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「プラネタリウムと若者」

アンケート調査報告

和歌山大学観光学部地域再生学科人文科学系ゼミ

担当教授 尾久土正巳 27021091 水本美佳子

2012/01/31

[文書の要約をここに入力してください。要約は一般に、文書の内容を短くまとめ

たものです。文書の要約をここに入力してください。要約は一般に、文書の内容を

短くまとめたものです。]

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目次

「プラネタリウム、若者との関係より」

【1章 はじめに】

1.1節 研究目的の動機、背景(どうしてこのような研究をしようと思ったのか)

科学コミュニケーション活性化が求められる現状(文科省科学館報告

より)

1.2節 プラネタリウムの現状

科学館利用者促進としてのプラネタリウムの魅力

– 大規模館(15 m以上)の世界保有率 30%超のシェア(白書 2005 年

版より)

– 世界一のプラネタリウム名古屋に登場(紹介1)

– 「世界で最も先進的なプラネタリウム投影機」大平貴之(紹介2)

生涯学習の場としての科学館

– プラネタリウム利用者層の変革(プラネタリウムの変遷 白書

2001 年版より)

– 科学館大人向けへの取り組み現状(文科省大人向けの取り組みよ

り)

– 若者層へのアプローチ(プラネタリウム利用者減少要因より)

1.3 節 研究報告での概要(この研究ではどのようなことをするのか)

– 若者のプラネタリウムへの意識調査への流れ

大学生の意識調査

大阪市立科学館調査

【2章 アンケート調査】

2.1 節 大学生の意識調査

1. 回答者状況

2. 利用頻度

(ア) 一年以内の利用の有無

(イ) 利用がない理由

3. 若者の意識

(ア) プラネタリウムへ行く相手

(イ) イメージするもの

(ウ) 求めるもの

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4. 全体の考察

2.2 節 大阪市立科学館での調査(各 8 月調査、9 月調査、スペシャルナイト調

査比較)

1. 回答者状況

(ア) 男女比

(イ) 年齢層

2. 科学館利用状況

(ア) 来館の相手

(イ) 来館目的

(ウ) 来館の動機

(エ) プラネタリウム観覧状況

3. プラネタリウム利用状況

(ア) 利用頻度

(イ) プラネタリウム利用時のパートナー

4. プラネタリウムへの意識

(ア) プラネタリウムにイメージするもの

(イ) プラネタリウムに求めるもの

– 全体の考察

【3章 考察】

2章での考察から、注目する点についてふみこんだクロス集計をいれる

1. 利用頻度別来館動機のクロス集計結果

2. プラネタリウムイメージと求めるもの差異

3. 来館者の相手一人はリピート率が高い!?

【4章 新しいプラネタリウム白書との比較】

4.1 節 発行前の白書データを手に入れたこと

– 最新のプラネタリウム利用者動向の様子

– 一般的な回答と若者に焦点をあてたグラフの比較

4.2 節 その結果を簡単に紹介

4.3 節 今回のアンケート調査と新しいデータブックとの比較で何か面白いこと

があれば書く

【5章 終わりに】

5.1節 全体をまとめる

5.2 節 最後に(謝辞)

参考文献

3

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科学コミュニケーション活性化が求められる現状(文科省科学館報告よりまとめ)

我々の生活は科学技術の発達によりますます便利になり、一般の人々はその便益を日常

生活の中で享受するようになっている。しかし科学技術の恩恵で我々の生活が便利に

なった一方で、複雑化し、科学や技術の仕組み、その利用の実態を気にすることなく最新

の科学技術が満ち溢れた世界に暮らすようになっている。このような複雑な社会となっ

たことから、今まで問題として扱う必要のなかった狂牛病や遺伝子組み換え食品等にも

対応しなければならず、今後一般レベルにおいて科学技術に関するコミュニケーション

の活性化を促進することが期待されているのだ。

5

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生涯学習の場としての科学館

サイエンスコミュニケーションの活性化には、第2期・第3期科学技術基本計画1にも

明記されているように、すべての子供・大人に対して学校教育以後の学びを継続させて

いく社会教育が欠かせない。今後更なる超高齢化社会の到来2を迎えるにあたり生涯学習

の場として期待される博物館・科学館の有効活用はサイエンスコミュニケーション活性

化の分野において推進されるべきなのである。(生涯学習の場としての必要性)

