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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証Ver1.10版) このホワイトペーパーは、社団法人日本土木工業協会CALS/EC特別委員会CALS/EC部会図面情報標準化ワーキンググループが公開して いる「土工協SXFセルフチェック仕様第1版」(2002年4月)及び、サンプル図面を使って検証した結果について記載されています。「土工協 SXFセルフチェック仕様第1版」については、http://cals.dokokyo.com/sec_studywg/wg05/sxf_hp/index.htm (2003年3月現在)を参照してく ださい。 SXF V2.0 フィーチャ仕様書平成13 年4 月18 日第一版 建設情 報標準化委員会・CAD交換標準小委員会 オートデスクのCADデータ交換標準化 への取り組み フィーチャ仕様書別冊平成13 年6 月1 日Rev5.41 SCADEC事務 o ラスター交換仕様 オートデスクは、財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)を事務 局として設置されている建設情報標準化委員会CADデータ交換標準小 委員会実装検討WGメンバーとして、国内においてのCADデータ交換 標準確立に関わってきました。オートデスクはまた、2002年度からはじ まっているSXF仕様レベル4の検討にも積極的に対応しています。海外 では、3次元測量・土木データ標準のXMLスキーマ、LandXML http://www.landxml.org/)開発に主要メンバーとして取り組んで います。土木業向け3次元CAD Autodesk Land Desktop3は、この LandXMLデータの入出力を実装しています。 o 等高線交換仕様 これらのドキュメントは以下のページよりダウンロードできます。(2003年3 月現在) http://www.cad.jacic.or.jp/developer/SXFDocDownload.htm SXFデータトランスレータ 建設CALS/ECアクションプログラムフェーズ3ではCADGISとの連携 実現が目標とされています。オートデスクは、CADGIS機能を取り込 んだAutodesk Map や、CADデータとGISデータを混在させてホーム ページに配信が可能なAutodesk MapGuideなど、CADGISとの連 携をすでに具体化しています。また国際的なGIS標準化組織 Open GIS Consortium http://www.opengis.org/Principal Memberとして活動し、GISの標準化に積極的に関わっています。 ARXによるAutoCAD20002000i2002と、これらに対応した AutoCADファミリー用のPlug-inツールで、SXFP21,SFC)DWG方向変換に対応しています。このプログラムはオートデスクのホームペー ジから無償でダウンロードできます。変換部分のエンジンはSXF Converter for DWGと同一のエンジンを使用しています。 CIVIL-LT 2002 with AutoCAD LT あわせて、SXF仕様Level2対応ソフトウェアの開発をすすめ、20023月現在、以下の対応ソフトウェアを提供しています。 CIVIL-LT 2002は、株式会社 構造計画研究所の開発したAutoCAD LT用の機能拡張製品です。土木技術者向けの機能が満載で AutoCAD LT関連製品で初めてOCF検定に合格した製品です。詳細 は、構造計画研究所のホームページ http://www3.kke.co.jp/civil/ をご覧ください。 SXF Converter for DWG SXF Converter for DWGは、国土交通省発注工事の建設 CALS/ECにおける電子納品において、CADデータ納品用共通フォー マットのSXF(part21 形式、拡張子P21)ファイルと、AutoCAD 20002000i2002AutoCAD LT 20002000i2002および AutoCAD20002000i2002をベースとしたオートデスクのデスクトッ プ製品で作成されたDWGファイルを相互変換する単独プログラムで す。またSXF(sfc形式)にも対応しています。 セルフチェックの概要 図面の編集について オートデスクのDWG は、3次元におけるモデルデータの作成(仮想現 実)を基本として考えられており、将来SXF仕様がレベル4 になったとき にはじめて真価が発揮されます。 しかしながら、現在のSXF 仕様(レベ 2)は、2次元製図を基本として考えられています。このため、 AutoCAD の持つ豊富な情報をすべてSXF 仕様のデータに変換する ことはできません。SXF Converter for DWGは、AutoCAD ユーザの 利便性を第一に考え、()日本土木工業協会や()建設コンサルタン ツ協会より様々な助言を頂きました。その結果、ユーザがどのような作図 を行っていても、細かな入出力条件設定を行う事により、SXF 仕様にダ ウンコンバートすることができるようになりました。また他のオートデスク製 品と同様に、販売代理店を通じてサポートを受けることが可能です。 AutoCADにはモデル空間とレイアウト空間が存在します。[モデル]ブの作図領域には、制限がありません。モデル空間では、1:1 の尺度 で描画し、1 単位が 1 mmを表すか、1 mを表すかを決めます。 レイアウト タブは、仮想図面シートです。レイアウトを設定するときに、使 用する用紙サイズを指定します。レイアウトは図面シートを表します。この レイアウト環境はペーパー空間と呼ばれます。SXF Converter for DWGは、SXFファイルを読込むときに、モデル空間またはペーパー空 間に読込むか指定できます。モデル空間に読込んだ場合、SXFファイ ルで部分図と定義されている部分はAutoCADの複合図形として読込ま れます。レイアウト空間に読込んだ場合、部分図はAutoCADのレイアウ ト空間上にあるビューポートとして読込まれます。またSXF Converter for DWGSXFDWGに変換した後、始めてDWGAutoCADで開 SXF Converter for DWGは以下のSXF仕様書をもとに作成されていま す。 www.autodesk.co.jp 1

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Page 1: SXF Converter for DWG...SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10) いたとき、図形が表示されない場合があります。その場合、AutoCADの

SXF Converter for DWG

土木固有データによるSXF変換検証(Ver1.10版)

このホワイトペーパーは、社団法人日本土木工業協会CALS/EC特別委員会CALS/EC部会図面情報標準化ワーキンググループが公開して

いる「土工協SXFセルフチェック仕様第1版」(2002年4月)及び、サンプル図面を使って検証した結果について記載されています。「土工協

SXFセルフチェック仕様第1版」については、http://cals.dokokyo.com/sec_studywg/wg05/sxf_hp/index.htm (2003年3月現在)を参照してく

ださい。

• SXF V2.0 フィーチャ仕様書平成13 年4 月18 日第一版 建設情

報標準化委員会・CAD交換標準小委員会 オートデスクのCADデータ交換標準化

への取り組み • フィーチャ仕様書別冊平成13 年6 月1 日Rev5.41 SCADEC事務

o ラスター交換仕様 オートデスクは、財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)を事務

局として設置されている建設情報標準化委員会CADデータ交換標準小

委員会実装検討WGメンバーとして、国内においてのCADデータ交換

標準確立に関わってきました。オートデスクはまた、2002年度からはじ

まっているSXF仕様レベル4の検討にも積極的に対応しています。海外

では、3次元測量・土木データ標準のXMLスキーマ、LandXML

(http://www.landxml.org/)開発に主要メンバーとして取り組んで

います。土木業向け3次元CAD Autodesk Land Desktop3は、この

LandXMLデータの入出力を実装しています。

o 等高線交換仕様

これらのドキュメントは以下のページよりダウンロードできます。(2003年3

月現在)

http://www.cad.jacic.or.jp/developer/SXFDocDownload.htm

SXFデータトランスレータ 建設CALS/ECアクションプログラムフェーズ3ではCADとGISとの連携

実現が目標とされています。オートデスクは、CADにGIS機能を取り込

んだAutodesk Map や、CADデータとGISデータを混在させてホーム

ページに配信が可能なAutodesk MapGuideなど、CADとGISとの連

携をすでに具体化しています。また国際的なGIS標準化組織 Open GIS Consortium (http://www.opengis.org/) のPrincipal Memberとして活動し、GISの標準化に積極的に関わっています。

