digital mastitis detector milk checker mcm-5l 取り扱い ......

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Digital Mastitis Detector

MILK CHECKER MCM-5L

取り扱い説明書

エア・ブラウン株式会社 精密化学品部

TEL: 03-3545-5071 / FAX: 03-3543-8865 / a-r@arbrown.com

www.arbrown.com

1. 仕様:

測定方法: 電気伝導度法

計算: マイコンにて分房間差値を計算して表示

機器校正も自動計算(但し、試薬が必要)

表示: LCD バックライト

測定範囲: 0 ‒ 13mS/cm

精度: 3% ± 1 digit

自動温度補正: 3 ‒ 40℃ (25℃補正)

電源: 乾電池(単 3 x 2 本)

消費電力: 0.45mA (測定及びバックライト点灯時)

本体寸法: 91(w) × 45(H) × 181(D)mm

重量: 280 g

データ転送方法: Bluetooth®

リアルタイムクロック: IC モジュール

EEPROM: 500 データ保管

2. 各部の名称と機能 1. 金電極センター:

内蔵されている電極で電気伝導度を測定します。.

2. 温度センサー:

伝導度は温度変化が大きいために内蔵の温度センサーで自動的に温

度補正を行い、適切な測定を行います。

3. サンプル測定カップ:

サンプルを採取しやすい構造となっています。

4. デジタル表示部:

デジタル表示により 4 分房を同時表示し、更に分房間差値や機器校正

を自動計算し、表示します。

5. 電源ボタン (ON / OFF):

ボタンを最初に押すことで電源が入り、2 度目に押すと電源が切れます。

(6 分以上電源を切らずに放置すると電源は自動的に切れます)

6. 測定ボタン (TEST):

分房ごとに TEST を押すことにより、4 分房が表示され、5 回目に押すと

分房間差値を自動計算し、表示されます。

7. クリアボタン (CLEAR):

保存データを本体から消去するときに押します。

8. セットボタン (SET):

様々なセットを行うときこのボタンを押します。.

9. Bluetooth® button (Bluetooth®)

本体保存データを PCに転送及びその他操作する際に使用します。

3. 測定方法

1. 電源ボタン(ON/OFF)を押すと下記の画面になります。

MILK CHECKER 1-1

MC-12

2. 3 秒後、下記の画面になります。

YY/MM/DD HH:MM 1-2

Cow No.xxx

YES:TEST INITIAL

Bluetooth

3. 測定を行う場合は測定ボタン(TEST)を押します。

YY/MM/DD HH:MM 2-1

No. 1 ABS/DIF

*サンプル番号を変える方法:

Blutooth®ボタン: +1(次の番号になります)

セット(SET)ボタン: -1(前の番号に戻ります)

測定(TEST)ボタン: 番号が固定されます

4. サンプル測定カップにサンプルを入れて測定ボタン(TEST)を 4 回サンプルを入れ

替える毎に押すことで、4分房が表示されます。

4 分房測定終了後に続けて 5 回目に測定ボタン(TEST)を押すことにより分房間

差値を自動計算し、下記の通りに画面の一番下に表示されます。

YY/MM/DD HH:MM 2-7

No. 1 ABS/DIF

7.5 6.8 6.4 6.7 ABS: 実測値

1.1 0.4 0.0 0.3 DIF: 分房間差値

右前 右後 左前 左後

最後の計算(分房間差値表示)後、クリアボタンを押すと表示されている数値はすべて

クリアされます。続けて測定を行う場合は測定ボタン(TEST)を押し、上記 4.を「行う事

で測定出来ます。

*判定基準(閾値)ABS = 伝導度絶対値 / 6.2mS/cm または それ以上 DIF = 分房間差値 / 0.5mS/cm または それ以上

4. キャリブレーション:

出荷時は完全に調整してありますが、再確認及び測定表示値に問題がある場合は 2 種

類の濃度(3.4MS、6.7MS)の KCI 溶液(塩化カリウム溶液)を使って下記の手順で操作す

ることにより自動的にキャリブレーションを行うことができます。

1. 3.4 MS 濃度 KCI 溶液

電源ボタン(ON/OFF)を押してすぐに Bluetooth ボタンを押すと下記の校正開始

画面になります。

CALIBRATION 6-0

1. 3.4MS

2. 6.7MS

Bluetooth ボタンで“1. 3.4MS”を選択し、測定ボタン (TEST)を押します。

サンプル測定カップに 3.4 KCI 溶液を入れ、測定ボタン (TEST)を押します。

これで校正は終了です。

異なる濃度の KCI 溶液で校正した場合は下記のエラーメッセージが表示されま

す。その場合はクリアボタン(CLEAR)を押して前画面(6-0)に戻し、正しい濃度の

KCI 溶液で再校正して下さい。

CALIBRATION 6-1

3.4MS(0.025MOL)

(999) --> (999)

CALIBRATION ERROR

2. 6.7 MS 濃度 KCI 溶液

電源ボタン(ON/OFF)を押してすぐに Bluetooth ボタンを押すと下記の校正開始

画面になります。.

CALIBRATION 6-0

1. 3.4MS

2. 6.7MS

Bluetooth ボタンで“2. 6.7MS”を選択し、測定ボタン (TEST)を押します。

サンプル測定カップに 6.7 KCI 溶液を入れ、測定ボタン (TEST)を押します。

これで校正は終了です。

異なる濃度の KCI 溶液で校正した場合は下記のエラーメッセージが表示されま

す。その場合はクリアボタン(CLEAR)を押して前画面(6-0)に戻し、正しい濃度の

KCI 溶液で再校正して下さい

CALIBRATION 6-1

6.7MS(0.025MOL)

(999) --> (999)

CALIBRATION ERROR

[注意]:

校正液は必ず正確に定量された濃度のものをご使用ください。本製品の自動校

正の際に校正液が不正確な場合はサンプルの値も不正確になりますので、十分

に注意してください。

尚、間違った場合は再度最初から校正を行ってください。

5. 判定基準(閾値):

家畜共済の特殊疾病の診療指針(1986 年)によると下記に記載されている電気伝導度数

値のいずれか一方、もしくは両方を満たしている場合、乳房炎分房の恐れがあります。

伝導度絶対値(mS/cm) 6.2mS 以上 異常乳

分房間差値 0.5mS 以上 乳房炎

実測値及び分房間差値による異常乳の判定基準は以下の通りになります。

絶対値(ms /cm) 分房間差値 評価

6.2>以下 0.5>以下 正常乳

6.2>以下 0.5<以上 乳房炎乳の疑いあり

6.2<以上 0.5<以上 乳房炎の可能性、低成分、

生理的異常乳を伴う

6.2<以上 0.5>以下 乳房炎乳、低成分乳、生理異常乳

正常乳の例

YY/MM/DD HH:MM 2-7

No. 1 ABS/DIF

5.3 5.3 5.2 5.4----ABS (伝導度絶対値 (ms /cm) )

0.1 0.1 0.0 0.2----DIF (分房間差値)

*4 分房の差が 0.5 以下及び絶対値が 6.2 以下のなので正常。

異常乳の例 (example 1)

YY/MM/DD HH:MM 2-7

No. 1 ABS/DIF

5.9 6.1 5.8 6.5 ---- ABS (伝導度絶対値 (ms /cm) )

0.1 0.3 0.0 0.7 ---- DIF (分房間差値)

*右端の絶対値は 6.5 且つ分房間差値は 0.7 を表示のため、乳房炎の疑いあり。

分房間差値の異常数値(0.7)は画面上で点滅します。

異常乳の例 (example 2)

YY/MM/DD HH:MM 2-7

No. 1 ABS/DIF

5.0 5.3 5.9 5.2----ABS (伝導度絶対値 (ms /cm) )

0.0 0.3 0.9 0.2----DIF (分房間差値)

*全ての絶対値が 6.2 以下且つ分房間差値が 0.9 なので乳房炎の疑いあり。

分房間差値の異常数値(0.9)は画面上で点滅します。

低成分乳、生理異常乳の例

YY/MM/DD HH:MM 2-7

No. 1 ABS/DIF

6.5 6.3 6.4 6.3 ----ABS (伝導度絶対値 (ms /cm) )

0.2 0.0 0.1 0.0 ----DIF (分房間差値)

*全ての絶対値が 6.2 異常且つ全ての分房間差値が, but DIF values are under 0.5.