こういった現状から博物館・科学館の有効活用は推進される国家の課題であり、またそ

の生涯学習の場として全世代に利用されるべく場所であることが求められる。学校教育

の一環の中での学習指導要員のニーズは以前からあり、子供たちを対象にした番組作りや

取組は時を追って報告されているように思う。が、はたしてこれから国家の課題でもあ

る生涯学習の場としての科学館の在り方は定められているのだろうか。それは科学館が

対象としているターゲットをみてみよう。(文科省の報告より)

【調査方法】

独立行政法人科学技術振興機構(JST:JapanScience and Technology Agency)の科学館ポータルサイト 日本科学館めぐりのウェブサ

イト:

http://museum-dir.jst.go.jp/index.htm に登録されている 623 館(2005 年 12 月時点で登

されていた館数)の科学系博物館を調査対象館としてアンケートを行った(2005 年 11 月~12

月)。アンケート回収率は 59.1%(368 館)

「あなたの館は大人向けですか」の問いに

対して自館を大人向けと認識している館は 115 館(31.3%)、大人向けでないと認識して

いる館は 40 館(10.9%)。また大人・子どもの両方の施設だと認識している館は、192 館

(52.2%)であった。「大人向け」「大人・子ども両方」の施設として認識している館を合

わせると、8割以上の館が大人をターゲット・オーディエンスとして意識しているこがわかる。

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このことから博物館・科学館は世間一般的に子供向けであると認識されている館はあるが、

博物館の中のスタッフの意識は必ずしもそうではないことがわかる。

「あなたの館は展示や教育プログラムにおいて大人を呼ぶ工夫をしていますか」という

設問の回答結果である

大人を呼ぶための工夫を何かしら行っている館は、回答館のうち 159 館(43.2%)であ

り、既に 4 割の館が大人を呼ぶ工夫を取り入れている。一方、大人を呼ぶための工夫を

していない、と答えた館は、187 館(50.8%)であった。前項の図4-6において、で

大人向けであると回答した館は、31.3%、大人も子どももどちらも対象としていると回

答があった館が 52.2%で、83.5%の館が、大人向けであると自館を分類しているが、

「大人を呼ぶ工夫」を行っている館は 43.2 %と少ないと思われる。

「館の規模別大人を呼ぶ工夫:クロス集計」

館の規模について回答いただいた館は 360 館。そのうち、大人を呼ぶ工夫をしている館

は、年間入場者数が 10 万人以上 100 万人未満の地方の中堅どころの館が最も多く、73 館

であった。また、首都圏を中心とした国立系の博物館や大型水族館などの大型館の6つの

館は、いずれも大人を呼ぶ工夫をしているとの回答があり、図4-7で大人を呼ぶ工夫

している館が 4 割でも、それぞれの館が受け入れる来館者数に換算すると、日本全国で

想以上に大人を呼ぶ工夫が実践され、大人に対するサイエンスコミュニケーションに関

るアウトリーチがすすめられていると推測できる。

(1、2001 年から 2005 年にかけての第2期科学技術基本計画の「基本理念4.『科学

技術と社会の新しい関係の構築』」

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においては、「『社会のための、社会の中の科学技術』という観点の下、科学技術と社会

との間の双方向のコミュニケーションのための条件を整えることが不可欠であり、科学

術の現状と将来に対する正しい情報が提供されなければならない。」と言及されている。

また、これに続く、2006 年から 2011 年にかけての第3期科学技術基本計画においても、

「第

4章 社会・国民に支持される科学技術、3.『科学技術に関する国民意識の醸成』」に

いて、引き続きサイエンスコミュニケーションの活性化の重要性が説かれている。具体

には、「理数教育の充実に加え、成人の科学技術に関する知識や能力(科学技術リテラシ

ー)を高めることが重要であり、社会・国民の科学技術に対する理解・認識の深化に向け

て、科学技術と文化や芸術との融合等の新たな手法についても取り組む必要があり、幼少

期から高齢者まで広く国民を対象として、科学技術に触れ、体験・学習できる機会の拡

充を図る。具体的には、国立科学博物館・日本科学未来館をはじめとする科学館・博物

館等の充実を図る」と記されている。)

2.総務省の人口推計月報によると、65歳以上の人口は既に総人口の 20%を占めている。

(人口推計月報、総務省、2006)

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若者層へのアプローチ(プラネタリウム利用者減少の要因より)