ARXによるAutoCAD2000,2000i,2002と、これらに対応した

AutoCADファミリー用のPlug-inツールで、SXF(P21,SFC)⇔DWG双

方向変換に対応しています。このプログラムはオートデスクのホームペー

ジから無償でダウンロードできます。変換部分のエンジンはSXF Converter for DWGと同一のエンジンを使用しています。

CIVIL-LT 2002 with AutoCAD LT あわせて、SXF仕様Level2対応ソフトウェアの開発をすすめ、2002年

3月現在、以下の対応ソフトウェアを提供しています。 CIVIL-LT 2002は、株式会社 構造計画研究所の開発したAutoCAD LT用の機能拡張製品です。土木技術者向けの機能が満載で

AutoCAD LT関連製品で初めてOCF検定に合格した製品です。詳細

は、構造計画研究所のホームページ http://www3.kke.co.jp/civil/をご覧ください。

SXF Converter for DWG

SXF Converter for DWGは、国土交通省発注工事の建設

CALS/ECにおける電子納品において、CADデータ納品用共通フォー

マットのSXF(part21 形式、拡張子P21)ファイルと、AutoCAD 2000、2000i、2002、AutoCAD LT 2000、2000i、2002および

AutoCAD2000、2000i、2002をベースとしたオートデスクのデスクトッ

プ製品で作成されたDWGファイルを相互変換する単独プログラムで

す。またSXF(sfc形式)にも対応しています。

セルフチェックの概要

図面の編集について オートデスクのDWG は、3次元におけるモデルデータの作成(仮想現

実)を基本として考えられており、将来SXF仕様がレベル4 になったとき

にはじめて真価が発揮されます。 しかしながら、現在のSXF 仕様(レベ

ル2)は、2次元製図を基本として考えられています。このため、

AutoCAD の持つ豊富な情報をすべてSXF 仕様のデータに変換する

ことはできません。SXF Converter for DWGは、AutoCAD ユーザの

利便性を第一に考え、(社)日本土木工業協会や(社)建設コンサルタン

ツ協会より様々な助言を頂きました。その結果、ユーザがどのような作図

を行っていても、細かな入出力条件設定を行う事により、SXF 仕様にダ

ウンコンバートすることができるようになりました。また他のオートデスク製

品と同様に、販売代理店を通じてサポートを受けることが可能です。

AutoCADにはモデル空間とレイアウト空間が存在します。[モデル]タブの作図領域には、制限がありません。モデル空間では、1:1 の尺度

で描画し、1 単位が 1 mmを表すか、1 mを表すかを決めます。 レイアウト タブは、仮想図面シートです。レイアウトを設定するときに、使

用する用紙サイズを指定します。レイアウトは図面シートを表します。この

レイアウト環境はペーパー空間と呼ばれます。SXF Converter for DWGは、SXFファイルを読込むときに、モデル空間またはペーパー空

間に読込むか指定できます。モデル空間に読込んだ場合、SXFファイ

ルで部分図と定義されている部分はAutoCADの複合図形として読込ま

れます。レイアウト空間に読込んだ場合、部分図はAutoCADのレイアウ

ト空間上にあるビューポートとして読込まれます。またSXF Converter for DWGでSXFをDWGに変換した後、始めてDWGをAutoCADで開

SXF Converter for DWGは以下のSXF仕様書をもとに作成されていま

す。

www.autodesk.co.jp 1

Page 2: SXF Converter for DWG...SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10) いたとき、図形が表示されない場合があります。その場合、AutoCADの

SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

いたとき、図形が表示されない場合があります。その場合、AutoCADの

メニューから、表示→ズーム→オブジェクト範囲で図形のあるところに

ZOOMしてください。この操作はモデル空間、レイアウト空間それぞれで

行います。本セルフチェックでは、SXFファイルをレイアウト空間に読込

んで編集しました。編集にはAutoCAD LT 2002を使用しました。

操作1:レイアウトタブに移動 操作2:メニューから、「ファイル」->「ページ設定」を選択 操作3:ここで「AutoCAD 警告」ダイアログが表示され、「このプロッタ環境設定は利用できません。。。」とでてくる場合があります。この場合は「OK」ボタンを押してください。 操作4:「ページ設定」ダイアログの、「印刷尺度」のエリアで、「尺度」を「1:1」に設定。 操作5:「OK」ボタンを押し、その後、メニューから「表示」→「全

再作図」を選択。

レイアウト空間での編集について

1.ビューポートのロック

入出力条件設定について SXFファイルをレイアウト空間に読込んだ場合、編集の方法として、モデ

ル空間に移動して編集する方法と、レイアウト空間上で、ビューポートを

アクティブにして編集する方法があります。どちらも結果は変わりません

が、レイアウト空間上で編集する場合は、ビューポートの尺度をロックす

ることをお薦めします。あらかじめビューポート尺度をロックしておくと、ビ

ューポートで細部を表示するためにズームしても、ビューポートの縮尺が

変更されることはありません。 下記の手順にてロックできます。

今回利用した入出力条件の設定の詳細については、別表に記載しまし

た。

SXF Converter for DWGバージョンについて 操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。 操作2:画層の名前[VIEW]の電灯マークを左クリックして、表示On(電灯が黄色く点灯した状態)にし、[OK]ボタンを押す。 操作3: レイアウトタブに移動して尺度をロックするビューポートを選択。 操作4:[ツール]メニューから[オブジェクト プロパティ管理]を選択。 操作5: [ビューをロック]を選択し、次に[はい]を選択。

今回利用したSXF Converter for DWGは、Version1.10を使用して

います。Version1.00から1.10へのアップデートプログラムはオートデ

スクホームページからダウンロードできます。バージョンを確認するには、

操作1 SXF 変換ダイアログを「キャンセル」ボタンを押して閉じます。 操作2: SXF 変換メニューから「バージョン情報」を選択します。

2.ビューポートの選択

SXF Converter for DWG V1.10は、国土交通省の「CADデータ交

換標準ソフトウェア{Ver.2}」のうち「sfc 共通ライブラリVer2.2」、「p21 共通ライブラリVer2.3」を利用しています。

ビューポートが重なって選択しづらい場合は、[Ctrl] + [R] を押して既

存のビューポートを切り替えます。

V1.00からV1.10までの改良点は以下のとおりです。 3.線種尺度の設定

AutoCADのISO 128(ISO/DIS 12011)LineTypeはペン幅1mmとして設定されています。SXF仕様では0.5mmを参考値としています

ので、ブラウザと線のピッチ・間隔などが合いません。以下の方法でブラ

ウザに近い見た目となります。

1.ハッチングの自動調整機能の追加とハッチング入出力の仕様変更

SXFからAutoCADへ取り込むハッチングに対し、自動調整が可能な形

式で取り込むことを可能にしました。これにともないハッチングの取り込み

仕様は以下のように変更されました。 操作1:コマンドプロンプトにて「LTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作2:「LTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「0.5」と入力しエンターキーを押す。 操作3:コマンドプロンプトにて「PSLTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作4:「PSLTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「1」と入力しエンターキーを押す。