The device blinks all of abnormal quarters.

分房間差値:

*同じ分房の分房間差値が 0.4 を続けて表示する場合、乳房炎の恐れがありますので、獣

医師にご相談下さい。

分房間差値 症状 対応例

0.5~1.0 初期 乳房を入念に清浄し、ディッピングをしてください。

1.0~1.5 中期 機器による搾乳は避け、手搾りで 1日 3回(朝、昼、

夕方)搾ってください。

獣医師にご相談ください。

1.5 以上 後期 獣医師に相談し、指示に従ってください。

[注意]:

検査する場合は出来るだけ 4分房を測定して下さい。分房間差値を知ることにより炎

症の程度の目安を知ることができます。

測定値による判定には全身性疾患、飼料の変化、発情、乳期、抗生物質での治療等

を考慮して判定して下さい。

6. Setting:

1. Real Time Clock (RTC)

電源を入れた後、SET ボタンを押すと 下記の画面が表示されます。

SET 7-0

1. RTC

2. Bluetooth

3. System inf.

Bluetooth ボタンでメニュー選択し、TEST ボタン RTC設定が表示されます。

SET RTC 7-1

YY/MM/DD HH:MM

17/ 01 / 01 00: 00

Bluetooth ボタン: カウントアップ

TEST ボタン: 確定

CLEARボタン: 上位桁/次の入力

2. Bluetooth 名設定

電源を入れた後、SET ボタンを押すと下記の画面が表示されます。

SET 7-0

1. RTC

2. Bluetooth

3. System inf.

Bluetooth ボタンでメニュー選択し、2.Bluetooth を TEST ボタンで選択します。

選択後、下記の画面になります。

Bluetooth Name 7-2

MC123456

Bluetooth ボタン: カウントアップ

TEST ボタン: 確定

3. デバイス情報.

電源を入れた後、SET ボタンを押すと下記の画面が表示されます.

SET 7-0

1. RTC

2. Bluetooth

3. System inf.

Bluetooth ボタンでメニュー選択し、3.System inf を TESTボタンで選択すると

下記の画面になります。

System inf. 7-0

Ver. 1.19

ID: XXXXXXXXXXXX

EXIT: CLEAR

CLEAR ボタン:前画面に戻ります。

7. アラーム/エラー表示

1. バッテリー低下:電池電圧が 1.8V以下になると下記の表示になり、5 秒後に

電源がきれます。

9-1

BATTERY LOW

1.80 V

CHANGE BATTERY

対応: 電池交換

2. システムエラー:下記の画面表示の場合はシステムエラー(メモリー異常)です。

9-2

SYSTEM ERROR

EEPROM

対応: 弊社または販売店に修理依頼してください

3. Bluetooth エラー: 下記の画面は Bluetooth エラー(モジュール異常)です。

9-3

SYSTEM ERROR

Bluetooth

対応: 弊社または販売店に修理依頼してください

4. RTC エラー: 下記の画面は RTCエラー(モジュール異常)です。

9-4

SYSTEM ERROR

RTC

対応: 弊社または販売店に修理依頼してください

8. 保守点検:

1. サンプルカップはご使用後、必ず水道水等きれいな水で洗浄してください。

また、拭取る時は柔らかい布やスポンジ等を使用し、サンプルカップの中にある電

極を傷つけないようにしてください。(サンプルカップ内部には電極と温度センサー

がセットされています)

尚、シンナー、トルエンといった有機溶剤等での洗浄は避けてください。

2. 連続して多数のサンプルを測定する場合は、測定ごとに洗浄しなくても次の測定

値に実用上問題となるような差は生じません。但し、ブツが多く、凝集またはウミ

のような性状の乳を測定した時は必ず中性洗剤等にて洗浄してください。

3. 本体の汚れをとる時は、柔らかい布等に中性洗剤を含ませて拭取ってください。

4. 本製品の気密性は表面及び中性洗剤での洗浄程度では問題ありませんが、水

中に入れての洗浄は避けてください。

5. 固い床面などに落としたりすると本機にヒビが入り浸水等による故障の原因とな

るので、ご注意ください。

6. 乾電池が消耗した場合、警告メッセージが表示され、自動的に電源がきれますの

で、必ず電池交換してください。

7. 故障発生時は購入元または弊社にご連絡してください。

9. ソフトウェアマニュアル:

目次

1. 画面操作

1.1 通信ポート設定

1.2 測定データ読み出し

1.3 日時設定

1.4 測定データ消去

1.5 測定データ保存

2. ミルクチェッカーと Bluetooth の接続

2.1 ミルクチェッカーをペアリング待ちに設定

2.2 PC から接続

2.3 接続の確認と通信ポートの設定

ソフトウェアダウンロード:

http://www.arbrown.com/english/products/milk_test/digital_mastitis_detector/dl4.

html

1. 画面操作

PC ソフトウェアを起動するとメイン画面が表示されます。

この画面から各種操作を行います。

画面項目 説 明

Setting ボタン ミルクチェッカーと Bluetooth 通信する為の通信ポートの設定を行い

ます。

Exit ボタン PC ソフトウェアを終了します。

Received data ボタン ミルクチェッカーから測定データを読み出します。

DATE & TIME ボタン ミルクチェッカーに日時を設定します。

DATA CLEAR ボタン ミルクチェッカーの測定データを全て消去します。

SAVE ボタン ミルクチェッカーから読み出した測定データをファイルに保存します。

測定データ表示領域 ミルクチェッカーから読み出した測定データが表示されます。

測定データ表示領域

1.1 通信ポート設定

Setting ボタンを押すと通信ポートを設定する画面が表示されます。

この画面でミルクチェッカーと通信する為の通信ポートの設定を行います。

画面項目 説明

COM Port ミルクチェッカーと通信する為の通信ポートを選択します。

ミルクチェッカーと接続した時に決定される通信ポートを選択します。

詳しくは「0 接続の確認と通信ポートの設定」を参照して下さい。.

1.2 測定データ読み出し

Received data ボタンを押すとミルクチェッカーの測定データを読み出します。

読み出した測定データは測定データ表示領域に表示されます。

1.3 日時設定

DATE&TIME ボタンを押すと本機に PCの現在日時を設定します。

「はい」を押すと PCの現在日時が設定されます。Date and Time

1.4 測定データ消去

DATA CLEAR ボタンを押すとミルクチェッカーに記録されている測定データを全て

消去します。

「はい」を押すと消去が実行されます。

1.5 測定データ保存

SAVE ボタンを押すと本機から読み出した測定データをファイルに保存します。

ファイルの保存先を指定する画面が表示されますので、保存先のフォルダ・ファイル

名を指定して下さい。

ファイル名は初期値として SAVE ボタンを押した時の日時から作成された名前が設定

されます。

2.2 ミルクチェッカーと Bluetooth の接続

本機と通信を行う為にはBluetooth の接続(ペアリング)を行う必要があります。

この接続はWindows の Bluetooth 機能を使って行います。

2.1 ミルクチェッカーをペアリング待ちに設定(本機の設定)

本機の電源を入れた後、下記画面になります。

YY/MM/DD HH:MM 1-2

Cow No. xxx

YES:TEST INITIAL

Bluetooth

Bluetooth ボタンを押すと PC とのペアリング待ちになります。

2.2 PC から接続

下記の番号の順番従って PC画面をクリックしていきます。

2 クリック

1 クリック

上記 1~3 をすべてクリックしたら、下記画面になり、デバイス名が表示されます。

(その際に本機の電源がONになっていることを確認。MC123456 は初期値)

下記画面の順番に従って PC とのペアリングを進めます。

3 クリック

4 クリック

5 クリック

6 クリック

7 クリック

2.3 接続の確認と通信ポートの設定

1 クリック

2 クリック

ここに接続した時の名前のデバイスが

表示されれば正常にペアリングされてい

ます

3 PC プログラムの

COMポートに設定してください

4 クリック

プロパティ画面と同じ COMポート番号を選択し、OK ボタンを

クリックすれば接続は完了です。

製造元:

オリエンタルインスルメンツ株式会社

〒252-0243 神奈川県相模原市中央区上溝町 1879-1

発売元

エア・ブラウン株式会社 精密化学品部

〒104-0061 東京都中央区銀座 8-13-1 銀座三井ビルディング

TEL: 03-3545-5071 / FAX: 03-3543-8865 / a-r@arbrown.com

www.arbrown.com

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