、条件のマージをビット演算でおこなうため、処理が非常に速いという特徴をもっています。また、ビットマップ結合索引は、索引にあらかじめ表結合情報を含めることでさらに処理を高速化します。
Oracle Database 11gでは、データウェアハウス環境でのパフォーマンスが大幅に強化されています。特にグリッド環境でのデータウェアハウス性能が大幅に強化され、メモリの使用効率を強化するServer Result Cache、Oracle OLAPを利用したマテリアライズド・ビューなど大規模データウェアハウスでの性能向上を見据えた機能強化がはかられています。Oracle Database 11gは最大8EB(エクサバイト)のUltra Large Databaseをサポートし、高度なETL(Extraction, Transformation, and Loading)機能や分析機能が拡張されています。
より大規模なリアルタイム・データウェアハウス
情報ライフサイクル管理
高アクセス 低アクセス
高性能ストレージ
高性能ストレージ 低コストストレージ アーカイブストレージ テープアーカイブ
履歴データ アーカイブ
テープアーカイブ
パーティショニングの活用
Oracle Advanced Compressionによるデータ圧縮
情報ライフサイクル管理を活用していない場合
情報ライフサイクル管理を活用している場合
SQLクエリー
クエリー・リライト
自動リフレッシュ
OLAPキューブ
■ データウェアハウス・プラットフォーム
OracleWarehouseBuilder
ETLサーバー不要
業務アプリケーション
分析ツール
サーバーコスト削減
フラットファイル 分析機能を統合
Oracle OLAP
Oracle Data Mining
分析・統計関数
スター・スキーマ
Partitioning表、ビュー
マテリアライズド・ビュー
ETL処理機能 さまざまなインデックス
統合されたセキュリティー監査ー暗号化ーアクセス制御
Oracle データベース
ソースデータ
ソースデータ(Oracleデータベース)
VLDB & Data Warehousing大規模データを低コストかつ高パフォーマンスで管理
109
ChannelProduct
DateRegion
アプリケーションの改変不要→導入の容易さ
OLAPの使用で必要ディスク量削減→コスト削減
マテリアライズド・ビュー
iCal
XPDL
Designer
OracleWarehouseBuilder
Oracle Discoverer Oracle BI Beans
Relational & OLAP Catalogs
Oracle Scheduler, Workflow
カスタムアプリケーション
ERP
Oracleデータベース
レガシーシステム
CWMImport
ファイル
1211
アクセス制御を実現するOracle Database Vault
■ データベース・セキュリティ
■ Oracle Database Vaultによる強固なアクセス制御
■ Transparent Data Encryption
コンプライアンスを実現するには、職務分掌という考え方が重要です。しかし、従来のデータベースでは、たとえば人事や会計情報などのデータに対して、本来の職務とは関係のないデータベース管理者もアクセス可能となっていました。Oracle Database Vaultを組み合わせて利用すると、データベース管理者のような特権ユーザーのデータへのアクセス制御が実現し、職務分掌を可能にします。また、Oracle Database 11gの仮想プライベート・データベース機能を利用すると、表・ビューの各行ごとに柔軟なアクセス制御の設定が可能です。アプリケーション・コンテキストを利用することにより、Webアプリケーションのようにスキーマを共有している場合でも、ユーザーごとのアクセス制御が実現できます。 柔軟な監査
Oracle Database 11gでは、より柔軟に監査を実行する手段としてファイングレイン監査機能が提供されており、従来よりも詳細な監査ポリシーの設定、効率的な監査が可能です。
ネットワーク・データの保護
ネットワーク上を流れるパケットは、基本的に暗号化されないデータ(平文)です。そこでOracleの通信プロトコルであるOracle Netの通信を暗号化して、通信経路上での盗聴などによる情報漏洩を防ぐことができます。
セキュリティ評価・認証への対応
セキュリティに対する社会的関心の高まりとともに、各種のセキュリティ関連国際標準が制定されています。これらは、中立的な第三者がセキュリティ機能を正しく評価することで製品の安全性を確立し、ユーザーにわかりやすい判断基準を提供するものとして、さまざまな面で整備が進んでいます。オラクルでは、ISO/IEC 15408(Common Criteria)、FIPS 140-2など、各種国際標準の認証を取得しています。オラクルは、データベース製品においてISO/IEC 15408(EAL4)を初めて取得したベンダーです。
データベースの自動的な暗号化