・ハッチの外形線である複合曲線が[表示]の場合は、

_SXF_composite_curve_Visible画層(表示かつフリーズ解除)に

取り込みます。 ・複合曲線が[非表示]のときは、

_SXF_composite_curve_InVisible画層(非表示かつフリーズ)に

取り込みます。 この場合AutoCAD上でハッチを編集するときは、

_SXF_composite_curve_InVisible画層を表示かつフリーズ解除し

てください。

操作5:その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

図面の書き出しについて 2.文字高さの調整機能の追加

見た目を合わせるように文字高さを調整するオプションを追加しました。 SXF Converter for DWGでは、1つのDWGファイルをSXFに変換す

ると、モデル空間からのSXF(ファイル名_model)とレイアウト空間から

のSXF出力(ファイル名_レイアウト空間名)の2種類のSXFファイルが作

成されます。このチェックではレイアウト空間から出力されたSXFを使っ

てチェックをおこないました。なお、SXF仕様には用紙尺度の概念がな

いため、レイアウト空間から変換する場合、印刷尺度を1:1に指定してく

ださい。

AutoCADからSXFへの変換では、SXF出力条件設定の文字タブに「文

字高さの調整」オプション(既定値は「調整する」)を追加しています。 SXFからAutoCADへの変換では、SXF入力条件設定の文字2タブに

「文字高さの調整」オプション(既定値は「調整する」)を追加しています。 MS 明朝、MS ゴシックを基準に調整していますので、フォントによって

はうまく調整できない場合もあります。

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

3.フリーズされた画層を出力しないオプションを追加

AutoCADからSXFへの変換では、SXF出力条件設定のレイアウトタブ

に「フリーズされた画層」オプション(既定値は「変換しない」)を追加して

います。Ver1.08までは、画層プロパティでフリーズが指定されている場

合、非表示層の要素として変換していました。Ver1.10では、画層プロ

パティでフリーズが指定されている場合はSXFに変換しない指定ができ

るようにしました。

4.その他の変更点

・外部参照の寸法線が正常に変換されない場合がある現象は修正され

ました。 ・ブロックの属性文字の色が伝わらない問題は修正されました。 ・ブロックを分解する指定を行ったとき、ブロック定義の要素がBYLAYERの場合、色・線種が正しく反映されない問題が修正されました。 ・SXF 出力条件設定の、[ブロック要素]、[尺度が負の場合は展開する]がチェックされているとき、DWG 内のブロック配置尺度に負が使用され

ているとき、正しい位置に展開されない場合がある問題は修正されまし

た。 ・レイアウト空間上にマルチテキストを含むDWG 図面を出力した場合、

例外エラーが発生する現象は修正されました。 ・国土交通省 CAD データ交換標準 SXF Ver2 の p21 共通ライブラ

リ、sfc共通ライブラリのリビジョンアップに対応しました。 ・レイアウトでタイトルブロックを使用した DWG ファイルの SXF 変換中

に、コンバータが異常終了する現象は修正されました。 ・ブロックに属性が定義されている図面を途中まで変換すると、

SXFTrans.arx の例外がでてきて処理が中断される場合がある現象は

修正されました。 ・寸法線を変換すると寸法の形状が一部変化する場合がある現象は修

正されました。 ・ユーザ定義のパターン2本の場合、sfc はハッチングとなるが、p21 は直線分解される現象は修正されました。 ・等高線レイヤに所属するスプラインが、等高線として変換されない現象

は修正されました。 ・SXF から受けるときに折線以外の要素をポリラインに分割する指定で、

既定値に 40 を指定すると折線が異なる線になる現象は修正されまし

た。 ・SXF で矢印から引かれる線の終点が注記の書き出し位置と異なる場

合、形状が変わってしまう現象は修正されました。 ・SXF 書き出し時に特定の寸法線が分解される場合がある現象は修正

されました。

SXF ブラウザのバージョンについて

今回利用したSXFブラウザは、Version2.1.1を使用しています。SXFブラウザ及び操作マニュアル等は、以下のページから無償でダウンロー

ドできます。(2003年3月現在) http://www.cad.jacic.or.jp/developer/SXFBrowserDownload.htm

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1:AutoCAD LTを起動。 操作2:AutoCAD LTのメニューから「ファイルー>開く」を選択し、「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動し、「1_D0LS001Z.DWG」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。 操作3:メニューから「表示―>ズームー>オブジェクト範囲」を選択し、図形を表示。

操作4:画面左下の「レイアウト1」タブを選択し、レイアウト空間に移動。 操作5:メニューから「表示―>ズームー>オブジェクト範囲」を選択し、図形を表示。

セルフチェック結果

チェックシートNo.1

図面名:小構造物図 ファイル名:D0LS001Z.sfc、小構造物図.pdf チェック箇所:①函渠工:ハッチングの範囲を変更 チェックの目的:ハッチングの範囲やピッチなど属性が正しく入出力

できていることを確認する。

手順1:D0LS001Z.sfcファイルを自社CADに読込む

まず、SXF Converter for DWGを使って、SXFファイルをDWGファイ

ルに変換します。

操作1:SXF Converter for DWGのアイコン(ASXF)をダブルクリックで起動。

操作2:「SXF変換」ダイアログで、SXF→DWGタブを選択し、「変換設定」ボタンを押す。

操作3:「入力条件設定」ダイアログの「図面」タブで「変換空間」エリアにて、「変換先空間」を「レイアウト空間」に指定。(他のタブの設定については、「入出力条件設定別表」を参照。) 操作4:「入力条件設定」ダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。 操作5:「SXF変換」ダイアログで、「参照」ボタンを押す。 操作6:「ファイルを開く」ダイアログボックスで、「ファイルの種類」を、「SXF[フィーチャコメント]ファイル(*.sfc)に変更。 操作7:「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動後、「1_D0LS001Z.sfc」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。「SXF変換」ダイアログに戻り、「SXFファイル[SFC,P21]」の下に“1_D0LS001Z.sfc”と表示されていることを確認。 操作8:「DWG変換」ボタンを押す。これで変換が始まります。 操作9:変換が終了すると、「SXF変換」ダイアログ右側「AutoCAD Drawing[DWG]」に“1_D0LS001Z.dwg”と表示され、SFCファイルと同一のフォルダにDWGファイルが作成される。

次に、変換したDWGファイルを編集しやすいように、AutoCAD LTを設

定します。

次に、AutoCAD LT 2002を使って、SXFファイルから変換したDWGファイルを開きます。

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

後に、編集したDWGファイルをSXFに正しく出力するために、印刷尺

度を1:1に設定します。 操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。 操作2:画層の名前[VIEW]の電灯マークを左クリックして、表示On(電灯が黄色く点灯した状態)にし、[OK]ボタンを押す。

操作3:表示された6つの四角形をマウスの左ボタンで順次選択。(選択されるとハイライト(点線)表示)されます。)

操作4:[ツール]メニューから[オブジェクト プロパティ管理]を選択。 操作5: [ビューをロック]を選択し、プルダウンから[はい]を選択。

操作6:コマンドプロンプトにて「LTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作7:「LTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「0.5」と入力しエンターキーを押す。 操作8:コマンドプロンプトにて「PSLTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作9:「PSLTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「1」と入力しエンターキーを押す。 操作10:その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

操作1:メニューから、「ファイル」->「ページ設定」を選択 操作2:ここで「AutoCAD 警告」ダイアログが表示され、「このプロッタ環境設定は利用できません。。。」とでてくる場合があります。この場合は「OK」ボタンを押してください。 操作3:「ページ設定」ダイアログの、「印刷尺度」のエリアで、「尺度」を「1:1」に設定。

