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ＬＮ－７－３次－００７改訂１４ 2013/02/15

（禁無断転載）

2013. 2. 15 改訂

[[[[外壁用左官壁外壁用左官壁外壁用左官壁外壁用左官壁]]]]

施工要領書施工要領書施工要領書施工要領書

電話：０１２０－０１１－５３５

Ｅmail：[email protected]

※本品は改良のため、予告なく施工要領を変更する場合があります。

下塗り用日本建築仕上材工業会登録

登録番号０３０５５０６

放散等級区分表示Ｆ☆☆☆☆ 問合せ先 http://www.nsk-web.org

上塗り用日本建築仕上材工業会登録

登録番号０３０５５０７

放散等級区分表示Ｆ☆☆☆☆ 問合せ先 http://www.nsk-web.org

100％自然素材で透湿と防水を実現した理想の壁！

（特許第 3734785 号）

施工前には必ず、本要領書をしっかりと読み、

下記担当者による電話施工サポートをお受けください。

担当担当担当担当尾田尾田尾田尾田謙謙謙謙：：：：080080080080----5428542854285428----9824982498249824

スーパー白洲そとん壁Ｗ 1

目目目目次次次次

◆はじめにはじめにはじめにはじめに ············································２

◆下地工法下地工法下地工法下地工法【基本下地：ラス板【基本下地：ラス板【基本下地：ラス板【基本下地：ラス板((((木ずり木ずり木ずり木ずり))))12121212 ㎜㎜㎜㎜厚以上厚以上厚以上厚以上／モイス／モイス／モイス／モイス 9.59.59.59.5 ㎜厚以上】㎜厚以上】㎜厚以上】㎜厚以上】····· ３

◆施工前の注意事項施工前の注意事項施工前の注意事項施工前の注意事項············································４

◆施工前の準備施工前の準備施工前の準備施工前の準備 ················································５

１．事前に準備するもの·········································５

掻き落とし器の作り方·······································６

２．材料の準備および練り混ぜ【下塗り材・上塗り材共通】 ·············７

◆材料塗り付け施工材料塗り付け施工材料塗り付け施工材料塗り付け施工【下塗り／上塗り】·······················８

１．一条波仕上げ···············································９

２．三条大波仕上げ·············································９

３．かき落とし仕上げ··········································· 10

４．渦巻き仕上げ··············································· 10

５．スチロゴテ仕上げ··········································· 11

６．タガネ削り仕上げ··········································· 11

７．さざ波仕上げ··············································· 12

◇ラス板◇ラス板◇ラス板◇ラス板((((木ずり木ずり木ずり木ずり))))以外の下地処理方法等以外の下地処理方法等以外の下地処理方法等以外の下地処理方法等············································································13

◇サポートセット◇サポートセット◇サポートセット◇サポートセットの使用方法の使用方法の使用方法の使用方法 ················································································································14

◇その他の注意事項◇その他の注意事項◇その他の注意事項◇その他の注意事項 ················································································································································16


はじめにはじめにはじめにはじめに

自然素材のもつ機能と安全性への再評価とともに、左官壁の良さも再認識されるよう

になりました。「スーパー白洲そとん壁Ｗ」は、九州南部に広く分布する火山噴出物

“シラス”を精製・加工、新築木造住宅を想定した外装用左官壁に応用した高耐久性

素材です。

多孔質のマグマセラミック素材、“シラス”のもつ、素朴な素材感・通気・防水・断

熱・防音など、マルチな機能を最大限に活かして開発した、100％自然素材に徹底し

てこだわった安全な外壁材です。

ごごごご注意注意注意注意くださいくださいくださいください！！！！

1.1.1.1. 本材は、モルタル材です。降雨・気温に起因する白華現象には十分ご注意下さい。

2.2.2.2. 本材は、金ゴテなどで強く押さえたり、こすってツルっと仕上げる方法は、素材の特性によ

り避けください（色むら・ヘアークラック防止の為）。

3.3.3.3. 通気・防水性能や製品強度を損なうため、本材は他のモルタル材との併用は出来ません。

必ず、専用の下塗・上塗り材をあわせてご使用ください。

4.4.4.4. 仕上げパターンにより発色が微妙に変わってきます。施工前は必ずテスト塗りを行い、確

認してください。

5.5.5.5. 主材となるシラスの堀出し層によって、粒子・色に多少の差異があり、出荷ロットによって

は調色に多少の色違いが発生する場合があります。100％自然素材ならではの特長で

すので、あらかじめご承知おきください。

6.6.6.6. 特に、軒の出の少ない構造体の場合、サッシ・ベランダの手摺り・笠木などからの雨垂れ

が壁に掛からないように、水切りは壁面より約 10 ㎜離すことを、おすすめします。

（雨垂れによる汚れ防止の為）。

「スーパー白洲そとん壁「スーパー白洲そとん壁「スーパー白洲そとん壁「スーパー白洲そとん壁ＷＷＷＷ」の不燃性能について」の不燃性能について」の不燃性能について」の不燃性能について