Oracle Database 11gは、機密性の高いデータを、表領域、表、列単位で自動的に暗号化して格納するTransparent Data Encryptionを搭載しています。Transparent Data Encryptionはアプリケーションから透過的にデータベースを暗号化することが可能なので、アプリケーションを変更する必要はありません。管理面では表定義の変更のみで暗号化が利用でき、暗号鍵の管理も統合されています。また、暗号化した列に対しても索引付けをおこなうことができるので、高い検索パフォーマンスは維持されたままです。
今日のシステムでは、コンプライアンスやリスク管理の観点から、これまで以上に堅固なセキュリティが求められています。情報漏洩に対する社会の監視の目は厳しく、情報資産の管理と保護は経営上の必須事項として位置づけられています。とくにコンプライアンスの観点から見た場合、情報資産を格納するデータベースのセキュリティ対策は必要不可欠です。Oracle Database 11gは、監査、アクセス制御、認証、暗号化を含めた統合的なセキュリティ機能を提供しています。
Security & Compliance企業コンプライアンスとリスク管理を強化するデータベース・セキュリティ
非構造化データの活用の促進
■ さまざまなビジネス・データの統合
■ Oracle Database 11g ― 新しいデータ型
■ Oracle XML DB
Oracle Database 11gで非構造化データ活用を促進するための基盤がOracle SecureFilesです。Oracle SecureFilesは、データベースでファイルデータを処理する方法を刷新し、まったく新しいアーキテクチャで設計しています。基本的な問い合わせや挿入操作ではファイルシステムに匹敵するパフォーマンスを提供し、一般的なファイルシステムでは実現が難しい、トランザクション管理や高度なバックアップを可能にしました。また、自動的な暗号化やデータ圧縮など複数の高度な機能を利用できるので、コンテンツ管理におけるセキュリティ強化やストレージの効率活用が実現できます。
ミッションクリティカル環境をサポートするXMLの先進機能
Oracle Database 11gでは、従来のXMLのネイティブ・サポートをさらに拡張し、業界最高のXMLデータ管理を実現しています。Oracle XML DBはXMLを直接XML形式で格納できるXMLTypeデータ型に対応しているため、DTDやXMLスキーマによる検証、XPath式によるXML文書の操作、XSL変換、XQueryなどXML固有の技術を使用して意味のある構造をもったデータとして利用することが可能となります。さらに、ビューにより既存のリレーショナル・データをXML文書として、XML文書をリレーショナル・データとして操作できるようになります。また、Oracle Database 11gではXMLスキーマに依存しないXMLを高速に処理するバイナリXMLおよび索引をサポートします。これによりあらゆるXMLデータの高速化を実現し、データ活用を推進します。
さまざまなデータを活用するためのデータ構造
Oracle Database 11gはさまざまなデータを活用するためのデータ構造と演算子をサポートしています。Oracle Textでは、Oracleデータベースに格納されたさまざまな形式/言語のドキュメントの高速全文検索や、SQLのオープンな開発環境での高い信頼性・拡張性を維持した検索が可能です。Oracle Multimediaは、マルチメディア・コンテンツをほかの企業情報に統合して管理し、オープンでスケーラブルなアプリケーション開発を実現します。また、医療用のデータ・フォーマットであるDICOMをサポートしています。Oracle Spatialは空間データを管理し、地理情報アプリケーションの基盤の役割を果たします。R-Treeと呼ばれる専用の空間索引を搭載することで、空間データに対して高速な検索を実現するほか、測地座標のサポートや座標変換、空間演算・集計など空間データに対する豊富な機能を提供しています。Oracle Database 11gでは、OpenGIS標準に対応したほか、新たに3次元のデータをサポートし、設計情報の管理や建物の施設管理等、多数のアプリケーションに活用できます。そのほか、Oracle Database 11gではRFIDやRDFなどの技術に対応した機能の強化が図られています。
Spatial
Images
ScannedDocuments
XML File
OfficeDocuments
RFIDデータ DICOM:医療用イメージ 3D空間情報
企業は、業務で使用する構造化データだけでなくドキュメントや画像、地図情報などさまざまな種類の非構造化データを保有しています。これらのデータを相互に連携させ戦略的な情報として有効活用するためには、すべてのデータを統合して管理し、アプリケーションから利用できるようにする必要があります。Oracleデータベースはこの要望に対応するため、従来からさまざまなデータ型をサポートしてきましたが、非構造化データのパフォーマンスが障害となっていました。Oracle Database 11gでは新たにOracle SecureFilesを搭載し、ファイルシステム以上のパフォーマンスを実現しました。また、XMLの格納ではスキーマレスXMLの操作を高速化するためのバイナリXMLを搭載、さらなる高速化を実現しています。これらの機能により、さらなる企業データの情報活用の促進が可能になります。