操作4:「OK」ボタンを押し、その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

ここまで設定したDWGファイルを保存します。

操作1:メニューから、「ファイル」->「上書き保存」を選択

手順2:読込み図面のチェック

<チェックポイント1>

目視によりハッチングが表示されているか確認する。

確認の方法:目視

SXFブラウザでの表示

AutoCADでの表示

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1:メニューより「形式」→「画層管理」を選択。

操作2:画層の名前「_SXF_composite_curve_InVisible」の電灯マークを左クリックして表示On(電灯が黄色く点灯した状態)にし、さらに、隣の「すべてのビューポートでフリーズ」欄の灰色のマークを左クリックしてフリーズ解除(黄色いマークの状態)にして、「OK」ボタンを押す。

操作3:メニューより「修正」→「ストレッチ」を選択。 操作4:伸ばしたいところを右下から左上に囲むように選択し、エンターキーを押す。

操作5:基点または移動距離を指定で、[0,80]と入力し、エンターキーを2回押す。 操作6:メニューより「形式」→「画層管理」を選択。 操作7:画層の名前「_SXF_composite_curve_InVisible」の電灯マークを左クリックして表示Off(電灯が消灯した状態)にし、さらに、隣の「すべてのビューポートでフリーズ」欄の黄色のマークを左クリックしてフリーズ(灰色マークの状態)にして、「OK」ボタンを押す。

<チェックポイント2>

図形の要素がハッチングであることを確認する。

確認の方法:

操作1:函渠工 タイプ1 B700XH700の下側の四角(ビューポート)の中をダブルクリックし、モデル空間に入る。 操作2:ハッチを選択し、右クリック。 操作3:プロパティを選択。 操作4:プロパティウィンドウで確認。

AutoCADでの表示

手順3:自社CADで読み込み図面を変更 <変更内容>函渠上部スラブ厚を80mm厚くし、200mmにする。

SXF Converter for DWG V1.10から、SXFからAutoCADへ取り込

むハッチングに対し、自動調整が可能な形式で取り込まれます。これに

ともないハッチングの取り込み仕様は以下のように変更されました。 1)ハッチの外形線である複合曲線が[表示]の場合は、

_SXF_composite_curve_Visible画層(表示かつフリーズ解除)に

取り込みます。 2)複合曲線が[非表示]のときは、

_SXF_composite_curve_InVisible画層(非表示かつフリーズ)に

取り込みます。この場合AutoCAD上でハッチを編集するときは、

_SXF_composite_curve_InVisible画層を表示かつフリーズ解除し

てください。 D0LS001Z.sfcでは、複合曲線が[非表示]となっています(ハッチのま

わりに表示されている線はハッチデータとは独立した上書きされている

別の線となります)。したがって以下の操作により変更を行います。

<変更後のチェックポイント1>

断面全体がハッチング表示されていることを確認する。

確認の方法:目視

<変更後のチェックポイント2>図形の要素がハッチングであることを

確認する。

確認の方法:変更内容の操作9で確認できます。

変更後のハッチと、プロパティ

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

チェックシートNo.2 操作1:ガードレールの下側の四角(ビューポート)の中をダブルクリックし、モデル空間に入る。 操作2:メニューより「修正」→「ストレッチ」を選択。 操作3:伸ばしたいところを右下から左上に囲むように選択。

操作4:基点または移動距離を指定で、[0,-200]と入力してエンターキーを2回おす。

図面名:小構造物図 ファイル名:D0LS001Z.sfc、小構造物図.pdf チェック箇所:②ガードレール:中心線の長さを変更 チェックの目的:中心線の属性が正しく入出力できていることを確

認する。

手順4:読み込み図面のチェック

<チェックポイント>目視により線が一点鎖線で表示されているか確認

する。

(1点鎖線が、実線や破線で表示されていないか確認する。) <変更後のチェックポイント1>中心線が一点鎖線で表示されているか

確認する。 確認の方法:目視で確認。

確認の方法:目視で確認。

<変更後のチェックポイント2>下方に200mm延長されたことを確認す

る。

確認の方法:目視で確認。

変更後のガードレール支柱中心線

チェックシートNo.3 SXFブラウザでの表示

図面名:小構造物図 ファイル名:D0LS001Z.sfc、小構造物図.pdf チェック箇所:③集水桝:線種の変更 チェックの目的:線種の変更が正しく出力できていることを確認す

る。

手順6:読み込み図面のチェック

<チェックポイント>目視により破線が表示されているか確認する。

確認の方法:目視で確認

AutoCADでの表示

手順5:自社CADで読み込み図面を変更 <変更内容>ガードレール支柱の中心線を下方に200mm延長する。

SXFブラウザでの表示

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Page 8: SXF Converter for DWG...SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10) いたとき、図形が表示されない場合があります。その場合、AutoCADの

SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。

操作2:画層の名前「VIEW」の、電灯マークを左クリックして表示Off(電灯が消灯した状態)にして、「OK」ボタンを押す。

AutoCADでの表示

手順7:自社CADで読込み図面を変更 <変更内容>集水桝G2平面図の基礎砕石外周の破線を実線に変更

する。

操作1:集水桝G2の四角(ビューポート)の中をダブルクリックし、モデル空間に入る。 操作2:外周の破線を左クリックで選択し、右クリックメニューからプロパティを選択。 操作3:プロパティウィンドウで、線種「ACAD_ISO03W100」を「Continuous」に変更。

操作4:ESCキーを押し、選択状態を解除。

今まで編集してきた図面を保存し、AutoCAD LTを終了します。

操作1:編集したデータを、メニューの「ファイル」→「名前を付けて保存」で「変更D0LS001Z」とつけ保存する。 操作2:メニューの「ファイル」→「AutoCADの終了」でAutoCAD LTを終了。

次に、保存した編集済みDWG図面をSXF Converter for DWGで

SXFファイルに変換します。

<変更後のチェックポイント>基礎砕石外周の破線が実線で表示され

ていることを確認する。

確認の方法:目視で確認。

チェックシートNo.4

図面名:小構造物図 ファイル名:D0LS001Z.sfc、小構造物図.pdf チェック箇所:①~③ チェックの目的:自社CADで出力したSFC出力図面を、SXFブラウ

ザで目視確認する

手順8:ファイル名を「変更D0LS001Z.sfc」としてSFC出力し、SXFブラ

ウザで変更箇所の確認する。

まず、編集用に表示したビューポート枠を非表示にします。

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1:SXF Converter for DWGのアイコン(ASXF)をダブルクリックで起動。 操作2:「SXF変換」ダイアログで、DWG→SXFタブを選択し、「変換設定」ボタンを押す。 操作3:「出力条件設定」ダイアログの「図面」タブで「モード」を「フィーチャコメント[SFC]」に指定。 操作4:「文字スタイル」タブで、「文字スタイル変換」エリアを、「フォント名を使用」に指定(他のタブの設定については、「入出力条件設定別表」を参照。)

操作5:「出力条件設定」ダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。 操作6:「SXF変換」ダイアログで、「参照」ボタンを押す。 操作7:「ファイルを開く」ダイアログボックスで、「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動後、「変更D0LS001Z.dwg」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。「SXF変換」ダイアログに戻り、「AutoCAD Drawing[DWG]」の下に“変更D0LS001Z.dwg”と表示されていることを確認。 操作8:「SXF変換」ボタンを押す。これで変換が始まります。 操作9:変換が終了すると、「SXF変換」ダイアログ右側「SXFファイル[SFC,P21]」に“変更D0LS001Z _model.sfc”と“変更D0LS001Z _レイアウト1.sfc”表示され、DWGファイルと同一のフォルダにSFCファイルが作成される。