「スーパー白洲そとん壁Ｗ」は、建築基準法施行令第１０８条の２各号（建築物の外部の仕上げに用

いるものにあっては、同条第一号及び第二号）に掲げる要件を満たしている建築材料のモルタルに相

当し、国土交通大臣が定めた不燃材料に該当します（平成１２年５月３０日建設省告示第１４００号）。

◆準防火地域・防火構造における建築確認申請へは、以下のように記載してください。

厚２０厚２０厚２０厚２０mmmmmmmm ラスモルタル仕上げラスモルタル仕上げラスモルタル仕上げラスモルタル仕上げ


【注意点】

①防水紙は、モルタル専用の透湿防水シートモルタル専用の透湿防水シートモルタル専用の透湿防水シートモルタル専用の透湿防水シートをご使用ください。

＜推奨品＞モルタルラミテクト（セーレン㈱） 1,000 ㎜×25ｍ ※当社にて販売

※施工方法についは、梱包用の箱に記載の施工方法を厳守してください。

②ラス網は、波型ラス波型ラス波型ラス波型ラスをご使用ください。

□波型ラス製品規格

規格

１枚の長さ㎜ 1,820

１枚の幅㎜ 910

単位重量 g/㎡ 700

網目寸法(長辺) Ｒ㎜ 26～32

網目寸法(短辺) Ｓ㎜ 13～16

山高Ｈ㎜ 8

山高ピッチＰ㎜ 33

＜推奨品＞

◎そとんラスウェーブタイプ(３×６尺、８㎜山) ※当社にて販売

○関東ラス工業｢波型ラス８㎜｣

○山中製作所｢波型ラス８㎜｣

③原則として、出隅・入隅では継目をつくりま

せんが、継目になる場合には､幅継目になる場合には､幅継目になる場合には､幅継目になる場合には､幅 200200200200 ㎜以上の㎜以上の㎜以上の㎜以上の

ＪＩＳＪＩＳＪＩＳＪＩＳＡＡＡＡ 5505 5505 5505 5505 平ラス１号を増張り平ラス１号を増張り平ラス１号を増張り平ラス１号を増張りしてくだ

さい。

④開口部等のコーナー部分開口部等のコーナー部分開口部等のコーナー部分開口部等のコーナー部分((((四隅四隅四隅四隅))))は、150

×450～600 ㎜の平ラス１号をできるだけ

開口部の隅に近付け､波型ラスの上から

斜めに二重張り斜めに二重張り斜めに二重張り斜めに二重張りしてください。

⑤タッカー釘タッカー釘タッカー釘タッカー釘 1019101910191019（（（（0.150.150.150.15××××1.161.161.161.16××××19191919 ㎜）㎜）㎜）㎜）エアータッカーを使い、タッカー釘の間隔を

70 ㎜以内にし、浮き上りやタルミのないよう谷部を留め付けてください。

山のピッチ

Ｐ

山

の

高

さ

Ｈ

R

S

出隅で継ぐ場合

平ラス１号波型ラス

１０

０

１００

出隅で継がない場合

下地工法【基本下地：ラス板（木ずり）12 ㎜厚以上／モイス 9.5 ㎜厚以上）】

★ラス板(木ずり)の取付け、また、ラス工事は、『木造住宅工事共通仕様書

(住宅金融公庫）』を守ってください。

｢スーパー白洲そとん壁Ｗ｣は、モルタル壁などに比べてクラックの発生が格段に少ない材料です｢スーパー白洲そとん壁Ｗ｣は、モルタル壁などに比べてクラックの発生が格段に少ない材料です｢スーパー白洲そとん壁Ｗ｣は、モルタル壁などに比べてクラックの発生が格段に少ない材料です｢スーパー白洲そとん壁Ｗ｣は、モルタル壁などに比べてクラックの発生が格段に少ない材料です

が、下地の間柱や胴縁、下地板等が弱かったりするとクラックが発生する場合があります。下地が、下地の間柱や胴縁、下地板等が弱かったりするとクラックが発生する場合があります。下地が、下地の間柱や胴縁、下地板等が弱かったりするとクラックが発生する場合があります。下地が、下地の間柱や胴縁、下地板等が弱かったりするとクラックが発生する場合があります。下地