Manage Unstructured Informationあらゆる企業データの情報活用を促進
XMLアプリケーション
XML文書
JDBCXMLスキーマ・XML Typeデータ型
スキーマレス XML・バイナリ XML・テキストデータ
構造化データ・XMLビュー
XML索引・B-Tree 索引・XML索引・ファンクション索引・テキスト索引
.NET
OCI
SOAP
HTTP
FTP
WebDav
ファイル
XML Type
XML Schema
XQuery
SQL/XML
XSLT
DOM
フォルダ
ACLS
バージョニング
メタデータ
経理部門
情報システム部門
アクセス制御
暗号化
監査ログ
人事部門
セキュリティ状況のレポート
経理部門
アクセス制御
情報システム部門(データベース管理者)
Financial DataFinancial Admin
Data DictionaryDBA Role
ユーザーA
ユーザーB
Create Table
CreateUser
上記以外の時間帯
月曜~金曜日9:00~18:00
CREATE TABLE employee( name VARCHAR2(30), employee_id NUMBER (10), salary NUMBER(9) ENCRYPT, title VARCHAR2(30));
列の暗号化を指定
データの暗号化
アプリケーションから透過的に暗号化
暗号鍵はデータベース側で自動管理
暗号化されたデータに対しても索引を使用可能
Oracle Database 11gは4つのエディションで構成されています。いくつかの有償オプション製品が提供されるEnterprise Editionでは、さらなる機能強化をすることが可能です。プラットフォームごとの製品の出荷情報とコンポーネントサポート状況については日本オラクルのホームページでご確認ください。
各エディションで使用可能な機能
Maximum Availability Architecture
Manageability
VLDB & Data Warehousing
Grid Computingおよびデータベース・アーキテクチャ
機能/オプション 備考 EE SE/SE One 機能/オプション 備考 EE SE/
SE One
機能/オプション 備考 EE SE/SE One
セキュリティ
Unstructured Data Management
開発プラットフォーム
機能/オプション 備考 EE SE/SE One
Oracle Real Application Clusters(RAC)
Read Mostoly Lock
Oracle Clusterware
Oracle Clusterware OpenAPI
Automatic Workload Management
Fast Application Notification
Automatic Storage Management (ASM)
行レベル・ロック
読取り一貫性によるデータの保護
データベース・イベント・トリガー
ラージ・オブジェクト(LOB)サポート
Oracle SecureFiles
Oracle SecureFilesのデータ圧縮、重複の排除
LogMiner
一時表
オブジェクト・データベース
グローバリゼーション・サポート
JIS2004サポート (Unicode 3.2以降対応)
接続プーリング
Oracle Connection Manager
Oracle NetにおけるInfinibandのサポート
CPU、ディスク、メモリーの動的変更
Windows ファイバ サポート
Microsoft Transaction Serverとの統合
Microsoft Cluster Servicesのサポート
Oracle Cluster File System
Oracle Streams (REDOからSQLへの変換)
アドバンスト・キューイング
Oracle Messaging Gateway
基本レプリケーション
アドバンスト・レプリケーション
分散トランザクション
Oracle Data Guard
フィジカル・スタンバイ(REDO Apply)
ロジカル・スタンバイ(SQL Apply)
スナップショット・スタンバイ
Oracle Active Data Guard
基本スタンバイ・データベース
オンラインパッチ適用
ローリング・アップグレード
オンライン索引ビルド
オンライン表再編成/再定義
透過的アプリケーションフェイルオーバー
Oracle Flashback Query
Oracle Flashback Table/Database
Flashback Data Archive
データベースの静止
ブロックレベル・メディア・リカバリ
増分バックアップおよびリカバリ
オンライン・バックアップおよびリカバリ
パラレル・バックアップおよびリカバリ
表領域のPoint-in-Timeリカバリ
トライアル・リカバリ
Recovery Manager(RMAN)
Oracle Secure Backup Express
Ultra Safeモード
データ・リカバリ・アドバイザ
Database Replay
SQL Performance Analyzer
Oracle Enterprise Manager Database Control