SXFブラウザでの表示

②ガードレール

<チェックポイント3>目視により線が一点鎖線で表示されているか確

認する。

確認の方法:目視で確認。

<チェックポイント4>目視により下方に延長されたか確認する。

確認の方法:目視で確認。

SXFブラウザでの表示

③集水桝

<チェックポイント5>目視により変更した線が実線で表示されている

か確認する。 変換されたSXFファイルをSXFブラウザで表示します。 確認の方法:目視で確認。

操作1:SXFブラウザで、変更D0LS001Z _レイアウト1.sfc ファイルを開く 操作2:「ERR Font(1): txt が見つかりません。デフォルトフォントに変換しました」のダイアログが表示されますが、そのままOKを押す。

①函渠工

<チェックポイント1>目視によりハッチングが表示されているか確認す

る。

確認の方法:目視で確認。

<チェックポイント2>ハッチングデータとして読み込まれているかを以

下の手順で確認する。

確認の方法:ブラウザのフィーチャ要素確認機能で確認。

SXFブラウザでの表示

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

チェックシートNo.5 操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。 操作2:画層の名前[VIEW]の電灯マークを左クリックして、表示On(電灯が黄色く点灯した状態)にし、[OK]ボタンを押す。 操作3:表示された一番外側の四角形と、内側の四角形をマウスの左ボタンで選択。(選択されるとハイライト(点線)表示)されます。) 操作4:[ツール]メニューから[オブジェクト プロパティ管理]を選択。 操作5: [ビューをロック]を選択し、プルダウンから[はい]を選択。

操作6:コマンドプロンプトにて「LTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作7:「LTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「0.5」と入力しエンターキーを押す。 操作8:コマンドプロンプトにて「PSLTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作9:「PSLTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「1」と入力しエンターキーを押す。 操作10:その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

図面名:起点側坑門背筋図 ファイル名:D3RS001Z.sfc、起点側坑門背筋図.pdf チェック箇所:①3-3 縦断断面図:鉄筋引出線の長さを変更 チェックの目的:鉄筋引出線の長さが正しく出力できることを確認す

手順1:D3RS001Z.sfcファイルを自社CADに読込む

まず、SXF Converter for DWGを使って、SXFファイルをDWGファイ

ルに変換します。チェックシート1から引き続き作業を行っている場合

は、操作3、操作4の条件設定はすでに指定されていますので必要あり

ません。

操作1:SXF Converter for DWGのアイコン(ASXF)をダブルクリックで起動。 操作2:「SXF変換」ダイアログで、SXF→DWGタブを選択し、「変換設定」ボタンを押す。 操作3:「入力条件設定」ダイアログの「図面」タブで「変換空間」エリアにて、「変換先空間」を「レイアウト空間」に指定。(他のタブの設定については、「入出力条件設定別表」を参照。) 操作4:「入力条件設定」ダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。 操作5:「SXF変換」ダイアログで、「参照」ボタンを押す。 操作6:「ファイルを開く」ダイアログボックスで、「ファイルの種類」を、「SXF[フィーチャコメント]ファイル(*.sfc)に変更。 操作7:「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動後、「3_D3RS001Z.SFC」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。「SXF変換」ダイアログに戻り、「SXFファイル[SFC,P21]」の下に“3_D3RS001Z.SFC”と表示されていることを確認。 操作8:「DWG変換」ボタンを押す。これで変換が始まります。 操作9:変換が終了すると、「SXF変換」ダイアログ右側「AutoCAD Drawing[DWG]」に“3_D3RS001Z.dwg”と表示され、SFCファイルと同一のフォルダにDWGファイルが作成される。

後に、編集したDWGファイルをSXFに正しく出力するために、印刷尺

度を1:1に設定します。

操作1:メニューから、「ファイル」->「ページ設定」を選択 操作2:ここで「AutoCAD 警告」ダイアログが表示され、「このプロッタ環境設定は利用できません。。。」とでてくる場合があります。この場合は「OK」ボタンを押してください。 操作3:「ページ設定」ダイアログの、「印刷尺度」のエリアで、「尺度」を「1:1」に設定。 操作4:「OK」ボタンを押し、その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

次に、AutoCAD LT 2002を使って、SXFファイルから変換したDWGファイルを開きます。

操作1:AutoCAD LTを起動。 操作2:AutoCAD LTのメニューから「ファイルー>開く」を選択し、「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動し、「3_D3RS001Z.dwg」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。 操作3:メニューから「表示―>ズームー>オブジェクト範囲」を選択し、図形を表示。 操作4:画面左下の「A1横」タブを選択し、レイアウト空間に移動。 操作5:メニューから「表示―>ズームー>オブジェクト範囲」を選択し、図形を表示。

ここまで設定したDWGファイルを保存します。

操作1:メニューから、「ファイル」->「上書き保存」を選択

手順2:読込み図面のチェック

<チェックポイント>目視により引出線が正しく描画されているか確認

する。 次に、変換したDWGファイルを編集しやすいように、AutoCAD LTを設

定します。 確認の方法:目視で確認

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1:図面の内側の四角(ビューポート)の中をダブルクリックし、モデル空間に入る。 操作2:メニューより「修正」→「ストレッチ」を選択。 操作3:伸ばしたいところを右下から左上に囲むように選択。

操作4:基点または移動距離を指定で、[1000, 0]と入力してエンターキーを2回おす。

SXFブラウザでの表示

チェックシートNo.6

図面名:起点側坑門背筋図 ファイル名:D3RS001Z.sfc、起点側坑門背筋図.pdf チェック箇所:②表題部:文字列の変更 チェックの目的:文字列の文字間隔が正しく入出力できることを確

認する

手順4:読込み図面のチェック

<チェックポイント>目視により表題欄の文字列が正しく出力されてい

るか確認する。

確認の方法:目視で確認

AutoCADでの表示

手順3:自社CADで読込み図面を変更 <変更内容>3-3断面のW27 D25鉄筋引出線を右方向へ1000mm延長する。

AutoCADでの表示

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

手順5:自社CADで読込み図面を変更

<変更内容>工事名の"○○トンネル詳細設計"

操作1:図面の内側の四角(ビューポート)の外、外側の四角(ビューポート)の内側をダブルクリックし、表題の書かれたモデル空間に入る。(またはCTRL+Rキーで切り替え) 操作2:該当文字をダブルクリックします。 操作3:"A-10号"という文字列を挿入します。

<変更後のチェックポイント1>目視により半角英数字を含む文字列が

正しく出力されているか確認する。

確認の方法:目視で確認

<変更後のチェックポイント2>表題内の枠内で正しくセンタリングされ

ているか確認する。

確認の方法:目視で確認

円弧FAのチェック画面(座標Aと円弧FAの中心座標、円弧の長さ)

チェックシートNo.8

図面名:起点側坑門背筋図 ファイル名:変更D3RS001Z.sfc、変更起点側坑門背筋図.pdf チェック箇所:①~② チェックの目的:自社CADで出力したSFC出力図面を、SXFブラウ

