桐ワークシートクエリ...では[アドイン ]リボンで 桐→表に変換する、excel...

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桐ワークシートクエリ (Excel アドイン) Version 1.02 Copyright © 2003 - 2009 株式会社 管理工学研究所

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桐ワークシートクエリ

(Excel アドイン)

Version 1.02

Copyright© 2003 - 2009 株式会社 管理工学研究所

- 目次 -

はじめに ............................................................. 1 表に変換する ................................................... 1 表を取り込む ................................................... 1

インストール(Excel 2007) ................................. 2 インストール(Excel 2003 / 2002 / 2000) ........... 4 アドインの組み込みと組み込み解除 .................. 6 アンインストール(Excel 2007) .......................... 7 アンインストール(Excel 2003 / 2002 / 2000) .... 8 表に変換する ...................................................... 9 既存の表に対する操作 ................................... 10

表を取り込む .................................................... 12 取り込んだ表を Excel で活用する ................. 13

使ってみましょう ............................................ 14 「名刺管理.xls」を桐で利用する .................. 14 「試験.xls」を表にまとめる ......................... 17

• 本ソフトウエアおよびマニュアルの著作権は、株式会社管理工学研究所にあります。 • Microsoft、Windows、Windows 2000 / XP / Vista、Excel、Office 2000 / XP / 2003 / 2007 は、米国およびその他の国における Microsoft

Corporation の登録商標です。 • その他、本書に記載されている製品名、会社名は、一般に各社の登録商標または商標です。 • 本ソフトウエアおよびマニュアルの一部またはすべてを、無断で複写・複製することを禁じます。 • 本ソフトウエアおよびマニュアルの内容は、予告なく変更することがあります。

桐ワークシートクエリ

はじめに 桐ワークシートクエリは Microsoft® Excel for Windows(以下、Excel)のワークシート データと、桐

の表データとをやりとりするための Excel アドインです。桐ワークシートクエリをインストールすると、

Excel に[桐]メニューが追加されます。このメニューを使用することで、Excel と桐とのあいだでデ

ータをやりとりできるようになります。

桐ワークシートクエリは、Excel のつぎのバージョンで使用できます。

Microsoft® Excel 2007 / Microsoft® Office 2007 Microsoft® Excel 2003 / Microsoft® Office 2003 Microsoft® Excel 2002 / Microsoft® Office XP Microsoft® Excel 2000 / Microsoft® Office 2000

※重要な注意事項 • 桐ワークシートクエリの機能は、Excel のアドインと桐のフォームを連携することで実現していま

す。フォームの拡張子「.wfm」を桐に関連付けしていない場合は、桐ワークシートクエリを使用す

ることはできません。 • 桐ワークシートクエリで快適に扱えるデータ量は 1000 件程度が目安です。大量のデータを扱う

と、かなりの時間待たされますのでご注意ください。 • ワークシートを保護している場合、桐ワークシートクエリは使用できません。Excel 2007 の場合

は[校閲]リボンの[シートの保護の解除]、Excel2003 / 2002 / 2000 の場合は[ツール]メニューの

[保護]→[シート保護の解除]を選び、保護を解除してからお使いください。

表に変換する Excel2007 では[アドイン]リボンで[桐]→[表に変換する]、Excel 2003 / 2002 / 2000 では[桐]メニュ

ーの[表に変換する]を選ぶと、ワークシートのデータを桐の表データに変換します。このメニューを

選ぶと、つぎの表操作を行なうことができます。 桐の表を新規作成または上書きします。 既存の表の全データをワークシートのデータに置き換えます。 既存の表にワークシートのデータを挿入します(読み込み)。 既存の表のデータに併合します。

表を取り込む Excel 2007 では [アドイン]リボンで[桐]→[表を取り込む]、Excel 2003 / 2002 / 2000 の場合は

[桐]メニューの[表を取り込む]を選ぶと、桐の表データをワークシートに挿入できます。 表データを取り込むとき、表の表示条件を反映します。 表に「一覧表印刷条件」が定義されていれば、一覧表印刷条件の書式を使用して、ワークシー

