user’smanual 12ビット2点ad変換ボード - interface－1－はじめに...

ＵＳＥＲ’ＳＭＡＮＵＡＬ

１２ビット２点ＡＤ変換ボード

９８ＡＤ１２Ｎ２ＳＭ７－９ＡＺＩ－３１６３

（初版１９９７．７）

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－1－

はじめに

このたびは、当社製品をお買い上げいただきまして誠にありがとうございました。

は、環境条件の厳しいFA(Factory Automation)分野にて使用されることを目的として開発され

たもので、優れた耐環境性、連続動作性、拡張性などFA分野で有効な多くの特長を備えております。

●本製品のご使用には、ハードウェア・ソフトウェアの専門知識が必要です。

●正しくご使用していただくためにこのユーザーズマニュアルを必ずお読みの上ご使用くださ

い。

●本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります。継続的にご利

用頂く場合でも、必ずユーザーズマニュアルをお読みください。

●本製品（ソフトウェアを含む）は、PC/FC-9801シリーズならびにその互換機にてご使用くだ

さい。

●本製品（ソフトウェアを含む）は、日本国内仕様であり、外国の規格等には準拠しておりま

せん。本製品を日本国外で使用された場合、当社は一切責任を負いかねます。また、当社は

本製品に関し、海外での保安サービスおよび技術サポート等は行っておりません。

ユーザーズマニュアル中の記号には、次のような意味があります。

記号意味

注意すべき点を示しています。

故障を防ぐために必要なことを示しています。

キーボードのリターンキーを押す操作を示しています。

・本ユーザーズマニュアル記載のPC/FC-9801シリーズは、PC/FC-9801シリーズ，PC-9821シリーズ

を示します。

ご注意

(1) 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。

(2) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。

(3) 本書の内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気付

きのことがありましたら、お買い求めの販売店または最寄りの当社営業所にご連絡ください。

(4) 当社では、本製品の運用を理由とする損失、逸失利益等の請求につきましては、(3)項にかかわらずい

かなる責任も負いかねますので、予めご了承ください。

MS-DOS ，Microsoft C，Microsoft C/C++は、米国マイクロソフト･コーポレーションの登録商標です。R R R

Microsoft Visual C++ ，Visual Basic は、米国マイクロソフト・コーポレーションの商標です。ＴＭＴＭ

Windows 95の正式名称は、Microsoft Windows 95 Operating Systemです。

Windows NT は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。ＴＭ

Turbo C++，Borland C++，Delphiは、米国ボーランド社の登録商標です。

PC/ATは、米国IBM社の登録商標です。

IBM DOS/Vは、日本IBM社の登録商標です。

，，，は、インタフェース社の登録商標です。（申請中）（ＴＭ）

輸出する際の注意事項

本製品は、外国為替および外国貿易管理法の規定により、戦略物資など輸出規制品に該

当します。したがって、日本国外に持ち出す際には、日本国政府の輸出許可申請など必

要な手続きをお取りください。

Copyright 1997 Interface CorporationC株式会社インタフェースの許可なく複製・改変などを行うことはできません。

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目次

１．ご使用になる前に 41.1 箱の中身をお確かめください･････････････････････････････････････････ 4

1.2 取り扱いの注意･････････････････････････････････････････････････････ 5

1.3 ユーザーズマニュアルの構成･･･････････････････････････････････････････ 5

■ハードウェアユーザーズマニュアル（本書）･･･････････････････････ 5

■ソフトウェアマニュアル（GND-3100）･････････････････････････････ 5

1.4 オプション品のご紹介･･･････････････････････････････････････････････ 6