の取り付けは充分に注意して行ってください。の取り付けは充分に注意して行ってください。の取り付けは充分に注意して行ってください。の取り付けは充分に注意して行ってください。


□気温が５℃以下になる場合は施工を避けください。やむを得ず施工する場合は、

板囲いまたはシートで覆う等養生をし、温度管理を充分に行ってください。

※寒冷期は、暖かい日中を選んで、施工してください。

□夏場に炎天下で作業をする場合は、覆いをする等して急激な乾燥を防いでく

ださい。また、乾燥の恐れがある場合は、適度な水打ちをしてください（下塗のみ）。

□48 時間以内に降雨が予想されるときは、白華防止のために、雨水が塗り壁に直

接かからないよう雨養生をしてください。

□本材はアルカリ性のため、木部との接面は養生テープ等で養生してください。

□本材は塗り継ぎができません。同一壁面内は見切りまで塗り切ってください

(上塗りのみ)。

□複数の職人で作業するときは、仕上げパターンの柄(デザイン)を揃えるよう

留意してください。

□本材は、左官仕上げ専用材のため、吹付け仕上げには使用しないでください。

□本材は既調合品の左官材です。セメント砂等、その他の材料を追加混合しないでく

ださい。

□本材の保管は、破袋や荷崩れ、降雨による水漏れ等にご注意ください。また、直置

きは避け、下部にパレット等を敷いてください。

□本材料は、100％自然素材で構成しております。そのため樹脂系の材料と違い、気候や

天気・加水量により、若干の色違いが発生します。又、同じ色番号であっても仕上げパタ

ーンによって色合いが違って見えることがあります。これも 100％自然素材ならではの

特長なので、あらかじめご承知おきください。

スーパー白洲そとん壁Ｗおよびクルクール設置に際しての注意点。

□外壁材の施工前には、開口部周りの止水を念入りに行ってください。

□外壁面に木部がある場合は、必ず水切りを設置してください。

□外壁開口部には板庇を取り付けてください。

施工前の注意事項 ※この頁は施工前に必ずお読みください。


１. 事前に準備するもの

①練り用舟 ※プラスチック製

②左官用ポリバケツ ※目盛りが付いているもの

③左官用モルタルミキサー ※コンクリートミキサーは使用しないで下さい。

④練り混ぜ用の上水（きれいな水道水）

⑤コテ

⑥各仕上げサプライ品（別売り）

1．一条ブラシ（一条波仕上げ用）

2．三条ブラシ（三条大波仕上げ用）

※かき落し仕上げ／一条波仕上げ／三条大波仕上げには、かき落とし器を使用して

ください（かき落とし器の作り方は 6 ページをご参照ください）。

※渦巻き仕上げには、渦巻き用のかき落とし器を使用してください。

※スチロゴテ仕上げには、スチロゴテを使用してください。

※タガネ削り仕上げには、タガネを使用してください

・六条刷毛 (スチロゴテ仕上げ以外のパターンに使用します)

・左官定木(一条波仕上げ／三条大波仕上げに使用します)

・ワイヤーブラシ

⑦クラック防止用ネット

※通気工法の場合（P.11 参照）は、一般に比べて下地が弱いため、必ずネット伏せ

込みをしますが、一般工法でもネットを伏せ込むと、よりクラックの発生率が

少なくなります。

＜推奨品＞スーパークラックノンネット 50 ㎡／本 ※当社にて販売

⑧コーナー定木

※コーナー定木を使用すると作業性がよく、仕上がりもきれいになります。下塗り

材塗り付け前に取り付けます。

【注意】コーナー定木を取り付ける際は、水切り部分より 5～10mm 浮かせてください。

＜推奨品＞ニューツーウェーコーナー定木 10K（フクビ化学工業㈱）

施工前の準備

一条ブラシ三条ブラシ


①厚さ 12 ミリのコンパネなどの板と長さ 32 ミリの釘を準備してください。 ②板を 95 ミリ四方の大きさに切断します。 ③７ミリピッチの方眼紙を下図のように貼り付けます。 ④１マスおきに釘を打ち込みます。