トに挿入することもできます。一覧表印刷条件の書式を使用した場合、ヘッダとフッタの部分は

挿入されません。 あらかじめ取り込む表に対して絞り込み、並べ替え、行集計などを行なっておけば、その状態で

挿入できます。

1

桐ワークシートクエリ

インストール(Excel 2007) 桐ワークシートクエリのインストールは、つぎの手順で行ないます。

1. [スタート]メニューの[プログラム]または[すべてのプログラム]から、[桐 ver9]→

[桐ワークシートクエリー]を選びます。 WWW ブラウザが開きます。

2. 「Excel アドインのインストール」を選びます。 「Utility」フォルダが開きます。

3. 「Utility」フォルダの「kwQuery」をダブルクリックして開きます。

4. 解凍が終了すると、桐が起動して[桐ワークシートクエリ - Install ウィザード]画面が出てきます。

2

桐ワークシートクエリ

--Note---------------------- 7 の場面で[セキュリティの警告]メッセージが表示されない場合は、

マクロの設定を「デジタル署名さ

れたマクロを除き、すべてのマク

ロを無効にする」または「警告を

表示してすべてのマクロを無効に

する」を選んでからインストールし

てください。 ※この設定を行なうには、[Office]ボタンをクリックし、[Excel のオプ

ション]ボタンをクリックした後、[セキュリティセンター]を選択してか

ら、[セキュリティセンターの設定]ボタンをクリックします。

5. [インストール]ボタンをクリックします。

6. [閉じる]ボタンをクリックします。 Excel が起動して、[セキュリティの警告]メッセージが表示されます。

7. [セキュリティの警告]メッセージの右側にある[オプション]ボタンをクリックします。

8. [Microsoft Office セキュリティ オプション]画面で、[この発行者のドキュメントをすべて信頼す

る]を選択して、[OK]ボタンをクリックします。

Microsoft(R) Excel の[アドイン]リボンの中に[桐]メニューが追加されます。

3

桐ワークシートクエリ

インストール(Excel 2003 / 2002 / 2000) 桐ワークシートクエリのインストールは、つぎの手順で行ないます。

1. [スタート]メニューの[プログラム]→[桐 ver9]→[桐ワークシートクエリー]を選びます。

WWW ブラウザが開きます。

2. 「Excel アドインのインストール」を選びます。 「Utility」フォルダが開きます。

3. 「Utility」フォルダの「kwQuery」をダブルクリックして開きます。

4. 桐が起動して、[桐ワークシートクエリ - Install ウィザード]画面が出てきます。

4

桐ワークシートクエリ

--Note---------------------- 7 で[マクロを有効にする]が押せ

ない場合は、Excel の[ツール]メニューの[マクロ]→[セキュリティ]を選び、マクロのセキュリティレベル

を「高」にしてから、インストールし

直してみてください。

5. [インストール]ボタンをクリックします。

6. [閉じる]ボタンをクリックします。

Excel が起動して、[セキュリティの警告]画面が出てきます。

7. [この発行者のマクロを常に信頼する]をチェックした後、[マクロを有効にする]ボタンをクリックし

ます。 Microsoft(R) Excel に[桐]メニューが追加されます。

5

桐ワークシートクエリ

アドインの組み込みと組み込み解除 桐ワークシートクエリは、Excel のアドインです。アドインの組み込みを解除してメモリーを解放した

り、解除したアドインを組み込み直したりできます。桐ワークシートクエリの組み込みを解除するに

は、つぎの手順で操作します。 1. Excel を起動します。 2. Excel 2007 の場合は、[Office]ボタンをクリックし、[Excel のオプション]ボタンをクリックした

後、[アドイン]を選択してから[設定]ボタンをクリックします。 Excel 2003 / 2002 / 2000 の場合は、[ツール]メニューの[アドイン]を選びます。 [アドイン]画面が出てきます。