<利用者> 1年以内にプラネタリウムを利用した人。

<潜在利用者> 1年以上利用しておらず「利用しない理由」で「以前に行って面白くな

かった」「興味がない」を選択していない人。

<非利用者> 1年以上利用しておらず「利用しない理由」で「以前に行って面白くな

かった」「興味がない」を選択した人および「行ったことが無い」人。3.1 利用者階層

分布

本調査対象者 310 名を,本研究で定義づけた,利用者・潜在利用者・非利用者に分類し

た。

このことから非利用者構成率が高く,調査対象者の4人に1人(25.8%)が,「行った

ことがない」もしくは「意思を持っていかない」人であることがわかった。

和歌山大学観光学部生の利用頻度比較

「クロス集計」

潜在利用者:いいえを選んだ人でかつ、都合が合わない( 29 %)、上記一般調査より学

生の利用率は 5 ポイント減の差があるといえる。

9

一年以内の訪問はい 31いいえ 243無記入 1計 275

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科学館利用促進においてのプラネタリウムの魅力

1【プラネタリウム大国日本】

大規模館(15m以上)世界保有率3分の1 (2004年現在)

比較的規模の大きい 15 m以上の館が日本国内には計 104 館ある。世界全体で 306 館

あり、その3分の1を占めている。次いでアメリカが 64 館。

 世界のプラネタリウムの総数が 2,917 館だが、そのうちアメリカが 1,416 館でアメリ

カ以外が 1501 館。他に固定した施設を持たない小さなポータブル・タイプのプラネタ

リウムが世界に 816 ある。アメリカには 557 のポータブル・プラネリウムがある。また、

アメリカ 1,416 館のうち、1,120 館ほど、つまり、ほとんどが 12 m未満である。12 m

を超えるものは全部合わせても 152 館ほどである。これらのデータを比較すると、今や

日本は実質的に世界一のプラネタリウム大国であり、国土の広さを考えれば突出してい

るといえる。(注:世界のプラネタリウムのデータは 2004 年現在の Mark Petersen :THELNP PLANTETARIUMCOMPENDIUM による)

世界一のプラネタリウム(直径35メートル)が名古屋市立科学館にリ

ニューアルで登場

(引用)名古屋市科学館のプラネタリウムは、1962 年 11 月 3日に開館しました。2010年 8 月 31日までの 48 年間に、1500万人以上の方にお越しいただきました。天文館・理

工館建て替え工事による休館を経て、2011 年 3 月に新しいプラネタリウムがオープンし

ました。新しいプラネタリウムは、限りなく本物に近い星空の再現を目指し、ドーム内

径 35m という世界一の大きさとクオリティを備えています。プラネタリウム本体や映像

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機器は新しくなりましたが、星空をじっくり見ながらの専門職員による生解説はそのま

ま続けています。

2011 年 3 月 19日の開館から 8 月末までは、投影時間も少し短めの開館特別番組となり

ます。2011 年 9 月以降は、今までの 50分投影で、毎月テーマを変えるというスタイル

に戻ります。

そして季節の星やさまざまな天文学の話題を取り上げていきます。名古屋市科学館のプ

ラネタリウムの投影内容は資料収集から企画、構成、映像の作成、音楽等の編集、コン

ピュータープログラミング等を、実際に解説をする学芸員の手で行っています。限りな

く本物に近い星空と学芸員による生解説をお楽しみください。

ギネス認定開発者 大平貴之の存在

2004 年には日本科学未来館と共同開発した、投影星数 560万個の MEGASTAR-II cosmos がギネス

ワールドレコーズに認定される。愛知万博をはじめとした各地での移動公演の他、松任谷由実や

KIRORO、バンプオブチキン、ナナムジカ、SINSKE などアーティストとのコラボレーションなどを積

極的に行い、プラネタリウムの新機軸を確立。 セガトイズと共同開発した世界初の光学式家庭用プラネ

タリウム「HOMESTAR」シリーズは世界累計 50万台(2011 年 7 月時点)を超える大ヒット商品と な

る。 2008 年 6 月には投影星数 2200万個の SUPER MEGASTAR-II を発表。2010 年 10 月にはインド・

ニューデリーに海外初常設設置、2011 年 5 月にはエストニア・タルトゥに 360 度全天球プラネタリウ

ムを設置するなど、海外での活動もめざましい。 2011 年 7 月には富士川楽座に設置した MEGASTAR-IIB が新たにギネスワールドレコ―ズの認定を受けた。信条は、「人間は可能は証明できるが不可能は証