ザで目視確認する 変更後の表示

手順7:ファイル名を「変更D3RS001Z.sfc」としてsfc出力し、SXFブラ

ウザで変更箇所を確認 チェックシートNo.7

まず、編集用に表示したビューポート枠を非表示にします。 図面名:起点側坑門背筋図 ファイル名:D3RS001Z.sfc、起点側坑門背筋図.pdf チェック箇所:③1-1横断図:複合円弧の連続性確認 チェックの目的:トンネル断面の複合円弧が連続していることを確

認する。

操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。 操作2:画層の名前「VIEW」の、電灯マークを左クリックして表示Off(電灯が消灯した状態)にして、「OK」ボタンを押す。

今まで編集してきた図面を保存し、AutoCAD LTを終了します。 手順6:読込み図面のチェック

操作1:編集したデータを、メニューの「ファイル」→「名前を付けて保存」で“変更D3RS001Z”として保存する。 操作2:メニューの「ファイル」→「AutoCADの終了」で

AutoCAD LTを終了。

<チェックポイント1>目視により複合円弧が表示されているか確認す

る。

確認の方法:目視で確認

ここでいう複合円弧とは複数のばらばらの円弧の開始・終了点が一致し

ているものをさしてます。AutoCADでは、円弧を含んだ連続ポリラインを

作成可能ですが、SXF仕様ではこのような図形は表現できません。 次に、保存した編集済みDWG図面をSXF Converter for DWGで

SXFファイルに変換します。チェックシートNo.4から引き続き作業を行っ

ている場合は、操作3、操作4、操作5はすでに設定されているので必要

ありません。

<チェックポイント2>複合円弧の各接合部の座標および円弧の長さに

ついて下表を参考に確認する

確認の方法:

操作1: CTRL+Rキーで図面データを含むビューポートをアクティブにする。 操作2:メニューからツールー>オブジェクトプロパティ管理を選択し、プロパティウィンドウを表示 操作3:円弧ごとに選択してプロパティウィンドウ上で始点X,始点Y,中心X,中心Y,終点X,終点Y,円弧の長さをチェック。

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1:SXF Converter for DWGのアイコン(ASXF)をダブルクリックで起動。 操作2:「SXF変換」ダイアログで、DWG→SXFタブを選択し、「変換設定」ボタンを押す。 操作3:「出力条件設定」ダイアログの「図面」タブで「モード」を「フィーチャコメント[SFC]」に指定。 操作4:「文字スタイル」タブで、「文字スタイル変換」エリアを、「フォント名を使用」に指定(他のタブの設定については、「入出力条件設定別表」を参照。) 操作5:「出力条件設定」ダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。 操作6:「SXF変換」ダイアログで、「参照」ボタンを押す。 操作7:「ファイルを開く」ダイアログボックスで、「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動後、「変更D3RS001Z.dwg」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。「SXF変換」ダイアログに戻り、「AutoCAD Drawing[DWG]」の下に“変更D3RS001Z.dwg”と表示されていることを確認。 操作8:「SXF変換」ボタンを押す。これで変換が始まります。 操作9:変換が終了すると、「SXF変換」ダイアログ右側「SXFファイル[SFC,P21]」に“変更D3RS001Z_model.sfc”と“変更D3RS001Z_A1 横.sfc”表示され、DWGファイルと同一のフォルダにSFCファイルが作成される。

<チェックポイント1>目視により表題欄の枠内で正しくセンタリングさ

れているか確認する。

確認の方法:目視で確認

SXFブラウザでの表示

チェックシートNo.9

図面名:標準断面図 ファイル名:D0SS001Z.sfc、標準断面図.pdf チェック箇所:①右側法面:寸法線の位置変更 チェックの目的:寸法の属性が正しく入出力できることを確認する

変換されたSXFファイルをSXFブラウザで表示します。

操作1:SXFブラウザで、変更D3RS001Z_A1 横.sfc ファイルを開く 操作2:「ERR Font(1): txt が見つかりません。デフォルトフォントに変換しました」のダイアログが表示されますが、そのままOKを押す。

手順1:D0SS001Z.sfcファイルを自社CADに読込む

まず、SXF Converter for DWGを使って、SXFファイルをDWGファイ

ルに変換します。チェックシート1から引き続き作業を行っている場合

は、操作3、操作4の条件設定はすでに指定されていますので必要あり

ません。

①3-3 縦断断面図

<チェックポイント1>目視により引出し線が正しく延長されているか確

認する 操作1:SXF Converter for DWGのアイコン(ASXF)をダブルクリックで起動。 操作2:「SXF変換」ダイアログで、SXF→DWGタブを選択し、「変換設定」ボタンを押す。 操作3:「入力条件設定」ダイアログの「図面」タブで「変換空間」エリアにて、「変換先空間」を「レイアウト空間」に指定。(他のタブの設定については、「入出力条件設定別表」を参照。) 操作4:「入力条件設定」ダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。 操作5:「SXF変換」ダイアログで、「参照」ボタンを押す。 操作6:「ファイルを開く」ダイアログボックスで、「ファイルの種類」を、「SXF[フィーチャコメント]ファイル(*.sfc)に変更。 操作7:「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動後、「5_D0SS001Z.SFC」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。「SXF変換」ダイアログに戻り、「SXFファイル[SFC,P21]」の下に“5_D0SS001Z.SFC”と表示されていることを確認。 操作8:「DWG変換」ボタンを押す。これで変換が始まります。 操作9:変換が終了すると、「SXF変換」ダイアログ右側「AutoCAD Drawing[DWG]」に“5_D0SS001Z.dwg”と表示され、SFCファイルと同一のフォルダにDWGファイルが作成される。

確認の方法:目視で確認

<チェックポイント2>文字列「D25」が引き出し線上の文字列になって

いるかを確認

確認の方法:ブラウザのフィーチャ要素確認機能

次に、AutoCAD LT 2002を使って、SXFファイルから変換したDWGファイルを開きます。

SXFブラウザでの表示

②表題部

<チェックポイント1>目視により半角英数字を含む文字列が正しく出

力されているか確認する

確認の方法:目視で確認

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1:AutoCAD LTを起動。 操作2:AutoCAD LTのメニューから「ファイルー>開く」を選択し、「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動し、「5_D0SS001Z.dwg」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。 操作3:メニューから「表示―>ズームー>オブジェクト範囲」を選択し、図形を表示。 操作4:画面左下の「レイアウト1」タブを選択し、レイアウト空間に移動。 操作5:メニューから「表示―>ズームー>オブジェクト範囲」を選択し、図形を表示。

手順2:読込み図面のチェック

<チェックポイント>目視により寸法線が正しく出力されているか確認

する。

確認の方法:目視で確認

次に、変換したDWGファイルを編集しやすいように、AutoCAD LTを設

定します。

操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。 操作2:画層の名前[VIEW]の電灯マークを左クリックして、表示On(電灯が黄色く点灯した状態)にし、[OK]ボタンを押す。 操作3:表示された外側の四角形をマウスの左ボタンで選択。(選択されるとハイライト(点線)表示)されます。) 操作4:[ツール]メニューから[オブジェクト プロパティ管理]を選択。 操作5: [ビューをロック]を選択し、プルダウンから[はい]を選択。

操作6:コマンドプロンプトにて「LTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作7:「LTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「0.5」と入力しエンターキーを押す。 操作8:コマンドプロンプトにて「PSLTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作9:「PSLTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「1」と入力しエンターキーを押す。 操作10:その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