２．組立、設置方法 11■設置環境条件･･･････････････････････････････････････････････････ 11

■パソコンへの設置方法･･･････････････････････････････････････････ 11

■取り外し方法･･･････････････････････････････････････････････････ 11

３．接続方法 123.1 外部信号の接続･････････････････････････････････････････････････････ 13

■アナログ入力信号の接続例(シングルエンド入力) ･･･････････････････ 13

■外部クロック使用時の接続例･････････････････････････････････････ 13

■外部トリガ使用時の接続例･･･････････････････････････････････････ 14

■汎用入力の接続例･･･････････････････････････････････････････････ 14

■汎用出力の接続例･･･････････････････････････････････････････････ 15

3.2 外部配線時の注意事項･･･････････････････････････････････････････････ 15

3.3 オプションケーブル接続図･･･････････････････････････････････････････ 17

■オプションケーブル一覧･････････････････････････････････････････ 17

■オプションアクセサリ一覧･･･････････････････････････････････････ 17

3.4 コネクタ仕様･･･････････････････････････････････････････････････････ 17

■コネクタピンアサインメントおよび信号名＜CN1～6＞･･･････････････ 17

■コネクタ信号説明･･･････････････････････････････････････････････ 18

■等価回路･･･････････････････････････････････････････････････････ 19

４．スイッチ類の説明 204.1 各部名称･････････････････････････････････････････････････････････ 20

■上面（出荷時設定）･････････････････････････････････････････････ 20

■パネル面･･･････････････････････････････････････････････････････ 20

4.2 各スイッチの機能･････････････････････････････････････････････････ 21

■I/Oポートアドレス設定(RSW1～3) ･････････････････････････････････ 21

■ボード番号設定(RSW4) ･･･････････････････････････････････････････ 22

■サンプリングメモリアドレス設定(RSW5～7) ････････････････････････ 22

■サンプリングメモリ占有領域設定(DSW1) ･･･････････････････････････ 23

■パソコンからのリセット信号設定(JP1) ････････････････････････････ 24

■サンプリングメモリアドレス幅設定(JP2,ｽｲｯﾁﾋﾟﾝ) ･･････････････････ 24

■CN3の外部信号選択(JP3,4) ･･･････････････････････････････････････ 25

■CN4の外部信号選択(JP5) ･････････････････････････････････････････ 25

■入力レンジ設定(JP6,7,9,10) ･････････････････････････････････････ 26

■入力終端抵抗設定(JP8,11) ･･･････････････････････････････････････ 26

■通常／倍速モード設定(JP12) ･････････････････････････････････････ 26

■入力ゲイン調整(VR3,4,7,8,TP1,3,TPCOM) ･･････････････････････････ 27

■ADコンバータのオフセット調整(VR1,5) ････････････････････････････ 27

■ADコンバータのゲイン調整(VR2,6) ････････････････････････････････ 27

５付属ソフトウェアの使い方． 285.1 付属ソフトウェア一覧･･･････････････････････････････････････････････ 28