明できない」。

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2【プラネタリウム機器メーカーの台頭】

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【1章 はじめに】1研究目的の動機(どうしてこのような研究をしようと思ったのか)

と社会的背景

 この研究目的をしようと思ったのは、私の担当教員でもある尾久土正巳教授の授業「観

光とミュージアム」がきっかけである。ミュージアムの実態を知るべく出された冬休み

の課題で先生一押しの大阪市立科学館を訪れ、星の綺麗さに圧倒された。まさにそれが最

新のプラネタリウムの実態に興味が湧いたきっかけである。そこで研究対象をプラネタ

リウムとし、同時に生まれたのが「もっとプラネタリウムを知ってほしい」という感情

だった。それから最近リニューアルし世界一の大きさ誇る名古屋市立科学館のプラネタ

リウムも観覧することがなり、より本物に近い星空に魅了され、ますますプラネタリウ

ムにはまっていったのだ。同時に「授業の課題といった半ば強制力が生じない私たちの

ような大学生だったら、プラネタリウム施設を利用しないのではないか?」といった疑

問が生まれたのだ。なぜなら、私の人脈・環境にもよるがプラネタリウムの認知度はあ

るにも関わらず、行ってきたと聞いた人がほとんどいないと感じたからだ。

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【1章 はじめに】 2研究の背景(過去の白書などを参考にする)

では、実際私たちのような大学生のプラネタリウム利用状況はいかがなものかと調べて

みた。

(参考資料 プラネタリウム白書 2005 年) 最初に断りをいれておくと、当時見つけた

のが 2010 年で約5年前の資料である。最新の現状を知ることにはならないが、目的であ

る利用者層の今までの状態を知るためにも、日本プラネタリウム協会(現:JPS?)発行

のプラネタリウムの現状を参考にさせて頂く

利用者層の分布(※改定グラフ参照予定)

小学生で 30.0% 幼児 17.6%→子供(幼児・小学生・中学生)で 57.3%!

←年齢幅 0~14歳で約6割

大人(高校生・大学生・20歳以上)→42.7%

←年齢幅 15歳以上 55歳分で約4割

⇒プラネタリウムの利用者層は子どもが大半を占めており大人に関しては子供に比べて非

常に機会が減っているといえる。

またこの子供・大人といった分け方の理由は、大人(特に大学生・20代)にプラネタリ

ウム施設の利用をもっと拡大させたいという思いがあったからだ。そう思う契機となっ

た文献を以下抜粋

14

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(引用 文部科学省 科学技術政策研究所 第2調査研究グループ 科学館・博物館の特

色ある取組みに関する調査―大人の興味や地元意識に訴える展示及びプログラム― 

2007 年 7 月発行)