※打ち込んだ釘がぐらつかないよう、コンパネやランバー材などしっかりした厚みの

ある板を使用してください。

※釘は、板の厚みよりも 20 ミリ程度長いものを使用してください。

（例：ステンレス製スクリューネイル＃15×32 ㎜）

※釘の間隔が広いと、見本どおりの仕上がりにならない場合や、かきおとしの作業

効率が落ちる場合があります。

掻き落とし器の作り方

注意事項


２. 材料の準備および練り混ぜ【下塗り材・上塗り材共通】

【出隅の収まり参考図】

①基準水量（下塗下塗下塗下塗りりりり材材材材：：：：約約約約 9.19.19.19.1 ㍑㍑㍑㍑／／／／袋袋袋袋／／／／上塗上塗上塗上塗

りりりり材材材材：：：：約約約約 7.37.37.37.3 ㍑㍑㍑㍑////袋袋袋袋））））のきれいな練り水を用意し

てください。

②材料と基準水量をモルタルミキサーに入れ、

３分間以上、よく攪拌してください。

※一度に何袋分かを練り混ぜる場合、基準水量※一度に何袋分かを練り混ぜる場合、基準水量※一度に何袋分かを練り混ぜる場合、基準水量※一度に何袋分かを練り混ぜる場合、基準水量

と材料のバランスに注意してください。水が多と材料のバランスに注意してください。水が多と材料のバランスに注意してください。水が多と材料のバランスに注意してください。水が多

い場合い場合い場合い場合((((シャブシャブの状態シャブシャブの状態シャブシャブの状態シャブシャブの状態))))、材料が分離し、、材料が分離し、、材料が分離し、、材料が分離し、

色むらの原因となります。色むらの原因となります。色むらの原因となります。色むらの原因となります。

③②の後、約 10 分間、練り置きます。

④③の後、再度練ります。

⑤固い場合はヒシャクで水を加え(加え水は毎

回同じ量とします)、撹拌してから施工してく

ださい。

※基準水量で練った場合、少し硬い感じがしま※基準水量で練った場合、少し硬い感じがしま※基準水量で練った場合、少し硬い感じがしま※基準水量で練った場合、少し硬い感じがしま

すが、水の加えすぎはクラック・色むらの原因すが、水の加えすぎはクラック・色むらの原因すが、水の加えすぎはクラック・色むらの原因すが、水の加えすぎはクラック・色むらの原因

となりますのでご注意ください。となりますのでご注意ください。となりますのでご注意ください。となりますのでご注意ください。

★道具を洗った水等は使用しないで

ください。色むらの原因になります。

★石膏プラスター等が練り水に混入

すると硬化不良になります。

★主原料のシラスが多孔質のため、

水分を含むのに時間がかかるためで

す。

★練り置きをしないと、塗っている

途中で材料がしまって硬くなり、ま

た、急激な乾燥でクラックの原因に

なります。

★壁一面一面で仕上がるよう、材料

の分量を計算し、練り混ぜ準備をし

てください。

※１袋で約２.５㎡施工可能です。

コーナー定木使用（まるかき）コーナー定木使用（面取り）コーナー定木不使用（面取り）


【下塗り（１０㎜厚）】

【上塗り（８㎜厚）】

一条波仕上げ・三条大波仕上げ･･････ P.９

かき落とし仕上げ・渦巻き仕上げ･･････ P.10

スチロゴテ仕上げ・タガネ削り仕上げ･･････ P.11

さざ波仕上げ･･････ P.12

①波型ラス網によくからまるように、空洞がで

きないように、しっかり押さえ塗りしながらしっかり押さえ塗りしながらしっかり押さえ塗りしながらしっかり押さえ塗りしながら、

塗り付けます（（（（10101010 ㎜厚）㎜厚）㎜厚）㎜厚）。

※クラック防止ネットは、※クラック防止ネットは、※クラック防止ネットは、※クラック防止ネットは、10101010 ㎜厚塗り付けた㎜厚塗り付けた㎜厚塗り付けた㎜厚塗り付けた

後、追っかけで伏せ込んでく後、追っかけで伏せ込んでく後、追っかけで伏せ込んでく後、追っかけで伏せ込んでください。ださい。ださい。ださい。

②10 ㎜塗りつけた後、むら直しを行い、平ら

に均します。

※凹凸（不陸）は、下塗の際に直してください。

③最後にほうき引きをして、表面を荒らしてく

ださい。

④上塗りまでの養生期間は、1111 週間以上週間以上週間以上週間以上として

ください。

①下塗り材の上に、８㎜厚以上に塗り付け、金

ゴテで平らに均します。

②塗りつけ後に左官刷毛を引き、出隅・入隅の

形を整えてください。

※上塗りを塗り付けた後は、一気に平らに仕上※上塗りを塗り付けた後は、一気に平らに仕上※上塗りを塗り付けた後は、一気に平らに仕上※上塗りを塗り付けた後は、一気に平らに仕上