5.2 設定範囲一覧･･･････････････････････････････････････････････････････ 28

■98Wave Driver 使用ハードウェア資源初期値一覧･･････････････････ 28

■98Wave Driver コマンドパラメータ設定範囲一覧･･････････････････ 28

－3－

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目次

６．仕様 30

6.1 このボードの概要･･･････････････････････････････････････････････････ 30

■機能と特長･････････････････････････････････････････････････････ 30

6.2 ハードウェア仕様･･･････････････････････････････････････････････････ 31

6.3 付属ソフトウェア仕様･･･････････････････････････････････････････････ 32

７．点検、メンテナンス 33

7.1 AD調整用プログラムの使い方･････････････････････････････････････････ 33

7.1.1 調整の前に･････････････････････････････････････････････････････ 33

■用意するもの･･･････････････････････････････････････････････････ 33

■使用条件･･･････････････････････････････････････････････････････ 33

7.1.2 起動方法･･･････････････････････････････････････････････････････ 33

7.1.3 起動時の画面･･･････････････････････････････････････････････････ 34

7.1.4 ボードの調整画面･･･････････････････････････････････････････････ 34

■調整手順･･･････････････････････････････････････････････････････ 35

7.2 ユーザーサポート体制･･･････････････････････････････････････････････ 36

7.3 修理・メンテナンス体制･････････････････････････････････････････････ 37

－4－

１１箱の中身をお確かめください．

梱包箱を開けたら、まず、お買い求めになった製品の添付品がそろっているかどうか、このイラスト

を見ながら確認してください。万一、添付品が足りない場合や破損している場合は、すぐにお買い求

めの販売店にご連絡ください。梱包箱は保存しておいてください。

フロッピーディスクに最新情報が記載されているファイル（README.TXT）がありますので

必ず最初にお読みください。

お客様が本ボードを直接制御される場合に必要なI/Oポートの説明資料も用意しております

ご入用な場合は、最寄りの当社営業所か東京サポートセンターまでご連絡ください。

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－5－

１２取り扱いの注意．

本ボードは電子部品です。以下の項目に十分注意してお取り扱いください。

パソコンの電源（POWER）スイッチを“ON”にしたままボードや、ケーブルの着脱は行わないでください。故障や誤動作の原因となります。

ボードを改造しない。（もし、改造された場合の誤動作については、当社は一切の責任を負いません。）

ボードの金メッキ端子部や、半田面には手を触れないでください。故障やケガをするおそれがあります。

衝撃や振動の加わる場所での保管や、使用は行わないでください。

磁気や静電気の加わる場所での保管や、使用は行わないでください。故障や誤動作の原因となります。

１３ユーザーズマニュアルの構成．

このユーザーズマニュアルと別冊のソフトウェアマニュアルをよくお読みのうえ、正しくお使いく

ださい。

■ ハードウェアユーザーズマニュアル（本書）ボードの機能，スイッチ類の設定方法，外部機器との接続方法について詳しく説明します。また、当

社アナログ入出力ボード（ESIAシリーズ）に付属しているドライバソフトウェアならびに、ユーティ

リティソフトウェアにおけるパラメータ，設定値を説明しています。

■ ソフトウェアマニュアル（ＧＮＤ－３１００）当社アナログ入出力ボード（ESIAシリーズ）に付属されているドライバソフトウェアならびにユーテ

ィリティソフトウェアの使い方を説明します。

本書は、ESIAシリーズ（AD）ボード用すべてに共通したユーザーズマニュアルとしてご使

用いただけます。お買い上げいただいたボードごとに添付フロッピーの内容，使用できる

コマンドパラメータが異なります。，

ドライバソフトウェアならびにユーティリティソフトウェアにおけるパラメータ，設定値

は、ハードウェアユーザーズマニュアル『5. 付属ソフトウェアの使い方』も合わせてお

読みください。

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１４オプション品のご紹介．

■ オプションソフトウェアEBS-1311は、IBM AT･DOS/Vパソコンで、PC/FC-9801シリーズ用のボードを使用するため＊１

の、ISA←→98バス変換拡張バスボードです。

型式 VNT-3100 AD計測ライブラリ

特長

1)本ライブラリは、物理的なI/Oポートアドレスを意識せず、論理的なチャンネル

指定によるサンプリング入力ができるWindowsNT用ダイナミックリンクライブラ

リです。