3. 「桐ワークシートクエリ」を OFF にして、[OK]ボタンをクリックします。 以上の操作で、組み込まれた桐ワークシートクエリが解除され、メニューバーから[桐]メニューが

削除されます。

桐ワークシートクエリを組み込み直す場合は、[アドイン]画面で「桐ワークシートクエリ」を ON にし

て、[OK]ボタンをクリックします。

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桐ワークシートクエリ

アンインストール(Excel 2007) 桐ワークシートクエリをアンインストールするには、つぎの手順で操作します。

1. 桐と Excel を終了します。 2. 「C:¥K3¥KIRIV9¥AddIn」フォルダ内の「Excel」フォルダを削除します。 3. Excel を起動します。

桐ワークシートクエリを組み込んでいる場合は「KwQuery.xla が見つかりません」というメッセー

ジが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

4. [Office]ボタンをクリックし、[Excel のオプション]ボタンをクリックします。 5. [Excel のオプション]画面の[アドイン]を選択した後、[設定]ボタンをクリックします。

[アドイン]画面で[有効なアドイン]リストの「Kwquery」を OFF にします。

つぎのメッセージが出てきます。

6. [はい]ボタンをクリックします。

リストから「Kwquery」が削除されます。 7. [OK]ボタンをクリックし、[アドイン]画面を閉じます。 8. Excel を終了します。 以上の操作で、Excel のアドインリストから桐ワークシートクエリが削除されます。

7

桐ワークシートクエリ

アンインストール(Excel 2003 / 2002 / 2000) 桐ワークシートクエリをアンインストールするには、つぎの手順で操作します。

1. 桐と Excel を終了します。 2. 「C:¥K3¥KIRIV9¥AddIn」フォルダ内の「Excel」フォルダを削除します。 3. Excel を起動します。

桐ワークシートクエリを組み込んでいる場合は「KwQuery.xla が見つかりません」というメッセー

ジが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

4. [ツール]メニューの[アドイン]を選びます。 [アドイン]画面が出てきます。

5. [有効なアドイン]リストの「Kwquery」を OFF にします。 つぎのメッセージが出てきます。

6. [はい]ボタンをクリックします。 リストから「Kwquery」が削除されます。

7. [OK]ボタンをクリックし、[アドイン]画面を閉じます。 8. Excel を終了します。 以上の操作で、Excel のアドインリストから桐ワークシートクエリが削除されます。