げてください。げてください。げてください。げてください。何度もコテで押さえると白華が何度もコテで押さえると白華が何度もコテで押さえると白華が何度もコテで押さえると白華が

出やすくなります出やすくなります出やすくなります出やすくなります。。。。

※塗り継ぎはできませんので、一面一面で仕上※塗り継ぎはできませんので、一面一面で仕上※塗り継ぎはできませんので、一面一面で仕上※塗り継ぎはできませんので、一面一面で仕上

げてください。げてください。げてください。げてください。

材料塗り付け施工

★空洞ができたり、塗り厚が不足す

ると、クラックが発生します。

～つづきは、各仕上げパターン毎の項目を参照ください～

★浮き水が表面に出て、白華現象を

おこします。

★上塗りとの接着効果を高めるた

めです。

※コーナー定木を使用すると作業性がよ

く、仕上がりもきれいになります。

推奨品：ニューツーウェーコーナー定木

10Ｋ(フクビ化学工業㈱)

・取り付け方法は前ページ参照

・糸面を出す場合は、上塗り材の色に調色した

塗料で先に塗装することをおすすめします。


※出隅部分を掻き落す際は、掻き落し器

を使わずに、トメサライなどで軽く一皮

をむくようにします。

※上記“一条波仕上げ”と同様※上記“一条波仕上げ”と同様※上記“一条波仕上げ”と同様※上記“一条波仕上げ”と同様【【【【ブラシはブラシはブラシはブラシは｢｢｢｢三条三条三条三条ブラシブラシブラシブラシ｣｣｣｣をををを使用使用使用使用】】】】

②上塗りの水引き具合をみて、表面をかき落と

し器で軽くかき落します。

（かき落とし器の作り方は 6 ページを参照）

【水引き具合】

○夏場：２時間程度

○冬場：３～４時間程度

○目安：かき落とし器に材料が付かずポロポロと落ち

る頃。

③定木を当てて、専用の一条ブラシを直角平行

に持ち、横に２回程引きながらパターンを付け

ます。

出隅部分は１～２㎝残して引き、角は一条ブラ

シでぼかすように仕上げます。

④パターンを付けた後、六条刷毛で、表面を横

同一方向に、かきカスが残らないようきれいに

掃きます。

※刷毛目が同一方向を向いていないと、色が違※刷毛目が同一方向を向いていないと、色が違※刷毛目が同一方向を向いていないと、色が違※刷毛目が同一方向を向いていないと、色が違

って見えます。って見えます。って見えます。って見えます。

1111....一条波仕上一条波仕上一条波仕上一条波仕上げげげげ[一条ブラシを使用]

各仕上げ共通ポイント

★ 出隅部分の仕上げ方法は、事前に打合せを行い決定してください。

★ 水引き具合を細かくチェックしながら作業をすすめてください。

★ 金ゴテなどで強く押さえたり、こすってツルっと仕上げる方法は、素材の特性によりで

きません。

★ 仕上げ後４８時間以内に雨があたると予測される場合は、必ず雨養生を行ってくだ

さい。

出隅部分は１～２㎝残して引き、角は

一条ブラシでぼかすように仕上げま

す。

2.2.2.2.三条大波仕上三条大波仕上三条大波仕上三条大波仕上げげげげ[三条ブラシを使用]

ﾜﾝﾎﾟｲﾝﾄ：２人一組になり定木を使うと早

いでしょう。３回に一回程度、水平器を

当てて、確認してください。


※（かき落とし器の作り方は 6 ページを参照）

②上塗りの水引き具合をみて、表面をかき落と

し器で、丸く回すように動かし、かき落としま

す。


○夏場：1.5～３時間程度

○冬場：２～４時間程度

○目安：かき落とし器に材料が付かずポロポロと落ち

る頃。

【注意】

出隅部分は、１～２㎝残し、トメサライやワイ

ヤーブラシ等でぼかすように仕上げます。

③パターンを付けた後、六条刷毛で、表面を横


掃きます。



②乾いた六条刷毛で、同一方向に横引きして、

表面を少し荒らしてください。

③水引き具合をみて、渦巻き用のかき落とし器

で半円を描きながら引きずってかき落とし、丸

く円のパターンをつくっていきます。



○冬場：３時間程度

○目安：渦巻き用かき落とし器に材料が付かずポロポ

ロと落ちる頃。



掃きます。



3.3.3.3.かきかきかきかき落落落落としとしとしとし仕上仕上仕上仕上げげげげ[かき落とし器を使用]