2)ボードに直接アクセスできる専用VxDにより、高速サンプリングを実現します。

3)最大32M件のADデータを、サンプリングできます。（使用するボードにより制限

があります。）

4)サンプリングの開始を、外部トリガの入力にて行えます。

5)外部トリガ，ディレイ機能により、事象発生前後のデータをサンプリングできま

す。

6)VNT-3300と併用することで、AD/DAボードによるアナログ入出力ができます。

7)複数枚のボードを、連続した多チャンネルのボードとして使えます。

（一部ボード除く）

8)仕様，APIなど、オンラインヘルプにて閲覧できます。

動作環境

●機種 PC/FC-9801,9821シリーズ

●O S WindowsNT Ver3.51，4.0

●対応言語 Microsoft Visual C++ Ver4.0，4.1

Microsoft Visual Basic Ver4.0（32ビット版）

Borland C++ Ver4.5，5.0

Borland Delphi Ver2.0

－7－

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型式 VET-3100 AD計測ライブラリ

特長


指定によるサンプリング入力ができるWindowsNT用ダイナミックリンクライブラ

リです。

2)本ライブラリは、EBS-1311 を使用することで、IBM AT･DOS/VパソコンよりPC/F＊１

C-9801シリーズ用のAD，AD/DAボードを使用できます。






す。

7)VET-3300と併用することで、AD/DAボードによるアナログ入出力ができます。




動作環境

●機種 IBM AT･DOS/Vパソコン＋EBS-1311

●O S WindowsNT Ver3.51，4.0





型式 VNW-3100 AD計測ライブラリ

特長


指定によるサンプリング入力ができるWindows95用ダイナミックリンクライブラ

リです。






す。

6)VNW-3300と併用することで、AD/DAボードによるアナログ入出力ができます。


（一部ボード除く）8)仕様，APIなど、オンラインヘルプにて閲覧できます。

動作環境


●O S Windows95





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型式 VEW-3100 AD計測ライブラリ

特長


指定によるサンプリング入力ができるWindows95用ダイナミックリンクライブラ

リです。

2)本ライブラリは、EBS-1311 を使用することで、IBM AT･DOS/VパソコンよりPC/F＊１

C-9801シリーズ用のAD，AD/DAボードを使用できます。






す。

7)VEW-3300と併用することで、AD/DAボードによるアナログ入出力ができます。




動作環境

●機種 IBM AT･DOS/Vパソコン＋EBS-1311

●O S Windows95





型式 BBC-0120 ファイル入出力ライブラリ/プリンタライブラリ

特長

1)本ライブラリは、当社ADボードでサンプリングしたデータの読み書き、および

データのプリントができるMS-DOS用ライブラリです。

2)本ライブラリは、ファイルの読み書きを行うファイル入出力ライブラリとプリ

ンタへの出力を行うプリンタ出力ライブラリで構成されます。

3)様々な形式のファイル（テキスト，バイナリ，Lotus1-2-3形式など）の読み書

きができます。

4)4つの関数（open, close, read, write）で、ファイル入出力，プリンタ出力

ができます。

5)データ1件単位に、ファイルへのアクセスができます。

6)プリンタの状態（busy/ready）をチェックできます。

7)グラフィック画面を、白黒8階調でプリントできます。

動作環境


●O S MS-DOS Ver3.3以降

●対応言語 Microsoft C Ver6.0

Microsoft C/C++ Ver7.0

Borland C++ Ver3.1

Turbo C++ Ver1.01 2nd Edition

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型式 BBC-0121 メモリ管理ライブラリ

特長

1)本ライブラリは、当社ADボードのサンプリングデータを、拡張メモリ（EMS,

XMS）へ簡単に読み書きできるMS-DOS用ライブラリです。

2)1領域最大32Mバイトまでの大容量のデータを格納できます。

3)最大8領域を同時に使用でき、64チャンネル分のバッファを管理できます。

4)メモリへの操作を、ファイル入出力と同様に扱えます。

動作環境





Borland C++ Ver3.1


型式 BBC-0122 計算ライブラリ（レベル1）

特長

1)本ライブラリは、波形信号処理で使用される演算処理を行うMS-DOS用ライブラ

リです。

2)31種の豊富な演算関数（信号生成，数学処理，周波数分析，伝達関数分析，

統計分析など）があります。

3)FFTアナライザとして使用できます。

4)付属のFIRフィルタ設計ソフトウェアにて、HPF, LPF, BPF, BRFの設計ができ

ます。

動作環境





Borland C++ Ver3.1


●その他数値演算プロセッサ(推奨)

型式 BBC-0123 計算ライブラリ（レベル2）

特長

1)本ライブラリは、波形信号処理で使用される演算処理を行うMS-DOS用ライブラ

リです。

2)BBC-0122（計算ライブラリ（レベル1））と併用することで、より高度な周波

数分析ができます。

3)付属のIIRフィルタ設計ソフトウェアにて、HPF, LPF, BPF, BRFの設計ができ

ます。

動作環境





Borland C++ Ver3.1


●その他数値演算プロセッサ(推奨)