我々の生活は科学と技術の発達によりますます便利になり、一般の

人々はその便益を日常生活の中で享受するようになっている。(カッ

ト?)だからこそ、一般レベルにおいて科学技術に関するコミュニケー

ションの活性化を促進することが期待されている。

渡辺・今井(2003、2005)3,4は、国全体としてサイエンスコ

ミュニケーションの活性化を行う必要性として以下の理由を挙げている。

すなわち、第一に、資源に限りのある小さな国である日本が、国策とし

て高水準の科学技術レベルを保持することは重要であること、第二に、

国全体の科学技術力を高めようとするとき、科学技術に対する社会の基

本的な知識レベルの底上げも同時に必要であること、第三に、健康管理

や自己の意思決定を含めて、個人が豊かな生活を送る上で科学的な考え

方や合理的な価値判断ができるようになること、等を述べている。

総務省の人口推計月報によると、65歳以上の人口は既に総人口の

20%を占めている 5。今後、更なる超高齢化社会の到来を迎えるにあた

り、生涯学習の場として期待される博物館・科学館の有効活用はサイエ

ンスコミュニケーション活性化の分野においても推進されるべきである。

博物館・科学館は、個人の学歴、価値観、年齢などに関らず利用できる

社会教育施設であり、学校教育終了後、多様なバックグラウンドをもつ

子どもから大人までの学習者を受け入れる学習の場は、博物館・科学館

の他に存在しない。博物館・科学館を利用したサイエンスコミュニケー

ション活性化については、渡辺他(2002)6 がその重要性を訴えると同

時に、日本の博物館・科学館の活用度が低いことを指摘している。中村

他(2004)7 は「『科学館学習を受けること』と『児童生徒の理科に関

する意識が高いこと』の間に相関関係がある」ことを明らかにした。こ

うした先行調査の結果を踏まえて、科学博物館の利用を通した幼少期か

ら高齢期までの国民に対する科学技術コミュニケーションのためには、

どのように博物館・科学館を利用していくのかを検討していくことが次

なる課題であると思われる。

2 インターネット白書 2005、財団法人インターネット協会、2005。

3 渡辺政隆・今井寛、「Discussion Paper No.39 科学技術コミュニケーション拡大への取組みについ

て」、

15

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文部科学省 科学技術政策研究所、2005。

4 脚注2に同じ。

5 人口推計月報、総務省、2006。

6渡辺政隆・小泉勝利・小嶋典夫、今井寛、平野千博、「調査資料-91 科学系博物館・科学館における科

学技術理解増進活動について」、文部科学省 科学技術政策研究所、2002。

7中村隆史、大沼清仁、今井寛、「調査資料-107 学校教育と連携した科学館等での理科学習が児童生徒

及ぼす影響について」、文部科学省 科学技術政策研究所、2004。

このように、サイエンスコミュニケーションを活性化させることは国全体の課題であり、

またその場として科学館・博物館での生涯学習1は推進されるべきものである。つまりは、

科学館において大人の利用拡大、生涯学習の促進をすることで、今後の日本経済の活性化、

科学技術に対する知識の社会的な水準の底上げ、科学技術にありふれた日常をより快適に

生活することを目標とするのだ。その一役を担うものとして私はプラネタリウムに焦点

を置き、また生涯学習の第一歩を応援するものとして若者にターゲットを定めた研究を

したいと思う。そして今後の日本でも生涯学習の考え方が一般的となり、それぞれに

とって豊かなライフスタイルを確立することを願う。

1生涯学習 すべての人が、それぞれに適した方法によって、生涯にわたる主体的な学習

を続けていくこと。(明鏡国語辞典より)

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【1章 はじめに】3研究報告での概要(この研究ではどのようなことをするのか)

上記のことから、プラネタリウムが生涯学習の始まりである大学生、20代の大人(以後

「若者」と記す)にとって快適で充実した利用を目的とし、若者とプラネタリウムの関

係を調査することにした。最初により身近な和歌山大学観光学部生を対象にアンケート調

査でプラネタリウムに対する意識調査を行った。その傾向から大阪市立科学館利用者に対

しても現状をアンケート調査し、結果を以下に報告する。

• 第 1 回 8 月5日(プレ調査)

– 対象:和歌山大学全観光学部生

– 回収枚数:280枚

– 回収方法:各ゼミ(基礎演習、課題演習)に配布、担当先生より随時投函

• 第 2 回 8月 27日(土)@大阪市立科学館

– 対象:見た目が私ら世代~それを含むグループ

– 回収枚数:49枚

– 8月 27日(土) 第2回調査@大阪市立科学館

– 回収方法:調査員3名によるインタビュー式アンケート調査

– 調査時間:11:00~18:00(閉館)

– 環境:夏休み期間、KOZA開催中、昼過ぎより雷雨、

• 第 3 回 9 月 24日(土)@同館※スペシャルナイト開催日

– 対象:18歳以上

– 回収枚数:126枚(スペシャルナイト41枚を含む)

– 9 月 24日(土) 第3回調査@同館 スペシャルナイト開催日

– 対象:18歳以上

– 回収方法:科学館出入口にてアンケート記入スペースを設置。任意による

記入形式。(回答者にはお菓子プレゼントとの記載あり)→結果、枚数の

獲得にはなったが、子連れの大人による回答が大半となった

– 調査時間:11:00~21:00– 環境:晴れ、スペシャルナイト開催日

(上記まとめ方を改善予定)

17

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【2章 アンケート調査】2-1 大学生の意識調査

ここでは和歌山大学観光学部生対象アンケートの集計結果をまとめる。

回収枚数:275枚 男:64 人  女:210 人 (およその男女比 男:女=1:3)

一年以内の訪問者数

275 人中 31 人→約 8.9%⇔9割の人が一年以内の利用がない!(グラフ参照予定)