かき残しがあると、その部分が光ってかき残しがあると、その部分が光ってかき残しがあると、その部分が光ってかき残しがあると、その部分が光って

((((色が明るく色が明るく色が明るく色が明るく))))見えますので、かき残し見えますので、かき残し見えますので、かき残し見えますので、かき残し

には気をつけてください。には気をつけてください。には気をつけてください。には気をつけてください。

4.4.4.4.渦巻渦巻渦巻渦巻きききき仕上仕上仕上仕上げげげげ[渦巻き用かき落とし器を使用] ワンポイント用

★白華防止とデザイン性のためです。

★｢渦巻き用のかき落とし器｣は、縦

170 ㎜×横 60㎜×厚み 21 ㎜程度の板

に、長さ 35 ㎜のステンレス製のスク

リュー釘を打ち付けて作ります。

釘は縦に３列、段差をつけ、端部から

10 ㎜ずつ逃げて 20㎜ピッチで６本ず

つ打ちます。

★メーカーからのお願い★★メーカーからのお願い★★メーカーからのお願い★★メーカーからのお願い★

このパターンは、施工者によって、仕上りが違ってきこのパターンは、施工者によって、仕上りが違ってきこのパターンは、施工者によって、仕上りが違ってきこのパターンは、施工者によって、仕上りが違ってき

ます。施工前に必ず、実際に施工する施工者が見本をます。施工前に必ず、実際に施工する施工者が見本をます。施工前に必ず、実際に施工する施工者が見本をます。施工前に必ず、実際に施工する施工者が見本を

作り、それを確認の上、施工してください。作り、それを確認の上、施工してください。作り、それを確認の上、施工してください。作り、それを確認の上、施工してください。

20 ㎜

20 ㎜

10 ㎜

釘打ち付け図


②水引き具合をみて、スチロゴテで円を描くよ

うに丸く回し、骨材をひきずってパターンを整

えます。


○夏場：１時間程度

○冬場：２時間程度

※早め早めにパターン付けを行ってください。

②乾いた六条刷毛で、同一方向に横引きして、

表面を少し荒らしてください。

③水引き具合をみて、タガネの刃で、横に 30 ㎝

程度平行にかきとるように削ります。上と下と

で互い違いになるようパターンを整えます。


○夏場：２～３時間程度

○冬場：３～４時間程度

○目安：タガネに材料が付かずポロポロと落ちる頃。


同一方向に、削りカスが残らないようきれいに

掃きます。



5.5.5.5.スチロゴテスチロゴテスチロゴテスチロゴテ仕上仕上仕上仕上げげげげ[スチロゴテを使用]

★｢スチロゴテ｣には、上写真のように

スタイロフォームを加工してつくっ

た自前のもの等もあります

｢スチロゴテ｣






★メーカーから★メーカーから★メーカーから★メーカーからのお願い★のお願い★のお願い★のお願い★




６６６６....タガネタガネタガネタガネ削削削削りりりり仕上仕上仕上仕上げげげげ[タガネを使用] ワンポイント用

推奨道具

ﾜﾝﾎﾟｲﾝﾄ：タガネ又は推奨道具

※

を少し斜

めにして角の部分で削り、徐々に平らな

面を使いパターンを整えます。

推奨道具：ペンキハガシ・幅 30 ㎜（藤原産

業株式会社）


＜共通注意＞冬場の施工の際は、色番号より明るく仕上がることがあります。

これは薄くエフロレッセンスが上塗り表面に膜を張るためです。これは、雨にぬ

れると少しずつ消えていきます（約２年）。

７７７７....さざさざさざさざ波仕上波仕上波仕上波仕上げげげげ[渦巻き用かき落とし器を使用]

②塗りつけ後すぐに、乾いた六条刷毛で同一方

向に横引きして、表面を少し荒らしてくださ

い。

③水引き具合をみて、渦巻き用のかき落とし器

で軽く小刻みに引いてかき落とし、パターンを

つくっていきます。

※かき落とし器は、一度に長く引かずに、小刻みに※かき落とし器は、一度に長く引かずに、小刻みに※かき落とし器は、一度に長く引かずに、小刻みに※かき落とし器は、一度に長く引かずに、小刻みに

削ることをお勧めします。削ることをお勧めします。削ることをお勧めします。削ることをお勧めします。

※削れた部分と残した部分が同じくらいの幅にな※削れた部分と残した部分が同じくらいの幅にな※削れた部分と残した部分が同じくらいの幅にな※削れた部分と残した部分が同じくらいの幅にな