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型式 BBC-0126 グラフ表示ライブラリ

特長

1)本ライブラリは、グラフィック画面上に様々な形式のグラフ表示を行うMS-

DOS用ライブラリです。

2)豊富なグラフ表示関数（約90種類）があります。

3)様々なグラフ表示（スペクトラム，ヒストグラム，ナイキスト，多項式，3次

元表示など）ができます。

4)高度な表示機能（マルチウィンドウ表示，グラフスクロール，ズームなど）

を持ちます。

5)グラフ描画時、様々な設定（目盛り，マーク，描画色など）ができます。

6)X, Y軸のスケールを任意に変更できます。

7)座標軸の単位（リニア，LOGなど）を簡単に変更できます。

8)グラフ表示の操作にマウスを使用できます。

動作環境


専用高解像度カラーディスプレイ（640×400アナログRGB）




Borland C++ Ver3.1


●その他 EMSメモリ

マウス

型式 BBC-0127 プロッタ出力ライブラリ

特長

1)本ライブラリは、グラフ表示ライブラリ(BBC-0126)と同じAPIで、プロッタ上

にグラフ表示できるMS-DOS用ライブラリです。

2)世界標準のHPGL-Iコマンドに準拠しているので、多くのX-Yプロッタで使用で

きます。

3)豊富なグラフ表示関数（約90種類）があります。

4)様々なグラフ表示（スペクトラム，ヒストグラム，ナイキスト，多項式，3次

元表示など）ができます。

5)グラフ描画時、様々な設定（目盛り，マークなど）ができます。

6)X, Y軸のスケールを任意に変更できます。7)座標軸の単位（リニア，LOGなど）を簡単に変更できます。

動作環境





Borland C++ Ver3.1


－11－

● 設置環境条件外で使用された場合、誤動作または故障や発熱する恐れがあります。

ボード取り扱いの際は取手を持って行ってください。

ボードの半田面や、パネル端面を持つとケガをするおそれがあります。

■ 設置環境条件ユニット内で使用される場合には、他のボードの発熱によりボードの周囲温度が高温になる場合があります。その場合は、ファンなどを取り付けて冷却を行ってください。

本製品は、下記の環境でご使用ください。

周囲温度 0～50℃

湿度（非結露） 20～90％

浮遊塵埃特にひどくないこと

腐食性ガスないこと

ノイズモータなどの動力源、およびその配線が近くにないこと

供給電源 DC+5V(±5％)DC+12V(±10％)DC-12V(±10％)

■ パソコンへの設置方法実装を行う前に、PC/FC-9801シリーズの電源を必ず『OFF』にしてください。

①パソコン本体裏の拡張スロットカバーを外します｡

②拡張スロットにボードを差し込みます。

・部品面(ICなどの部品が付いている面)を上に向

けて、カードガイドの溝にボードを合わせて差

し込みます｡

・ボードが本体内部にほぼ隠れるところまで軽く

挿入し、最後にカチンとショックがあるまで、

強く挿し込みます。

・ボードを軽く引っぱってみて、抜けないかどう

かを確認してください。

③ボードパネルをビス止めしてください。

■ 取り外し方法①ボードパネルを固定している2本のビスを外します。

②取手を持ち軽く左右にゆすりながら引き出します。

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－12－

● 入力終端抵抗(50Ω)が設定されている場合は、2.5V以下の入力レンジで使用してください｡

2.5V以上の電圧を入力すると終端抵抗が焼損する恐れがあります。また、入力終端抵抗(50

Ω)を有効にすると終端抵抗が発熱しますので、やけどにご注意ください。

● アナログ信号の入力は、入力保護電圧（Vp）を瞬時でも超えないよう(サージ電圧を含む)