(以下引用 文部科学省 科学技術政策研究所 第2調査研究グループ 科学館・博

物館の特色ある取組みに関する調査―大人の興味や地元意識に訴える展示及びプログ

ラム―P5 2007 年 7 月発行)

2006 年の米国科学工学指標(2006)8及び科学技術政策研究所の意識調査

に関する報告書(Watanabe、2004)9 によると、調査対象者の米国人の

30%が一年一度以上、科学系博物館を訪れているのに対し、日本人の訪問

は 26%であった。また、調査対象者の米国人の 58%が動物園・水族館に一

年に 1 回以上訪れていたが、日本人では、全体の 43%が訪れるという結果

であった。

(考察)

上記をふまえて、わが観光学部生の科学系博物館への一年以内の訪問は日本人の平均より

15ポイント下回っていた。留意点として今回のアンケートでは一年以内の訪問がプラネ

タリウムに限定されている点があげられる。がしかし、実際科学館利用者の約8割がプ

ラネタリウムの観覧があるのだ。その点を踏まえてもアメリカに比べて日本の訪問の割

合の低さは見逃せない。

(グラフ参照 独自アンケート結果より)

本日はプラネタリウムをご覧になりましたか?

19

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はい76%

いいえ22%

無記入2%

8月調査

はい59%あとでいくつもり

20%

いいえ(いかない)13%

無記入7%

9月調査

20

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一年以内の訪問がない理由

1位 都合が合わない(29%)

2位 施設の存在を知らない(28%)

3位 興味がない(20%)      

                     

施設の存在を知らない

28%

詳細がわからない10%

興味がない20%

都合が合わない29%

その他10%

無記入2%

一年以内の訪問がない理由

 

(考察)

以上の結果より、都合が合わなくて来館していない人、そもそも施設の存在を知らない

人それぞれ約3割を占めている。「都合が合わない」と回答した人は行きたいとは思っ

ているが何かしらの要因で都合が合わない人が3人に1人いる。また「施設の存在を知

らない」と回答した人は存在自体を知らないために、行くといった選択肢に入っていな

い。また「詳細がわからない」と回答した人と合わせると約4割の人がプラネタリウム

に施設へのい正しい理解が必要となる(⇒広報、情報伝達の問題)

プラネタリウムに求めるもの

1位 癒し(55%)

2位 天文・宇宙現象(20%)

3位 星座神話(14%)

(参考)プラネタリウムでイメージするもの

1位 天文・宇宙現象(34%)

2位 癒し(28%)

3位 星座神話(20%)

(考察)

アンケート結果によると、観光学部生の 55%がプラネタリウムに「癒し」を求

めている。2位「天文・宇宙現象」3位「星座神話」を合わせると 34%の人がプ

ラネタリウムには広義で天文情報を知りたい、といえる。「プラネタリウムで

21

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イメージするもの」の結果と合わせて、プラネタリウムとは天文・宇宙現象や

星座神話を知る場であり、またそれを求めて来館するのは当然である。が、し

かし「プラネタリウムでイメージするもの」より「プラネタリウムに求めるも

の」で 11ポイント増の「癒し」が台頭したことにより、プラネタリウムには天

文宇宙現象や星座神話を知るだけではなく、さらに「癒し」を求めていること

がわかった。

休日にプラネタリウムへ行くのか(独自アンケートにより グラフ提示予定)←優

先順位の問題

(考察)

22

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【2章 アンケート調査】2-2 大阪市立科学館での調査

和歌山大学でのアンケート調査が、実際来館している人とどのような違いがあるのかを

調査してみた。以下にまとめる。

【8月調査】

回収枚数:49枚 男:19 人 女:30 人

プラネタリウム利用頻度

1位 それ以下=数年に1回以下(35%)

2位 数年に1回程度(25%)

3位 年に1回程度(18%)

4位 今回が初めて(12%)

数か月に 1回程度8%

年に 1回程度18%

数年に 1回程度25%

それ以下35%

今回が初めて12%

無記入2%

プラネタリウム利用頻度

(考察)

1位2位の「それ以下」「数年に一回程度」を合わせると 60%の人が数年に一回程度以

下の利用、つまり一年に一回以上の利用をしていない、といえる。逆に「月1回以上」

「数か月に1回程度」「年に一回程度」の年に一回以上の利用者は 26%であった。P8

で前述した日本人の科学系博物館利用はアメリカ比較で4ポイントの差がみられている。

今後、利用頻度で区別されるそれぞれのグル―プで利用する機会をつくるのが課題にな

りそうだ。

休日にプラネタリウムへ行くのか(アンケートグラフ参照)←優先順位の問題

(考察)