Oracle Enterprise Manager Grid Control
サポート・ワークベンチ
Oracle Change Management Pack
Oracle Configuration Management Pack
Oracle Diagnostic Pack
Oracle Tuning Pack
Automatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)
Automatic Workload Repository (AWR)
AWR Baseline
Oracle Scheduler
Database Resource Manager
SQLチューニング・アドバイザ
SQLアクセス・アドバイザ
自動SQLチューニング
自動メモリ管理
自動UNDO管理
Oracle-Managed File
ローカル管理表領域
Automatic Diagnostic Repository
SQLテスト・ケース・ビルダー
SQLリカバリ・アドバイザ
Oracle Partitioning
パーティション・アドバイザ
Oracle OLAP
Oracle Data Mining
パラレル・クエリー
パラレル索引作成/スキャン
データ・セグメントの圧縮
Advanced Compression
Query Result Cache
SQL Plan Management
分析関数
PIVOT/UNPIVOT関数
サマリー管理:マテリアライズド・ビュー
キューブ・マテリアライズド・ビュー
ビットマップ・インデックス
ビットマップ・ジョイン・インデックス
ビットマップ・スター・ジョイン
Oracle Warehouse Builder
Oracle Warehouse Builder Enterprise ETL
Oracle Warehosue Builder Data Quality
Oracle Data Pump Export/Import
トランスポータブル表領域
トランスポータブル・データベース
MERGE
外部表
マルチテーブル・インサート
同期チェンジ・データ・キャプチャ
非同期チェンジ・データ・キャプチャ
ネットワークの暗号化
Transparent Data Encryption
表領域暗号化
暗号化ツールキット
Oracle Database Vault
仮想プライベート・データベース(VPD)
基本監査
ファイングレイン監査
プロキシ認証
パスワードの暗号化
Oracle XML DB
バイナリ XML
XML Index
XQuery 1.0サポート
XPath式によるXML文書の操作
Oracle XML Developer's Kit
Oracle Spatial
3Dサポート
ネットワーク・データモデル
Oracle Database Workspace Manager
Oracle Multimedia
DICOMサポート
Oracle Text
RFIDデータ型
Oracle Content Database Suite
Oracle JVM/Javaストアド・プロシージャ
Oracle JDBC Driver
正規表現
PL/SQLストアド・プロシージャとトリガー
Java、PL/SQLのネイティブ・コンパイル
Oracle Application Express
Accessマイグレーション
Oracle SQL Developer
Oracle ODBC Driver
Oracle Objects for OLE(OO4O)
Oracle Data Provider for .NET
Oracle Developer Tools for Visual Studio .NET
Common Language Runtime(CLR)上でのストアド・プロシージャの実行
Oracle Programmer (Pro*C/Pro*COBOL)
高可用性と拡張性を提供する次世代クラスタ環境。SEではCRSとASM必須
検索のみのシステムで大幅な高速化
RACで必要なクラスタウェア機能を標準搭載
Oracle ClusterwareのAPIを使用して3rd Partyアプリケーションの高可用性を実現
サービス毎に自動的に負荷分散
構成情報やイベントをアプリケーションに通知
高速で信頼性の高いストレージ環境。NEW:高速かつ柔軟な復旧
ページ単位や表単位にエスカレートしない完全な行レベル・ロック
不整合を起こさない読取り一貫性の保証
イベントの発生時に、トリガーを起動
ラージ・オブジェクトを格納
非構造化データを扱うLOB型の全く新しいアーキテクチャ。ファイルシステムに匹敵するパフォーマンスを実現
非構造化データを圧縮し、重複を排除して、ストレージ容量を削減
REDOログ情報をSQLで表示するツール
トランザクション中またはセッション中のみ有効な一時的な表
オブジェクト型およびメソッド
Unicode機能を拡張した各国語サポート
データベース・キャラクタセットでUnicode 3.2以降をサポートし、JIS2004に対応。NEW:Unicode 5.0対応
アイドル状態のデータベース接続を他の接続用に開放
1つのネットワーク接続で複数のDB接続を実現
Oracle Netの通信をInfinibandで高速化