AutoCADでの表示

SXFブラウザでの表示

手順3:自社CADで読込み図面を変更 <変更内容> 盛土部断面図、右側法面の法高寸法線を法面と交差するように左方向

に移動する。

後に、編集したDWGファイルをSXFに正しく出力するために、印刷尺

度を1:1に設定します。

操作1:メニューから、「ファイル」->「ページ設定」を選択 操作2:ここで「AutoCAD 警告」ダイアログが表示され、「このプロッタ環境設定は利用できません。。。」とでてくる場合があります。この場合は「OK」ボタンを押してください。 操作3:「ページ設定」ダイアログの、「印刷尺度」のエリアで、「尺度」を「1:1」に設定。 操作4:「OK」ボタンを押し、その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

ここまで設定したDWGファイルを保存します。

操作1:メニューから、「ファイル」->「上書き保存」を選択

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

手順4:読込み図面のチェック 操作1:図面の内側の四角(ビューポート)をダブルクリックし、モデル空間に入る。 操作2:寸法線を選択して右クリックする。 操作3:右クリックメニューから、寸法値位置ー>寸法線と一緒に移動を選択 操作4:該当箇所にドラッグして移動

操作5:再度寸法線を選択して右クリックする。

操作6:右クリックメニューから、寸法値位置ー>文字のみを移動を選択し、適当な箇所に移動

<チェックポイント>目視により図中の文字列が正しく出力されている

か確認する。

確認の方法:目視で確認

AutoCADでの表示

<変更後のチェックポイント1>目視により寸法線が正しく出力されてい

るか確認する。

確認の方法:目視で確認

<変更後のチェックポイント2>寸法補助線の引き出し位置がずれてい

ないか確認する。

確認の方法:目視で確認

SXFブラウザでの表示

手順5:自社CADで読込み図面を変更 <変更内容> 舗装構成の文字列を変更する。

変更後のAutoCADでの表示

チェックシートNo.10

図面名:標準断面図 ファイル名:D0SS001Z.sfc、標準断面図.pdf チェック箇所:②盛土部:文字列の変更 チェックの目的:文字列の文字間隔など並びが正しくそろって入出

力できることを確認する。

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Page 16: SXF Converter for DWG...SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10) いたとき、図形が表示されない場合があります。その場合、AutoCADの

SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1:”基層(アスコン) t=5cm”と書かれた文字列を選択して右クリックする 操作2:右クリックメニューから、文字編集を選択し、”アスコン”を”再生As”に変更。”)”の後ろに全角スペースを1個挿入しOKを押す

操作3:”下層路盤(クラッシャーラン) t=20cm”と書かれた文字列を選択して右クリックする 操作4:右クリックメニューから、文字編集を選択し、”クラッシャーラン”を”C-40”に変更。”)”の後ろに全角スペースを6個挿入しOKを押す 操作5:” 路床(砕石又はクラッシャーラン) t=100cm”と書かれた文字列を選択して右クリックする 操作6:右クリックメニューから、文字編集を選択し、” 砕石又はクラッシャーラン”を”RC-40”に変更。”)”の後ろに全角スペースを9個挿入、半角スペースを1個挿入しOKを押す

操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。 操作2:画層の名前「VIEW」の、電灯マークを左クリックして表示Off(電灯が消灯した状態)にして、「OK」ボタンを押す。

今まで編集してきた図面を保存し、AutoCAD LTを終了します。

操作1:編集したデータを、メニューの「ファイル」→「名前を付けて保存」で”変更D0SS001Z”と名前を付け保存する。 操作2:メニューの「ファイル」→「AutoCADの終了」でAutoCAD LTを終了。

次に、保存した編集済みDWG図面をSXF Converter for DWGで

SXFファイルに変換します。チェックシートNo.4から引き続き作業を行っ

ている場合は、操作3、操作4、操作5はすでに設定されているので必要

ありません。

操作1:SXF Converter for DWGのアイコン(ASXF)をダブルクリックで起動。 操作2:「SXF変換」ダイアログで、DWG→SXFタブを選択し、「変換設定」ボタンを押す。 操作3:「出力条件設定」ダイアログの「図面」タブで「モード」を「フィーチャコメント[SFC]」に指定。 操作4:「文字スタイル」タブで、「文字スタイル変換」エリアを、「フォント名を使用」に指定(他のタブの設定については、「入出力条件設定別表」を参照。) 操作5:「出力条件設定」ダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。 操作6:「SXF変換」ダイアログで、「参照」ボタンを押す。 操作7:「ファイルを開く」ダイアログボックスで、「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動後、「変更D0SS001Z.dwg」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。「SXF変換」ダイアログに戻り、「AutoCAD Drawing[DWG]」の下に“変更D0SS001Z.dwg”と表示されていることを確認。 操作8:「SXF変換」ボタンを押す。これで変換が始まります。 操作9:変換が終了すると、「SXF変換」ダイアログ右側「SXFファイル[SFC,P21]」に“変更D0SS001Z_model.sfc”と“変更D0SS001Z_レイアウト1.sfc”表示され、DWGファイルと同一のフォルダにSFCファイルが作成される。

<変更後のチェックポイント1>目視により半角英数字を含む文字列が

正しく出力されていることを確認する。

確認の方法:目視で確認

<変更後のチェックポイント2>舗装構成の文字列および厚さ表記が、

左揃えされているか確認する。

確認の方法:目視で確認

変換されたSXFファイルをSXFブラウザで表示します。

操作1:SXFブラウザで、変更D0SS001Z_レイアウト1.sfc ファイルを開く 操作2:「ERR Font(1): txt が見つかりません。デフォルトフォントに変換しました」のダイアログが表示されますが、そのままOKを押す。 編集後のAutoCADでの表示

①右側法面

チェックシートNo.11 <チェックポイント1>目視により寸法線が正しく出力されているか確認

する。

確認の方法:目視で確認 図面名:標準断面図 ファイル名:D0SS001Z.sfc、変更標準断面図.pdf チェック箇所:①~② チェックの目的:自社CADで出力したsfc出力画面を、SXFブラウ

ザで目視確認する。

<チェックポイント2>寸法線として読み込まれているかを確認する

確認の方法:ブラウザのフィーチャ要素確認機能で確認

手順6:自社CADよりsfc出力、SXFブラウザを起動し「変更

D0SS001Z.sfc」を読み込み、変更箇所の確認

まず、編集用に表示したビューポート枠を非表示にします。

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1:SXF Converter for DWGのアイコン(ASXF)をダブルクリックで起動。 操作2:「SXF変換」ダイアログで、SXF→DWGタブを選択し、「変換設定」ボタンを押す。 操作3:「入力条件設定」ダイアログの「図面」タブで「変換空間」エリアにて、「変換先空間」を「レイアウト空間」に指定。(他のタブの設定については、「入出力条件設定別表」を参照。) 操作4:「入力条件設定」ダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。 操作5:「SXF変換」ダイアログで、「参照」ボタンを押す。 操作6:「ファイルを開く」ダイアログボックスで、「ファイルの種類」を、「SXF[フィーチャコメント]ファイル(*.sfc)に変更。 操作7:「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動後、「7_D0PL001Z.SFC」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。「SXF変換」ダイアログに戻り、「SXFファイル[SFC,P21]」の下に“7_D0PL001Z.SFC”と表示されていることを確認。 操作8:「DWG変換」ボタンを押す。これで変換が始まります。 操作9:変換が終了すると、「SXF変換」ダイアログ右側「AutoCAD Drawing[DWG]」に“7_D0PL001Z.dwg”と表示され、SFCファイルと同一のフォルダにDWGファイルが作