8

桐ワークシートクエリ

表に変換する

--Tips-----------------------

2 の操作で変換範囲を変更する

場合は、 をクリックし、マウスや

キーボードでワークシート上で変

換するセル範囲を選択します。

セルの範囲選択を終了したら、

をクリックして [変換範囲の設

定]画面に戻ります。 [アクティブセル領域を選択]ボタ

ンをクリックすると、アクティブセル

のまわりのデータが入っている連

続した矩形領域を自動的に選択

します。

ワークシートのデータを桐の表に変換するには、つぎの手順で操作します。 1. ワークシートの変換するセルの範囲を選択します。

項目名にする行も選択します。変換範囲を選択していない場合、自動的に変換範囲を設定し

ます。 2. Excel の[アドイン]リボンの[桐]→[表に変換する]を選びます。

※Excel 2003/ 2002/ 2000 の場合は[桐]メニューから[表に変換する]を選びます。 [変換範囲の設定]画面が出てきます。

3. 変換範囲が正しいことを確認して、[OK]ボタンをクリックします。 [桐ワークシートクエリ - ワークシートデータのインポート]画面が出てきます。

4. 表名を指定して[OK]ボタンをクリックします。 をクリックすると、表ファイル名を一覧から選択

入力できます。すでに開いている表を選択する場合は、 をクリックします。

9

桐ワークシートクエリ

既存の表に対する操作

4 の操作で既存の表を選んだ場合は、処理メニューから操作を選ぶことができます。

【処理】表に対する操作を選びます。 【ワークシートデータと照合する項目】表のレコードとワークシートのレコードとを照合する際に使用

する項目名を選びます。

--Note---------------------- 「名前をつけて保存する」以外

の処理では、ワークシートの列

名と同名の項目に読み込まれ

ます。同名の項目がない列の

データは読み込まれません。 ワークシートに表と同じ項目名

がひとつしかない場合は、レコ

ードの抽出と削除しかできませ

ん。 ワークシートに表と同じ項目名

がひとつもない場合は、「名前

をつけて保存する」だけしかで

きません。

名前をつけて保存する 表を新規作成します。同名の表がある場合は、表定義も含めて上書きします。桐が開いている

表と、主キーまたは参照整合性が定義されている表では選択できません。

表の全レコードを置き換える 表の全レコードを削除した後、ワークシートのデータを挿入します。 表の定義はそのままにして、レコードをワークシートのデータだけにするときに使用します。

すべてのワークシートデータを表に挿入する ワークシートのデータを表に挿入します(読み込み)。 ワークシートのデータを表に書き出したいが、安全のためにいままであったレコードをそのまま

残しておきたいときに使用します。

表にあるものは置き換え、ないものは挿入する [ワークシートデータと照合する項目]で指定した項目値と照らし合わせ、一致するレコードの値

は置き換え、表に存在しないものは追加します(置換挿入併合)。 たとえば、住所録のワークシートデータを表に登録するとき、[ワークシートデータと照合する項

目]を「顧客 No」にすると、表に登録済みのものは電話番号や住所などのデータを置き換え、表

にないものは追加することができます。

表にある項目の値だけを置き換える [ワークシートデータと照合する項目]で指定した項目値と照らし合わせ、一致するレコードの値

を置き換えます(置換併合)。 たとえば、成績表のワークシートデータを表に登録するとき、[ワークシートデータと照合する項

目]を「学籍番号」にすると、「学籍番号」の一致するレコードの成績だけを置き換えることができ

ます。

表にないデータだけを挿入する [ワークシートデータと照合する項目]で指定した項目値と照らし合わせ、表に存在しないデータ

だけを挿入します(挿入併合)。 たとえば、住所録のワークシートデータを表に登録するとき、[ワークシートデータと照合する項

目]を「顧客 No」にすることで、表にないレコードだけを追加することができます。

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桐ワークシートクエリ

ワークシートと一致するレコードを抽出する [ワークシートデータと照合する項目]で指定した項目値と照らし合わせ、一致するレコードを抽

出します(絞り込み併合)。 たとえば、Excelで受注管理を行なっているとき、[ワークシートデータと照合する項目]を「商品コ

ード」にすると、該当する商品の在庫状況を桐に問い合わせすることができます。

ワークシートにないレコードを抽出する [ワークシートデータと照合する項目]で指定した項目値と照らし合わせ、ワークシートにないレコ

ードを抽出します(絞り込み併合の補集合)。 たとえば、Excel で住所録を整理しているとき、[ワークシートデータと照合する項目]を「顧客

No」にすると、ワークシートにない人の一覧を確認できます。

ワークシートと一致するレコードを削除する [ワークシートデータと照合する項目]で指定した項目値と照らし合わせ、一致するレコードを削

除します(削除併合)。 たとえば、表に登録されたお客様からの問い合わせ内容を Excel に読み込んで回答作業をし

た後、回答済みの問い合わせを表から削除することができます。

【制限事項】 大量のデータを変換すると、かなりの時間待たされます。1000 件を目安にお使いください。 選択したセル範囲の先頭行から 大 30 行を評価して、すべての列に値が入っている 初の行

を項目名行として使用します。すべての列に値が入っている行が1件もない場合は、ワークシー

トの列名を項目名にします。 同名の項目が複数ある場合は、項目名が「<列名>.<項目名>」になります。 項目名に[ ]がある場合は削除されます。たとえば、「[売上]」という項目名がある場合は「売上」に

なります。 項目名行の1行下から 大 30 行を評価して、項目のデータ型を決定します。 Excel で扱える日時は、「1900/1/1」以後です。それ以前のデータは文字列型として処理しま