動的に処理能力を変更可能
Windows 2003のみ提供。より効率的な処理を実現
Windowsのみ提供
Windowsのみ提供、Oracle Fail Safe
RACで使用する専用のファイルシステム
複数データベース環境での情報共有
データベースに統合されたメッセージ機能
IBM WebSphere MQシリーズとの連携
データのスナップショットをローカルに複製
マルチマスター・レプリケーション
2フェーズ・コミットおよびXAサポート
障害に対応のためデータベースを多重化
REDOログを自動的に転送、適用することで物理的に同一のスタンバイ構成
プライマリ・データベースの変更をSQLベース適用して論理的に同期
障害発生時に自動的にフェイルオーバー
フィジカル・スタンバイでのリアルタイム・クエリーおよび高速バックアップ
基本的なスタンバイ・データベース。ログ転送や適用は手動
オンラインで個別パッチを適用。NEW:シングル環境でもパッチ適用が可能
ロジカル・スタンバイを利用してローリング・アップグレードが可能。NEW:フィジカル・スタンバイからでも可能
オンラインで索引の構築/再構築
オンラインで表の論理/物理構造を再定義
障害発生時に自動的に接続先を変更
過去のある時点のデータを問合せ
表全体、データベース全体を過去のある時点に変更
従来のフラッシュバック技術を拡張し、データベースの履歴をセキュアに保存
管理者のみアクセス可能な状態(静止)にしてメンテナンス
ブロック単位でのリカバリが可能
変更済ブロックのみをバックアップ/リカバリ
オンライン状態でのバックアップ/リカバリが可能
バックアップ/リカバリのパラレル処理
指定したある時点まで表領域をリカバリ
リカバリする前に、リカバリのテスト
バックアップ/リカバリ処理全体の設定管理
テープへのバックアップを実現。別ライセンスのOracle Secure Backupではバックアップの暗号化を実現
データ破損からデータベースを保護
データ障害からの復旧を支援するアドバイザ
本番システムの負荷をキャプチャし、テストシステムで完全に再現
本番システムのSQLの動作をキャプチャし、テストシステムで再現
Webベースの管理ツール。特定の機能にはEEおよび有償Pack要
複数のDB/AS環境を統合管理。特定の機能を使用する場合はEEおよび有償Pack要
データベース障害時の調査、対応を支援
スキーマの比較、差分更新を実現
サーバー/DBの構成情報比較・管理
監視・診断および問題のボトルネックの追跡
Oracle Diagnostics Packが別途必要。SQL全般のチューニングをおこなうツール
データベースの自己診断エンジン
データベースの統計情報を自動的に収集
データベース負荷の移動平均を取得
特定の時間にジョブを実行。カスタムのカレンダーを定義可能
リソースを詳細に割当て
最適なSQLを推奨
SQLの最適なアクセスパスを提案
負荷のかかるSQLを自動的に最適なSQLに変換
メモリサイズの動的変更と自動管理NEW:SGAだけではなくPGAも含めて自動管理
UNDOセグメントの自動管理
物理データベースの作成/削除を自動化
表領域のエクステント情報をローカル管理
障害発生時に障害に関連するアラート、ログ情報を集約
障害時の再現ケース作成を支援
SQL障害からの復旧の支援
大容量のデータを複数に分割・管理
最適なパーティション構成を提案
多次元データベースを統合
マイニング・エンジンを統合
問合せを複数プロセスで分散実行
パラレル処理で索引を作成
データウェアハウス用の圧縮機能でI/Oを減少し性能向上
OLTPを含むすべてのシステム、すべてのデータを圧縮し、高速化
データ・ブロックではなく、結果でキャッシュ実施し、メモリ利用効率を向上
SQLの実行計画を管理し、実行計画変更によるパフォーマンス劣化を防止
高度な分析計算を提供する組み込みSQL関数
SQL関数でピボットをサポートし、クロス集計を簡易化
集計表の利用で検索時間を大幅に短縮
OLAPキューブに自動的にクエリー・リライトし、さらなる高速化を実現
識別値の少ない列に対して有効な索引
表の結合情報をあらかじめ索引の中に格納
表の結合をビットマップによる論理演算で実現
データウェアハウスを構築するための設計・開発ツール
影響分析、系統分析、複雑なETLフローの制御を実現
データ・プロファイリングにより高度なデータ品質を実現
高速なエクスポート、インポート
表領域単位での一括移動やコピーが可能。異機種間環境もサポート
データベース単位での一括移動が可能。同じエンディアンのプラットフォーム間で可能
複数の作業を単一のSQL文で同時に実行
外部ファイルに読取り専用表としてアクセス
データを複数のターゲット表に挿入
更新された差分だけを抽出する機能
データ差分抽出およびロードを非同期化。NEW:データ差分削除にも対応
ネットワークの暗号化、さまざまな認証を統合
表や列を自動的に暗号化
表領域全体を自動的に暗号化
データベース内のデータを暗号化するためのパッケージ
データベースのアクセス権限を管理
行レベルのアクセス制御
データベース操作を監査
詳細かつ柔軟な監査機能
複数のアプリケーションに対して認証可能
ネットワーク上のパスワードを暗号化
XMLの構造をデータベースに格納
XML文書をバイナリで保存し、すべてのXML処理を高速化