にしてください。Vp以上の入力は、故障や発熱の原因となります。

Vp：入力保護電圧

ボードの電源ON時 -35V～+35V

ボードの電源OFF時 -20V～+20V

を超える電圧を､COM(-)とAIN(+)間に

印加しないでください。

ただし、入力終端抵抗(50Ω)有効時は

+5Vになります。

● CN3(EXINT IN, EXTRG IN/OUT)，CN4(EXCLK IN/OUT)の信号は入出力どちらにも設定できる

ため、設定に注意してください。

● 出力信号同士(EXCLK OUT，EXTRG OUT，OUT1)の接続は行わないでください。故障の原因と

なります。

● 入力信号(EXCLK IN，EXINT IN，EXTRG IN，IN1)に、0～+5V以外の電圧を入力しないでくだ

さい。故障の原因となります。

● パソコンまたは外部機器の電源を入れたまま、外部接続コネクタの着脱はしないでくだ

さい。故障や誤動作の原因となります。

● サンプリングクロック周波数を10kHz以下にすると､AD変換精度が悪くなる場合があります｡

● サンプリングクロックのDUTY比は、40～60％内にしてください。40～60％以外のDUTY比の

場合、正常にAD変換できない場合があります。

● 未使用のアナログ入力は、終端抵抗を設定するか、入力をGNDに接続してください。

デジタル(EXCLK IN/OUT，EXINT IN，EXTRG IN/OUT，IN1，OUT1)信号を使用する場合は、接続ケーブ

ルを1.5m以下にしてください。

デジタル信号に、スイッチ，リレーなどのメカニカル接点を接続すると、チャタリングによって誤

動作する場合があります。

アナログ入力接続ケーブルがノイズを受けることにより、正常な変換データが取り込めない場合が

あります。

このため、接続ケーブルはできるだけ短くし、ノイズの発生源（モータなどの動力源，およびその

配線）から離してご使用ください。

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－13－

３１外部信号の接続．

外部入出力信号はボード面のBNCコネクタに接続します。

以下に各々の接続例を示します。

未使用のアナログ入力は、終端抵抗を設定するか入力をGNDに接続してください。

■ アナログ入力信号の接続例（シングルエンド入力）アナログ入力信号をシングルエンド入力方式にてチャンネル1に接続し、AD変換する場合の接続例

を示します。

■ 外部クロック使用時の接続例EXCLK INに入力されるクロック信号に同期して、チャンネル1のアナログ入力信号をAD変換する場合の

接続例を示します。

本ボードは、1024点単位で524288点までサンプリング件数の指定が行えます。指定した件数

が1024点の倍数以外のときは、指定した件数の次にくる1024の倍数の件数までサンプリング

を行います。例えば、100点と指定した場合は実際には1024点サンプリングを行います。

ただし、外部クロックは実際にサンプリングする件数+7回以上供給する必要があります。例

えば、100点指定した場合は1031回以上の外部クロックを供給する必要があります。

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－14－

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■ 外部トリガ使用時の接続例サンプリングトリガ条件に、外部トリガを使用する場合の接続例を示します。

下図では、EXTRG INの立ち下がりエッジに同期して、チャンネル1のアナログ入力信号をサンプリング

します。（トリガ条件などの設定を行う必要があります。）

■ 汎用入力の接続例IN1の入力信号（TTL）のON/OFFを入力・検出する場合の接続例を示します。

－15－

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■ 汎用出力の接続例CN6から信号（TTL）のON/OFFを出力する場合の接続例を示します。