す。 Excel には時間型が存在しません。時刻表示の値を時間型に変換します。 日時の列に数値や文字列がある場合、または時刻の列に数値や文字列がある場合、その列は

文字列型になります。Excel の時刻を文字列型に変換した場合、Excel 内部で持っている時刻

数値に 24 を掛けた値になります。この数値は、項目のデータ型を時間型に変換すると、正しく

表示されます。 時刻の 列に 日 時が あ る場合 、 その列は 日時 型にな ります 。 変換後 の時 刻 の日付 は

「1899/12/31」です。 存在しない日時を指定した場合、そのデータは文字列型として扱います。たとえばセルに

「2002/1/45」が入力されている場合は、そのデータを文字列型として処理します。 桐ワークシートクエリならびに桐は Unicode に対応していません。ワークシートのデータやワー

クシート名に Unicode がある場合、エラーになります。

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桐ワークシートクエリ

表を取り込む

--Note---------------------- 表を訂正中または行挿入中

のときは、取り込み操作がで

きません。訂正または行挿入

を終了してから操作してくださ

い。 同じ表が複数開かれている場

合は、一番手前に表示されて

いる表の編集状態で取り込み

ます。 外部データベースまたはパラ

メータ変数が定義してある結

合表のデータを取り込む場合

は、1 の操作をする前に、桐

側で開いておいてください。 イベント処理で内部的に使用

している表は、ワークシートに

取り込むことができません。

--Tips-----------------------

あらかじめ桐側で表を操作してお

けば、操作した状態で取り込むこ

とができます。たとえば、表を絞り

込んでおけば、絞り込まれたレコ

ードだけをワークシートに取り込

むことができます。

桐の表データをワークシートに取り込むには、つぎの手順で操作します。 1. ワークシートの挿入位置となるセルをクリックします。 2. [アドイン]リボンの[桐]→[表を取り込む]を選びます。

※Excel 2003/ 2002/ 2000 の場合は[桐]メニューから[表を取り込む]を選びます。 [桐ワークシートクエリ - 表データのエクスポート]画面が出てきます。

3. 取り込む表を指定します。 をクリックすると、表ファイル名を一覧から選択入力できます。す

でに開いている表を選択する場合は、 をクリックします。

4. 必要であれば、つぎの項目を指定します。 【ブック名】Excelから呼び出したときの編集中のワークブック名が表示されます。別のワークブッ

クに保存する場合は、ワークブックのファイル名を指定します。 存在しないブック名を指定した場合は新規作成します。 【ワークシート名】Excel から呼び出したときの編集中のワークシート名が表示されます。ワーク

シートを新規作成する場合は、ワークシートの名前を指定します。 【挿入開始セル】 1 で操作したときのセル位置が表示されます。このセルが表の挿入開始位置

になります。表の挿入位置を変更する場合は、「C12」のように、列名+行番号を指定します。 5. 3 で指定した表に一覧表印刷条件名が定義されている場合は、[出力書式名]で一覧表印刷条

件の書式を使用するか、表の表示条件の書式を使用するかを選びます。 「(なし)」を選ぶと、表の表示条件の書式を使用します。「(なし)」以外を選ぶと、一覧表印刷条

件の書式を使用します。

[OK]ボタンをクリックします。桐の表データがワークシートに挿入されます。

12

桐ワークシートクエリ

【制限事項】 変換するレコード数が多いと、かなりの時間待たされます。変換するレコード数は、1000 件を超

えないようにすることをお勧めします(1000 件を超える場合は、桐側での処理時間を短縮する

ために、テキストだけを書き出すかどうかを確認するメッセージが表示されます)。 Excel では、数字だけの項目を数値として判定してしまいます。また、「2-4-8」などのデータを日