23

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【9月調査】

回収枚数:84枚 男:34 人 女:49 人

プラネタリウム利用頻度

1位 数年に一回程度 (24%)

2位 年に1回程度 (21%)

3位 それ以下 (17%)

4位 今回が初めて、数カ月に1回程度 (15%) 

月1回以上4% 数か月に 1回程度

15%

年に 1回程度21%

数年に一回程度24%

それ以下17%

今回が初めて15%

無記入4%

9月調査 月一回以上7% 数か月に1回程度

21%

年に1回程度14%

数年に1回程度21%

それ以下26%

今回が初めて12%

スペシャルナイト

24

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【3章 考察】2章での簡単な集計にとどめておき、その上で、この章で注目した点につ

いてクロス集計などを突っ込んでおく

25

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【4章 新しいプラネタリウム白書との比較】1発行前の白書データを手に入れたこと

作成:渡部(大阪市立科学館・日本プラネタリウム協議会委員(データブック編集担当)

により発行前のプラネタリウムデータブック(日本プラネタリウム協議会より提供され

た)を頂いた。調査内容に関して

調査対象期間 : 2004 年度~2009 年度の5年間に関する調査

備考 : 年度の指定がない設問については、2009 年度の情報を記入したも

のとする

回収状況 : 日本国内のプラネタリウム施設約 300 に送付し 170程度の回答よ

り、相対的なのデータである

使用方法 :・データは、日本プラネタリウム協議会より提供されたと、論文等の

データ表記部ならびに、参考文献欄に明記してください。なお、データ

の改変は認められません。

・プラネタリウムデータブック2010が発行されて後は、プラネタ

リウムデータブック2010(日本プラネタリウム協議会発行)参照と

し、上記と同様にしてください。

・個別のデータを発表する場合は、日本プラネタリウム協議会より発表

いたします。参照関係に留意して取り扱って下さい。

送付データ

1.プラネタリウム設備に関する調査結果

2.設置目的に関する調査結果

3.来観者、プラネタリウム観覧者、全天周観覧者推移 ならびに規模別推移

4.プラネタリウム番組ごと観覧者数推移

備考

本調査は、2010 年年末より 2011 年年初にかけて、一般向けに公開を行っている、日本

国内のプラネタリウム施設すべてに調査票を送付し、回答を依頼したものです。送付お

よそ 300 に対して、回答は 170程度であり、また全ての項目に回答していないこともよ

くあります。したがって、データは相対的なものであり、統計的に見るべきものである

と考えて下さい。すなわち、絶対値ではありません、たとえば 100万人というのは、調

査施設分の集計であり、実際は未回答もあわせ 250万かも、130万かもしれません。

使用条件

データ使用にあたっては、データは、日本プラネタリウム協議会より提供されたと、

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論文等のデータ表記部ならびに、参考文献欄に明記してください。なお、データの改

変は認められません。

プラネタリウムデータブック2010が発行されて後は、プラネタリウムデータ

ブック2010(日本プラネタリウム協議会発行)参照とし、上記と同様にしてくだ

さい。

個別のデータを発表する場合は、日本プラネタリウム協議会より発表いたします。

参照関係に留意して取り扱って下さい。

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【5章 新しいプラネタリウム白書との比較】2その結果を簡単に紹介

発行前に頂いたデータを簡単に紹介したいと思う。

2.設置目的に関する調査回答(複数回答)

1位 科学・天文学の普及(142 回答)

2位 学校教育の補助(130 回答)

3位 豊かな文化形成(118 回答)

4位 青少年の育成(110 回答)

(考察)

28

科学・天文学の普及

青少年の育成

豊かな文化形成

学校教育の補助 娯

楽・アトラクショ

その他

0

20

40

60

80

100

120

140

160

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3.来観者、プラネタリウム観覧者、全天周観覧者推移 ならびに規模別推移

このグラフによれば、2008 年をピークに 2009 年で初めて施設全体の利用者推移が減少

した(14万人減)。2009 年対 2004 年比だと 133万人増(1.06%増)。

2008 年の増加の要因と 09 年減少の理由は?