３２外部配線時の注意事項．

1)信号ケーブルは、モーター，インバータなど他の誘導源からなるべく離すようにしてください。ノ

イズの影響により正しい計測ができない場合があります。

2)同軸ケーブルの使用

本ボードは、高速なアナログ信号を入力するため50Ω同軸ケーブルを使用してください。

3)信号源の出力インピーダンスは、50Ωのものを推奨します。

50Ωでない場合は、できるだけ低い出力インピーダンスの信号源を使用してください。

4)信号源の出力インピーダンスが50Ωでボードの入力終端抵抗（50Ω）を設定した場合、この抵抗値

の違いが誤差として表れます。（ボードの入力終端抵抗は50Ω（±1％）です。）

－16－

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5)接地

外部信号源（機器）と接続する場合、機器によってはするおそれがあります。リーク電流などで感電

パソコンおよび、外部機器をするか両機器のフレームグランドを太い電線で接続し接地確実に接地

してください。

＊ノイズ対策などの参考文献として下記のものがあります。

参考文献

アナログ回路のトラブル対策

CQ出版社蒲生良治著

電子機器のノイズ対策法

オーム社仁田周一著

6)出力インピーダンスの影響

アナログ信号源の出力インピーダンスはなるべく低いものを使用してください。出力インピーダン

スが高い場合、ADボードの入力インピーダンスとの関係から精度が悪くなります。

（本ボードの入力インピーダンスは10MΩ以上です。）

例

下図の回路において、信号源をVo,信号源インピーダンス（出力インピーダンス）をRs，Rinを入

Rin力インピーダンスとすると測定信号Vinは､Vin = Vo なりRsとRinで分圧されます。

Rs + Rin

ここで本ボードの入力インピーダンスRin=10MΩと出力インピーダンスRs=100kΩの信号源を接続

し、信号源Voが10Vを出力した場合は、

10 Ω７

Vin = 10V × = 9.9009Vとなり約100mVの誤差となります。10 Ω + 10 Ω５７

各分解能における、出力インピーダンスの値は下表を目安としてください。

なお、目安は、ADコンバータ分解能の1/2としています。

分解能出力インピーダンス精度の目安

8ビット 20kΩ以下 0.2％以下

10ビット 5kΩ以下 0.05％以下

12ビット 1.2kΩ以下 0.012％以下

16ビット 75Ω以下 0.00075％以下

7)ボード上の終端抵抗（50Ω）

信号源の出力インピーダンスが50Ωの場合において、ケーブルの反射などにより波形が乱れる場合

は、ボード上の終端抵抗(50Ω)を有効にすることで反射を防ぐことができます。ただし、入力信号

は1/2に分圧されますのでご注意ください。例)2Vを入力したときは、1VとしてAD変換されます。

－17－

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３３オプションケーブル接続図．

■ オプションケーブル一覧

型式長さ品名形状内容

CAB-7615 1.5m CABLE76(1.5m) AD/DA用BNC-クリップ変換ケーブル

CAB-7715 1.5m CABLE77(1.5m) AD/DA用両側BNCコネクタ付ケーブル

■ オプションアクセサリ一覧

型式品名形状内容

TRM-7101 AD BNC(50) BNCコネクタを採用したAD変換ボード用のターミナルです。オプションケーブルを簡単に、接続を行うことができます。BNCコネクタにより、計測器との接続が容易に行え、ノイズの影響も受けにくくなっています。

３４コネクタ仕様．

■ コネクタピンアサインメントおよび信号名＜CN1～6＞ボード側【通常モード時】【倍速モード時】

ｺﾈｸﾀ信号名ｺﾈｸﾀ信号名

番号番号

CN1 CH1 ｱﾅﾛｸﾞ入力 CN1 CH1 ｱﾅﾛｸﾞ入力

● 使用コネクタ CN2 CH2 ｱﾅﾛｸﾞ入力 CN2 未使用

ﾒｰｶｰ：DDK （接続できません）

型式：または相当品BNC-LNRD-BPAA

CN3 EXINT IN, EXTRG IN, CN3 EXINT IN, EXTRG IN,

EXTRG OUT EXTRG OUT

CN4 EXCLK IN, EXCLK OUT CN4 EXCLK IN, EXCLK OUT

CN5 CH1 汎用ﾃﾞｼﾞﾀﾙ入力 CN5 CH1 汎用ﾃﾞｼﾞﾀﾙ入力

CN6 CH1 汎用ﾃﾞｼﾞﾀﾙ出力 CN6 CH1 汎用ﾃﾞｼﾞﾀﾙ出力

－18－

AZI-3163

■ コネクタ信号説明ボード側【通常モード時】

ｺﾈｸﾀ信号名機能用途仕様番号

ｱﾅﾛｸﾞ入力 CN1 ｱﾅﾛｸﾞ入力信号外部ｱﾅﾛｸﾞ信号の入力端入力ｲﾝﾋﾟｰﾀﾞﾝｽ：10MΩ以上(ﾁｬﾝﾈﾙ1) 子過電圧入力保護(入力終端抵抗無効時)

・ﾎﾞｰﾄﾞ電源ON時：最大±35V・ﾎﾞｰﾄﾞ電源OFF時：最大±20V

ｱﾅﾛｸﾞ入力 CN2 ｱﾅﾛｸﾞ入力信号過電圧入力保護(入力終端抵抗有効時)(ﾁｬﾝﾈﾙ2) ・ﾎﾞｰﾄﾞ電源ON時：最大+5V

・ﾎﾞｰﾄﾞ電源OFF時：最大+5V

【倍速モード時】ｺﾈｸﾀ信号名機能用途仕様番号

ｱﾅﾛｸﾞ入力 CN1 ｱﾅﾛｸﾞ入力信号外部ｱﾅﾛｸﾞ信号の入力端入力ｲﾝﾋﾟｰﾀﾞﾝｽ：10MΩ以上(ﾁｬﾝﾈﾙ1) 子過電圧入力保護(入力終端抵抗無効時)

・ﾎﾞｰﾄﾞ電源ON時：最大±35V・ﾎﾞｰﾄﾞ電源OFF時：最大±20V過電圧入力保護(入力終端抵抗有効時)・ﾎﾞｰﾄﾞ電源ON時：最大+5V・ﾎﾞｰﾄﾞ電源OFF時：最大+5V