時値として判定してしまいますので注意してください。 通貨記号を設定している項目または指数表示を設定している項目のうち、[小数部表示桁数]を

-1 にしているものは、Excel に対応する書式がないため、小数部が表示されません。[小数部表

示桁数]が 1 以上のものは小数部が反映されます。 時間型の表示条件のうち、日(間)、時間、分(間)、秒(間)は、Excel に対応する書式がないた

め小数点以下の値が表示されません。 数値型、通貨型、整数型、長整数型、実数型のデータを変換する際、未定義値はゼロになりま

す。未定義値として変換させる場合は、ファイル属性の[未定義項目値処理]を「未定義」にして

ください。 Excel で扱える日時値は「1900/1/1」以後です。それ以前のデータは文字列として処理します。

Excel には時間型がありません。マイナスの時間(時刻)を扱うこともできません。 桐側で指定した色は、Excel のカラーパレットの近似値に置き換えられます。 Excel の罫線スタイルにない線は、桐で指定した太さになりません。 項目数の多い表を変換しようとすると、「KU0864:変数表の空き領域が不足しているために…」

というメッセージが表示されることがあります。このメッセージが表示される場合は、桐の環境設

定で[一括]タブの[高度な設定]ボタンをクリックし、変数の領域サイズを増やしてください。

取り込んだ表をExcelで活用する

表を取り込むと、桐ワークシートクエリは取り込んだ領域に対して「【桐】<表ファイル名>」という名前

をつけます(表ファイル名のパスのうち、ドライブ名の<d:¥>は<d¥¥¥>として表示されます)。桐ワー

クシートクエリがつけた領域名は、Excel 2007 の場合は[数式]リボンの[名前の管理]をクリックするこ

とで、Excel 2003 / 2002 / 2000 の場合は[挿入]メニューから[名前]→[定義]をクリックすることで確

認できます。

桐の表データをExcelで操作する場合、たとえば取り込んだ表データからピボットテーブルやグラフ

を作成する場合は、セル範囲の代わりに表の領域名を指定すると便利です。セル範囲の代わりに

領域名を指定すると、表を再取り込みしたときに、ピボットテーブルやグラフを更新するだけで済み

ます。 ピボットテーブルで作業した結果を、桐の表に変換することもできます。

13

桐ワークシートクエリ

使ってみましょう 「C:¥K3¥KIRIV9¥Sample¥実践」の「Excel サンプル」フォルダには、練習用のファイルが納められ

ています。この章では、「Excel サンプル」フォルダ内のファイルを使用して、桐ワークシートクエリの

使い方を練習します。

「名刺管理.xls」を桐で利用する

「名刺管理.xls」には、名刺のデータが保存されています。ここでは、名刺データを桐の表に変換

し、印刷するまでの操作を練習します。 1. Excel を起動します。 2. [Office]ボタンの[開く]を選びます。

※Excel 2003/ 2002/ 2000 の場合は[ファイル]メニューから[開く]を選びます。 [ファイルを開く]画面が出てきます。

3. 「名刺管理.xls」を選択し、[開く]ボタンをクリックします。 「名刺管理.xls」の内容が表示されます。

14

桐ワークシートクエリ

4. 「A1」にカーソルを移送し、[アドイン]リボンの[桐]→[表に変換する]を選びます。 ※Excel 2003/ 2002/ 2000 の場合は[桐]メニューから[表に変換する]を選びます。 [変換範囲の設定]画面が出てきます。「A1:K26」の範囲が選択表示されます。