125施設全体の利用者推移( 館分の合計)

2004年2025万人

2005年2060万人

2008年2172万人

2009年2158万人2006年

2119万人

2007年2140万人

2000

2100

2200

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年年度

利用

者数

(万

人)

29

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3.1 プラネタリウム観覧者数

グラフによれば、2008 年度をピークに 2009 年で大幅に減少(18万人減)要因は施設

自体の減少がある?

2006 年利用者数の山あり。要因は?

プラネタリウム観覧者数(6年分データそろい132館分)

352万人

381万人

389万人

372万人

390万人

377万人

330

340

350

360

370

380

390

400

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年年度

利用

者数

(万

人)

縦軸:利用者指数 2003 年比

横軸:年度

2003 年度における、施設利用者数に対してプラネタリウム観覧者数の割合(=プラネタ

リウム観覧者数÷施設利用者数)を1としたときの割合

2003プラネタリウム観覧者数・ 年比108(7年分データそろい 館分)

1. 07

1. 00

1. 08

1. 111. 08

1. 12

1. 00

0. 920. 94

0. 960. 981. 00

1. 021. 04

1. 061. 081. 10

1. 121. 14

2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年年度

200

3利

用者指数

年比

30

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つまりは、2003 年度よりみな増加。この前回の5年間と今の5年間の何が要因か?

A、名古屋市立科学館、コニカミノルタ、のリニューアル、はやぶさ効果か?全天周映

像?(HPよりリニューアル年度と入館者数の動向の確認)

3.2 全天周映像観覧者数

プラネタリウムと異なり 2007 年をピークにゆっくり減少

05 年から 06 年にかけての増加幅大きい

全天周映像観覧者数(回答データ単純合計)

2004年42万人

2007年72万人

2006年69万人

2009年64万人

2008年68万人

2005年48万人

0

10

20

30

40

50

60

70

80

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年年度

利用

者数

(万

人)

4、プラネタリウム番組ごと観覧者数推移

4.1 一般投影の 1 投影あたり観覧者数の推移

ほぼプラネタリウム観覧者にあわせて回数も変動している、

一般投影の1投影あたり観覧者数の推移(85施設分合計)

35. 2

36. 3

38. 2

36. 936. 836. 8

34. 0

35. 0

36. 0

37. 0

38. 0

39. 0

40. 0

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年年度

/人

31

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4.2 その他投影の1投影あたり観覧者数の推移(その他投影観覧者数÷その他投影回

数)

05 年よりほぼおうばい傾向

04 年は回数が多い割に人が入っていなかったが、翌年より1回投影に対して 50 人近く

の観覧者がいる状態をキープ、以後均衡が保たれ 09 年のその他投影観覧者数減少にも回

数の減少によって保たれた。

その他投影の1投影あたり観覧者数の推移(52施設分合計)

45. 7

52. 452. 7 52. 1

52. 8 52. 2

4042444648505254565860

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年年度

/人

その他投影回数の推移(53施設分合計)

1500

2000

2500

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年年度

その他投影観覧者数の推移(58施設分合計)

11. 2

12. 9

12. 5

13. 2

12. 6

11. 4

10

11

12

13

14

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年年度

万人

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【4章 新しいプラネタリウム白書との比較】今回のアンケート調査と新しいデータ

ブックとの比較で何か面白いことがあれば書く

Q8館の主たる設置目的と、求めるものの違い!

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【6章 終わりに】1全体をまとめる

34

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【6章 最後に】2最後に、謝辞

プラネタリウムデータブック

データ使用にあたっては、データは、日本プラネタリウム協議会より提供され

たと、論文等のデータ表記部ならびに、参考文献欄に明記してください。なお、

データの改変は認められません。

プラネタリウムデータブック2010が発行されて後は、プラネタリウムデー

タブック2010(日本プラネタリウム協議会発行)参照とし、上記と同様にし

てください。

個別のデータを発表する場合は、日本プラネタリウム協議会より発表いたしま

す。参照関係に留意して取り扱って下さい。

JPS日本プラネタリウム白書 2005 年版 2005 年7月日本プラネタリウム協会全日

本プラネタリウム連絡協議会日本プラネタリウム研究会

白書編さん委員会

科学館・博物館の特色ある取組みに関する調査-大人の興味や地元意識に訴える展示

及びプログラム-2007 年7月文部科学省 科学技術政策研究所第 2 調査研究グルー

プラネタリウムの知られざる世界 青木満

大阪市立科学館

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