ｺﾈｸﾀ信号名機能用途仕様番号

EXINT IN CN3 外部割り込み入力ﾊﾟｿｺﾝに外部からﾊｰﾄﾞｳｪｱ TTLﾚﾍﾞﾙ入力(ﾊﾟｿｺﾝ割り込み) 割り込みを入力するとき・外部駆動電流 2mA以上

に使用・LOW ﾚﾍﾞﾙ最大入力電圧0.8V(ﾄﾞﾗｲﾊﾞｿﾌﾄｳｪｱでは使用・HIGHﾚﾍﾞﾙ最小入力電圧2.0Vできません）・立ち下がりエッジで有効

EXTRG IN ADｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞｽﾀｰﾄ外部ｻﾎﾟｰﾄｿﾌﾄｳｪｱのﾄﾘｶﾞ設定入力で外部ﾄﾘｶﾞを選択したと

きに使用

EXTRG OUT 外部ﾄﾘｶﾞ出力内部ｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞｽﾀｰﾄ信号を TTLﾚﾍﾞﾙ出力外部に出力します 1μsec幅のLOWパルス出力

電源投入時：HIGHﾚﾍﾞﾙPC98ﾊﾞｽﾘｾｯﾄ時：HIGHﾚﾍﾞﾙ(JP1：短絡)

・最大負荷電流 24mA以上・最小HIGHﾚﾍﾞﾙ出力電圧 2.4V・最大LOW ﾚﾍﾞﾙ出力電圧 0.4V

EXCLK IN CN4 外部ｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞ外部のｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞｸﾛｯｸに同 TTLﾚﾍﾞﾙ入力ｸﾛｯｸ入力期してAD変換を行います・外部駆動電流 2mA以上

(内部クロックを使用す・LOW ﾚﾍﾞﾙ最大入力電圧 0.8Vる場合は使用しません) ・HIGHﾚﾍﾞﾙ最小入力電圧 2.0V

・立ち下がりエッジで有効

EXCLK OUT 外部ｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞ内部ｻﾝﾌﾟﾘﾝｸﾞｸﾛｯｸ信号を TTLﾚﾍﾞﾙ出力ｸﾛｯｸ出力外部に出力します電源投入時：方形波(8MHz)出力

PC98ﾊﾞｽﾘｾｯﾄ時：方形波(8MHz)出力(JP1：短絡)


IN1 CN5 汎用ﾃﾞｼﾞﾀﾙ入力ﾄﾞﾗｲﾊﾞｿﾌﾄｳｪｱのDIｺﾏﾝﾄﾞ TTLﾚﾍﾞﾙ入力(ﾁｬﾝﾈﾙ1) により入力が可能・外部駆動電源 2mA以上

・LOW ﾚﾍﾞﾙ最大入力電圧 0.8V・HIGHﾚﾍﾞﾙ最小入力電圧 2.0V

OUT1 CN6 汎用ﾃﾞｼﾞﾀﾙ出力ﾄﾞﾗｲﾊﾞｿﾌﾄｳｪｱのDOｺﾏﾝﾄﾞ TTLﾚﾍﾞﾙ出力(ﾁｬﾝﾈﾙ1) により任意の出力が可能電源投入時：LOWﾚﾍﾞﾙ

PC98ﾊﾞｽﾘｾｯﾄ時：LOWﾚﾍﾞﾙ(JP1短絡)


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AZI-3163

■ 等価回路●アナログ入力 ●EXCLK IN

●EXCLK IN 入力最大周波数 10MHz

クロックの立ち下がりでAD変換スタート

サンプリングクロックのDuty比は、40～

60％にしてください。

サンプリングクロックの周波数が10kHz以

下になりますと、AD変換精度が悪くなる

場合があります。

●IN1 ●EXCLK OUT

●OUT1

●EXCLK OUT 出力最大周波数 10MHzサンプリングクロックタイミングを出力

●EXTRG IN,EXINT IN

●EXINT IN 入力最小パルス幅 1μsec

パルスの立ち下がりエッジで割り込み発生

●EXTRG IN 入力最小パルス幅 1μsec

パルスの立ち下がりエッジでトリガ検出

●EXTRG OUT

●EXTRG OUT

サンプリングスタート時に1μsec幅のLOWパルス

出力

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