成される。

SXFブラウザでの表示

②盛土部

<チェックポイント3>目視により半角英数字を含む文字列が正しく出

力されているか確認する。

確認の方法:目視で確認

<チェックポイント4>目視により舗装構成の文字列及び厚さ表記が、

左揃えされているか確認する。 次に、AutoCAD LT 2002を使って、SXFファイルから変換したDWGファイルを開きます。 確認の方法:目視で確認

操作1:AutoCAD LTを起動。 操作2:AutoCAD LTのメニューから「ファイルー>開く」を選択し、「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動し、「7_D0PL001Z.dwg」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。 操作3:メニューから「表示―>ズームー>オブジェクト範囲」を選択し、図形を表示。 操作4:画面左下の「A1 横」タブを選択し、レイアウト空間に移動。 操作5:メニューから「表示―>ズームー>オブジェクト範囲」を選択し、図形を表示。

次に、変換したDWGファイルを編集しやすいように、AutoCAD LTを設

定します。

SXFブラウザでの表示

チェックシートNo.12

図面名:平面図 ファイル名:D0PL001Z.sfc、道路平面図ラスタあり.pdf チェック箇所:①方位トンボ:ラスターデータの確認 チェックの目的:ラスターデータが正しく位置に表示されていること

を確認する

手順1:D0PL001Z.sfcファイルを自社CADに読込む まず、SXF Converter for DWGを使って、SXFファイルをDWGファイ

ルに変換します。チェックシート1から引き続き作業を行っている場合

は、操作3、操作4の条件設定はすでに指定されていますので必要あり

ません。

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SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。 操作2:画層の名前[VIEW]の電灯マークを左クリックして、表示On(電灯が黄色く点灯した状態)にし、[OK]ボタンを押す。 操作3:表示された外側の四角形をマウスの左ボタンで選択。(選択されるとハイライト(点線)表示)されます。) 操作4:[ツール]メニューから[オブジェクト プロパティ管理]を選択。 操作5: [ビューをロック]を選択し、プルダウンから[はい]を選択。

操作6:コマンドプロンプトにて「LTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作7:「LTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「0.5」と入力しエンターキーを押す。 操作8:コマンドプロンプトにて「PSLTSCALE」と入力し、エンターキーを押す。 操作9:「PSLTSCALE の新しい値を入力<>:」とでてくるので、「1」と入力しエンターキーを押す。 操作10:その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

AutoCADでの表示

後に、編集したDWGファイルをSXFに正しく出力するために、印刷尺

度を1:1に設定します。 SXFブラウザでの表示

操作1:メニューから、「ファイル」->「ページ設定」を選択 操作2:ここで「AutoCAD 警告」ダイアログが表示され、「このプロッタ環境設定は利用できません。。。」とでてくる場合があります。この場合は「OK」ボタンを押してください。 操作3:「ページ設定」ダイアログの、「印刷尺度」のエリアで、「尺度」を「1:1」に設定。 操作4:「OK」ボタンを押し、その後、メニューから「表示」→「全再作図」を選択。

チェックシートNo.13

図面名:平面図 ファイル名:D0PL001Z.sfc、道路平面図ラスタあり.pdf チェック箇所:① チェックの目的:自社CADで出力したsfc出力図面を、SXFブラウ

ザで目視確認する

ここまで設定したDWGファイルを保存します。 手順4:自社CADよりsfc出力、SXFブラウザを起動し「変更

D0PL001Z.sfc」を読込み、変更箇所の確認 操作1:メニューから、「ファイル」->「上書き保存」を選択

まず、編集用に表示したビューポート枠を非表示にします。 手順2:読み込み図面のチェック

操作1: [形式]メニューから[画層管理]を選択。 操作2:画層の名前「VIEW」の、電灯マークを左クリックして表示Off(電灯が消灯した状態)にして、「OK」ボタンを押す。

<チェックポイント>目視により方位トンボ及び基準線が正しく出力され

ているか確認する

確認の方法:目視で確認

注:ラスタの基準線とベクターのトンボ(図面右上緑の線)がずれており、

またベクターの座標値もあっていないですが、PDF、SXFブラウザともず

れて表示されているので、オリジナルデータの問題と思われます。

今まで編集してきた図面を保存し、AutoCAD LTを終了します。

操作1:編集したデータを、メニューの「ファイル」→「名前を付けて保存」で“変更D0PL001Z”と名前を付け保存する。 操作2:メニューの「ファイル」→「AutoCADの終了」でAutoCAD LTを終了。

手順3:自社CADで読込み図面を確認

<チェックポイント>ラスタデータの方位及び基準線が正しく作図されて

いるかを確認する 確認の方法:目視で確認

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Page 19: SXF Converter for DWG...SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10) いたとき、図形が表示されない場合があります。その場合、AutoCADの

SXF Converter for DWG 土木固有データによるSXF変換検証(V1.10)

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次に、保存した編集済みDWG図面をSXF Converter for DWGで

SXFファイルに変換します。チェックシートNo.4から引き続き作業を行っ

ている場合は、操作3、操作4、操作5はすでに設定されているので必要

ありません。

操作1:SXF Converter for DWGのアイコン(ASXF)をダブルクリックで起動。 操作2:「SXF変換」ダイアログで、DWG→SXFタブを選択し、「変換設定」ボタンを押す。 操作3:「出力条件設定」ダイアログの「図面」タブで「モード」を「フィーチャコメント[SFC]」に指定。 操作4:「文字スタイル」タブで、「文字スタイル変換」エリアを、「フォント名を使用」に指定(他のタブの設定については、「入出力条件設定別表」を参照。) 操作5:「出力条件設定」ダイアログを「OK」ボタンを押して閉じる。 操作6:「SXF変換」ダイアログで、「参照」ボタンを押す。 操作7:「ファイルを開く」ダイアログボックスで、「ファイルの場所」でセルフチェック図面をダウンロード・展開したフォルダに移動後、「変更D0PL001Z.dwg」ファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。「SXF変換」ダイアログに戻り、「AutoCAD Drawing[DWG]」の下に“変更D0PL001Z.dwg”と表示されていることを確認。 操作8:「SXF変換」ボタンを押す。これで変換が始まります。 操作9:変換が終了すると、「SXF変換」ダイアログ右側「SXFファイル[SFC,P21]」に“変更D0PL001Z_model.sfc”と“変更D0PL001Z_A1 横.sfc”表示され、DWGファイルと同一のフォルダにSFCファイルが作成される。

変換されたSXFファイルをSXFブラウザで表示します。

操作1:SXFブラウザで、変更D0PL001Z_A1 横.sfcファイルを開く 操作2:「ERR Font(1): txt が見つかりません。デフォルトフォントに変換しました」のダイアログが表示されますが、そのままOKを押す。 もし、等高線が表示されない場合、ブラウザの設定を以下のよに行う。 操作3:ブラウザのメニュー「表示」から「表示モードの設定」を選択し、「表示モード設定」ダイアログの「要素表示色」を「バックグラウンドと同じ場合反転」を選択し、OKを押す。

①方位トンボ及び基準線

<チェックポイント>方位トンボ及び基準線がラスターとして正しく出力

されているかを確認する

確認の方法:ブラウザで目視確認

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SXFブラウザでの表示