るよう削るのがポイントです。るよう削るのがポイントです。るよう削るのがポイントです。るよう削るのがポイントです。

※塗りつけた壁がやわらかいうちは削れ過ぎてし※塗りつけた壁がやわらかいうちは削れ過ぎてし※塗りつけた壁がやわらかいうちは削れ過ぎてし※塗りつけた壁がやわらかいうちは削れ過ぎてし

まいますのでご注意ください。まいますのでご注意ください。まいますのでご注意ください。まいますのでご注意ください。

※西面や南面など日差しの影響を受ける壁面は硬※西面や南面など日差しの影響を受ける壁面は硬※西面や南面など日差しの影響を受ける壁面は硬※西面や南面など日差しの影響を受ける壁面は硬

化が早いので、早めに仕上げてください。化が早いので、早めに仕上げてください。化が早いので、早めに仕上げてください。化が早いので、早めに仕上げてください。



○冬場：３時間程度

○目安：渦巻き用かき落とし器に材料が付かずポロポ

ロと落ちる頃。



掃きます。

※刷毛目が同一方向を向いていないと、色が違って※刷毛目が同一方向を向いていないと、色が違って※刷毛目が同一方向を向いていないと、色が違って※刷毛目が同一方向を向いていないと、色が違って

見えます。見えます。見えます。見えます。






★｢渦巻き用かき落とし器｣の作り方

は、10 ページをご覧ください。


□構造用合板の場合□構造用合板の場合□構造用合板の場合□構造用合板の場合

①厚み 12 ㎜以上の構造用合板を使用してください。

②工程は、基本下地ラス板(木ずり)と同様に行ってください。

□コンクリート・ブロック下地の場合□コンクリート・ブロック下地の場合□コンクリート・ブロック下地の場合□コンクリート・ブロック下地の場合

①下地についたエフロレッセンス・ホコリ・油分は、ワイヤブラシ・左官刷毛等でよ

く落として下さい。

②下地のひび割れは、そのまま仕上げの表面に表れますので、処理を行って下さい。

③次に、シーラーを塗って下さい。シーラーを塗って下さい。シーラーを塗って下さい。シーラーを塗って下さい。

※シーラーは、日本プラスター㈱の｢ＮＰシーラック｣をご使用ください（ホルマリ

ンをほとんど含んでいないため、おすすめします）

代用品：ＮＳハイフレックスＨＦ－1000（日本化成㈱）

④そとん壁Ｗ下塗り材を５㎜以上塗り付けます。

※クラック防止用ネットは追っかけで伏せ込んでください。

◆◆◆◆ “通気工法”の場合の注意事項“通気工法”の場合の注意事項“通気工法”の場合の注意事項“通気工法”の場合の注意事項

①下地は、サイディングやタイル等の張物に比べて堅固にして下さい。

②下塗り面に必ずネットの伏せ込みを行ってください。必ずネットの伏せ込みを行ってください。必ずネットの伏せ込みを行ってください。必ずネットの伏せ込みを行ってください。

＜推奨品＞スーパークラックノンネット 50 ㎡／本 ※当社にて販売

★通気工法は、間柱や胴縁等の下地木材の伸縮に影響されやすいため、一般の構造に★通気工法は、間柱や胴縁等の下地木材の伸縮に影響されやすいため、一般の構造に★通気工法は、間柱や胴縁等の下地木材の伸縮に影響されやすいため、一般の構造に★通気工法は、間柱や胴縁等の下地木材の伸縮に影響されやすいため、一般の構造に

比べてクラックが発生しやすい傾向にあります。充分に注意してください。比べてクラックが発生しやすい傾向にあります。充分に注意してください。比べてクラックが発生しやすい傾向にあります。充分に注意してください。比べてクラックが発生しやすい傾向にあります。充分に注意してください。

◇ラス板（木ずり）以外の下地処理方法等


注意注意注意注意：：：：左官塗左官塗左官塗左官塗りりりり壁材壁材壁材壁材はははは完全完全完全完全なななな補修補修補修補修はははは不可能不可能不可能不可能ですですですです。。。。多少多少多少多少のののの色違色違色違色違いはごいはごいはごいはご容赦容赦容赦容赦くださいくださいくださいください。。。。

１１１１．．．．クラッククラッククラッククラック補修補修補修補修【用意するもの】

●｢そとん壁Ｗ｣サポートパウダー

(粉末)

