避難場所、集合場所で、現時のスタッフまたは自分で呼びかけ集合させる

（ア）～（キ）を基本とする。（ク）以後は余裕があったら

（ア） 下肢にむくみがある。両側も！（どちらの脚が太いか？）

（イ） 寝てばかり。（ウ） 座ってばかり。（エ） 足にケガをしている。（オ） 車中泊２回以上。（日数の記載が必要）

報告でのハイリスクは3回以上。（カ） DVT・PEの既往（キ） ワーファリンを飲んでいたが

薬がなくて服薬していない人

（ク） 妊婦、分娩後（ケ） 肥満（コ） 高齢（サ） 悪性疾患がある方

高瀬信弥、佐戸川弘之： 福島県立医科大学高度医療緊急支援チーム付属 『エコノミークラス症候群』対策（DVT）班行動計画書（第３版）より引用

ＤＶＴハイリスク被災者の選定基準

避難所で実践する

下肢静脈超音波検査

エコノミークラス症候群を予防しましょう

このような症状がでたら、医師に相談ください。

(1)急に発症する息苦しさ(2)呼吸回数が増える（毎分20回以上）(3)脈拍数が増える；（毎分100回以上)(4)原因不明の胸痛、咳(5)重症では、血圧低下、ショック、失神

作成： 佐藤 洋 （関西電力病院 臨床検査部 主任）高瀬信弥 （福島県立医科大学 心臓血管外科講座 講師）

高野真澄 （福島県立医科大学 感染制御・臨床検査医学講座助教）

日本心臓病学会･日本超音波医学会･日本心エコー図学会

高瀬信弥、佐戸川弘之： 福島県立医科大学 高度医療緊急支援チーム付属 『エコノミークラス症候群』対策（DVT）班行動計画書（第３版）より引用

Satton’s Gallery

ＤＶＴ発生頻度の最も高い下腿の解剖を知る

Frank H. Netter ：ATLAS OF HUMAN ANATOMY ４th editionを参考に作図

松尾 汎：深部静脈血栓の超音波診断. Jpn J Med Ultrasonics 2007; 34(1): 2734より引用、一部改変

大腿動脈 大腿動脈 大腿動脈

大腿動脈大腿動脈大腿動脈

大腿静脈 血栓閉塞

血栓閉塞

大腿静脈

壁在血栓

血栓・急性期 血栓・慢性期（壁在血栓残存）

正常

DVT評価の基本は圧迫法

1cm

佐藤洋、遠田栄一編；超音波エキスパート6 下肢静脈疾患と超音波検査の進め方 より引用

應儀成二､金岡保：肺塞栓と深部静脈血栓症の超音波診断,Jpn J Med Ultrasonics 2004; 31(5): 337～346 より引用、一部改変

ヒラメ静脈内側枝中央枝外側枝

後脛骨静脈 腓骨静脈 前脛骨静脈

膝窩静脈

総腸骨静脈

外腸骨静脈

総大腿静脈

浅大腿静脈

深部静脈血栓の発生部位と進展形式

佐藤洋：患者への対し方-血管疾患-, 心エコー11（1）：12-23.2010 より引用

弘前大学大学院医学研究科 胸部心臓血管外科学講座 福田幾夫教授作成

弾性ストッキングの正しい使い方についてのお知らせ日本静脈学会 弾性ストッキング・コンダクター養成委員会より 抜粋