5. [OK]ボタンをクリックします。 [桐ワークシートクエリ - ワークシートデータのインポート]画面が出てきます。

6. [表名]を「名刺管理.tbl」に変更します。 7. [OK]ボタンをクリックします。

変換結果を確認する画面が出てきます。

8. [OK]ボタンをクリックします。

ワークシートの変換結果が、[桐]ウィンドウ内に表示されます。

15

桐ワークシートクエリ

名刺管理のサンプルを使用する 「Excel サンプル」フォルダには、名刺管理で使用する桐のフォームとレポートのサンプルが用

意されています。これらのサンプルを使用するには、[表示]メニューの[フォームの選択]を選び、

「名刺管理.wfm」を選択します。「名刺管理.wfm」を選択すると、表編集画面がフォーム編集画

面に切り替わります。

[表編集]ボタン

フォーム編集画面から表編集画面に切り替えます。表編集画面からフォーム編集画面に切り替

えるには、[表示]メニューの[フォーム編集]を選びます。

[印刷]ボタン [用紙]リストからレポートの種類を選択し、変換した名刺データを桐で印刷します。

[閉じる]ボタン

変換した表を閉じます。

16

桐ワークシートクエリ

レポートを新規作成する レポートを使用すると、表のデータを自由なレイアウトで印刷することができます。桐では、はが

きや封筒、送り状などのレポートを、画面の指示に従って操作するだけで、簡単に作成できま

す。レポートを作成するには、つぎの手順で操作します。

1. [ファイル]メニューの[新規作成]を選びます。 [新規作成]画面が出てきます。

2. 「レポート」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。 [レポートの新規作成]画面が出てきます。

3. 新規作成するレポートのファイル名を入力し、[作成]ボタンをクリックします。 レポートの種類を選択する画面が出てきます。

4. 以降、[テンプレート]の「郵便(はがき・封筒)」などを選択すると、画面の指示に従うだけで、目

的のレポートを作成できます。 作成したレポートは、[ファイル]メニューの[印刷]→[レポート]を選ぶことで印刷できます。

「試験.xls」を表にまとめる

「Excel サンプル」フォルダには、「試験.tbl」と「試験.xls」が保存されています。ここでは、各先生が

Excel に記入した数学の試験結果を、「試験.tbl」にまとめる手順を説明します。

17

桐ワークシートクエリ

1. 桐を起動します。 2. [ファイル]メニューの[開く]を選びます。

[開く]画面が出てきます。

3. 「試験.tbl」を選択し、[開く]ボタンをクリックします。 「試験.tbl」の内容が表示されます。[数学]の成績が未入力のままです。

4. Excel を起動します。 5. [Office]ボタンの[開く]を選びます。

[ファイルを開く]画面が出てきます。

18

桐ワークシートクエリ

6. 「試験.xls」を選択し、[開く]ボタンをクリックします。 「試験.xls」のワークシートが表示されます。A 組の生徒の成績が入力されています。

7. 「B3」セルにカーソルを移動して、[アドイン]リボンの[桐]→[表に変換する]を選びます。 ※Excel 2003/ 2002/ 2000 の場合は[桐]メニューから[表に変換する]を選びます。 [変換範囲の設定]画面が出てきます。

8. [OK]ボタンをクリックします。 [桐ワークシートクエリ - ワークシートデータのインポート]画面が出てきます。

9. 表名の をクリックし、「試験.tbl」を選択して[OK]ボタンをクリックします。

10. [処理]を「表にある項目の値だけを置き換える」にします。 11. [ワークシートデータと照合する項目]を「学籍番号」にします。

19

桐ワークシートクエリ

12. [OK]ボタンをクリックします。 変換結果を確認する画面が出てきます。

13. [OK]ボタンをクリックします。 「試験.tbl」の[数学]の黄色部分(A 組の生徒)に、試験結果が代入されます。

14. ワークシートの「数学-B組」タブについても、7から13までの操作を行なうことで、「試験.tbl」にま

とめることができます。

20

桐ワークシートクエリ

21

「試験.tbl」の内容をワークシートに取り込む 「試験.tbl」にまとめた試験データを、「試験.xls」に取り込むには、つぎの手順で操作します。

1. Excel のウィンドウをアクティブにします。 2. 「桐表の取り込み」タブをクリックし、カーソルを「B2」セルに移動します。

3. [アドイン]リボンの[桐]→「表を取り込む」を選びます。 ※Excel 2003/ 2002/ 2000 の場合は[桐]メニューから「表を取り込む」を選びます。 [桐ワークシートクエリ - 表データのエクスポート]画面が出てきます。

4. 表名の をクリックし、「試験.tbl」を選択して[OK]ボタンをクリックします。

5. [OK]ボタンをクリックします。 「桐表の取り込み」シートに、「試験.tbl」のデータが読み込まれます。