XML Typeに特化した索引で検索を高速化
W3Cで勧告予定であるXQueryのサポート
XPath式でデータベースからデータの取得
XMLアプリケーションの開発キット
空間データのデータベースへの格納
ラスター・データに対して空間索引を作成
空間データのノード・リンクの概念を表現。さらにRDFをサポート
表のバージョニング、ロング・トランザクション
マルチメディア・コンテンツを管理・格納
医療画像の標準規格であるDICOMをサポート
全文検索機能を提供
EPC等のRFID標準データ形式をサポート
使いやすく、スケーラブルなコンテンツ管理システム
データベース上にJava VMを実装
OCI版とThin版の2種類。NEW:JDBC 4.0標準をサポート
SQL内で正規表現をサポート
データベースで実行するためのロジック開発
NEW:PL/SQLのネイティブ・コンパイルのパフォーマンス強化
Webブラウザからデータベースを簡単操作
Microsoft Accessからスムーズな移行を実現
SQL、PL/SQLでのアプリケーション開発を支援するGUIツール
Windowsに加え、Linux、Solarisでもサポート
Windowsのみ提供
Windowsのみ提供。Oracleデータベースにネイティブに対応した .NET Data Provider
Visual Studio .NETにアドオンして、.NET環境での開発生産性を大幅に向上
ストアド・プロシージャを.NET上で実行可能
別ライセンス(Oracle Programmer)要
Op SE
Op SE
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Op SE
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Op ー
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Technical Data主要機能一覧
パッケージング
※1ブロック・チェンジ・トラッキング機能を使用した増分バックアップはSE/SE Oneでは使用できません。
NEWはOracle Database 11gで追加された新機能です。「Op」はEnterprise Editionのオプションです。「SE」はStandard Editionのみに搭載されています。
Oracle Database 11gEnterprise Edition
中規模システムからエンタープライズシステムまで対応可能なエディション。エンタープライズシステムに求められる、パフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティ、可用性、管理性をすべて兼ね備えており、企業内のすべてのデータを統合するための基盤となります。機能強化のための多くのオプション製品も提供されています。
Enterprise Editionのオプション
・Oracle Real Application Clusters・Oracle Partitioning・Oracle Advanced Security・Oracle Real Application Testing・Oracle Advanced Compression・Oracle Active Data Guard・Oracle Total Recall
Oracle Database 11gStandard Edition
Oracleデータベースの中位のエディションであり、基本機能に加えOracle Real Application Clustersを標準搭載して、低コストで高い可用性の要求されるシステムにも対応します。
Oracle Database 11gStandard Edition One
低価格で導入可能な中小規模システム向けのエディション。Oracle Database 11gの高い基本性能、管理性、信頼性を享受でき、アプリケーションへの組み込みや部門用途のデータベースに最適です。
Oracle Database 11gPersonal Edition
S t a n d a r d E d i t i o n およびEnterprise Editionとの完全な互換性が必要とされる、シングル・ユーザー開発および運用をサポートするエディションです。
・Oracle Database Vault・Oracle Spatial・Oracle OLAP・Oracle Data Mining・Oracle Warehouse Builder Enterprise ETL・Oracle Warehouse Builder Data Quality・Oracle Content Database Suite
・Oracle Records Database・Oracle Enterprise Manager Packs -Oracle Diagnostics Packs -Oracle Tuning Packs -Oracle Change Management Packs -Oracle Configuration Management Packs
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