●水

●先のとがったコテまたは同等品

●ワイヤーブラシまたは竹ブラシ

●ヘアードライアー

【補修手順】

◇サポートセットの使用方法

ワ

イ

ヤ

ー

ブ

ラ

シ

竹

ブ

ラ

シ

④ヘアードライアーで強制乾燥さ

せ、壁面との色合いを確認した上

で、次ページの色合わせ作業にあ

たってください。 ※自然乾燥でもかまいません。

③クラック部分以外に付着したサ

ポートパウダーをワイヤーブラシ

または竹ブラシで除去します。

この際、クラックに入った補修剤

を取り除かないよう、注意してく

ださい。

①｢そとん壁Ｗ｣サポートパウダ

ー(粉末)に水を加え、やわらかめ

に練ります。

②①で練ったものを先のとがっ

たコテのようなもので、クラック

部分へ押し込みます。

補

修

剤

(

粉

末

)

Ｗ

W-124


２２２２．．．．色色色色ムラムラムラムラ((((色合色合色合色合わせわせわせわせ))))補修補修補修補修

【用意するもの】

●｢そとん壁Ｗ｣サポートスプレー

(液と粉末)

【補修手順】【補修手順】【補修手順】【補修手順】

①

｢

そ

と

ん

壁

Ｗ

｣

サ

ポ

ー

ト

ス

プ

レ

ー

の

中

に

粉

体

を

入

れ

ま

す

。

④１時間くらい様子をみて、着色が

足りないようなら、再度、補修剤を

２～３回噴霧します。

※これを繰り返します。注意！一度に何度も噴霧すると、表注意！一度に何度も噴霧すると、表注意！一度に何度も噴霧すると、表注意！一度に何度も噴霧すると、表

情が変わってしまいます情が変わってしまいます情が変わってしまいます情が変わってしまいます((((ベタっとベタっとベタっとベタっと

なりますなりますなりますなります))))。。。。

③補修面より 20～25ｃｍ離して、②を色

ムラ部分に２～３回噴霧します。

補

修

剤

右

(

ビ

ニ

ル

入

)

・

粉

体

左

(

ボ

ト

ル

入

)

・

液

②

①

を

よ

く

振

っ

て

く

だ

さ

い

。

ノズルが詰まった場合は、ノズルを水

洗いするか、容器をつぶし液体がノズ

ルより垂れる状態を作り再度、噴射を

行います。

２０～２５２０～２５２０～２５２０～２５cmcmcmcm

W-121


本品は改良のため、予告なく仕様を変更する場合がありますのでご了承ください。

指定の用途、施工方法以外でのご使用は避けてください。

[取扱取扱取扱取扱いいいい上上上上のののの注意注意注意注意]

本材は自然素材である火山噴出物｢シラス｣を使用した精製品です。アルカリ性なので

衣類や肌に付着しても無害ですが、取扱い時には以下の事項に注意してください。

●本品は食べ物ではありません。口や鼻に入れないようにしてください。

●万一、本品が目や呼吸器等に入った場合には専門医の診断を受け、適切な処置をし

てください。

●子供の手の届かない所に保管してください。

●本品は 120 日以内のご使用が最適です。

[使用上使用上使用上使用上のののの注意注意注意注意]

●施工方法を守り、塗り過ぎないように十分注意してください。強度の通風および日

光による急速な乾燥を避けてください。必要に応じてシート養生を行ってください。

●他の材料を追加混合しないでください。

●練り残しの材料に新しく本材を足して混ぜないでください。

●天然の原料を使用しているため、色のバラツキなどが出ることがあります。

●配送や保管時には、水濡れなどにご注意ください。廃棄する際には産業廃棄物とし

て適当な処置をしてください。

[[[[補足注意補足注意補足注意補足注意]]]]

｢スーパー白洲そとん壁Ｗ｣は、火山噴出物(シラス)のもつ優れた特長によって、一般のモルタル

壁に比べ格段にクラックの発生が少ない材料です。ただし、素材がほとんど無機質であるため、

下記のように建物自体に大きな動きがかかる恐れのある場合は、伸縮追随に限度があり、クラッ

クが発生するケースがあります。

例) ①構造剛性が弱く、地震や強風で動く建物

②木構造の場合、木材の加除湿時による伸収縮や曲がりが過度に大きい場合

③軟弱地盤上に立地し、不同沈下が発生しやすい建物

◇その他の注意事項

[[[[外壁用左官壁外壁用左官壁]]]] 施工要領書...スーパー白泳そとん壁w 2...

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